井上由美子ってどんな脚本家?

この記事は 2020年5月3日 に更新されました。

脚本家「井上由美子」について興味がありませんか? 過去の代表作やその作風、脚本家としての人柄にいたるまで紹介します。

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その時々の時代にあった作品を作り上げる脚本家「井上由美子」

井上由美子は、テレビドラマの「白い巨塔」や「昼顔」という映画の脚本を手掛けた、有名な女性脚本家です。立命館大学文学部を卒業後、勤めていたテレビ東京を退社した後にデビューしました。脚本家として最初に手掛けた作品は、1991年にフジテレビの金曜ドラマシアターで放送された、「過ぎし日の殺人」です。作風ジャンルは限定されず表現の幅が広くあり、様々なジャンルの作品を作る脚本家です。井上由美子の脚本では、弁護士や、刑事、レーサーなど多様な職種の主人公が登場します。

井上由美子の作品では、魅力のある人間ドラマが展開されるものが多く存在しています。主人公だけではなく、各話に登場するゲストや、その他の登場人物を一人一人丁寧に描写する腕を持っています。井上由美子が手掛ける作品の中で特徴的なのは、時代にあったテーマをとりこんでいるという点でしょう。その時その時の、リアルタイムの世の中の空気を感じ取り、話題になってる事や問題になっている事を取り上げて脚本に反映させていきます。社会の問題をテーマにしながら書いた「白い巨塔」や「14歳の母」などの、数々のヒット作を生み出しました。

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脚本家「井上由美子」とはどんな人物か

井上由美子は、作品ごとに常に新しい事に挑戦する目標を立てていて、常に既存の作品にはない要素を取り込みながら脚本作りをこなす人です。創作意欲の強い脚本家であり、テレビドラマの作品作りだけではなく、様々な事をこなしています。2018年に、河出書房新社から「ハラスメントゲーム」というタイトルの小説を出版し、2017年には映画業界において多くの人の間で話題になった事のある「昼顔」の脚本を手掛けました。しかしフジテレビ放送の金曜ドラマシアターで、脚本家としてデビューを果たした後は、小学生の気持ちに寄りそうような作品である、「むしの居どころ」なども手掛けています。その後も、精力的にこの指とまれなどの様々な脚本作りに努め、デビュー早々に脚本家としての才能を発揮しました。芸術選奨新人賞を受賞した事がきっかけで、井上由美子はテレビ業界や視聴者などに話題の新人として認識され、多くの人から注目される事となりました。

脚本家「井上由美子」の代表作

井上由美子の作品の特徴として目立つのは、社会によりそったドラマを手掛けることと、多様なジャンルと多様な職種の主人公を描くという点ですが、他にもあります。井上由美子の作品は、俳優である木村拓哉の名前が有名になるきっかけ作りに一役買った事でも、多くの人から知られています。木村拓哉は、初出演となった1997年にフジテレビ放送の「ギフト」を始めとして、井上由美子が手掛ける多くの作品に登場することになります。また、1998年フジテレビ放送の「きらきらひかる」という作品は、同じ脚本家である坂本裕二に影響をもたらしたという話題が、本人の口から語られています。面白いテレビドラマに触発されたとして、休業宣言から再起に至るきっかけ作りになった事を発言しています。

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脚本家「井上由美子」が手掛けた有名作品

テレビドラマとしては、NHKで2001年放送された大河ドラマの脚本も任された事があります。また、戦争時代をリアルに描写した作品である「火垂るの墓」にも携わりました。井上由美子は、1990年頃から2010年頃にいたるまで、主に地上波などの一般的なチャンネルで放送されてるドラマの脚本家として有名でしたが、2010年以降はWOWOWなどにも活躍の場を広げています。

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