相棒15 #4「出来心」再放送|風間杜夫の詐欺師と脚本・演出から読む見どころ

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。商品を紹介し、収益を得ることがあります。

2026年10月26日(月)15時50分から、テレビ朝日で「相棒15」第4話「出来心」が再放送されます。初回放送は2016年11月2日で、杉下右京と冠城亘が、風間杜夫さん演じる一筋縄ではいかない詐欺師・平井貞男と向き合う一話です。

この回の面白さは、単純な「刑事対悪人」では終わらないところにあります。人をだます側の平井が、とっさの行動でひったくりを止めてしまい、その行為が“消えたヒーロー”として広がっていく。善意と犯罪、評判と実像がねじれた状態から物語が始まります。

ここでは再放送の日時と出演者を確認しながら、公式あらすじをもとに、山本むつみさんの脚本と藤岡浩二郎さんの演出から見た「出来心」の見どころを整理します。

相棒15 #4「出来心」の再放送日時と出演者

項目内容
再放送日時2026年10月26日(月)15:50〜16:48
放送局テレビ朝日
エピソードseason15 第4話「出来心」
初回放送2016年11月2日(水)21:00〜21:54
杉下右京水谷豊
冠城亘反町隆史
青木年男浅利陽介
伊丹憲一川原和久
ゲスト・平井貞男風間杜夫
脚本山本むつみ
監督藤岡浩二郎

テレビ朝日の現行番組表では、10月26日(月)15時50分から16時48分まで「相棒15 #4」の放送が案内されています。Gガイドの番組情報でも同じ時間帯と「出来心」の内容が確認できます。

season15の公式キャストページでは、杉下右京は特命係の警部、冠城亘は特命係の巡査として紹介されています。season15は、元法務省キャリアだった亘が警視庁の特命係に加わり、右京と正式な相棒として行動している時期です。

第4話「出来心」はどんな話?

物語の入口にいるのは、詐欺師の平井貞男です。公式あらすじによると、平井は地域住民の悩み相談に乗る団体を装い、美人局で金を取っていました。ところが、金を下ろさせるために相手とコンビニのATMへ向かう途中、女性がひったくりに遭う場面に出くわします。

平井は最初から正義感で動くわけではありません。いったんは警察の仕事だとして離れようとするものの、女性の悲鳴に反応し、体を張ってひったくり犯から荷物を取り返します。犯罪を生業にする人物が、考えるより先に人を助けてしまう。この矛盾が「出来心」という題名を考えるうえでも大切な入口です。

現場には右京も居合わせており、青木年男は一部始終を撮影します。平井は名乗らずその場を去りますが、青木が動画を公開したことで、“消えたヒーロー”として注目されることになります。

一方で、都内では若い女性の絞殺死体が見つかり、捜査一課は過去の類似事件との関連から連続殺人の可能性を視野に入れます。ひったくりを止めた男を探す右京と亘の動きと、伊丹たちが追う殺人事件が並行して進み、やがて平井が関わる「青空らくだの会」へと接近していきます。

ここで重要なのは、右京が平井に対して最初から「善人」「悪人」と単純に決めつけないことです。詐欺師であることと、人を助けた行動は同時に存在します。右京はその違和感を放置せず、平井という人物そのものを観察しながら真相へ近づいていきます。

風間杜夫演じる平井と右京・亘の心理戦が見どころ

テレビ朝日の当時のスタッフブログでは、第4話の見どころとして、風間杜夫さん演じる詐欺師・平井と特命係の対峙、そして双方のだまし合いが強調されていました。平井はただ逃げ回るだけの人物ではなく、相手の職業や考え方を読みながら会話を進める曲者として置かれています。

右京も、平井と接触した時点では警察関係者であることを伏せています。つまり、この場面は一方が一方を取り調べる構図ではありません。互いに相手の正体や意図を探りながら言葉を交わすため、会話そのものが捜査になっています。

亘がいることで、この駆け引きはさらに見やすくなります。右京は細かな違和感を拾って相手を観察する人物ですが、亘は右京とは違う距離感で人に入り込みます。二人の特命係と、口のうまい平井が向かい合うことで、誰が主導権を持っているのかが場面ごとに揺れます。

風間杜夫さんの平井は、詐欺師という設定だけなら警戒すべき人物です。しかし、ひったくりを止めた行動が先に提示されているため、視聴者は「この人は本当に悪人なのか」と考えながら見ることになります。この順番が、平井を単なるゲスト犯人候補ではなく、最後まで目で追いたくなる人物にしています。

脚本・演出のスタッフ

第4話「出来心」の脚本は山本むつみさん、監督は藤岡浩二郎さんです。テレビ朝日のseason15公式ページと、テレビ朝日の公式通販Roppingにあるseason15 BD-BOXの商品情報の双方で確認できます。

同じseason15では、話ごとに異なる脚本家・監督が参加しています。第4話は山本むつみさんの脚本に藤岡浩二郎さんの監督という組み合わせで、ゲストの平井を中心にした人間ドラマと事件捜査が並行します。

この回は、派手な事件そのものだけを追うのではなく、「詐欺師が善い行動をしたら、その人をどう見るのか」という人物への問いが強く出ています。そのため、事件情報を説明する場面だけでなく、平井と右京たちがどう言葉を交わすかが重要になります。

また、青木が撮った動画がネット上で“消えたヒーロー”という評判を生む設定も、平井本人の実像とは別の「世間から見える人物像」を作っています。本人が何者なのか、世間は何者だと思っているのか、右京は何を見抜いているのか。この三つの見え方のずれが物語を動かします。

脚本づくりの視点:善悪を一色にしない人物配置

「出来心」から脚本づくりのヒントとして拾いやすいのは、登場人物を一つの属性だけで説明しないことです。平井は詐欺師ですが、物語の冒頭で人助けをします。この二つは矛盾しているようで、人物を立体的に見せる材料として同時に機能しています。

もし平井が最初から善良な人として描かれていれば、ひったくりを止めても驚きは小さくなります。反対に、最初から徹底した悪人としてだけ描けば、その後の会話も「右京が悪事を暴く」という一直線の構図になりやすいでしょう。

ところが本作では、視聴者が「この人をどう判断すればいいのか」と迷う余地があります。人物に相反する行動を与えることで、その人の本質を知りたいという興味が生まれていると考えられます。

冒頭の行動が人物への疑問を作る

平井がひったくりを止める場面は、事件のきっかけであるだけでなく、人物紹介の役目も果たしています。説明台詞で「根は悪い人ではない」と言うのではなく、まず行動を見せる。その直後に平井が詐欺師だと分かるため、視聴者の中に疑問が残ります。

脚本では、人物の性格を誰かに説明させるより、選択や行動で見せた方が印象に残ることがあります。「出来心」は、平井が何を言うかだけでなく、思わず何をしてしまったかを最初に置くことで、人物への関心を生んでいると考えられます。

二つの事件を並行させて緊張を保つ

もう一つ注目したいのは、消えたヒーロー探しと連続絞殺事件が同時に進む構成です。前者にはどこか人間味やユーモアがあり、後者には明確な危険があります。性質の違う二本の流れを並べることで、物語の温度が一つに固定されません。

右京と亘が平井へ近づくほど、「青空らくだの会」と事件の接点が気になってきます。別々に見えた情報がどこでつながるのかを待たせる構成は、視聴者に先を考えさせる力になります。

“評判”と“本人”をずらす設定

青木が撮影した動画によって、平井は世間から“ヒーロー”として見られます。しかし本人には、表に出したくない詐欺師としての顔があります。このずれがあるため、右京たちが平井を見つけること自体が、平井にとって歓迎できる出来事ではありません。

物語上の人物に「本人が望まない肩書き」を与えると、それだけで行動の理由が増えます。平井は世間の称賛を受ければ受けるほど困る立場です。善い行動の結果が本人を追い詰めるという反転が、設定をドラマに変えていると考えられます。

「出来心」を見るときに注目したい三つの点

一つ目は、右京が平井のどこに違和感を持つかです。右京は表面的な美談だけで納得せず、消えた男を探します。その観察の積み重ねを追うと、捜査の流れが見えやすくなります。

二つ目は、平井の言葉と行動が一致しているかです。人をだます技術を持つ人物だからこそ、言葉だけを信じることはできません。一方で、ひったくりを止めた行動は実際に起きています。何を語り、何を実際にするのかを分けて見ると、人物造形の面白さが際立ちます。

三つ目は、青木の動画が物語にもたらす効果です。動画そのものは事件の証拠というだけでなく、平井に“消えたヒーロー”という社会的なイメージを与えます。情報が拡散されたことで、平井の思惑とは別に物語が進み始める点にも注目です。

相棒 season15はどこで見られる?

2026年10月時点で、TELASAの「相棒シリーズ」案内にはseason15を含む過去全シーズンを配信中と掲載されています。再放送の時間に見られない場合や、第4話の前後も続けて見たい場合は、公式の配信状況を確認する方法があります。

テレビ朝日の案内では、TVerでも「相棒」の過去シーズンを配信しているとされています。ただし、配信対象のエピソードは時期によって入れ替わる可能性があります。10月26日の地上波再放送が、そのまま当該話の個別見逃し配信になるかは今回確認した公式情報では確定できませんでした。

参考にした情報

よくある質問

相棒15 第4話「出来心」の再放送はいつですか?

2026年10月26日(月)15時50分から16時48分まで、テレビ朝日で再放送されます。

「出来心」のゲストは誰ですか?

風間杜夫さんです。人助けをしたことで“消えたヒーロー”として注目される一方、実は詐欺をしている平井貞男を演じます。

相棒15 第4話の脚本と監督は誰ですか?

脚本は山本むつみさん、監督は藤岡浩二郎さんです。テレビ朝日のseason15公式ページで確認できます。

相棒 season15は配信で見られますか?

TELASAの公式案内では、season15を含む「相棒」の過去全シーズンを配信中です。TVerでも過去シーズンの配信がありますが、対象エピソードは時期ごとに公式ページで確認するのが確実です。

まとめ

2026年10月26日に再放送される「相棒15」第4話「出来心」は、風間杜夫さん演じる詐欺師・平井が、思いがけず人助けをしたことから始まる一話です。そこへ若い女性を狙った連続絞殺事件が重なり、右京と亘は平井の正体と事件の接点を追っていきます。

脚本づくりの視点では、「詐欺師なのに人を助ける」という相反する行動を最初に置き、人物への疑問を生む作りが印象的です。さらに、“消えたヒーロー”という世間の評判と本人の実像をずらすことで、会話と心理戦に自然な緊張が生まれています。

再放送を見るときは、事件の謎だけでなく、右京が平井の言葉と行動をどう見分けていくのかにも注目すると、「出来心」の人物ドラマをより深く楽しめます。

コメント