10月27日(火)19時から、BS12トゥエルビで映画「トラック野郎 望郷一番星」が放送されます。菅原文太さん演じる星桃次郎と、愛川欽也さん演じる松下金造ことジョナサンが全国を走る人気シリーズの第3作です。
今回の舞台は北海道。桃次郎の恋、ジョナサンの家族の事情、ライバルのトラック野郎との衝突が、広い土地を走るロードムービーの中で交差します。鈴木則文監督の演出と、野上龍雄さん・澤井信一郎さんの脚本が、笑い、恋、人情、アクションをどう一つの映画にまとめているのかを中心に見どころを整理します。
トラック野郎 望郷一番星の放送日時と作品データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月27日(火)19:00〜20:55 |
| 放送局 | BS12トゥエルビ |
| 公開年 | 1976年 |
| シリーズ | 第3作 |
| 主演 | 菅原文太、愛川欽也 |
| 監督 | 鈴木則文 |
| 脚本 | 野上龍雄、澤井信一郎 |
| 主な舞台 | 北海道 |
Gガイドの放送局公式情報では、10月27日19時から20時55分までBS12トゥエルビで放送されます。BS12は10月13日から12月15日まで、毎週火曜19時に「トラック野郎」全10作を一挙放送する編成を発表しており、「望郷一番星」は3週目にあたります。
東映チャンネル公式では本作を1976年製作のシリーズ第3作として紹介しています。東映ビデオ公式も「シリーズ第3弾」と明記し、雄大な北海道を背景に笑いと涙の男のロマンが展開する作品と案内しています。
望郷一番星のあらすじと今回の見どころ
星桃次郎とジョナサンこと松下金造は、北海道へ向かうカーフェリーに乗っています。トラック野郎にとって船上は休める時間のはずですが、ジョナサンはラウンジでアルバイトをしています。妻の君江から新居の購入を望まれ、家族のために少しでも稼ごうとしているからです。
一方の桃次郎は船内で三上亜希子と出会い、ひと目惚れします。東映チャンネル公式では、亜希子を美しい牧場経営者として紹介しており、桃次郎は牧場で重病の小馬を助けたことから彼女の信頼を得ていきます。
ところが亜希子には婚約者がいます。惚れたら一直線の桃次郎にとって、恋はいつも簡単には進みません。本作では北海道の雄大な景色を使いながら、恋愛の期待と失恋の予感を大きく見せる構成になっています。
さらに、土田早苗さん演じる浜村涼子や、梅宮辰夫さん演じる荒々しいトラック野郎も物語に加わります。桃次郎の恋だけでなく、走り屋同士の意地や騒動が重なることで、しんみりした恋愛映画に寄り過ぎず、シリーズらしい勢いを保っています。
出演者とキャラクターの役割
星桃次郎を演じるのは菅原文太さんです。一番星号を走らせる独身の長距離トラック運転手で、威勢がよく喧嘩も辞さない一方、惚れた女性や困っている人のためには一直線に動く人物としてシリーズを引っ張ります。
松下金造を演じるのは愛川欽也さんです。通称は「やもめのジョナサン」ですが、実際には妻の君江と子どもたちを持つ家庭人です。今作では新居を望む家族のために船上でも働くという事情があり、桃次郎とは別の生活感を物語へ持ち込みます。
マドンナの三上亜希子を演じるのは島田陽子さんです。東映ビデオ公式では本作のマドンナとして紹介されています。桃次郎が憧れる相手であると同時に、北海道の牧場という今作の土地柄を物語へ結びつける人物でもあります。
また、東映チャンネルと東映ビデオは梅宮辰夫さん、春川ますみさん、土田早苗さん、小倉一郎さん、都はるみさんらの出演を掲載しています。東映ビデオ公式では名馬ハイセイコーの特別出演も案内しており、当時のスター性や話題性を作品の中へ取り込んでいる点も特徴です。
脚本・演出のスタッフ
| 役割 | 担当 |
|---|---|
| 監督 | 鈴木則文 |
| 脚本 | 野上龍雄、澤井信一郎 |
| 撮影 | 飯村雅彦 |
監督はシリーズを代表する鈴木則文さんです。東映チャンネル公式と東映ビデオ公式の双方で監督として確認できます。笑い、喧嘩、恋、人情を一つの作品の中で次々と切り替えながら進めるシリーズの調子を、この第3作でも担っています。
脚本は野上龍雄さんと澤井信一郎さん。映画.comの作品情報では、澤井さんが助監督も担当したと記録されています。脚本と現場の両方に関わるスタッフがいることで、台本上の流れと撮影時の見せ方が密接につながった作品だったことがうかがえます。
本作は原作ものではなく、シリーズの人物関係を引き継ぎながら、その土地で起きる新しい恋と騒動を組み立てるタイプの映画です。第3作だからこそ、桃次郎とジョナサンの性格を一から説明し過ぎず、二人らしい行動から観客に関係を伝えられる強みがあります。
脚本づくりの視点:二人の主人公に別の目的を持たせる
本作で参考になるのは、桃次郎とジョナサンが同じ北海道へ向かいながら、それぞれ別の目的と悩みを持っていることです。桃次郎は亜希子への恋に突き進み、ジョナサンは家族のために働いて新居の資金を得ようとします。
二人が常に同じことをしているだけでは、相棒ものの会話は単調になりがちです。しかし目的を分けることで、一方が恋に浮かれているときに、もう一方は現実的な生活の苦労を抱えるという対比が生まれます。シリーズの明るさを保ちながら、人物に違う温度を持たせる構成だと考えられます。
恋愛と騒動を交互に置く
桃次郎が亜希子を思う場面だけが続けば、映画のテンポは恋愛中心になります。本作ではそこへ別の女性運転手、荒くれ者のトラック野郎、家族の問題などを入れ、恋愛の流れをいったん中断して別の騒動へ振る構成が使われています。
この切り替えによって、笑いから恋、恋から喧嘩、喧嘩から人情へと感情の種類が変わります。観客が同じ気分に長く留まらないよう、場面ごとに目的を変えていると考えられます。
北海道を背景ではなく出来事に使う
東映ビデオ公式が「雄大な北海道の大自然」を前面に出しているように、本作では土地そのものが見どころです。カーフェリーで北海道へ渡る導入、牧場での出会い、小馬をめぐる出来事など、場所が変われば起きる事件も変わります。
ロードムービーでは、旅先を単なる背景にすると物語がどこでも成立してしまいます。「望郷一番星」は、北海道だからこそ牧場、馬、長距離移動が自然に物語へ入り、土地と事件が結びつく形になっています。
シリーズ第3作として見る面白さ
BS12の全10作放送では、10月13日に第1作「御意見無用」、10月20日に第2作「爆走一番星」、そして10月27日に第3作「望郷一番星」が続きます。毎週火曜に順番に見ることで、桃次郎とジョナサンの変わらない関係と、各作品ごとに変わる土地やマドンナを比較できます。
シリーズものでは「いつもの安心感」と「今回だけの新鮮さ」の両方が必要です。本作では一番星号とジョナサン号、桃次郎の一目惚れ、相棒との掛け合いという定番を残しながら、北海道の大自然、島田陽子さん演じる亜希子、名馬ハイセイコーといった第3作固有の要素を加えています。
脚本を書く立場から見ると、シリーズの型を壊さずに舞台と人物を入れ替える方法の参考になります。観客が期待する約束を守りながら、新しい土地でしか起こらない事件を置くことが、続編を単なる繰り返しにしない工夫だと考えられます。
1976年公開作としての位置づけ
東映ビデオ公式では、本作を1976年8月公開のシリーズ第3弾としています。第1作、第2作で定着した桃次郎とジョナサンのコンビをそのままに、舞台を北海道へ広げ、島田陽子さんをマドンナに迎え、名馬ハイセイコーも特別出演させています。
つまり「望郷一番星」は、シリーズの基本形が観客に知られ始めた段階で、土地のスケールとゲストの話題性を大きくした一本です。続編で同じ主人公を使いながら、毎回の舞台と出会いを変えていくシリーズ設計が、すでに第3作ではっきりしています。
見逃し配信と今後の放送
BS12が配信した一挙放送の告知では、シリーズ全10作を10月13日から12月15日まで火曜19時に放送し、TVerで見逃し配信も行うと案内しています。ぴあ映画の番組情報では、「望郷一番星」以降は各作品の放送終了後に1週間配信される予定とされています。
「望郷一番星」の次は、11月3日に第4作「トラック野郎 天下御免」、11月10日に「度胸一番星」、11月17日に「男一匹桃次郎」が続きます。BS12でシリーズを追う場合は、毎週火曜19時という同じ時間帯で順番に見られる編成です。
参考にした情報
- 東映チャンネル公式「トラック野郎 望郷一番星」
- 東映ビデオ公式オンラインショップ「トラック野郎 望郷一番星」
- Gガイド番組表「トラック野郎 望郷一番星」10月27日放送
- BS12トゥエルビ配信プレスリリース「トラック野郎」全10作一挙放送
- BS-TBS過去放送公式「トラック野郎 望郷一番星」
よくある質問
「トラック野郎 望郷一番星」はいつ放送されますか?
2026年10月27日(火)19時から20時55分まで、BS12トゥエルビで放送予定です。
「トラック野郎 望郷一番星」はシリーズ何作目ですか?
1976年公開のシリーズ第3作です。BS12では全10作一挙放送の3本目として放送されます。
脚本と監督は誰ですか?
脚本は野上龍雄さんと澤井信一郎さん、監督は鈴木則文さんです。
主な出演者は誰ですか?
星桃次郎役の菅原文太さん、松下金造役の愛川欽也さん、三上亜希子役の島田陽子さんのほか、梅宮辰夫さん、春川ますみさん、土田早苗さん、小倉一郎さん、都はるみさんらが出演します。
まとめ
10月27日19時からBS12トゥエルビで放送される「トラック野郎 望郷一番星」は、シリーズ第3作として北海道を舞台に、桃次郎の恋とジョナサンの家族の事情、トラック野郎同士の騒動を重ねた作品です。
脚本の視点では、相棒二人に別々の目的を持たせること、恋愛と騒動を交互に配置すること、旅先の北海道を事件そのものに結びつけることがポイントです。シリーズの定番を残しつつ、第3作だけの土地と人物を足して新鮮さを作る方法にも注目すると、昭和の娯楽映画としての勢いだけでなく、続編脚本の組み立て方も見えてきます。

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