脚本家になるには?未経験者が知っておきたい10の心構え

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脚本に関するコラム

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「脚本家になりたいけれど、何から始めればいいのかわからない」
「才能がないと無理?途中で挫折する人が多いって本当?」

脚本家になるには、シナリオスクールに通う、映像業界で働く、独学で書き続けるなど、いくつもの道があります。
しかし実際には、多くの人が“書く前”や“書き始めてすぐ”に辞めてしまいます。

その原因は、技術以前に「心構え」ができていないことがほとんどです。

この記事では、未経験から脚本家を目指す人が、途中で折れずに続けるために知っておきたい
10の心構えをわかりやすく紹介します。

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日常の出来事をネタにできるかが脚本家の分かれ道

プロの脚本家は、アンテナを常に張っています。流行を敏感に察知するので、ネタの引き出しが豊富です。

対するアマチュアはせいぜい1つか2つ得意分野があるだけ。「得意なジャンルがない!」と嘆く見習い脚本家も多い。

自分の半径1メートル以内、手の届く範囲のネタだけでは、プロの脚本家になることは難しいでしょう。

脚本家になるには、アンテナを高く張る必要があります。コツは執筆に必要な情報のみ取材することです。

これはアウトプットありきでネタを物色すると無駄なくインプットできます。この癖を身につけるには、テーマありきの文章を書くことが有効です。

ブログやアウトソーシングのライターとして活動すると自然と身につきます。

想像だけで書かない|取材不足はすぐにバレる

新たな発見がある脚本は歓迎されます。多くの人が知らない事実は、それだけで興味をひきつけるからです。

逆に浅い知識を得意げに語る脚本は、読んでいる方が恥ずかしくなります。

脚本のネタが見つかったら深く取材してください。

特に業界ネタ。プロが読むと思えば中途半端な脚本はかけないはずです。「あー、あるある」と手を打たせたら上出来でしょう。

脚本家になるには、徹底的に取材をする根気が必要です。

ただし、その筋の専門家以上の知識を得ることは不可能とわきまえてください。切り口を工夫するのです。

医師が主人公のドラマだからといって国家資格を取る必要はありません。

例えば、バックボーンに注目します。趣味や家族構成、医学の勉強は何歳までするのか、同業者との格差やコンプレックスはあるかなど。

深く調べるにはインターネットだけでは足りません。書籍をあさり、人と会うことが必要です。

うまく書けなくても締め切りは守る覚悟を持つ

脚本家は、脚本を完成させなければなりません。何を当然のことを、と思うかもしれませんが、なかなか脚本が完成しないアマチュアの脚本家は多いです。

プロの脚本家は定期的に脚本を書き上げます。コンスタントに作品を生み出すという実績は、脚本家としての価値を高めるでしょう。

ポイントは締め切りの有無です

アマチュアの締切とはコンクールの締切日くらいでしょうか。「今回は間に合わなくても、次の機会に応募すればいいか」と甘えがありませんか?

脚本家になるには、締め切りを厳守しなければなりません。

アマチュアでも逆算してスケジュールを組むことをおすすめします。取材、執筆、リライトなどのタスクで区切ったり、1日5ページ書くという風に作業量で区切ったりしてもOKです。

このように自分を律せられる人は脚本家に向いています

自信がなくても書き続けるための「ちょうどいい勘違い」

自信満々な人は脚本家に向いています。

自分が考えたアイデアや台詞にうぬぼれるのも才能の一つ。自信を持って書いた脚本は、荒削りでも不思議な魅力を帯びるものです。

逆に「面白くないかもしれないけど」と前置きするような脚本は、本当に面白くありません。

脚本家になるには自信を持つことが必要です。そして初心者心者が自信を持つには書くしかありません。

とにかく書いて書いて書きまくるのです。脚本に限らず、毎日なにか文章を書いていれば「自分はこれだけ頑張った」と自信につながります。

日記でもTwitterでも息をするように文章を書いてください。継続は力です

才能より習慣|書ける人はルーティンを持っている

毎日24時間、脚本を書ける環境が理想的です。

しかし脚本家といえども人間である以上、食事や睡眠は必須。また脚本家を目指す人のなかには本業が忙しいこともあるでしょう。

脚本を書く時間とそれ以外の時間のバランスが不規則だと、執筆に集中できなくなり、書くスピードの低下や脚本の質の悪化などを引き起こします。つまり非効率なのです。

脚本家になるには、執筆ルーティンを組むことがおすすめ。

早朝2時間、週5日は必ず書くなど、自分なりのルールを決めてください。このとき、休息タイムや運動も取り入れて、無理せず継続可能なルーティンを組むことがおすすめです。

脚本家は体調を崩して一文字も書けないと仕事になりません。そのため生活リズムを整えることも大切です。

一発で完成させようとしない|リライトが脚本を育てる

自分の脚本を読んだ相手が「おもしろい」と言ってくれたら最高ですよね?

ところが初心者の脚本家の多くはこのような体験をしていません。なぜなら、完成した脚本を他者に読ませないから。

誰にも読ませずコンクールに直行すると、おもしろいのか、つまらないのか判断がつきません

読者の意見を聞くことは大切です。完成した脚本は、友人や家族に送って感想を聞いてください。

ポイントは自分の主張が正しく伝わっているかどうか。それを参考にして道筋を整えて書き直します。これがリライト作業です。

脚本はリライトするほど読者との溝が埋まり質が向上します。

注意すべきは相手の意見に振り回されないこと。あくまでもリライトのために他者の意見を聞くのです。

失敗や黒歴史ほど脚本のリアリティになる

プロの脚本家は、フィクションに命を吹き込みます。一方、アマチュア脚本家は、台詞や行動が白々しくなりがちです。

この差はリアリティの有無によります。

りんごのデッサンを例にすると、線画だと薄っぺらいですが、陰影を描けば立体的でリアルに見えます。脚本の登場人物も陰影を意識して書くことでリアリティが生まれるのです。

人物の陰影とはなにか? 人として不完全な部分、失敗談、弱点、恥ずかしい部分などを指します。

必ずしもおおげさなダークサイドである必要はありません。誰もが体験し得る身近なテーマで十分です。

財布をなくした喪失感を核にして、愛する人を失う悲しみにまでスケールアップさせてもよいでしょう。その時の感情を忘れずにメモしてください。

脚本家になるには、率先して失敗に飛び込みましょう。実際、他人の失敗談はおもしろいです。

やる気に頼らない|書かざるを得ない環境を作る

プロの脚本家は物語の世界に没頭するもの。結果、血の通った熱い脚本が生まれます。

ところがアマチュアの脚本は冷めていることが多い。脚本としての体裁は整っていても、ほとばしる熱が感じられなければ魅力は伝わりません。これは集中できていない証拠です。

実は、執筆に集中する状態を自然発生させることは至難の業。脚本家になるには、集中できる環境を自分で作らなければなりません。

筆記具やデスク周りを快適にしたり、静かな環境を作ったりすることは基本です。執筆に集中するために、他人の脚本や映画、漫画などを遠ざける人もいるでしょう。

また、脚本を書いている最中に他のアイデアを思いついたとしても深追いは禁物。素晴らしいアイデアであるほど脱線して集中力が削がれます。

アイデアはメモして後で生かしましょう。

スランプは普通|書けない時の正しい過ごし方

脚本家になるには幾多の試練が訪れます。そのひとつがスランプ。何を書けばよいかわからず脚本が書けなくなる状態です。

たった一度のスランプにより脚本家になることを諦めた人も少なくありません。

現代人が書く脚本は、自然と時代を映す鏡となります。時代の流行を追うこともあるでしょう。しかし、興味がわかない題材では、筆も進みません。

脚本家になるには、流行を抑えつつ自分事として興味を持つ必要があります。そのためにも、物事を正面からだけでなく、後ろや下から見る独自の視点が必要です。

脚本家の三谷幸喜や宮藤官九郎などは、流行に沿ったテーマを扱ったとしても全て自分色に染めてしまいます。これは、独自の視点を確立しているからでしょう。

興味とは、脚本家としてのオリジナリティの核です。それさえつかめば、どんな題材でも思いのままに料理できるはずだし、スランプにもなりません。

あくまでも書きたいものを書くというスタンスを貫くことが脚本家になるためには大切です。

「なぜ泣いたのか」を言語化できると脚本は強くなる

脚本家になるには、映画や小説、漫画などを日頃からよく読み、感性を磨く必要があります。

しかし、影響を受け過ぎて脚本の作風が定まらなくなってしまうと本末転倒です。

実は、そういう人には特徴があります。作品に対して面白かった、つまらなかったという、漠然とした感想しか持たないのです。

脚本家になるには、感動の原因を論理的に分析する必要があります。

「なぜ感動したか」その秘密を解き明かすことができれば、エッセンスを自分の脚本に取り入れることができるからです。

例えば『ロミオとジュリエット』はシェークスピアの古典ですが、魅力のひとつは「障害によって燃え上がる愛」です。以降の作品では、その対立構造を抜き出してオマージュした作品が山と作られました。

見すぎて損になることはありません。現代では動画の定額見放題サービスによって、いつでもどこでも過去の名作を分析、研究できます。脚本家見習いの方は、寝る間も惜しんで視聴しましょう。

まとめ|脚本家になるには「続けられる心構え」がすべて

脚本家になる方法はさまざま。しかし脚本家になるには、脚本を書き続けるしかありません。悩むこともあるでしょう。そんなときには、ぜひ記事で取り上げた脚本家になるための心構えを思い出してください。脚本家になりたい人の役に立てれば幸いです。

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