目次
🏁 はじめに:脚本は独学で書けます
脚本は独学でも十分に習得できます。
ただし、間違った順番で学ぶと多くの人が途中で挫折します。
このロードマップでは、初心者が 0 → 短編完成 → 長編挑戦 まで
進むために必要なステップを、最短ルートでまとめました。
🗺 脚本独学ロードマップ(全体像)
- ストーリーの基礎を知る(用語・三幕構成)
- 映画を“構造で観る”習慣をつける
- 短編(5〜10分)を1本書いて完成させる
- 脚本理論を深め、長編の設計図(プロット)を作る
- 長編脚本に挑戦し、推敲する
- ツール・教材で効率化する
これはハリウッド式でも日本のシナリオ作家講座でも共通する「王道」です。
① ストーリーの基礎を知る(最初の1週間)
脚本の第一歩は、
「物語には型(パターン)がある」 と理解すること。
複雑に見える映画も、基礎はシンプルです。
📘 最初に読むべき1冊
- 『SAVE THE CATの法則 SAVE THE CATの法則』
→ 三幕構成がもっとも分かりやすく学べる
→ 世界的に使われている“脚本の教科書”
📗 次に読む本
- 『ストーリー』
→ 内容は濃いが、基礎を理解したあと読むと一気に世界が広がる
🔧 理解しておくべき最低限の用語
- 三幕構成
- ビート
- キャラクターアーク
- 欲望(WANT)と必要(NEED)
- テーマ
- 伏線と回収
まずはここだけでOK。
② 映画を“構造で観る”習慣をつける(〜2週間)
脚本を学ぶ最短ルートは
「映画を構造として観る」 ことです。
🎞 観るときにメモするポイント
- 10分後:何が始まった?
- 30分後:事件は起きた?
- 60分後:主人公はどんな決断をした?
- ラスト:何が変わった?
「何が起きたか」ではなく
「物語がどう動いたか」 を見る癖がつくと、脚本の理解が一気に深まります。
🎬 分析しやすい映画
- 君の名は
- すずめの戸締まり
- 天気の子
- ターミナル
- バック・トゥ・ザ・フューチャー
構造が非常に分かりやすく、初心者に最適です。
③ 短編脚本を1本書く(〜1ヶ月)
短編は脚本力を伸ばす最強の練習です。
1本書くだけで、脚本という“形式”が理解できます。
🎯 短編の目標
- 5〜10分の作品
- 1つの場所(ワンシチュエーション)
- 2〜3キャラクター
- 起承転結がある話
✍️ 短編で身につく重要スキル
- キャラの欲望(何を求めているか)
- 1シーン1目的
- セリフを削る技術
- 伏線の置き方
- 必要なシーンだけ残す編集力
🎬 題材の例
- 喫茶店での別れ話
- 駅前での告白
- 家族の食卓での小さな衝突
- 主人公の1日を追う話
難しい題材より「日常×1テーマ」が書きやすいです。
④ 脚本理論を深め、長編の設計図を作る
短編で“書ける感覚”がついたら、
次は 長編のプロット(設計図) を作ります。
📚 この段階で読むべき本
- 『ストーリー(マッキー)』
- 『SAVE THE CAT の逆襲』
- 『「感情」から書く脚本術』
🧠 プロットに必要な要素
- 主人公の欲望と変化
- 三幕構成の流れ
- ミッドポイント(物語のど真ん中の転換)
- 結末の必然性
ここを丁寧に作れると、脚本は9割完成したも同然です。
⑤ 長編脚本を書く(〜3ヶ月)
いよいよ本編です。
📝 書くときのポイント
- 書きながら直さない
- 1日1〜2ページでOK
- 行き詰まったら「WANT(欲望)」に戻る
- 説明ではなく“行動”でキャラを見せる
🛠 推敲のポイント
- 不要なキャラは削る
- 意味の重複する会話を消す
- 1シーン=1つの変化を入れる
- 最初の10ページで読者を掴む
ここを丁寧にすれば作品の完成度が跳ね上がります。
⑥ ツール・教材で効率化する
脚本は「書き直す作業」が多いため、使いやすいツールと“学びやすい映像環境”があるだけで、上達スピードが何倍も変わります。
ここでは、日本語で脚本を書く人にとって最も現実的で効率的なツールと、学習に向いている映像サービスを紹介します。
🧰 脚本を書くためのツール
◆ Googleドキュメント(無料で最強)
- 自動保存・クラウド同期
- 書き直しやコメント管理が圧倒的に楽
- PC・スマホどちらでも使える
初心者〜中級者の “書くフェーズ” のベストツール。
◆ Microsoft Word(清書に最適)
- 日本語の整形がしやすい
- 台本形式への調整が簡単
- PDF出力が綺麗
長編や応募用の脚本を仕上げるときに便利です。
🎥 脚本分析に役立つVOD(視聴しながら学ぶ)
🥇 Amazonプライム
日本語脚本の学習に最適。
邦画・名作・古典が多く、構造が理解しやすい。
🥈 Hulu
海外ドラマ脚本の“構造理解”に最強。
連続ドラマのリズムやサブプロットの勉強に向いています。
🥉 U-NEXT
配信数No.1。
観たい作品が最も見つかりやすく、比較学習に便利。
Disney+
ピクサー作品など、
三幕構成やキャラクターの変化が明快に学べる教材が豊富。
- 書くツールは特別なものはいらない。
Googleドキュメント → Word の流れで十分。 - 観る教材は Amazon → Hulu が最短で伸びる。
- U-NEXTとDisney+は学習を補完し、理解を深めてくれる。
🎯 まとめ
脚本はセンスより「順番」が重要です。
このロードマップの流れで学べば、初心者でも短編が書けて、長編に挑戦できるようになります。
まずは“短編1本”を目指しましょう。
そこから世界が一気に広がります。



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