物語の終わり方で迷ったときの5つのヒント
この記事は 2023年9月18日 に更新されました。
ラストシーンは、読者や視聴者に深い印象を残す瞬間です。一方、脚本を執筆する過程で、物語の終わり方について迷うことはよくあります。
しかし、以下に提示する5つのヒントを参考にすれば、問題は解決するかもしれません。物語の終わり方を成功させるためにも参考にしてください。
目次
物語の終わり方のヒント1_
ファーストシーンに帰結する
物語の終わり方のひとつとして、ラストシーンとファーストシーンを結ぶ方法を提案します。物語は美しい円環を描き、完成度を増すはずです。
そこで提示するべきは、キャラクターの成長や状況の変化です。初期状態や課題を示しておくことで、ラストシーンではどのように変化し、成長したのかを視覚的に反映できます。
物語の終わり方のヒント2_
主人公にフォーカスする終わり方
脚本の中心は主人公です。そのため、主人公に注目を集める終わり方は高い効果を発揮します。視聴者や読者は、主人公がたどり着いた結論に興味があるはずです。
物語を通して様々な経験を積んだ主人公が出す最終結論。それを最後の最後で示します。はっきりとセリフに出す場合もありますが、状況や雰囲気で伝えることも可能です。
ここまで主人公に感情移入してきた読者や視聴者が納得できる、感動的なクライマックスを考えてください。
物語の終わり方のヒント3_
モンタージュ風のラスト
脚本には主人公以外にもライバルや脇役が登場します。彼らの行く末もしっかりと描く物語の終わり方もおすすめです。
つまり、悪役がきちんと打倒され、脇役の最終的な立場が知らされ、主役とヒロインの結末がきちん語られる幕引きスタイルです。
これら複数のエンディングを示す場合、個々のエピソードをモンタージュ風に組み合わせるとまとまります。
各キャラクターの物語がしっかりと締めくくられると視聴者も満足できます。この手法は、特にアクション映画で頻繁に見られる手法です。
物語の終わり方のヒント4_
涙を誘うフィナーレ
フィナーレで最大の感動を提供することは、ストーリーテリングの重要な要素です。
そのためにも、物語のテーマや作者の主張を、最後に伝えると効果的です。物語の核心を一言で言い表すようなメッセージを示せば、観客の涙を誘うこともできます。
この物語の終わり方を目指す場合、登場人物、プロット、テーマなどの各要素を計算高く構築しなければいけません。
物語の終わり方のヒント5_
エピローグで納得感を得る
物語の終わり方として、エピローグを使用する方法は非常に効果的です。メインの問題が解決した後、いくつか残った疑問について説明することは、物語全体の評価を高めます。
エピローグは、物語の終わりを丁寧に整理し、未解決の要素を解決するための仕掛けです。視聴者にモヤモヤ感を残さないために利用するのは構いませんが、語りすぎて蛇足にならないように気をつけましょう。
まとめ
物語の終わり方に迷ったときは、今回紹介したヒントを思い出してください。個別に活用してもいいし、いくつかのヒントを組み合わせても問題ありません。素晴らしい物語の終わり方を模索する一助としていただけると幸いです。
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