10月26日(月)21時からWOWOWプライムで放送される映画「禍禍女」で、ゆりやんレトリィバァさんは監督を務めています。お笑い芸人として広く知られるゆりやんさんにとって、「禍禍女」は長編映画の初監督作です。
WOWOW公式では、ゆりやんさん自身のコンプレックスや恋愛体験を投影した作品として紹介されています。ここでは、今回の放送情報に加え、公式プロフィールで確認できる経歴、初監督作で何を描こうとしたのか、脚本志望者が監督の仕事から学べる点を整理します。
10月26日放送「禍禍女」での担当
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月26日(月)21:00〜 |
| 放送局 | WOWOWプライム |
| 作品 | 禍禍女 |
| 担当 | 監督 |
| 主演 | 南沙良 |
| 脚本 | 内藤瑛亮 |
WOWOW公式の作品ページでは、「禍禍女」はゆりやんレトリィバァさんの長編映画初監督作と紹介されています。作品は、恋する気持ちが次第に狂気へ変わっていくヒロイン・上原早苗を中心にした恋愛ホラーです。
主人公の上原早苗を演じるのは南沙良さん。前田旺志郎さん、アオイヤマダさん、髙石あかりさん、鈴木福さん、斎藤工さん、田中麗奈さんらが共演し、脚本は内藤瑛亮さんが担当しています。
ゆりやんさんは出演者として前面に立つのではなく、監督として作品全体を組み立てる立場です。お笑い、俳優、アーティストとして見せてきた表現を、映画では人物の感情、画面の空気、恐怖と笑いの混ざり方へ広げています。
ゆりやんレトリィバァさんの経歴
吉本興業の公式プロフィールによると、ゆりやんレトリィバァさんは1990年11月1日生まれ、奈良県出身です。関西大学文学部の映像文化専修を卒業し、2013年にNSC大阪校35期を首席で卒業しました。
2017年には「第47回NHK上方漫才コンテスト」と「女芸人No.1決定戦 THE W」で優勝。2019年には米国のオーディション番組「America’s Got Talent」に出演し、日本国内だけでなく海外にも活動の幅を広げています。
ユニバーサルミュージックの公式プロフィールでは、Netflixドラマ「極悪女王」で主演を務めたことや、アーティスト活動を始めたことも紹介されています。芸人という一つの肩書きにとどまらず、俳優、音楽、映像制作へと表現領域を広げてきた人物です。
映画鑑賞は以前から趣味として公式プロフィールに記載されており、大学でも映画研究をしていたとされています。そのため、今回の監督挑戦は突然生まれたものではなく、長く持っていた映画への関心が仕事として形になったものと見ることができます。
初監督作「禍禍女」はどんな映画?
WOWOW公式によると、「禍禍女」は「好きになられたら死ぬまで逃れられない」という都市伝説を手がかりに、主人公・早苗の恋心が暴走していく物語です。恋愛の切なさと、予測しにくい恐怖が同じ作品の中に置かれています。
共同通信社のインタビューで、ゆりやんさんは、以前から映画監督をやりたいと口にしていたことを語っています。初監督の題材には、自身の恋愛経験や感情が投影されました。
日刊スポーツが紹介したテレビ出演時の発言では、本人はもともと恋愛映画のつもりで作り始めたものの、過去の恋愛感情や悔しさを込めた結果、ホラーになった趣旨を説明しています。完成した作品が単なる恐怖映画ではなく、恋愛感情の極端さを見せる作品になった背景がわかります。
WWDJAPANのインタビューでは、作品を復讐映画であり、女性の力を描く映画としても捉えていることが紹介されています。恋愛の一面だけでなく、傷ついた感情をどう映画の物語に変換するかが、この監督作の特徴です。
監督としての仕事ぶりと作風
「禍禍女」で特徴的なのは、恋愛とホラーを完全に分けずに重ねていることです。好きになることの幸福感と、相手を思い続けることの怖さを同じ線上に置くことで、日常的な感情が少しずつ不穏なものへ変わっていきます。
シネマトゥデイのインタビューでは、ゆりやんさんが子どもの頃からホラーが好きだったことや、初めて監督する現場で試行錯誤したことが語られています。監督経験が豊富だから同じ方法を繰り返すのではなく、自身が好きだった映画の感覚と、自分自身の体験を組み合わせながら作品を作った点が重要です。
また、本人はお笑いを作る仕事と映画を作る仕事の違いにも触れています。一人の発想だけで完結させるのではなく、キャストやスタッフとイメージを共有しながら一つの映像へまとめていく体験を、初監督作で強く感じたことが各種インタビューから伝わります。
「禍禍女」の共演者・スタッフ
主演の南沙良さんが演じる上原早苗は、同じ大学に通う男性への恋心を膨らませていく美大生です。WOWOW公式では、純粋だった感情が思わぬ方向へ暴走していく人物として紹介されています。
前田旺志郎さんは早苗が思いを寄せる増村宏、アオイヤマダさんは宏の恋人・望月瑠美を演じます。さらに髙石あかりさん、九条ジョーさん、鈴木福さん、斎藤工さん、田中麗奈さんが出演しています。
脚本は内藤瑛亮さんが担当しています。ゆりやんさんが持つ恋愛体験や映画のイメージを、脚本家とどのように物語へ整理したのかを見ると、監督と脚本家の役割分担にも注目できます。
脚本志望者が学べる点
ゆりやんレトリィバァさんの初監督作から学べるのは、個人的な感情をそのまま説明するのではなく、ジャンルの形に変える発想です。「禍禍女」では恋愛経験を材料にしながら、現実の出来事の再現ではなく、都市伝説とホラーを使って別の物語に作り変えています。
脚本を書くとき、自分の体験を使う場合でも、事実を時系列に並べるだけではドラマにならないことがあります。感情の核だけを残し、「この執着をホラーにしたらどうなるか」「好きという気持ちが脅威になったらどうなるか」と変換すると、個人的な経験が多くの人に伝わる物語へ広がると考えられます。
もう一つ注目したいのは、恋愛映画とホラー映画という異なる要素を組み合わせた点です。人物の感情を先に置き、その感情が強くなるほどジャンルの色も強くなる構造にすると、設定だけが浮かず、人物と物語が結びつきやすくなると考えられます。
監督と脚本家が別の人物であることも学びになります。監督が持つ体験やイメージを、脚本家が場面や構成へ変換し、さらに俳優や撮影スタッフが映像へ変える。その共同作業を意識して作品を見ると、脚本が完成稿だけで終わるものではないことも見えてきます。
参考にした情報
- WOWOW公式「禍禍女」
- 吉本興業「ゆりやんレトリィバァ プロフィール」
- 共同通信社「ゆりやんレトリィバァ監督、南沙良『禍禍女』インタビュー」
- WWDJAPAN「ゆりやんレトリィバァ、初監督作『禍禍女』を語る」
- シネマトゥデイ「初監督!ゆりやんレトリィバァが映画愛を語る」
よくある質問
ゆりやんレトリィバァさんは「禍禍女」で何を担当していますか?
監督です。「禍禍女」はゆりやんレトリィバァさんにとって長編映画の初監督作です。
「禍禍女」の主演は誰ですか?
主演は南沙良さんです。美大生の上原早苗を演じています。
「禍禍女」の脚本は誰ですか?
脚本は内藤瑛亮さんが担当しています。監督はゆりやんレトリィバァさんです。
ゆりやんレトリィバァさんは映画を学んでいたのですか?
吉本興業の公式プロフィールでは、関西大学文学部映像文化専修を卒業し、趣味の映画鑑賞について大学で映画研究をしていたと記載されています。
まとめ
10月26日21時からWOWOWプライムで放送される「禍禍女」は、ゆりやんレトリィバァさんの長編映画初監督作です。自身の恋愛体験や感情を出発点にしながら、恋愛とホラーを重ねた作品へ変換しています。
芸人、俳優、アーティストとして活動してきたゆりやんさんが、映画では監督として多くのスタッフと一つの世界を作っています。脚本志望者にとっても、個人的な感情をジャンルへ変換する方法や、監督と脚本家の協働を考える材料になる作品です。

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