10月29日(木)0時からJ:COM BSで、韓国ドラマ「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」第32話「負けず嫌いは誰譲り?」が放送されます。日本で放送される全42話版の第32話では、天才囲碁棋士テクの意外な負けず嫌いな一面と、父ムソンとの静かな会話、そして双門洞の大人たちが挑むのど自慢が描かれます。
この回の面白さは、テクの「勝負師」としての顔を大げさな対局だけで見せないことです。ゲームの記録、父の人生への向き合い方、のど自慢に熱中する近所の人々を並べ、誰もが何かに本気になる姿を笑いと温かさの両方で見せます。
ここでは第32話のあらすじを確認しながら、脚本イ・ウジョン、演出シン・ウォンホが、家族劇と青春劇をどう一つの回にまとめているのかを見ていきます。
第32話「負けず嫌いは誰譲り?」の放送日時と作品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番組 | 恋のスケッチ〜応答せよ1988〜 |
| 話数 | 第32話 |
| サブタイトル | 負けず嫌いは誰譲り? |
| 放送日時 | 2026年10月29日(木)0:00〜1:00 |
| 放送局 | J:COM BS |
| 日本放送版 | 全42話 |
| 脚本 | イ・ウジョン |
| 演出 | シン・ウォンホ |
| 主な出演 | ヘリ、リュ・ジュンヨル、パク・ボゴム、コ・ギョンピョほか |
CJ ENM公式では、オリジナルの「Reply 1988」は家族・ロマンス・ドラマに分類され、韓国では全20話として放送された作品です。日本では放送枠に合わせた全42話版が用いられているため、韓国オリジナル版とは話数の区切り方が異なります。
物語の舞台は1988年のソウル・双門洞。tvN公式は、同じ横町で暮らす五つの家族と、ドクソン、テク、ジョンファン、ソヌ、ドンリョンという幼なじみたちを中心に、家族、友情、初恋、時代の記憶を描く作品として紹介しています。
第32話は大事件が起きる回ではありません。しかし、家族にとって大きな意味を持つ話、勝負に熱くなる若者の意外な性格、近所の人々の騒がしい挑戦が同時に進みます。
これが「応答せよ1988」らしい密度を作っています。
第32話のあらすじ|テクの父が伝える大切な話
KBS京都の公式あらすじによると、テクの父ムソンは、息子になかなか言い出せずにいたことをようやく伝えます。それは、残りの人生を一緒に過ごせる人が欲しいという思いです。
ムソンは妻を亡くしてからテクを一人で育ててきました。父と息子は多くを言葉にするタイプではありませんが、互いを大切にしていることはこれまでの物語で繰り返し示されてきました。
だからこそ、父が自分のこれからの人生について息子へ話す場面には、恋愛だけではない家族の緊張があります。
テクはその話を聞き、父が幸せなら自分も幸せだという気持ちを笑顔で伝えます。ここでは、父の再出発を息子が許可するという上下関係ではなく、家族の幸せを互いに認め合う関係が描かれます。
その後、テクは対局のため上海へ向かいます。普段のテクは口数が少なく、おだやかで、日常生活では周囲に世話を焼かれることも多い人物です。
しかし勝負の世界に入ると印象が変わります。
第32話では、その負けず嫌いな性格が囲碁の大勝負だけでなく、身近なゲームのエピソードでも示されます。かつてジョンボンが作ったゲームの記録を、テクは一晩で塗り替えてしまったという話です。
一流棋士だから勝負に強い、という説明だけなら人物紹介で終わります。ところが、遊びのゲームでも徹底して記録を更新する姿を入れることで、「この人は何に対しても勝負になると止まらない」という性格が具体的な行動として伝わります。
のど自慢に挑むミランとドンリョン
第32話のもう一つの柱が、ジョンファンの母ミランとドンリョンによるのど自慢大会への挑戦です。二人は放送局主催の大会に出るため、毎日のように練習を重ね、いよいよ本番の日を迎えます。
前回第31話では、母親たちが5年前に酒を飲みすぎてのど自慢へ出場できなかったことを思い出していました。つまり第32話の挑戦は、突然始まる一発ネタではなく、前の回から準備された出来事です。
ミランは家族の中では頼れる母で、生活を切り盛りする現実的な人物です。一方のドンリョンは、友人たちの相談役になりながら、自分自身は勉強や将来のことで周囲を心配させることもあります。
その二人が同じ「舞台に立ちたい人」として並ぶと、年齢も立場も違う人物が一つの欲望でつながります。
のど自慢の場面はコメディとして楽しめますが、脚本上は「大人になっても本気になれるものがある」という作品全体の温かさにもつながっています。青春を高校生だけのものにしないのが、このドラマの強みです。
テクの「静かさ」と「負けず嫌い」をどう見せるか
パク・ボゴムが演じるテクは、横町ではおとなしく、友人たちから生活面を心配される人物です。その一方で、囲碁では世界レベルの勝負師として知られています。
第32話は、この二面性を説明台詞ではなく、複数の出来事で見せます。父の話を受け止める場面では柔らかく、日常のゲームでは異常なほど勝ちにこだわり、上海へ行けば棋士として勝負に向かいます。
同じ人物に「優しい」「おとなしい」「負けず嫌い」という一見矛盾する性格を持たせても、場面によって現れる面が違えば不自然にはなりません。むしろ、人物が平面的でなくなります。
テクの場合、家族に対する態度と勝負に対する態度が大きく違うからこそ、ドクソンやジョンファンとの恋愛でも、いつ彼が受け身で、いつ自分から動くのかが重要になります。第32話の小さなゲームの話は、その人物像を補強する役割を持っていると考えられます。
脚本・演出のスタッフ
「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」は、脚本イ・ウジョン、演出シン・ウォンホの組み合わせで作られた作品です。CJ ENM公式でもWriterとしてLee Woo-jung、DirectorとしてShin Won-hoが記載されています。
| 役割 | 担当 |
|---|---|
| 脚本 | イ・ウジョン |
| 演出 | シン・ウォンホ |
| 主なジャンル | 家族、ロマンス、ドラマ |
| 韓国オリジナル版 | 全20話 |
| 日本放送版 | 全42話 |
イ・ウジョンの脚本では、恋愛だけでなく親子、兄弟、近所付き合いが同じ重さで扱われます。第32話でも、テクの父の人生、テクの勝負師としての性格、ミランとドンリョンの挑戦が横並びに置かれています。
シン・ウォンホの演出は、泣かせる場面と笑わせる場面を完全に分断しません。家族の大切な話をした直後に、横町の騒がしい出来事が入ることで、日常そのものが続いている感覚を作ります。
脚本づくりの視点|一つの回に「本気になる人」を重ねる
第32話から脚本づくりの参考にしたいのは、異なるサブストーリーを、同じ感情の方向でまとめる方法です。この回には、父の人生を受け止めるテク、勝負で負けたくないテク、のど自慢へ挑むミランとドンリョンが登場します。
出来事だけを見ると、父の再伴侶の話とゲームとのど自慢はまったく別です。しかし、どの人物も「自分にとって大切なものに本気になる」という共通点を持っています。
この共通点があるため、話題が切り替わっても回全体が散らかりません。脚本で複数の人物を並行して描くときは、出来事を同じにする必要はなく、感情やテーマの方向をそろえることで一体感を作れると考えられます。
キャラクターは意外な場面で本性を見せる
テクの負けず嫌いを囲碁の対局だけで示すと、「天才棋士だから当然」と見えてしまいます。そこで脚本は、ジョンボンのゲーム記録を一晩で更新したという、日常の小さなエピソードを使います。
大きな設定を小さな行動で証明すると、キャラクターの性格が生活に根づいて見えます。たとえば「几帳面な人物」と説明する代わりに、机の物が少しずれるだけで直す姿を見せるのと同じです。
第32話では、世界的な棋士という大きな肩書きと、ゲームに夢中になる若者という身近な姿をつなぐことで、テクが親しみやすい人物になります。人物設定を説明から行動へ変える好例と考えられます。
シリアスとコメディを交互に置いて感情を重くしすぎない
父ムソンが自分の残りの人生について息子へ話す場面は、家族の形が変わる可能性を含んだ静かなシーンです。この話だけを長く続ければ、回全体は重い印象になりやすくなります。
そこで、のど自慢の練習やテクのゲーム記録といった明るい出来事が並行します。笑える場面があるからこそ、父子の会話の静けさが際立ち、逆に父子の場面があるからコメディも単なる寄り道に見えません。
感情の強い場面の前後に違う温度の場面を置く方法は、連続ドラマで視聴者の疲れを防ぎながら、重要な場面を印象づける組み立て方として参考になります。
前回第31話「ダンスダンスダンス!」からの流れ
前回第31話では、ジョンボンが2度目のデートを楽しみ、幼なじみ5人がテクの部屋に集まりました。ドクソンとドンリョンが流行歌に合わせて踊る姿をジョンファンが笑って見つめ、それをテクが見ています。
そのうえでテクはドクソンを映画に誘います。恋愛の三角関係が少しずつ動く一方、母親たちは過去ののど自慢の失敗を思い出していました。
第32話は、そののど自慢が実際の挑戦へ進みます。前回で話題を置き、次の回で行動に移すため、エピソードをまたいだ準備と回収が分かりやすい部分です。
恋愛ではジョンファンとテクがドクソンを意識する流れが続きますが、第32話ではテクの家庭と性格を深めることで、恋の相手としてだけでなく、一人の人物としての厚みを増しています。
作品全体で見る「家族」と「横町」
tvN公式の番組紹介では、「応答せよ1988」は1988年の双門洞を舞台に、同じ横町で暮らす人々の時間を描く作品として説明されています。CJ ENMも、幼なじみ5人の記憶とノスタルジーを中心にした家族・ロマンス・ドラマとしています。
第32話では、血のつながった親子の会話と、血縁ではない近所の人々のにぎやかな挑戦が同じ回に存在します。この二つを同じ温度で描くことで、「家族」は家の中だけにあるものではないという作品の感覚が伝わります。
恋の行方を追うだけでなく、誰が誰を気にかけ、誰と笑い、誰の挑戦を応援しているのかを見ると、この作品が長く愛される理由が見えやすくなります。
参考にした情報
- J:COM BS公式「番組表」
- KBS京都公式「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」
- tvN公式「応答せよ1988 番組紹介」
- tvN公式「応答せよ1988 エピソード」
- CJ ENM公式「Reply 1988」
よくある質問
「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」第32話はいつ放送されますか?
J:COM BSで2026年10月29日(木)0時から放送予定です。サブタイトルは「負けず嫌いは誰譲り?」です。
第32話ではテクにどんな出来事がありますか?
父ムソンから残りの人生を一緒に過ごしたい相手がいるという話を聞き、父が幸せなら自分も幸せだと受け止めます。その後は対局のため上海へ向かいます。
第32話の脚本と演出は誰ですか?
作品の脚本はイ・ウジョン、演出はシン・ウォンホです。CJ ENM公式でもWriter、Directorとして確認できます。
日本版が全42話なのに、韓国版が全20話なのはなぜですか?
CJ ENM公式の韓国オリジナル版は全20話ですが、日本で放送される版は放送枠に合わせて全42話に区切られています。そのため、日本版と韓国版では話数番号が一致しません。
まとめ
10月29日0時放送の「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」第32話「負けず嫌いは誰譲り?」は、テクの父が自分のこれからの人生を息子へ打ち明け、テクの意外な負けず嫌いが見え、ミランとドンリョンがのど自慢に挑む回です。
脚本の視点では、まったく違う出来事を「大切なことに本気になる人たち」という共通点で束ねているところが見どころです。テクの静かな優しさと勝負師の顔、父ムソンの新しい一歩、横町の人々のにぎやかな挑戦を一緒に見ると、この作品が恋愛だけでなく家族と人生そのものを描いていることが伝わってきます。

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