10月29日(木)9時15分からBS10で、韓国時代劇「薯童謡(ソドンヨ)」第10話が放送されます。
第10話では、天の峠学舎を離れたチャンがソンファ姫と行動をともにし、不作と重い租に苦しむ村へたどり着きます。恋愛の再会だけでなく、民の暮らしと政治の問題が主人公の前に現れる回で、チャンが「何をできる人物なのか」を物語の中で試される重要な局面です。
第10話の放送日時と作品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月29日(木)9:15〜10:15 |
| 放送局 | BS10 |
| 作品 | 薯童謡(ソドンヨ) |
| 話数 | 第10話(全74話) |
| 主人公 | チャン(チョ・ヒョンジェ) |
| ヒロイン | ソンファ姫(イ・ボヨン) |
| 脚本 | キム・ヨンヒョン |
| 演出 | イ・ビョンフン |
BS10では2026年10月16日から、毎週月曜〜金曜の午前9時15分に放送されています。公式ページは本作を、韓国ドラマで初めて三国時代の百済を舞台にした全74話の歴史ロマンとして紹介しています。
物語の中心にいるのは、百済の王子として生まれながら出生を知らず、平民として育ったチャンです。新羅の姫ソンファとの恋、百済の技術者集団との関係、王家の秘密が長い物語の中で重なっていきます。
第10話のあらすじ|チャンとソンファが村の危機に入っていく
BS10の番組表によると、チャンはポムセンの弟ポムノと出会い、天の峠学舎では自分への疑いが晴れていたことを知らされます。それでもチャンは、学舎には戻らないと強く拒みます。
一方で、ソンファ姫に弓を教えたことから罰を受ける状況も描かれます。それでもソンファはチャンを伴って旅を続け、二人は作物が穫れない土地へ到着します。
そこでは村人たちが、作物が取れないにもかかわらず租を納めなければならず、罰と飢えに苦しんでいます。BS日テレの過去放送時の公式あらすじでは、チャンが問題を解決しようとする一方、追い詰められた村人たちがソンファ姫を人質に取り、百済への移民を図ろうとするところまで紹介されています。
第10話は、チャンとソンファの恋愛だけで進む回ではありません。二人の関係を保ちながら、政治や税、飢えといった社会の問題を主人公の目前に置くことで、物語の世界が一気に広がっていく回です。
チャンが「戻らない」と決める意味
第10話の前半で重要なのは、チャンへの疑いが晴れたにもかかわらず、本人が天の峠学舎へ戻ろうとしない点です。疑いが解ければ元の場所へ帰れるという単純な展開にせず、主人公自身の感情と選択を残しています。
前回までのチャンは、学舎の中で自分の能力を証明しようとしながらも、周囲から疑われ、居場所を失う経験をしました。疑いが晴れたという事実だけでは、その傷や不信感まで消えるわけではありません。
脚本では、問題が解決した直後に人物が元通りになると、感情の積み重ねが弱く見えることがあります。第10話は、「事実上の問題は解決したが、主人公の気持ちはまだ解決していない」という二段構えを作っていると考えられます。
この状態でソンファと旅をするからこそ、チャンは学舎の評価とは別の場所で、自分の力をどう使うか試されます。物語上は、主人公を慣れた場所から外へ出し、新しい価値観や困難に接触させる役割を持つ回と言えます。
ソンファ姫との関係は恋愛だけでなく行動のきっかけになる
「薯童謡」は、チャンとソンファの身分と国境を越えた恋が大きな軸です。BS10公式も、二人が再会し、国籍と身分の違いを越えて愛し合う物語として作品全体を紹介しています。
第10話では、ソンファがチャンを伴って旅をすることで、二人が同じ事件や社会問題を見る構図ができます。恋人として互いを見つめるだけではなく、同じ現実を見たときにどんな判断をするかが人物像を深めます。
ソンファは新羅の姫であり、村人は租に苦しんでいます。つまり、彼女は困窮する民と直接向き合う立場に置かれます。身分の高い人物が制度の結果に苦しむ人々を見る場面を置くことで、「姫」という肩書きが単なる華やかな設定ではなく、責任を伴う立場へ変わっていくと考えられます。
一方のチャンも、後に自分の出生と王家との関係に向き合う人物です。今はまだ自分の全てを知らない段階でも、民の暮らしを目の前にする経験が、その後の人物像を形づくる材料になります。
脚本・演出スタッフ|キム・ヨンヒョンとイ・ビョンフン
本作の脚本はキム・ヨンヒョンさん、演出はイ・ビョンフンさんです。BS10、BS日テレ、TOKYO MXの番組紹介で同じスタッフ情報を確認できます。
イ・ビョンフン監督は「宮廷女官 チャングムの誓い」を生み出した演出家として紹介されており、「薯童謡」では百済、新羅、高句麗が対立する三国時代を舞台に、恋愛と政治、技術者たちの活動を大きな物語にまとめています。
キム・ヨンヒョンさんの脚本は、チャン個人の成長だけでなく、学問や技術、宮廷の権力争い、民の生活を同じ物語の中に配置しています。第10話の「不作と租に苦しむ村」は、その特徴が分かりやすい題材です。
脚本づくりの視点:個人の悩みを社会の問題へ接続する
第10話から学びたいのは、主人公個人の葛藤から、より大きな社会問題へ物語を接続する方法です。
チャンは学舎で疑われ、自分の居場所を失っています。これは非常に個人的な問題です。そこから旅に出て、今度は飢えと重税に苦しむ村人たちを見ることで、「自分が傷ついた」という内向きの悩みから、「目の前で他人が苦しんでいる」という外向きの問題へ視線が移ります。
この切り替えによって、主人公の成長を説明台詞だけで語らなくても済みます。チャンが村の問題にどう関わるかを描けば、その行動そのものが人物像の説明になります。
問題を一段ずつ大きくする
第10話では、最初から王国全体の危機を主人公に背負わせるのではなく、まず一つの村の困窮を見せています。視聴者が具体的な人々の苦しみを理解したうえで、税や政治の問題へ視野を広げられる構成です。
大きな歴史ドラマを書くとき、国の制度や権力関係だけを説明すると、物語が遠く感じられることがあります。そこで「食べ物がない」「租が払えない」「罰を受ける」という生活に近い困難を先に見せると、政治的な問題が人物の痛みとして伝わります。
さらに村人がソンファを人質に取ろうとする展開は、困っている人々を単純な善人として描かない仕掛けにもなっています。追い詰められた結果、他人を傷つける側へ回る可能性を示すことで、主人公に簡単な正解を与えない構造になっていると考えられます。
恋愛相手を「守られる人」だけにしない
ソンファはチャンの恋の相手ですが、第10話では彼女自身が王族として村人の苦しみと向き合う位置に置かれます。恋愛ドラマで相手役を主人公の感情を動かすだけの存在にすると、物語が単調になりがちです。
その点、ソンファに「姫」という社会的役割を持たせ、その立場ゆえに事件へ巻き込まれるようにすると、恋愛と政治が自然につながります。チャンがソンファを大切に思う気持ちと、村人を救いたい気持ちが同時に試されるため、選択に重みが出ます。
前回の第9話からどうつながる?
第10話の直前となる第9話では、チャンが密偵の疑いをかけられ、天の峠学舎を去ることになります。BS10の番組表では、失意のチャンがソンファ姫と再会し、倒れたチャンをソンファが看病する流れが紹介されています。
BS日テレの過去放送では、第9話は「夢に見た再会」と題されていました。再会によって二人の恋が再び動き始めたあと、第10話では二人が一緒に外の世界へ出て、村の現実を見ることになります。
恋愛の再会をそのまま甘い時間だけで終わらせず、次の回で社会的な危機へ放り込むことで、二人の関係を行動の中で試す構成です。再会したからこそ、一緒に困難を経験できるという流れになっています。
作品全体の中で第10話を見るポイント
「薯童謡」は全74話の長編です。序盤では、チャンが自分の才能や居場所を見つけていく過程と、ソンファとの関係が丁寧に積み上げられます。
第10話では、学舎の内側だけにいたチャンが、民の暮らしという別の世界へ視線を向けます。後に百済の王子としての運命と向き合う主人公にとって、政治の結果を受ける人々を見る経験は重要です。
また、技術や知識を持つ主人公が、困難な現実に対してどんな解決を考えるかも見どころです。この作品では知識や技術が単なる知的な飾りではなく、人を助けたり、権力を動かしたりする力として描かれます。
第10話を見るときは、「チャンが何を知っているか」だけでなく、「知っていることを誰のために使うのか」に注目すると、人物の成長がより分かりやすくなります。
参考にした情報
- BS10「薯童謠(ソドンヨ)」公式ページ
- BS10 番組表
- BS日テレ「薯童謠 ソドンヨ」公式ページ
- BS日テレマガジン「薯童謠 ソドンヨ」全74話あらすじ
- TOKYO MX「薯童謠 ソドンヨ」キャスト・スタッフ
- BSテレ東「薯童謠(ソドンヨ)」ストーリー
よくある質問
「薯童謡(ソドンヨ)」第10話はいつ放送されますか?
2026年10月29日(木)9時15分から10時15分まで、BS10で放送されます。
第10話はどんな内容ですか?
チャンが学舎へ戻ることを拒み、ソンファ姫と旅をする中で、不作と重い租に苦しむ村へたどり着く回です。村人たちの苦境を前に、チャンが問題解決に動きます。
「薯童謡(ソドンヨ)」の脚本と演出は誰ですか?
脚本はキム・ヨンヒョンさん、演出はイ・ビョンフンさんです。複数の放送局公式ページで確認できます。
第10話の前に第9話を見たほうがいいですか?
第9話でチャンが学舎を去り、ソンファ姫と再会するため、第10話の感情の流れを理解しやすくなります。第10話だけでも村の危機という新しい出来事は追えますが、前回から続けて見るとチャンの「戻らない」という選択の重さが分かりやすくなります。
まとめ
10月29日9時15分からBS10で放送される「薯童謡(ソドンヨ)」第10話は、チャンとソンファが不作と租に苦しむ村の現実に直面する回です。学舎での疑いが晴れても戻らないチャンの選択と、姫であるソンファが民の苦しみを見る展開が重なります。
脚本づくりの視点では、主人公個人の傷を描いたあとに社会の問題へ物語を広げる構成が参考になります。恋愛、身分、民の暮らしを一つの事件の中でぶつけることで、長編歴史ドラマの人物成長と世界観が同時に前へ進む回として注目したいところです。

コメント