韓ドラ「王になった男」第1話|脚本・演出から読み解く見どころ(10月30日13:00)

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10月30日(金)13時からBS朝日で、韓国ドラマ「王になった男」第1話が放送されます。ヨ・ジングさんが、自由に生きる道化師ハソンと、暗殺の恐怖に追い詰められた王イ・ホンを一人二役で演じる時代劇です。

第1話は、王と道化という正反対の人物を並行して見せ、やがて「顔が同じ」という一点で2人の運命をつなぐ導入回です。影武者になる前のハソンとイ・ホンがそれぞれどんな世界に生きているのかを押さえておくと、その後の入れ替わりがより鮮明に見えてきます。

「王になった男」第1話の放送日時と基本情報

項目内容
放送日時2026年10月30日(金)13:00〜13:55
放送局BS朝日
放送枠昼の特選ドラマ劇場
日本放送版全24話・字幕版
主演ヨ・ジング
主な出演イ・セヨン、キム・サンギョン、チョン・ヘヨン
演出キム・ヒウォン
脚本キム・ソンドク

BS朝日公式では、10月30日(金)13時から13時55分まで第1話を放送すると案内しています。初回は1話のみで、11月6日(金)からは昼12時より毎週2話ずつ放送する予定です。

BS朝日の日本放送版は全24話ですが、CJ ENM公式では韓国の原版を全16話として紹介しています。日本で視聴するときは、BS朝日の全24話版の話数に沿って追うと混乱しにくいです。

「王になった男」はどんな作品?

「王になった男」は、朝鮮王朝を舞台に、王と瓜二つの顔を持つ道化師が宮廷へ入り、王の代わりを務めることから始まる時代劇です。BS朝日公式は「王の影武者となった男の、禁断の愛と数奇な運命の壮大な史劇」と紹介しています。

CJ ENM公式では、王位を巡る争いが激しい時代、命を狙われる王が自分にそっくりな道化師ハソンを王座に座らせる設定が示されています。ハソンは偽物の王を演じるうちに王妃ソウンを愛し、大切な人と国を守るために本当の王として成長していく人物です。

tvN公式の人物紹介では、ハソンは道化師、イ・ホンは王、ユ・ソウンは王妃、イ・ギュは都承旨とされています。顔は同じでも生きてきた環境も立場も違う2人を同じ俳優が演じることで、「王らしさとは何か」という問いを人物の対比そのものに組み込んだ作品です。

第1話のあらすじと見どころ

BS朝日公式の第1話あらすじでは、王の死を受けて新王に即位したイ・ホンが、暗殺を恐れて眠れない夜を過ごしているところから物語が始まります。ホンは恐怖に追い詰められ、先王に縁のある者を次々と処刑し、恐怖政治によって自らの地位を固めていきます。

王座に就いた人物が「権力を得たから安心する」のではなく、最も高い場所に立ったことでさらに恐怖を強めているのが印象的です。絶対的な権力を持ちながら自分の命だけは守り切れないという矛盾が、イ・ホンという人物の不安定さを最初から示しています。

一方、道化師のハソンは仲間たちと芸を披露しながら暮らしています。tvN公式の第1話予告では、ハソンが裕福なキム氏の家で芝居を演じたものの、王をからかったことを理由に報酬を受け取れず追い出され、小さな仕返しをしてから「もっと大きな場所で遊ぼう」と仲間と漢陽へ向かう流れが紹介されています。

BS朝日公式では、漢陽にやってきたハソンが王を笑いの種にした芸を演じる一方、都では王妃と側室の宣化堂を題材にする芸が流行していると説明されています。王という存在が庶民の芸の中でどう扱われるかを見せることで、宮廷の権力と町の空気が同じ世界の中にあることが分かります。

イ・ホンは側近の都承旨イ・ギュに、自分を守るための策を考えるよう命じます。tvN公式の第1話予告では、イ・ギュが妓楼にいたとき、王とまったく同じ顔をしたハソンを見つけるところまでが紹介されています。BS朝日公式の番組概要でも、ハソンが仮面を外した瞬間、イ・ギュが王に瓜二つの顔を見て息をのむ展開が示されています。

第1話の大きな役割は、すぐに影武者生活を始めることより、「なぜ王に代役が必要なのか」と「なぜハソンが候補になるのか」を別々の物語として準備することです。暗殺に怯える王と、権力を笑いに変える道化師。この2本の線が最後に顔の一致で結びつくことで、次の展開への強い引きが生まれます。

ヨ・ジングが演じるハソンとイ・ホン

ヨ・ジングさんは、道化師ハソンと王イ・ホンを一人二役で演じます。BS朝日公式でも、ハソンの顔が王に瓜二つであることが物語の核心として紹介されています。

ハソンは、身分の高い人間を笑いの題材にしながら各地を回る道化師です。第1話では報酬を払わない相手に仕返しをするなど、権力に対して萎縮するだけではない性格が見えます。身分は低くても、自分の知恵と芸で状況を切り抜ける人物として登場します。

一方のイ・ホンは、王位に就きながら暗殺への恐怖に支配されています。BS朝日公式の第1話説明では、先王に縁のある者を処刑し、側近に自分を守る策を命じる姿が描かれます。ハソンが「怖いものを笑いに変える」側の人物なら、イ・ホンは「怖さによって他者を排除する」側の人物と言えそうです。

同じ顔を持つ2人を同じ俳優が演じるため、視聴者は表情、声の強さ、立ち姿といった細部から人物を見分けることになります。第1話ではまだ2人が直接入れ替わっていないからこそ、それぞれの基準となる演技を見ておくことが後の面白さにつながります。

王妃ソウンと都承旨イ・ギュの役割

王妃ユ・ソウンを演じるのはイ・セヨンさんです。tvN公式では、ソウンを中宮殿の主人であり、イ・ホンの妻として紹介しています。CJ ENM公式の作品紹介では、やがて王を演じるハソンがソウンを愛するようになることが物語の大きな軸として示されています。

第1話の段階では、王妃との恋愛よりも、まず王イ・ホンの不安定さと宮廷の危険が強く提示されます。後にハソンが同じ顔で王妃の前に立ったとき、「見た目は同じでも人間は違う」という差がどのように伝わるのかが注目点です。

都承旨イ・ギュを演じるのはキム・サンギョンさんです。第1話では王から自分を守る策を求められ、偶然ハソンを見つける人物として、2つの世界をつなぐ役割を担います。王と道化師がそっくりであるだけでは物語は動かず、その事実を見つけて「利用できる」と考える人物が必要です。イ・ギュはまさに物語を転換させる接続点になっています。

脚本キム・ソンドク、演出キム・ヒウォンのスタッフ情報

CJ ENM公式では、演出はキム・ヒウォンさん、脚本はキム・ソンドクさんと記載されています。BS朝日の過去の番組情報では脚本にキム・ソンドクさんとシン・ハウンさんを挙げていますが、CJ ENMの作品ページでは代表脚本としてキム・ソンドクさんが掲載されています。

第1話では、宮廷と町、王と道化師という異なる場所と人物を交互に見せながら、最終的に「同じ顔」で結びます。設定を説明するだけでなく、対照的な場面を並べることで視聴者に違いを体感させる構成になっていると考えられます。

演出面でも、一人二役の差をどう見せるかが重要です。イ・ホンには閉ざされた宮廷と暗殺の恐怖、ハソンには人前で芸をする開かれた空間が与えられています。同じ顔の人物を、置かれた空間や周囲の人間関係まで含めて別人として見せる設計が、第1話の土台になっています。

脚本づくりの視点:正反対の2人を「同じ顔」で結ぶ構成

第1話を脚本づくりの視点で見ると、最も分かりやすい仕掛けは対比です。王イ・ホンは最上位の身分にいながら自由がなく、道化師ハソンは低い身分にいながら自分の言葉と芸で動き回ります。立場の上下と心の自由さが逆になっているため、2人を並べるだけでテーマが見えてきます。

もし最初からハソンを宮廷へ連れてきて「王の代わりをしろ」と命じるだけなら、設定は早く伝わります。しかし第1話では、先に2人の生活を別々に見せています。視聴者は、イ・ホンがなぜ代役を必要とするほど追い詰められているのか、ハソンがどんな価値観で生きているのかを知ってから、2人の運命が交差する瞬間を迎えます。

先に「違い」を見せてから「同じ」を見せる

一人二役の物語では、見た目が同じことだけを驚きにすると、仕掛けが一度で終わってしまいます。本作の第1話は、まず性格、身分、生活、恐れているものの違いを積み重ね、その後で顔が同じという事実を提示します。

この順番にすると、「同じ顔なのに、なぜこんなに違うのか」という興味が生まれます。そしてハソンが王を演じるようになった後は、「見た目を似せても中身の違いは隠せるのか」という新しい緊張に変わります。第1話の対比が、その後のドラマを支える基準になっていると考えられます。

イ・ギュを“発見者”にして物語を接続する

設定上、王とそっくりな道化師が存在するだけでは影武者の物語は始まりません。王の危機を知り、ハソンの顔を見て、両者をつなげられる人物が必要です。その役割を担うのがイ・ギュです。

脚本では、別々に進んでいる2本の物語をつなぐとき、その接点となる人物や出来事を明確にすると展開が理解しやすくなります。第1話では「王が代役を必要としている」「ハソンが漢陽へ来る」「イ・ギュがハソンを見る」という順に条件がそろいます。偶然の発見ではありますが、その前に必要な条件が準備されているため、物語の転換として受け入れやすくなっています。

“王を笑う道化”が王になる逆転

ハソンは第1話で王を題材にした芸を演じています。その人物がやがて王を演じることになる点には、大きな皮肉があります。遠くから権力者を笑っていた人間が、今度はその権力の中心に入らなければならないからです。

こうした設定は、主人公を本人が最もよく知る場所ではなく、価値観が試される場所へ移動させる方法として見ることができます。ハソンにとって宮廷は、道化の舞台とはルールも危険も違います。第1話で自由なハソンをしっかり見せておくほど、宮廷で制約を受ける姿との落差が大きくなると考えられます。

BS朝日の全24話版を見るときの注意点

BS朝日では「王になった男」を全24話の字幕版として放送します。10月30日の初回は13時から第1話のみで、11月6日からは毎週金曜の昼12時より2話ずつ放送予定です。

一方、CJ ENM公式では韓国版を全16話として案内しています。そのため、韓国版の「第1話」とBS朝日版の「第1話」は編集上の区切りが同じとは限りません。この記事では、10月30日にBS朝日が放送する第1話について、BS朝日公式が示したあらすじを基準にしています。

参考にした情報

よくある質問

「王になった男」第1話はいつ放送されますか?

2026年10月30日(金)13時から13時55分までBS朝日で放送されます。初回は第1話のみです。

ヨ・ジングは何役を演じますか?

ヨ・ジングさんは、道化師ハソンと王イ・ホンの一人二役を演じます。2人は瓜二つの顔をしていますが、身分も性格も生き方も大きく異なります。

「王になった男」の脚本と演出は誰ですか?

CJ ENM公式では脚本をキム・ソンドクさん、演出をキム・ヒウォンさんと案内しています。日本の放送情報では脚本スタッフとしてシン・ハウンさんの名前も確認できます。

BS朝日版は全何話ですか?

BS朝日版は全24話の字幕版です。CJ ENM公式の韓国原版は全16話なので、日本放送では話数の区切りが異なります。

まとめ

10月30日(金)13時からBS朝日で放送される「王になった男」第1話は、暗殺に怯える王イ・ホンと、自由に芸をする道化師ハソンという正反対の2人を並べ、最後に「顔が同じ」という一点で運命を結びつける導入回です。

脚本の視点では、先に2人の違いを十分に見せてから同じ顔であることを提示し、イ・ギュを接続役として物語を動かす構成がポイントです。ヨ・ジングさんの一人二役を見比べながら、王と道化の立場が今後どのように逆転していくのかを追うと、作品の仕掛けがより分かりやすく見えてきます。

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