10月30日(金)14時53分から、テレビ朝日で「科捜研の女15」#13が再放送されます。
今回の事件でマリコが追うのは、目で見た証言ではなく、第一発見者が耳にした「音」です。人気小説家が自作を思わせる姿で殺され、現場では車輪のような音、足音、鈴の音が手がかりになります。
さらに第一発見者は土門薫の高校時代の同級生です。科学捜査の謎と、普段は感情を表に出しにくい土門の過去が同時に動く点が、第13話の大きな見どころです。
科捜研の女15 #13の放送日時と基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月30日(金)14:53〜15:50 |
| 放送局 | テレビ朝日 |
| 番組 | 科捜研の女15 #13 |
| 初回放送 | 2016年2月25日 |
| サブタイトル | 耳撃者 |
| 主演 | 沢口靖子 |
| 第13話脚本 | 吉本昌弘 |
| 第13話監督 | 匂坂力祥 |
| 音楽 | 川井憲次 |
Gガイドの2026年10月30日番組情報では、「音で暴く美人作家のダイイングメッセージ〜時計が遅れる密室」という内容で14時53分から放送予定と案内されています。
第13話は2016年2月25日に初回放送されたエピソードです。テレビ朝日公式の当時のストーリーページが残っているため、事件の導入と主要人物の関係を放送前に確認できます。
第13話「耳撃者」のあらすじ
京都市内の駐車場で、人気小説家の大文字智美が死亡しているのが見つかります。遺体の上には菊など色とりどりの花びらが散らされており、その光景は智美自身の代表作に登場する「裏切り者への儀式」を思わせるものでした。
第一発見者は上下水道局職員の片岡裕二です。片岡を演じるのは永島敏行さんで、片岡は土門薫の高校時代の同級生という設定です。
片岡は前夜、水道管の破損を調べる仕事をしていました。使っていたのは、水道管などから伝わる音を聞くための「音聴棒」です。明け方近くに奇妙な音を聞き、その出どころを確かめたことで智美の遺体を発見します。
片岡が聞いたと話すのは、車輪のような音、人間の足音、地面に落ちる鈴の音です。マリコは現場で実際に小さな鈴を発見し、耳で得た情報を事件の手がかりとして扱おうとします。
ところが土門は、片岡が現場を見ておらず、音を聞いただけだという理由から冷ややかな態度を取ります。いつもなら証言と科学鑑定の両方を重視する土門が、旧友の片岡にだけ距離を取るため、マリコは二人の過去に何かがあると感じます。
その後、智美の自宅書斎から大量の血痕が見つかります。智美は駐車場で殺されたのではなく、書斎で殴られたあと遺体を運ばれたことがわかります。
さらに、書斎からは智美が執筆に使っていたパソコンがなくなっていました。智美は新作のラストを書いている途中で、プリントアウトされた原稿では主人公が殺害される展開になっていました。
このため、最新作の結末に不満を持った人物が原稿を世に出させないために犯行へ及んだ可能性も浮上します。しかし、そこに犯人を直接示す証拠はありません。
そこでマリコは、片岡の聞いた「車輪のような音」を具体的に突き止めることで、遺体を運んだ方法や犯人へ近づこうとします。第13話は、映像や指紋のように目で確かめやすい証拠ではなく、耳で捉えた情報を科学的に扱える形へ変える過程が物語の軸になっています。
土門と旧友・片岡の関係が事件に重なる
テレビ朝日公式のキャスト紹介では、土門薫は京都府警捜査一課の刑事で、直情的に動く一匹狼的な人物として紹介されています。一方で、マリコとは強い信頼関係があり、事件解決のためなら上からの指示を待たずに動くことも多い人物です。
その土門が第13話では、片岡に対して明らかに普段とは違う態度を取ります。片岡が高校時代の同級生だからこそ、単なる証人として割り切れない感情が入り込んでいます。
マリコは、片岡の証言を科学的に検証することと同時に、土門がなぜ旧友を避けるのかにも目を向けます。事件の謎だけを解くのではなく、土門という人物の過去や弱さを見せる構造になっている点が特徴です。
また、第一発見者が刑事の旧友という設定には、捜査する側の客観性を揺らす効果があります。土門が片岡を信用しすぎるのではなく、逆に距離を取ろうとすることで、視聴者には「二人の間に何があったのか」という別の疑問が生まれます。
脚本・演出のスタッフ
テレビ朝日公式の第15シリーズスタッフページでは、脚本陣として戸田山雅司さん、櫻井武晴さんら、監督陣として田﨑竜太さん、森本浩史さんらがシリーズを支えたことが確認できます。音楽は川井憲次さんです。
第13話「耳撃者」の脚本は吉本昌弘さんです。WEBザテレビジョンのエピソード情報でも第13話の脚本担当として確認できます。
第13話の監督は匂坂力祥さんです。シーズン15の作品データでは匂坂さんが演出陣に含まれ、当時のエピソード記録でも第13話担当として確認できます。
この回は題材そのものが「音」なので、脚本でどんな音を手がかりとして置くかだけでは成立しません。視聴者に、その音が重要だと感じさせながら、すぐには正体を明かさない演出も必要になります。
視覚情報が中心になりやすいテレビドラマで、聞こえた音を謎の中心へ置くため、音の再現、人物の反応、現場での実験などを組み合わせて手がかりを具体化していく点に注目できます。
脚本づくりの視点:見えない証拠を物語の中心にする
第13話の脚本で特に参考になるのは、最初に「見ていない証人」を置いたことです。
通常の目撃者であれば、「誰を見たか」「どんな車だったか」「どちらへ逃げたか」といった情報を持たせやすくなります。しかし片岡は、事件の重要な瞬間を直接見ていません。残っているのは耳で聞いた複数の音だけです。
この制約があることで、マリコたちは最初から答えに近い証言を得られません。「車輪のような音」は本当に車輪なのか、「足音」は何人分なのか、「鈴の音」は犯人の持ち物なのか、と一つずつ意味を考える必要があります。
脚本で手がかりを強く見せたいとき、最初から正体を示すのではなく、解釈が必要な形で置くと謎が長く持続します。第13話の音は、そのための装置として働いていると考えられます。
証拠と人間関係を別々にしない
もう一つのポイントは、音の証言をした片岡が土門の旧友であることです。
もし片岡が事件と無関係の一般的な通行人であれば、物語は「音を分析して犯人を追う科学捜査」に集中します。しかし土門との過去を加えることで、同じ証言が人物ドラマにもなります。
土門が片岡を避けるほど、マリコは「証言の信頼性」と「土門の感情」を同時に確かめる必要が出てきます。事件の手がかりを持つ人物が、主要キャラクターの過去ともつながっているため、一つの場面が二つの役割を持ちます。
脚本では、事件パートと人物パートを交互に置くだけでなく、同じ人物や同じ証拠に両方の意味を持たせると、話が分離しにくくなります。第13話では片岡という人物が、その接点になっていると考えられます。
「聞こえたもの」を実験で確かめる
「科捜研の女」の特徴は、直感だけで結論へ進まず、観察したことを実験や鑑定へ落とし込む点です。第13話でも、片岡が聞いた音をそのまま真実として受け入れるのではなく、何が同じ音を生むのかを確かめる流れが重要になります。
この作りでは、視聴者もマリコたちと同じ順番で仮説を持てます。最初に音を聞き、候補を考え、実際の条件で確かめ、違えば別の可能性へ進むという段階があるためです。
ミステリーの脚本では、答えだけを見せると「なぜそうなったのか」が弱くなります。反対に、仮説と検証の過程を場面として見せると、犯人に到達すること自体がドラマになります。
第13話は、音という目に見えない情報を扱いながら、それを道具、現場、実験へ置き換えて視覚的な場面にしているところが、テレビドラマとしても面白い点です。
「科捜研の女15」はどんなシリーズ?
テレビ朝日公式の紹介では、「科捜研の女」は京都府警科学捜査研究所の法医研究員・榊マリコを中心に、法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を使って事件を解明するミステリーです。
第15シリーズでは、沢口靖子さん演じるマリコに加え、土門役の内藤剛志さん、風丘早月役の若村麻由美さん、宇佐見裕也役の風間トオルさん、藤倉甚一役の金田明夫さん、日野和正役の斉藤暁さん、相馬涼役の長田成哉さん、涌田亜美役の山本ひかるさん、蒲原勇樹役の石井一彰さんらが出演しています。
第13話はそのチームが「音」を証拠へ変えていく回であると同時に、土門の高校時代の友人を通して、捜査する人間自身の感情も描く回です。
科学的な手がかりと人物の過去が別々の線ではなく、一つの証人を通して交わるところに注目すると、再放送でも構成の巧みさを追いやすくなります。
参考にした情報
- テレビ朝日「科捜研の女15 第13話」
- テレビ朝日「科捜研の女15 キャスト」
- テレビ朝日「科捜研の女15 スタッフ」
- Gガイド「科捜研の女15 #13」
- WEBザテレビジョン「科捜研の女15 第13話『耳撃者』」
- allcinema「科捜研の女 season15」
よくある質問
「科捜研の女15」#13はいつ再放送されますか?
2026年10月30日(金)14時53分から15時50分まで、テレビ朝日で放送予定です。
第13話「耳撃者」はどんな事件ですか?
人気小説家・大文字智美が殺害され、第一発見者の片岡裕二が聞いた車輪のような音、足音、鈴の音を手がかりにマリコたちが事件を追う回です。
土門と片岡はどんな関係ですか?
片岡裕二は土門薫の高校時代の同級生です。土門が片岡に冷たい態度を取るため、事件捜査と並行して二人の過去も焦点になります。
第13話の脚本は誰ですか?
第13話の脚本は吉本昌弘さんです。第15シリーズ全体では戸田山雅司さん、櫻井武晴さんら複数の脚本家が参加しています。
まとめ
10月30日再放送の「科捜研の女15」#13「耳撃者」は、人気小説家の殺害事件を、第一発見者が聞いた車輪・足音・鈴の音から追うエピソードです。
事件の謎だけでなく、証人の片岡が土門の高校時代の同級生であることで、土門の感情や過去も捜査に重なります。見えない「音」を科学的に検証する流れと、主要人物の人間関係を同じ証人に結びつける構成が、脚本づくりの視点でも見どころです。
再放送を見るときは、マリコたちが曖昧な音の記憶をどのように検証可能な証拠へ変えていくのか、そして土門が旧友とどう向き合うのかを追うと、第13話をより深く楽しめます。

コメント