2026年11月1日(日)8時から、BS10プレミアムで「あぶない刑事」第15話「説得」が放送されます。今回の中心になるのは、タカとユージだけではありません。浅野温子さん演じる真山薫が、かつて補導した青年・高村仁を救おうと動く回です。
銀行強盗に加わりたくない仁は、自分を逮捕してほしいと薫に頼みます。犯罪を止めたい気持ちはあるのに、自分では仲間から抜けられない。そんな仁の弱さと、彼を放っておけない薫の行動が、第15話を単純な刑事アクションではない人間ドラマにしています。
脚本は大川俊道さん、監督は長谷部安春さん。人物の選択を事件の緊張感につなげる構成と、薫を物語の中心に置く作りに注目すると、脚本を学ぶ方にも見どころの多い1話です。
あぶない刑事 第15話「説得」の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月1日(日)8:00〜8:50 |
| 放送局 | BS10プレミアム |
| サブタイトル | 第15話「説得」 |
| 主な出演 | 舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、中条静夫、木の実ナナ、仲村トオル |
| 第15話ゲスト | 永瀬正敏、浦野真彦ほか |
| 脚本 | 大川俊道 |
| 監督 | 長谷部安春 |
BS10プレミアムでは「あぶない刑事」40周年を記念した特集編成を実施しており、テレビシリーズを週末の朝にも2話ずつ放送しています。11月1日は8時から第15話、その後8時50分から第16話が続く編成です。
第15話は1987年1月11日に日本テレビで初放送されたエピソードです。現在の再放送でも、横浜を舞台にしたタカとユージの軽妙なバディ感、アクション、港署メンバーの掛け合いというシリーズの魅力を楽しめます。
第15話「説得」のあらすじと今回の見どころ
第15話で物語を動かすのは、薫が以前補導した青年・高村仁です。仁は薫のもとを訪れ、自分を逮捕してほしいと頼みます。仲間と銀行強盗に加わることになっているものの、本心では犯罪に手を染めたくないためです。
仁の頼みが特徴的なのは、「助けてほしい」ではなく「逮捕してほしい」という形になっている点です。犯罪を拒みたいのに、自分の意志だけでは仲間との関係を断ち切れない。その葛藤が、最初の相談だけで伝わる仕掛けになっています。
薫は仁だけを安全な場所に置けば終わりとは考えません。ほかの仲間にも強盗をやめさせようとして、彼らが潜伏している倉庫へ向かいます。しかし主犯格の早見に刑事だと見抜かれ、薫自身が危険な状況に追い込まれます。
ここで第15話の焦点は、銀行強盗をどう阻止するかだけでなく、薫が仁たちをどこまで信じ、どこまで踏み込むのかへ移ります。タカやユージが銃や車を使って事件を追う回とは違い、薫の「相手を立ち直らせたい」という姿勢がサスペンスの入口になっているのが大きな見どころです。
Huluの第15話紹介でも、仁が仲間と銀行強盗をする予定であり、別件で留置所に入れば犯行に加わらずに済むと考えて薫に相談する流れが示されています。GガイドやBS日テレの紹介でも、薫が仲間を説得するため倉庫へ向かい、早見に正体を見抜かれるところまでが共通して説明されています。
真山薫が主役になることで見える「あぶない刑事」の幅
「あぶない刑事」といえば、舘ひろしさん演じる鷹山敏樹と、柴田恭兵さん演じる大下勇次のコンビが作品の顔です。一方、第15話では浅野温子さん演じる真山薫の行動が事件の中心になります。
薫は港署の刑事でありながら、タカやユージとは違う温度で若者に接します。仁は一度補導された過去を持つ人物ですが、薫は「また犯罪をする若者」と決めつけず、犯罪に加わりたくないという言葉を受け止めます。そのため、視聴者も仁を単純な犯人候補ではなく、迷っている青年として見ることになります。
さらに薫は、仁だけを救って終わらせず、仲間たちにも強盗をやめさせようとします。この行動には刑事としての正しさだけでなく、以前に補導した相手への責任感もにじみます。第15話は、レギュラーキャラクターの役割を一時的に前へ出すことで、シリーズの世界を広げていると考えられます。
タカとユージが中心ではないからこそ、2人が薫の危機にどう関わるのかも見どころになります。いつもの軽口やスピード感を保ちながら、薫の人間関係を軸に事件を展開することで、シリーズの型を崩しすぎず変化をつけています。
脚本・監督から見る第15話「説得」
第15話の脚本は大川俊道さん、監督は長谷部安春さんです。WEBザテレビジョンの第15話情報でも、大川俊道さんが脚本、長谷部安春さんが演出として記載されています。
大川俊道さんは「あぶない刑事」シリーズで複数話を手がけており、第15話では「犯罪をしたくない人物が、自分を逮捕してほしいと頼む」というねじれた状況を冒頭に置いています。説明を長く重ねなくても、仁が追い詰められていることが伝わる導入です。
長谷部安春監督はシリーズのテレビ版や劇場版にも関わった監督です。BS10プレミアムの劇場版紹介でも、テレビシリーズを手掛けた監督として紹介されています。アクションの勢いだけでなく、人物同士の軽妙な掛け合いも「あぶない刑事」の魅力として公式に挙げられています。
第15話では、仁と薫の会話による人間ドラマから、倉庫で薫の正体が見抜かれる危機へと進みます。会話の場面と危険な現場を切り替えることで、人物への共感と事件の緊張を同時に高める構成になっていると考えられます。
脚本づくりの視点:願いと行動をずらしてドラマを生む
第15話から脚本づくりで学べる点の一つは、人物の「本当の願い」と「実際に口にする頼み」をずらす方法です。仁の本当の願いは銀行強盗に加わらずに済むことですが、薫に頼むのは「強盗を止めてほしい」ではなく「自分を逮捕してほしい」ということです。
このずれがあることで、仁の置かれた状況が一気に具体的になります。仲間から「抜ける」と言えるなら逮捕を頼む必要はありません。別件で留置されることを逃げ道にしようとする発想そのものが、仁の弱さや恐怖を表していると考えられます。
主人公を危険へ向かわせる理由を感情から作る
薫が倉庫へ向かう展開も、単に「刑事だから捜査する」だけではありません。以前に補導した仁とのつながりがあるため、仲間ごと説得しようとします。職務上の目的と個人的な責任感が重なることで、薫が危険な場所へ入っていく行動に納得感が生まれています。
脚本で人物を危機に向かわせるとき、偶然や命令だけに頼ると、その人物である必然性が弱くなります。第15話は、薫の過去の関係を使って行動理由を作り、その結果として事件を大きくしていると考えられます。
サブキャラクターを中心にしてシリーズへ変化をつける
長いシリーズでは、毎回同じ主人公だけで事件を始めると展開が似やすくなります。第15話では薫と仁の関係を入口にすることで、タカとユージの魅力を残しながら、別の人物の感情を物語の軸にしています。
レギュラーの一人に過去の関係者を配置し、その関係から事件を起こす方法は、登場人物を深掘りしながらエピソードごとの差を作る手法として参考になります。第15話は「誰が事件を解決するか」だけでなく、「誰の感情から事件を始めるか」が重要だと分かる回です。
前回・第14話「死闘」の振り返り
第14話「死闘」では、現金輸送車から3億5千万円が奪われ、大下が警備員の小堺を共犯と見て尾行します。廃工場で襲撃犯と合流したところを押さえますが、共犯者に撃たれて重傷を負うという厳しい展開でした。
第14話がユージを肉体的な危機へ追い込むハードな事件だったのに対し、第15話は薫と仁の心理的な結びつきから事件が始まります。連続して見ると、同じ刑事ドラマでも、アクションの危機と人間関係の危機を切り替えていることが分かります。
BS10プレミアムでは週末朝に2話ずつ放送する編成のため、シリーズの流れを追いやすいのも今回の再放送の魅力です。
第15話をより楽しむポイント
まず注目したいのは、仁がどの場面で自分の意思を示せるかです。最初は「逮捕してほしい」と他人に状況を変えてもらおうとしています。薫とのやり取りを通して、仁が自分の選択に向き合えるのかが人間ドラマの核になります。
次に、薫の説得がどこまで刑事としての言葉で、どこから一人の大人としての言葉になるのかも見どころです。サブタイトルが「説得」である以上、事件解決の鍵は銃撃や追跡だけでなく、人が人にどう言葉を届けるかに置かれていると考えられます。
そしてタカとユージが、薫中心の事件にどう入ってくるかにも注目です。主役の焦点を薫に移しても、シリーズらしいテンポやバディ感を失わないことが「あぶない刑事」の強さです。
参考にした情報
- BS10プレミアム「5ヵ月連続『あぶない刑事』40周年スペシャル! TVシリーズ&映画 一挙放送PART2」
- Gガイド「あぶない刑事 第15話」
- BS日テレ「あぶない刑事」あらすじ(全51話)・キャスト
- Hulu「あぶない刑事 第15話 説得」
- WEBザテレビジョン「あぶない刑事 第15話 説得」
よくある質問
あぶない刑事 第15話「説得」はいつ放送されますか?
2026年11月1日(日)8時から、BS10プレミアムで放送されます。番組表では8時50分までの放送予定です。
第15話「説得」の脚本と監督は誰ですか?
脚本は大川俊道さん、監督は長谷部安春さんです。第15話では真山薫と高村仁の関係を軸に、銀行強盗計画へ巻き込まれた若者をめぐる物語が描かれます。
第15話の中心人物は誰ですか?
浅野温子さん演じる真山薫と、薫が以前補導した青年・高村仁です。仁は銀行強盗に加わりたくないため、薫に自分を逮捕してほしいと頼みます。
前回の第14話はどんな話ですか?
第14話「死闘」は現金輸送車強奪事件を追う大下勇次が銃撃を受け、重傷を負う展開です。第15話ではそこから焦点が変わり、薫と若者の関係を中心にした物語になります。
まとめ
「あぶない刑事」第15話「説得」は、2026年11月1日(日)8時からBS10プレミアムで放送されます。真山薫が以前補導した高村仁から「逮捕してほしい」と頼まれるところから始まり、銀行強盗をめぐる事件と若者を立ち直らせようとする薫の行動が重なっていきます。
脚本の視点では、仁の本当の願いと口にする頼みをずらした導入、薫の過去の関係を行動理由に変える作りが見どころです。タカとユージだけでなく、薫を中心に置くことでシリーズに違う色を加えている点にも注目してご覧ください。

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