尾上右近とは?歌舞伎の経歴・代表作と「豊臣兄弟!」足利義昭役を紹介

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尾上右近さんは、歌舞伎俳優として舞台に立ちながら、清元の太夫、映画、ドラマ、ミュージカル、声の仕事まで活動を広げている俳優です。歌舞伎の伝統を受け継ぎつつ、映像作品でも印象の強い役を演じています。

2026年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」では、室町幕府第15代将軍の足利義昭を演じています。この記事では、公式プロフィールで確認できる経歴と代表作をたどり、足利義昭という役が物語の中でどのような働きをしているのかも見ていきます。

尾上右近さんのプロフィールと経歴

尾上右近さんは1992年5月28日生まれです。2026年11月時点で34歳です。公式サイトによると、本名は岡村研佑さんで、身長は170cm。歌舞伎俳優としての屋号は音羽屋です。

曾祖父は六代目尾上菊五郎で、母方の祖父は俳優の鶴田浩二です。公式プロフィールに記載されている芸能の系譜は、右近さんが舞台と映像の両方へ活動を広げてきた背景を知るうえで重要です。

7歳のとき、歌舞伎座「舞鶴雪月花」の松虫役で本名の岡村研佑として初舞台を踏みました。12歳になると、新橋演舞場「人情噺文七元結」の長兵衛娘お久役などで二代目尾上右近を襲名しています。

さらに2018年1月には、清元の名跡である清元栄寿太夫を襲名しました。所属事務所のプロフィールでは、歌舞伎俳優と清元の両方で活動する姿を「歌舞伎界の二刀流」と紹介しています。

舞台では立役と女形の双方を勤め、古典歌舞伎だけでなく新しい企画にも参加しています。一つの型に固定されず、踊り、芝居、語りの技術を行き来できることが、尾上右近さんの大きな特徴です。

尾上右近さんの代表作と幅広い活動

尾上右近さんは、歌舞伎では「春興鏡獅子」や自主公演「研の會」などで活動を重ねています。公式プロフィールには、歌舞伎座、南座、国立文楽劇場、浅草公会堂など多くの舞台への出演歴が掲載されています。

映像作品では、映画「燃えよ剣」で松平容保を演じ、第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。歴史上の人物を演じる機会が多く、時代背景の中で人物の立場や所作を見せる役と相性の良さがあります。

そのほか、映画「八犬伝」「十一人の賊軍」「身代わり忠臣蔵」などにも出演。実写映画だけでなく、「ライオン・キング:ムファサ」の日本語吹替版では主人公ムファサの声も担当しました。

テレビドラマでは、2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」で孝明天皇を演じています。大河ドラマへの出演経験を経て、2026年の「豊臣兄弟!」では足利義昭という、政治的にも物語上も大きな存在を担っています。

尾上さんの活動を見ていくと、歌舞伎で培った身体表現や発声をそのまま強く出すだけではなく、映像の距離に合わせて役を調整していることが分かります。舞台では大きく届かせ、映像では表情や間を細かく使う必要があり、両方の現場を経験していることが役の幅につながっていると考えられます。

「豊臣兄弟!」の足利義昭役はどんな人物?

所属事務所公式プロフィールでは、尾上右近さんが2026年NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で足利義昭役を演じることが明記されています。義昭は室町幕府最後の将軍であり、織田信長との関係が大きく揺れ動く人物です。

ステラnetのインタビューで尾上さんは、義昭について、どうにもできない現実に直面しながら「真の将軍」になろうとする人物として語っています。信長との関係も単純な敵対ではなく、期待、恐怖、執着、反発が混ざる複雑なものとして捉えていることが分かります。

尾上さんは、義昭が信長との関わりの中で失敗や苦い経験を重ね、政治家としての自分を意識する段階へ進むと解釈しています。役を一面的な権力者としてではなく、挫折しながら自分の立場を作る人物として演じている点が特徴です。

足利義昭のキャラクター造形を脚本の視点で見る

「豊臣兄弟!」の義昭は、主人公の豊臣秀長とは異なる時代の権威を背負った人物です。物語の中で義昭を再登場させることで、秀吉や秀長が手に入れた権力を、かつての将軍という別の基準から照らし直す役割を担っていると考えられます。

第42回では、義昭が「昌山」として久々に姿を見せることが報じられています。将軍職を離れた人物を再び登場させることで、「かつて権力を持っていた人物が、天下人となった秀吉をどう見るのか」という関係性が生まれます。これは、地位が変わった人物同士を再会させ、過去と現在の差を一場面で見せる構成だと考えられます。

尾上さんがインタビューで義昭と信長の感情を細かく捉えていることからも、この役は歴史上の出来事を説明するだけの存在ではありません。相手への期待や失望を積み重ねることで、政治的な対立を人間関係として見せるキャラクターになっています。

最新の出演情報(2026年11月時点)

項目内容
番組大河ドラマ「豊臣兄弟!」
放送日時2026年11月1日(日)20:00〜
放送局NHK総合
回第42回「北野大茶湯」
役名足利義昭(昌山)

2026年11月1日放送の第42回「北野大茶湯」では、秀吉が京の北野で大茶会を催すことになります。大名、商人、百姓まで参加できる大規模な催しですが、会場では刃傷沙汰が起こり、さらに肥後では大規模な一揆が発生します。

主要媒体が公開した第42回の予告情報では、尾上右近さん演じる足利義昭が昌山として久々に登場します。回想を除けば、第17回以来の登場と報じられています。

放送前に確認できる予告では、昌山が誰かに対して関白秀吉から離れないよう告げる場面が示されています。ただし、その発言の相手や前後の詳しい展開は本編放送前の段階では断定できません。

「豊臣兄弟!」での共演者

「豊臣兄弟!」では、主人公の豊臣秀長を仲野太賀さん、兄の豊臣秀吉を池松壮亮さんが演じています。織田信長役は小栗旬さん、明智光秀役は要潤さんです。

尾上右近さん演じる義昭は、物語前半では信長との関係が大きな軸になりました。尾上さん自身もインタビューで、信長への感情が恐怖から憎悪へ変わっていく流れや、義昭が将軍としてどう成長したかを詳しく語っています。

第42回では時代が進み、秀吉が天下人として存在感を強めた段階で義昭が再び登場します。かつての将軍と新しい権力者が同じ物語の中に置かれることで、時代の変化が人物関係として見えてくる回になりそうです。

参考にした情報

よくある質問

尾上右近さんの生年月日は?

1992年5月28日生まれです。2026年11月時点で34歳です。

尾上右近さんはいつ歌舞伎で初舞台を踏みましたか?

7歳のときに歌舞伎座「舞鶴雪月花」の松虫役で初舞台を踏みました。12歳で二代目尾上右近を襲名しています。

「豊臣兄弟!」で尾上右近さんが演じる役は?

足利義昭役です。2026年11月1日放送の第42回「北野大茶湯」では、昌山として久々に登場することが予告されています。

まとめ

尾上右近さんは、7歳で初舞台を踏み、12歳で二代目尾上右近を襲名した歌舞伎俳優です。2018年には清元栄寿太夫を襲名し、歌舞伎と清元の双方で活動しながら、映画やドラマにも出演しています。

「豊臣兄弟!」の足利義昭は、信長との複雑な関係を経て、時代の変化を体現する人物の一人です。2026年11月1日の第42回では、将軍職を離れた昌山として再登場します。尾上右近さんが、かつて権力の中心にいた人物の変化をどのように見せるのかに注目したいところです。

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