必殺仕事人V・激闘編 第14話「せんとりつ不倫する」|脚本・演出から読み解く見どころ

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2026年11月6日(金)16時57分から、BS朝日1で「必殺仕事人V・激闘編」第14話「せんとりつ不倫する」が放送されます。

今回の中心になるのは、将軍家御用絵師の座をめぐる買収と偽作です。貧しくても腕のある絵師・重春が権力と商売の都合に巻き込まれ、その無念が仕事人たちへの依頼につながっていきます。

第14話のあらすじと出演者、脚本・演出を整理しながら、事件の作り方と人物の動かし方に注目して見どころをまとめます。

第14話「せんとりつ不倫する」の放送日時と基本情報

項目内容
放送日時2026年11月6日(金)16:57〜18:00
放送局BS朝日1
作品必殺仕事人V・激闘編
話数第14話
サブタイトルせんとりつ不倫する
主な出演藤田まこと、鮎川いずみ、京本政樹、村上弘明、柴俊夫ほか
脚本林千代
監督小原宏裕
音楽平尾昌晃

BS朝日の公式ページでは、「必殺仕事人V・激闘編」を1985年からテレビ朝日系列で放送された必殺シリーズ第25弾として紹介しています。中村主水を演じる藤田まことさん、何でも屋の加代、組紐屋の竜、鍛冶屋の政に加え、壱・弐・参というはぐれ仕事人が加わるのが本作の大きな特徴です。

松竹シネマプラス公式では、本作を全33話の作品と案内し、シリーズ全体の脚本陣に林千代さん、監督陣に小原宏裕さんが名を連ねています。第14話の個別スタッフは、DVD商品情報でも脚本・林千代さん、監督・小原宏裕さんと確認できます。

第14話のあらすじ|偽作と買収が重春を追い詰める

Prime Videoの第14話説明では、画商・南雲堂の主人である徳兵衛が、息子を若年寄主催の絵の展覧会で入選させ、「将軍家御用絵師」にしようと企むところから事件が始まります。そのために徳兵衛は審査員の買収を進めますが、貧しくても腕の良い絵描き・重春の存在が邪魔になります。

松竹公式の期間限定配信ページでも、徳兵衛が息子を御用絵師にするため審査人の買収を企て、障害となる重春に偽作を描かせた末に殺してしまう流れが紹介されています。残された妻・お峰は、夫の無念を晴らすために闇の会を訪れます。

ここで重要なのは、悪事が単純な金目当てではなく、「息子を御用絵師にしたい」という身内への執着から始まっている点です。肩書きや名誉を手に入れるため、審査そのものを金で歪め、さらに本物の腕を持つ重春を排除しようとするため、事件の不条理さがはっきり伝わります。

重春は生活に余裕のない絵師ですが、実力があるからこそ徳兵衛に警戒されます。能力が高いことが本人を救うのではなく、むしろ権力側に狙われる理由になる。この逆転が、第14話の苦さを強めていると考えられます。

ゲストと登場人物|お峰と重春の夫婦が事件の感情線を担う

第14話のゲストとして、松竹公式は服部妙子さんの出演を案内しています。DVD商品情報では、服部妙子さんのほか、外山高士さん、楠年明さんらの出演も確認できます。

エピソードの中心人物は、絵師の重春と妻のお峰です。重春は腕がある一方で暮らしは苦しく、お峰は夫を支えるために働いています。Prime Videoの説明でも、お峰が夫のために生活費を稼いでいることが示されており、夫婦の生活感が事件の重みを支えています。

悪人側の徳兵衛は、画商としての立場と金を使い、審査を自分の望む方向に動かそうとします。単に重春と徳兵衛を「善人と悪人」に分けるのではなく、絵の価値を決める仕組みそのものに不正を持ち込むことで、被害が個人の恨みにとどまらない構造になっています。

そしてお峰が闇の会を訪れることで、物語は被害者側の悲しみから仕事人の行動へ移ります。依頼人の事情が十分に描かれたうえで仕置きへ進むのは、必殺シリーズらしい感情の積み上げです。

脚本・演出・音楽のスタッフ

役割担当
脚本林千代
監督小原宏裕
音楽平尾昌晃
製作朝日放送・松竹

第14話の脚本は林千代さん、監督は小原宏裕さんです。タワーレコードの商品情報では、第14話単独のクレジットとして両名が掲載されています。

林千代さんは「必殺仕事人V・激闘編」で複数話を担当する脚本家の一人で、松竹公式のシリーズスタッフ欄にも名前があります。第14話では、絵師という職業、御用絵師という名誉、買収、偽作という要素をひとつの事件にまとめています。

小原宏裕さんもシリーズの監督陣の一人です。第14話は、重春の生活と徳兵衛の企み、そしてお峰の依頼を順番に積み重ねてから仕事人側へつなぐ内容で、被害者側の感情を物語の前半でどこまで見せるかが演出上のポイントになりそうです。

音楽は平尾昌晃さん。シリーズを象徴する緊張感のある音楽は、日常場面から裏稼業の場面へ空気を切り替える重要な役割を担っています。

脚本づくりの視点|「本物の腕」と「不正な評価」をぶつける構成

第14話で脚本づくりの参考になるのは、まず人物の欲望と障害を分かりやすく置いていることです。徳兵衛の欲望は「息子を将軍家御用絵師にしたい」。その障害が、実力のある重春です。

ただし、徳兵衛は正面から重春と競わせるのではなく、審査員の買収や偽作という不正を選びます。このため、視聴者は「実力で勝負すればよいのに、権力と金で結果を曲げる」という理不尽さを早い段階で理解できます。

物語の対立を強くするとき、主人公側と悪人側が同じものを求めている必要はありません。第14話では、重春が求めているのは絵を描きながら暮らすことであり、徳兵衛が求めるのは息子に権威ある肩書きを得させることです。同じ「絵」の世界にいながら目的が異なるため、職業設定そのものが対立の土台になっています。

被害者の生活を先に見せることで依頼に重みを出す

お峰が夫のために働いて生活を支えているという情報は、重春の死を単なる事件の一件にしない役割を持っています。夫婦がどう暮らしていたかが先に分かれば、奪われたものの大きさも伝わります。

脚本で復讐や仕置きの動機を強めたいとき、被害の瞬間だけでなく、被害に遭う前の生活を見せておく方法があります。第14話は、重春の腕前だけでなく、お峰との暮らしを置くことで、依頼人の感情を受け止めやすい形にしていると考えられます。

タイトルの軽さと本筋の重さの落差

「せんとりつ不倫する」というサブタイトルは、重春とお峰の悲劇的な本筋だけを見ると意外なほど軽い響きです。必殺シリーズでは、中村家の日常にユーモラスな要素を置きながら、その一方で裏稼業では重い事件を描く構成が繰り返されます。

この落差によって、主水の日常と仕事人としての顔が別々に見え、後半の緊張も際立つと考えられます。重い物語だけを続けるのではなく、日常側に笑いを置いてから暗い本筋へ戻ることで、感情の振れ幅を作る方法として注目できます。

前回・第13話「主水の上司 人質になる」の流れ

11月5日(木)16時57分から放送される第13話は「主水の上司 人質になる」です。Prime Videoの説明では、加代が闇の会から受けた依頼の標的は、十年前に旅芸人の娘の両親を殺した押込み強盗の二人組です。

ただし、手がかりは一人の左腕に刀傷があることと、数え歌を口ずさむ癖だけで、顔も名前も分かりません。依頼を受けても標的が特定できないという条件が、仕事人側の調査を物語の軸にしています。

第13話が「正体の分からない標的を探す話」なのに対し、第14話は徳兵衛という悪事の中心人物と、その目的が比較的早く見える構成です。連続して見ると、同じ仕事人ものでも事件の組み立て方が異なることが分かります。

必殺仕事人V・激闘編はどんな作品?

松竹シネマプラス公式によると、「必殺仕事人V・激闘編」は必殺シリーズ第25作、必殺仕事人シリーズ第6作、中村主水シリーズ第12作にあたります。全33話で、1985年に製作されたテレビドラマです。

中村主水、加代、竜、政というおなじみの顔ぶれに、壱、弐、参という新しい仕事人が加わります。固定メンバーだけでなく、依頼や相手に応じて戦力や役割の組み合わせが変わるため、集団劇としても見どころがあります。

第14話はシリーズ中盤に入りかける位置にあり、主要人物の役割が視聴者に定着した頃の一話です。そのため、事件側の人物である重春、お峰、徳兵衛を短い時間で印象づけ、既存の仕事人たちへ渡す構成が重要になります。

視聴するときに注目したいポイント

まず注目したいのは、重春の「腕の良さ」がどのように示されるかです。物語上は徳兵衛にとって邪魔な存在ですが、視聴者がその価値を納得できなければ、買収や偽作の悪質さも弱く見えてしまいます。

次に、お峰がどの段階で夫の無念を晴らそうと決意するかです。依頼人が仕事人にたどり着くまでの感情の変化は、仕置きの爽快感を支える大事な部分です。

そして、主水たちの日常場面と事件の本筋がどのように交互に置かれるかにも注目です。サブタイトルにせんとりつの名前があるため、中村家のやり取りが重い事件とどう並べられるのかを見ると、作品のテンポの作り方が分かりやすくなります。

参考にした情報

よくある質問

必殺仕事人V・激闘編 第14話はいつ放送されますか?

2026年11月6日(金)16時57分から18時まで、BS朝日1で放送されます。

第14話「せんとりつ不倫する」の脚本と監督は誰ですか?

脚本は林千代さん、監督は小原宏裕さんです。第14話のDVD商品情報で個別クレジットを確認できます。

第14話はどんな事件を描きますか?

画商・徳兵衛が息子を将軍家御用絵師にするため審査員買収を企て、腕の良い絵師・重春を排除しようとする事件です。重春の妻・お峰が夫の無念を晴らすため闇の会を訪れます。

必殺仕事人V・激闘編は全何話ですか?

松竹シネマプラス公式では全33話と案内されています。必殺シリーズ第25作にあたる作品です。

まとめ

11月6日放送の「必殺仕事人V・激闘編」第14話「せんとりつ不倫する」は、御用絵師の座をめぐる買収と偽作によって、実力ある絵師・重春が犠牲になる物語です。脚本は林千代さん、監督は小原宏裕さんが担当しています。

脚本づくりの視点では、徳兵衛の欲望を明確にし、その障害として重春を置く対立の作り方と、被害者夫婦の生活を先に見せて依頼の重みを強める構成が注目点です。サブタイトルに表れる中村家の日常の軽さと、事件の重さの落差にも注目してご覧ください。

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