三匹のおっさん〜正義の味方、見参!!〜 #1-#4|脚本・演出から読み解く見どころ【11月7日14時】

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2026年11月7日(土)14時から、日本映画専門チャンネルで「三匹のおっさん〜正義の味方、見参!!〜」第1話から第4話が「週末イッキミドラマ」として一挙放送されます。

北大路欣也さん、泉谷しげるさん、志賀廣太郎さんが演じる幼なじみの三人が私設自警団を結成し、町内の身近な悪事に立ち向かう人気シリーズの第1弾です。前半4話だけでも、三匹の結成、悪徳商法、結婚詐欺、動物虐待と、事件の種類が大きく変わります。

ここでは日本映画専門チャンネルとテレビ東京の公式情報をもとに、#1〜#4の内容を整理しながら、脚本と演出の面で見えてくるシリーズの魅力をまとめます。

三匹のおっさん #1-#4の放送日時と基本情報

項目内容
放送日時2026年11月7日(土)14:00〜
放送局日本映画専門チャンネル
放送話数第1話〜第4話
放送時間228分
出演北大路欣也、泉谷しげる、志賀廣太郎、中田喜子、藤田弓子、大野拓朗、三根梓、西田尚美 ほか
原作有川浩
脚本佐藤久美子
監督猪原達三/白川士/大内隆弘
制作年2014年

日本映画専門チャンネル公式では、#1〜#4をまとめて228分で放送すると案内されています。第1話のみ長尺で、その後は通常尺のエピソードが続く構成です。

三人の中心人物は、剣道の達人キヨこと清田清一、柔道の猛者シゲこと立花重雄、機械に強い頭脳派ノリこと有村則夫です。腕力だけでなく、考え方も得意分野も違う三人がチームになることが、シリーズ全体の基本になっています。

第1話は“三匹のおっさん”が生まれる始まりの回

テレビ東京公式の第1話ストーリーでは、長年勤めた会社を定年退職した清田清一が、系列のゲームセンターで嘱託社員として新しい生活を始めます。家では妻の芳江、息子夫婦、孫の祐希が還暦を祝おうとしていますが、清一はある出来事をきっかけに家を出ます。

清一が向かった居酒屋「酔いどれ鯨」で、幼なじみの重雄と則夫が合流します。昔は近所で“三匹の悪がき”と呼ばれていた三人が酒を酌み交わすうち、空き巣、引ったくり、痴漢などで物騒になった町内を自分たちで夜回りしようという話になります。

こうして剣道のキヨ、柔道のシゲ、頭脳派のノリによる私設自警団“三匹のおっさん”が誕生します。最初のパトロールからひったくり事件に遭遇し、三人は自分たちがまだ町の役に立てることを実感していきます。

第1話の役割は、単に事件を解決することではありません。三人がなぜ集まり、なぜ町を守ろうとするのかを、定年後の生活や家族との関係を交えながら見せています。

また、清一の再就職先で帳簿と実際の収支が合わない問題も起こり、家庭、仕事、町内の事件が一つの話の中で並行します。シリーズの基本となる「身近な生活の中に事件が入り込む」形が、第1話ですでに作られています。

第2話は悪徳商法を“暮らしの問題”として描く

第2話の題材は悪徳商法です。三匹が夜回りをしていると、商店街に健康食品の店「パレット・ピース」が開店していることに気づきます。

一方、清一の家庭では、息子の妻・貴子が高額な空気清浄器を購入したことから夫婦げんかが起こります。さらに近所の原田靖代が健康食品の店に通い、大金を使っていることがわかります。

清一、重雄、則夫は店へ潜入し、客を集めて無料の商品を配りながら購買意欲を高め、高額商品へ誘導する様子を確かめます。しかし、靖代が店に通い続ける理由は、単に商品を信じ込んでいるからだけではありません。

ここが第2話の見どころです。事件の仕組みを暴くだけなら簡単ですが、被害に遭う側にも孤独や寂しさ、誰かと話したいという気持ちがあることを物語の中に入れています。

悪役を倒して終わりではなく、「なぜその人が引っかかったのか」まで描くことで、町内ドラマとしての温かさが残ります。三匹のおっさんが守るのは金銭だけではなく、住民の生活そのものだとわかる回です。

第3話は夫婦のすれ違いを事件の入口にする

第3話では、立花重雄の妻・登美子が中心になります。清一夫妻の外食話を聞いた登美子は、自分も重雄と出かけたいと誘いますが、重雄にそっけなく断られてしまいます。

一人で外出した登美子に、広田作治という紳士が声をかけます。広田は小学校時代の同級生だと名乗り、登美子の記憶が曖昧なのを利用するように距離を縮めていきます。

登美子は広田の身の上話に同情し、久しぶりの華やかな時間に心を動かされます。その姿を祐希と早苗が目撃し、話は清一たちへ伝わっていきます。

この回のおもしろさは、結婚詐欺という事件が、重雄夫妻の日常的なすれ違いから始まるところです。重雄がもう少し妻の気持ちを受け止めていれば、登美子が別の相手の言葉に強く心を動かされることもなかったかもしれません。

つまり事件の原因を外部の悪人だけに置かず、夫婦の距離にも目を向けています。三匹が悪を成敗する痛快さと、長年連れ添った夫婦が互いをどう見ているのかというホームドラマが同じ話の中にあります。

第4話は動物虐待事件で“推理する三匹”を見せる

第4話では、祐希の母校の中学生が清一のもとを訪れ、学校で飼育しているカモが傷つけられた事件について相談します。親カモが刃物で傷つけられ、ヒナにも被害が出た深刻な事件です。

学校では残ったカモを動物園へ移す方針が決まりますが、飼育係の生徒たちは自分たちで最後まで世話をしたいと願っています。清一たちはその思いを聞き、事件に関わることになります。

会議の場では、部外者の清一たちが口を出すことに保護者から反発も出ます。そこで頭脳派の則夫が、会議室に盗聴器が仕掛けられていることを見抜きます。

この発見によって、事件は単純な動物虐待から「学校内部に事情を知る人物がいるのではないか」という推理へ変わります。三匹は腕力だけでなく、観察と推理で犯人に近づいていきます。

第1話から第3話までで三人の性格と得意分野を理解したあとに、第4話でノリの機械知識が前面に出るため、チームの役割分担がより鮮明になります。

#1-#4を続けて見ると三人の役割分担がよくわかる

4話を一挙に見る利点は、事件の違い以上に、キヨ・シゲ・ノリがどうチームとして機能しているかを続けて確認できることです。

清一は正義感が強く、困っている人を見ると行動に出る中心人物です。重雄は短気で豪快ですが、柔道の腕と人情味で三人を支えます。則夫は機械や道具に強く、力では解けない問題を技術や観察で突破します。

一人ですべて解決できる万能主人公ではなく、それぞれに強みと弱みがある三人を組ませています。だから事件ごとに「今回は誰の能力が決め手になるのか」という変化が生まれます。

また、三人とも家庭を持ち、子や孫との関係があります。町内の悪を成敗するだけでなく、妻とのすれ違いや世代間の感覚の違いも描かれるため、事件編とホームドラマ編が分離していません。

脚本・演出・原作のスタッフ

日本映画専門チャンネル公式では、原作は有川浩さん、脚本は佐藤久美子さん、監督は猪原達三さん、白川士さん、大内隆弘さんと紹介されています。

有川浩さんの原作をもとに、町内で起きる身近な事件と、三人の家庭生活を同時に描くのがシリーズの特徴です。大事件を扱う刑事ドラマとは違い、視聴者が日常の延長として想像しやすい問題が中心に置かれています。

演出面では、三人の個性が一目でわかる見せ方が重要です。剣道のキヨ、柔道のシゲ、機械のノリという違いが、行動、衣装、小道具、立ち位置にまで反映されることで、三人が並んだだけでも役割が伝わる構成になっていると考えられます。

脚本づくりの視点:事件を「家族の問題」から始める

#1〜#4の脚本を続けて見ると、事件が突然外から降ってくるだけではないことに気づきます。第2話では高額な空気清浄器をめぐる家族のけんか、第3話では重雄と登美子の夫婦のすれ違い、第4話では中学生の願いが事件への入口になります。

つまり、まず読者が理解しやすい身近な感情や困りごとを置き、そこから事件へ広げています。この順番にすると、悪徳商法や結婚詐欺、動物虐待といった題材が説明だけで進まず、登場人物の生活に結びつきます。

脚本を書く側から見ると、「事件そのもの」より先に「誰が困っているのか」を描く方法だと考えられます。困っている人物の顔が見えると、主人公たちが動く理由も自然になります。

三人の得意分野を毎回少しずつ使い分ける

チームものでは、全員が同じ能力だと役割が重なります。「三匹のおっさん」は、剣道、柔道、機械というはっきりした違いを最初に与えています。

第4話で則夫が盗聴器に気づく場面のように、事件の解決方法をキャラクター固有の能力と結びつけると、その人物がそこにいる意味が生まれます。第1話で設定した特徴が後の話で解決手段になるため、キャラクター設定が物語の道具として機能しています。

さらに三人は性格も違います。正面から動く清一、感情が先に出やすい重雄、冷静に仕掛けを考える則夫という違いがあるため、同じ事件を見ても反応が揃いません。

この「反応の違い」が会話を生み、事件説明の場面でも単調になりにくいと考えられます。三人組を描くときに、能力だけでなく判断の仕方まで分けることが参考になります。

一話完結でも次を見たくなる日常の連続性

各話の事件は基本的に一話ごとに変わりますが、清一の家庭、重雄夫妻、祐希と早苗の関係などは続いていきます。

事件はその回で区切りをつけながら、人間関係は少しずつ積み重ねる。この二層構造があるため、一話だけでも楽しめる一方、連続して見ると人物への理解が深まります。

一挙放送で#1〜#4を見ると、第1話で紹介された家族や三人の性格が、第2話以降で少しずつ事件に絡んでいく流れを確認できます。連続ドラマで「一話完結」と「シリーズを通した変化」を両立させる作り方として見やすい作品です。

参考にした情報

よくある質問

「三匹のおっさん」#1〜#4はいつ放送されますか?

日本映画専門チャンネル公式番組表では、2026年11月7日(土)14時から「三匹のおっさん〜正義の味方、見参!!〜」#1〜#4が放送予定です。

第1話から第4話ではどんな事件を扱いますか?

第1話は三匹のおっさん結成と町内パトロール、第2話は悪徳商法、第3話は結婚詐欺、第4話は学校のカモを狙った動物虐待事件が中心です。

「三匹のおっさん」の脚本と原作は誰ですか?

日本映画専門チャンネル公式では、原作は有川浩さん、脚本は佐藤久美子さん、監督は猪原達三さん、白川士さん、大内隆弘さんと案内されています。

まとめ

2026年11月7日(土)14時から日本映画専門チャンネルで放送される「三匹のおっさん〜正義の味方、見参!!〜」#1〜#4は、三人の結成から始まり、悪徳商法、結婚詐欺、動物虐待と、身近な事件を次々に描く前半4話です。

脚本の視点では、事件をいきなり始めるのではなく、家族や近所の人の困りごとから導入し、キヨ・シゲ・ノリそれぞれの得意分野を解決方法につなげている点が見どころです。

4話を続けて見ると、一話完結の爽快感だけでなく、三人の役割分担や家族関係が積み重なっていく連続ドラマとしての設計もよく見えてきます。

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