「ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-」第8話「死びとの恋わずらい -悩む女と影-」は、2026年8月22日(土)0時12分(21日金曜深夜24時12分)からテレビ東京系で放送されます。今回は、第2話から続く長編エピソード「死びとの恋わずらい」が再び動き出す回。深田龍介(細田佳央太)が“四つ辻の美少年”の正体を追う中、謎の男の言葉に取りつかれた「悩む女」が現れます。
伊藤潤二作品らしい怖さは、怪物が襲ってくることだけではありません。何気ない言葉や欲望が人の心に入り込み、それまで普通だった行動が少しずつ狂っていく。その「ズレ」が積み重なる怖さを、第8話では不倫の恋に悩む女を通して描きます。
第8話「死びとの恋わずらい -悩む女と影-」放送情報
- 放送:2026年8月22日(土)0:12~0:52(8月21日金曜深夜24:12)
- 放送局:テレビ東京ほかTXN系列
- 主人公・深田龍介:細田佳央太
- 柴山みどり:莉子
- 悩む女:柳ゆり菜
- 手島光太郎:藤本洸大
- 脚本:稲本達郎
- 監督:近藤亮太
- 原作:伊藤潤二「死びとの恋わずらい」
ドラマ全体は、伊藤潤二の『伊藤潤二傑作集』『魔の断片』から13作品を選んだオムニバス形式です。ただし「死びとの恋わずらい」は複数話にまたがる長編で、第2話「四つ辻の美少年」に続き、第8話で龍介と美少年の因縁が再び前面に出ます。公式発表では、龍介の幼なじみ・柴山みどりと親友・手島光太郎もこの長編をつなぐ重要人物として紹介されています。
第8話のあらすじ|美少年に「もっと深刻な悩みを作れ」と言われた女
四つ辻の美少年の正体を追う龍介の前に、不倫の恋に悩んでいる見知らぬ女が現れます。彼女は美少年から「もっと深刻な悩みを作れ」と言われ、その言葉に導かれるように行動をエスカレートさせていきます。
一方、龍介を心配して町を訪れた親友・手島光太郎も、美少年の正体を追う側に加わります。しかし町では、龍介自身が「四つ辻の美少年なのではないか」という疑惑まで広がり始めます。追う者だった龍介が、今度は周囲から疑われる側へ回ることで、恐怖の方向が大きく変化する回です。
第8話のキャスト
- 深田龍介:細田佳央太
- 柴山みどり:莉子
- 悩む女:柳ゆり菜
- 手島光太郎:藤本洸大
- 龍介の母:若井尚子
- 四つ辻の美少年:松瀬太虹
- エリ:和内璃乃
- アミ:高野渚
「悩む女」を演じる柳ゆり菜は、第8話の恐怖を直接動かすゲスト。美少年の一言をきっかけに行動が激化していく役で、正常と狂気の境界がどこで崩れるのかが見どころです。龍介の友人・手島が加わることで、龍介一人の主観だけではなく、外から見た町の異常さも描きやすくなります。
「死びとの恋わずらい」は原作の何巻?
テレビ東京公式の原作情報によると、「死びとの恋わずらい」は朝日新聞出版の『伊藤潤二傑作集4 死びとの恋わずらい』に収録されています。同巻には、ドラマ化作品「幻痛屋敷」「あばら骨の女」も収録されています。第8話を見て原作の空気感や描写を確かめたくなった方は、同巻から読むとドラマとの違いを追いやすいでしょう。
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原作を映像へ移すときは、漫画のコマ割り、間、視線誘導を映像の時間へ置き換える必要があります。原作と映像化で何が変わるのかという視点は、かかねばの「脚色とは?脚本家がわかりやすく解説」でも整理しています。
怖さのポイント1|「悩みを解決する」のではなく増やさせる
普通の占いや助言は、悩みを軽くする方向へ働きます。ところが四つ辻の美少年は逆で、悩む女に「もっと深刻な悩みを作れ」と促します。ここには伊藤潤二作品らしい反転があります。人が助けを求める場所に、救いではなく破滅を加速する存在が立っているのです。
ホラーでは、日常のルールを一つだけ反転させると強い違和感が生まれます。かかねばのホラー作品の書き方で忘れてはいけない7つのポイントでも、恐怖を成立させるための日常との落差を解説しています。
怖さのポイント2|龍介が「美少年ではないか」と疑われる
第8話では、龍介自身に疑いが向けられます。これは長編の流れを変える重要な仕掛けです。主人公は美少年の正体を暴こうとしているのに、周囲から見ると主人公自身が怪異の一部に見え始める。観客が知っている情報と、町の人々が信じる情報が食い違うことで緊張感が高まります。
サスペンスは「何が起きるか」だけでなく、「誰が何を知っているか」の差でも作れます。情報差による緊張の作り方はサスペンスとは?脚本に緊張感を与えるコツ8項目も参考になります。
怖さのポイント3|第2話とのつながり
「死びとの恋わずらい」は、第2話「四つ辻の美少年」、第8話「悩む女と影」、さらに後続の「絶叫の夜」へつながる長編として構成されています。第8話だけでも怪異は理解できますが、龍介とみどりの関係、美少年を追う理由、霧の町に広がる辻占の不気味さを把握するには、第2話の流れを知っておくと理解しやすくなります。
連続ものでは、前の話で提示した謎を忘れさせず、別の事件を重ねながら再び本筋へ戻す構成が重要です。こうしたストーリーの組み立て方は物語の構成とは?初心者でもわかる4つの型と脚本に活かすコツでも解説しています。
「ストレンジ」第8話はどこで見れる?
テレビ東京公式では、各話放送終了後からLeminoとU-NEXTで第1話から最新話まで見放題配信すると案内しています。TVerでは見逃し配信があり、「ネットもテレ東」からも視聴導線が用意されています。
U-NEXTのサービス自体の特徴や注意点は、かかねばのU-NEXTのメリット・デメリットでも解説しています。

本ページの情報は2026年8月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
原作とドラマを比べるときの見方
伊藤潤二の漫画は、ページをめくった瞬間の絵の強さや、静止した画面の細部を見続ける怖さが大きな魅力です。実写ドラマでは、それを俳優の間、音、カメラの動き、編集の速度へ置き換えます。原作と全く同じかどうかだけでなく、「漫画のどの恐怖を、映像では何に変換したのか」を見ると、実写化の面白さが分かります。
特に第8話は、悩む女の変化と龍介に向けられる疑惑という二つの流れが同時進行します。キャラクターの行動が変化していく過程を見るなら、脚本が面白くなる!変化するキャラクターの作り方の考え方とも重ねて楽しめます。
まとめ
「ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-」第8話「死びとの恋わずらい -悩む女と影-」は、2026年8月22日(土)0時12分からテレビ東京系で放送。四つ辻の美少年に翻弄される「悩む女」、美少年を追う龍介と手島、そして龍介自身へ向けられる疑惑が絡み合います。原作は『伊藤潤二傑作集4 死びとの恋わずらい』。第2話から続く長編の中盤として、美少年の正体と霧の町の狂気がさらに深まる回です。
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