自分好みの映画がすぐ見つかる!脚本タイプ別の映画83選
ざっくばらんに83本の映画を紹介しても選ぶのが面倒ですよね。そこで脚本のタイプ別に作品を分類してご紹介します。リストから自分好みの映画を選んでください!
- なぜ自分がこんな目に?トラブル巻き込まれ映画
- これは奇跡か天罰か? ちょっと不思議で現実離れした映画
- 生きることは、つらくて楽しい。人生の節目を表現した映画
- 切っても切れない二人の絆!恋愛・友情のバディ映画
- 命の危険が迫る!パニック映画
- 人間の心の底をのぞき込む映画
- 超人的な力に憧れる!スーパーヒーロー映画
- 不可能を可能にする!爽快な気分を味わえる映画
- 人間の成長を描く映画
- こんなの初めて!特殊な世界を描いた映画【←いまここ】
こんなの初めて!特殊な世界を描いた映画
77.幽霊や妖怪が跋扈(ばっこ)するのに幸せ気分に浸れる
『DESTINY 鎌倉ものがたり』
一言ストーリー
幽霊や妖怪が居る鎌倉で暮らす作家に嫁いだ女性が、慣れない環境ながらも、夫と仲睦まじく生活する
おすすめポイント
- 原作は西岸良平によるベストセラーコミック
こんな人に見てほしい!
- 妖怪、幽霊、神様など”人ならざるもの”が登場する作品が好きな人
- 明るくてハッピーな雰囲気の脚本に興味がある人
- 男女のW主役映画を探している人
あらすじ
幽霊や魔物が日常的に現れる鎌倉で新婚生活をスタートさせた夫婦。
あらすじの続き(開閉)
嫁の亜紀子は、最初こそ戸惑うが次第に慣れて平和に暮らしていた。そんなある日、黄泉の国へ連れられてしまう亜紀子。夫の正和は彼女を取り戻そうと奮闘する。脚本的な見どころ
妖怪や魔物、幽霊を扱っているが、全体の雰囲気は極めて明るい。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
邦画にありがちな陰湿な雰囲気は微塵もない。これは、主人公夫婦のキャラクター設定が朗らかな点が大きい。さらに登場人物のほとんどが好人物。死神でさえ愛嬌を振りまいている。映画を盛り上げるための障害も、極めて家庭的。ただし、ストーリーのメリハリはきちんと効いている。全体に穏やかだが、観客は飽きずに見ていられるのはその塩梅が良いからだろうか。予告動画
視聴者の感想
- あきこさんと旦那さんの関係がいい感じでうらやましい。
- 妖怪が居るのに全然怖くない。いい意味で。
- 何気ない日常が続くけど、最後には大盛りあがりがあって見応えがあった
- 鎌倉に住みたくなりました
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78.好き勝手やる楽しさを学ぶ
『スクール・オブ・ロック』
一言ストーリー
売れないロックンローラーが、お金欲しさに教師になりすますが、生徒たちとバンドを組むことになり心が通じ合う
おすすめポイント
- ロックの名曲目白押し!後にドラマ化もされた人気作品
こんな人に見てほしい!
- 小学生と破天荒な先生という設定が好きな人
- 音楽を効果的に取り入れた脚本に興味がある人
- 超個性的な主人公を見てみたい人
あらすじ
売れないロックンローラーが、金のために名門小学校の教師と偽る。
あらすじの続き(開閉)
やがて子どもたちに音楽の才能を見出すとロックバンドを結成して、コンテストの賞金を手に入れようと企むが。脚本的な見どころ
主人公が最初から最後まで超ハイテンションで物語を引っ張っていく。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
最初は消極的だった子どもたちが、彼の勢いと優しさ、人間性に引っ張られるように、人間的な成長を遂げていく姿が見ていて楽しい。なにより、主人公自身が一番楽しそうだ。それは、脚本家も同じだろう。乗りに乗って書いている様子が想像できるほど、映画全体のテンションが高い。これは、好きなジャンルを思う存分楽しんで書いている証拠。すべての創作活動の原点だと思う。予告動画
視聴者の感想
- 破天荒だけど、子どもたちと正面切って向き合う主人公に好感が持てる。
- 主人公は子供だといってバカにしない。同じバンドメンバーとしてリスペクトしている。だから子どもたちも彼を慕うんだなぁと感じました。
- ラストのバンドバトルが最高!まさにクライマックスといえる大盛りあがり
- ダメ男と規則にハメられた窮屈な子どもたちがロックで爆発する快感
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79.金欲に溺れ天国と地獄を見た証券マン
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
一言ストーリー
新人の証券マンが、才気を発揮して一躍ウォールストリートの寵児に躍り出る。違法行為に手を出し当局に目をつけられてもなお、金を追い求める。
おすすめポイント
- 過激すぎる証券マンの実体験を映画化
こんな人に見てほしい!
- 専門的で特殊な業界を描いた作品が好きな人
- サクセス・ストーリーに興味がある人
- アングラな雰囲気の脚本とはどういうものか知りたい人
あらすじ
ブラックマンデーという最悪の日にキャリアをスタートさせた新人証券マン。
あらすじの続き(開閉)
彼が、抜群のセールストークでゴミのような株式を素人顧客に大量に売りつけて巨万の富を得る。その勢いは留まるところを知らず、ウォールストリートを席巻した。しかし、その手段が法に触れると、当局にマークされてしまう。脚本的な見どころ
専門的な業界を題材にした脚本は、それだけで魅力的です。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
誰だって知らない世界には興味が湧きます。もし、あなたが専門的な業界に精通していれば脚本の題材に検討してみてください。さて、本作『ウルフ・オブ・ウォールストリート』は証券業界を舞台に縦横無尽に活躍した証券マンが主人公です。彼は、抜群のトーク力と奇抜な発想で巨万の富を築いていくのですが、そのサクセス・ストーリーはまさに痛快。特筆すべきは破天荒なキャラクターです。周囲の登場人物も負けていません。ドラッグでハイになりながら大金を動かす彼らは、全員が常軌を逸しています。視聴者が、専門的な業界の何に興味が抱くかといえば、そこに属する人間です。このような脚本を書く時は、人物に焦点を当てることを忘れないようにしてください。予告動画
視聴者の感想
- 盛ってるんじゃない? と思うほどすごすぎる世界でした。
- あっという間に上り詰めて、これもアメリカン・ドリームというのかな。落ちるのも一瞬だけど
- 金融業界に興味があり映画を見ましたが、日本の常識とはかけ離れているように思えます
- やっぱり金持ちになるには普通のことしてたらだめだね
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80.「半沢直樹」ばりの痛快企業エンタメ映画
『七つの会議』
一言ストーリー
グウタラ社員が、上司をパワハラで訴えると、予想以上の処分が下る。不審に感じた同僚が調べるうちに、会社ぐるみの巨大リコール隠しに行き着く。
おすすめポイント
- 平成最後の企業エンターテインメント
こんな人に見てほしい!
- 企業エンタメ映画に興味がある人
- クセが強い登場人物が好きな人
- 大勢の登場人物を登場させた作品を探している人
あらすじ
中堅メーカーのぐうたら社員・八角は、上司からの叱責などどこ吹く風と、ひょうひょうと過ごしていた。
あらすじの続き(開閉)
ある日、八角は、厳しく叱責した上司をパワハラで訴える。結果として重すぎる処分が下ったことに疑問を持った課長の原島は、事件の裏に隠された重大な真実に肉薄する。脚本的な見どころ
固くなりがちな企業ネタであっても、見せ方次第で極上のエンタメ映画にできることがわかる作品。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
キャラクターの際立たせ方や、人物の感情にスポットを当てている点など、そこかしこにエッセンスが見て取れるはず。俳優の演技に圧倒されるが、それを引き出す脚本、特にセリフにも注目したい。予告動画
視聴者の感想
- いい大人同士のガチンコバトルがいい
- 野村vs香川、歌舞伎vs狂言が見応えあった。あ、落語家も良かった
- みんなキャラが立っててオーバーでわかりやすくていいね
- 池井戸作品好き。半沢直樹みたいな映画
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81.善と悪のスパイの運命が絡み合う
『ディパーテッド』
一言ストーリー
警察とギャングという二人の男が、奇しくも互いの組織にスパイとして潜り、目的を達成しようとするが邪魔し合う。やがて出し抜こうとするが、同様に悲劇的な最後を迎える。
おすすめポイント
- 香港の大ヒット映画『インファナル・アフェア』をリメイク
こんな人に見てほしい!
- W主人公による相乗効果を狙った映画を探している人
- スパイの苦悩やスリルを描いた作品に興味がある人
- スケールの大きな犯罪映画が好きな人
あらすじ
段警察に潜入したマフィアのコステロは、マフィアに潜入した警察のサリヴァンと対峙します。
あらすじの続き(開閉)
両者は自分の正体を隠しながら、相手の正体を暴こうとするが、やがて、裏切りや暗殺が起こり、事態は緊迫していく。脚本的な見どころ
ギャングと警察、正反対の立場に身置きつつ、スパイという同じ役目を担った二人の男が主人公。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
W主演の場合、どちらかに比重が偏ってしまいがちだが、本映画ではそれがない。個人的には全くといっていいほど均等にスポットが当たっていると感じた。どちらの主人公にもきちんと見せ場が用意されており、人物の掘り下げもなされている。これは脚本段階でものすごく緻密な計算が行われていたことを意味する。あまり計算されすぎた脚本は作り物感が増すものだが、本作ではそれも感じさせない。情熱と躍動感に満ちている。脚本家は右脳と左脳をフルに稼働させて本作品を書いたのではないかと思った。圧倒される映画であることには間違いない。予告動画
視聴者の感想
- 最後のどんでん返しが衝撃的で感動的
- マット・デイモンとレオナルド・ディカプリオの二重スパイの駆け引きが面白い
- ジャック・ニコルソンの悪役が怖くて魅力的
- ボストンの裏社会をリアルに描いた舞台設定が良い
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82.新たな切り口のギャング映画
『ザ・キッチン』
- 公開:2019年
- 時間:1時間42分
- ジャンル:
クライム / アクション / 人間ドラマ - 脚本家:アンドレア・バーロフ
- 出演:メリッサ・マッカーシー
一言ストーリー
ギャングの妻たちが、夫たちが逮捕されたことをきっかけに、自分たちで犯罪行為を引き継ぐ。徐々に勢力を拡大するとともに、女性としての尊厳も取り戻す。
おすすめポイント
- 大人向けアメコミを映画化
こんな人に見てほしい!
- 定番設定を新たな切り口で表現した映画に興味がある人
- 複数の女性たちをメインに据えた作品がみたい人
- 一味違ったバイオレンスな脚本が好きな人
あらすじ
FBIに逮捕されたギャングたちにはそれぞれ妻がいた。
あらすじの続き(開閉)
生活に困窮した彼女たちは、塀の中の夫たちに代わって犯罪行為を引き継いでいく。みかじめ料の徴収や違法ビジネス、殺人まで手を出していき勢力を拡大。やがて刑期を早く終えた夫たちが出所してくる。脚本的な見どころ
ギャング映画はこれまでにも数多く作られてきた。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
その多くは男性目線で、男社会として描いてきた。その一方で、今作のように女性目線で描いた作品は多くない。これは、どんな定番設定でも切り口を工夫することで斬新な印象を与えられることを意味する。その思考の柔軟さを、ぜひ映画を見て取り入れてほしい。予告動画
視聴者の感想
- コメディーではないシリアスな女性チームがメインの映画は珍しいのでは?
- ゴッドファーザーとチャーリーズ・エンジェルのミックスしたような
- ちょいやりすぎでグロいところもあるけど迫力はある
- 悪い女たちに魅了されました
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83.静かだけれどそれぞれに決意を秘めた女たち
『かもめ食堂』
一言ストーリー
竹を割ったような性格の女性がスウェーデンで食堂を営むが客が来ない。同じ日本人女性と知り合い、生活を共にすることで、徐々に道が開けていく。
おすすめポイント
- 新藤兼人賞(2006)銀賞を受賞
こんな人に見てほしい!
- のんびりした雰囲気の脚本に興味がある人
- 等身大の女性に共感したい人
- おしゃれでオリジナリティがある映画が好きな人
あらすじ
サチエはフィンランドで日本食の食堂を開く夢を叶えたが、なかなか客が来ない日々に悩んでいた。
あらすじの続き(開閉)
ある日、トンミという現地の青年が食堂に入ってきて、サチエにガッチャマンの歌詞を尋ねる。サチエは歌詞までは覚えていなかった。その後、サチエは書店でミドリという日本人女性に出会い、ガッチャマンの歌詞を教えてほしいと頼む。脚本的な見どころ
映画全体はゆったりと独特の間で進行する。。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
しかし、見ていて飽きないから不思議。特にセンセーショナルな事件が起きるわけでもないのに。つきなみな言い方になるけれどキャラクターが立っているから見ていられる。特に奇抜である必要はない。普通の人を普通に描くことの大切さを教えてくれる映画予告動画
視聴者の感想
- サチエの優しさと包容力に心が温まる
- ヘルシンキの美しい風景が魅力的な日本映画
- 食堂に集まる人々のストーリーがジワる
- ほっこりとした気持ちになれる映画です
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素晴らしい映画と素晴らしい時間を!
観たい映画は、その時々の気分で変わるものです。どのジャンルの映画を見るとしてもハズレは引きたくないですよね。
今回ご紹介した映画は、全て面白い!と自信を持っておすすめできるものばかりです。
面白い映画みたいな、と思ったら本記事に戻ってきて参考にしていただけると幸いです。ぜひ素晴らしい映画と素晴らしい時間を過ごしてください。
最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。