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脚本が素晴らしい映画83本を今すぐチェック!

  • 「人生を変えるような映画に出会いたい」
  • 「映画を見たあとに時間の無駄だったと後悔をしたくない」

映画を見ようとした時、どれを観ればいいのか迷ってしまうことはありませんか?

結構な時間をかけて迷った結果、オススメに上がってきたメジャー作品や流行りの話題作に落ち着きがちです。

しかし、そうして選んだ映画を観ても、「満足できない」ということが多いのではないでしょうか。
2時間かけて観た映画つまらないと、残念な気持ちになってしまいますよね。

なぜ映画選びで失敗してしまうかというと、映画の出来を左右する「脚本に無頓着」だからです。

そこで今回は、素晴らしい脚本に限った映画を83本紹介します。現在(2023年)から遡って過去20年以内のわりと新しい映画の中から厳選しました。

いずれの映画も、「米国アカデミー賞」「日本アカデミー賞」「ヴェネツィア国際映画祭」などといった名だたる映画祭で脚本が高い評価を受けていたり、世界レベルでの興行的成功を遂げている名作揃いです。

また、各作品の見所を、脚本の視点からレビューしています。映画選びの参考にしてください。

それでは、脚本が素晴らしい映画83選をどうぞ!

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自分好みの映画がすぐ見つかる!脚本タイプ別の映画83選

ざっくばらんに83本の映画を紹介しても選ぶのが面倒ですよね。そこで脚本のタイプ別に作品を分類してご紹介します。リストから自分好みの映画を選んでください!

  1. なぜ自分がこんな目に?トラブル巻き込まれ映画【←いまここ】
  2. これは奇跡か天罰か? ちょっと不思議で現実離れした映画
  3. 生きることは、つらくて楽しい。人生の節目を表現した映画
  4. 切っても切れない二人の絆!恋愛・友情のバディ映画
  5. 命の危険が迫る!パニック映画
  6. 人間の心の底をのぞき込む映画
  7. 超人的な力に憧れる!スーパーヒーロー映画
  8. 不可能を可能にする!爽快な気分を味わえる映画
  9. 人間の成長を描く映画
  10. こんなの初めて!特殊な世界を描いた映画

なぜ自分がこんな目に?トラブル巻き込まれ映画

1.”今日”を何度も繰り返すお馬鹿なラブコメ
『パーム・スプリングス』

  • 公開:2020年
  • 時間:1時間30分
  • ジャンル:コメディ / 恋愛 / SF
  • 脚本家:アンディ・シアラ
  • 出演:アンディ・サムバーグ、クリスティン・ミリオティ
一言ストーリー

永遠の一日を繰り返す男が、ひょんなことから自分の世界に入ってきた女と、タイムループ世界で永遠に過ごそうとする。

おすすめポイント
  • 批評家が絶賛!プロも認める斬新なシナリオ
  • クリティクス・チョイス・ムービー・アワード コメディ映画賞(2020年)
  • サンダンス映画祭にてプレミア上映
こんな人に見てほしい!
  • 手垢の付いたアイデア(タイムループもの)でも切り口次第で新鮮に感じられることを実感したい方
  • ワンシチュエーションの映画が好きな方
  • ポップなラブコメ映画を探している方
あらすじ

パーム・スプリングスは米国カリフォルニア州に実在する砂漠のリゾート地。

あらすじの続き(開閉) サラは妹の結婚式でナイルズという男性と意気投合する。良い雰囲気だったが、謎の老人にナイルズが襲撃される。わけがわからないサラだが、逃げるナイルズの後を追って不思議な洞窟へたどり着く。次の瞬間、サラは結婚式当日の朝にタイムループしていた。サラがナイルズを問い詰めると、彼はすでに何日も”今日”を繰り返していると告げるのだった。
脚本的な見どころ

タイムループものといえば『東京リベンジャーズ』や『ハッピーデスデイ』、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』など人気の設定。

見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉) それゆえに多少食傷気味の方もいるかもしれません。しかし、本作はそんな定番設定を踏襲しつつも、オリジナリティを発揮している秀作です。なぜなら、主人公の二人がとてもいきいきと描かれているから。今作が長編デビュー作の監督と脚本家は、人間ドラマに焦点を当てるために、あえてSF的設定を省いて制作したといいます。まさに、その決断が功を奏したと言えるでしょう。
予告動画
視聴者の感想
  • 主役のサラが超可愛い。ナイルズも保守的だけど優男で好き。
  • タイムスリップものとしてはラストのオチが新鮮だった。そう来たか、って感じだけど、説得力もあった。勢いかもしれないけれど。
  • 脇役のおじいちゃんがいい味出してる。笑ったわー。
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2.グイグイ引き込む、韓流クライムサスペンス
『最後まで行く』

  • 公開:2014年
  • 時間:1時間50分
  • ジャンル:サスペンス / アクション
  • 脚本家:キム・ソンフン
  • 出演:イ・ソンギュン、チョ・ジヌン
一言ストーリー

交通事故を隠蔽した悪徳刑事が、謎の人物から恐ろしい脅迫を受けるが、家族を守るために一人で対決する

おすすめポイント
  • 日本をはじめ中国やフランスでもリメイクされた骨太サスペンス
  • 第35回青龍映画賞 脚本賞受賞
  • 第51回大鐘賞 監督賞受賞
  • 第51回百想芸術大賞 監督賞受賞
  • 第67回カンヌ国際映画祭 監督週間招待作品
こんな人に見てほしい!
  • 小悪党が巨悪を成敗するストーリーが好きな人
  • ノンストップサスペンスに魅了されたい人
  • 観客の興味を引っ張り続ける構成力を肌身に感じたい人
あらすじ

殺人課に属する悪徳警官は不注意から車で人をはねてしまう。

あらすじの続き(開閉) どうにかして事故を隠蔽しようと画策するが、謎の男から「お前が殺した事を知っている」と脅迫電話が入る。やがて背後に巨悪の影が見え隠れすると、警官は極限まで追い詰められていく。
脚本的な見どころ

この映画には観客をひきつけるパワーがある。

見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉) 観客の関心は移ろいやすい。ちょっとつまらないシーンがあれば、すぐに視聴をやめてしまう。しかし、『最後まで行く』はそれをさせない。例えば、前半は死体隠し、中盤で早くも謎の真犯人の存在を示唆。その正体をもったいぶるかと思えば早々に暴露、そして手に汗握る直接対決へ突入、というようにストーリーの方向を二転三転させて観客を飽きさせない。また、主人公を突き動かす動機がリスクアップしていくのも興味深い。人身事故による破滅から自分と家族の生命の危機へとエスカレートしている。これらの行動動機は人種・国籍を問わず、だれでも共感できる。だから、韓国映画は世界のムービーマーケットでの評価が高い。実際、日本をはじめ中国やフランスでリメイクがされているのも納得できるだろう。『最後まで行く』からは、世界に通用する映画とはどのように作るべきかを学べるはずだ。
予告動画
視聴者の感想
  • ひき逃げは良くない。悪徳警官のすることに共感はできないけど、家族を大事にする姿勢は良いと思う。
  • 次から次へと災難が降り掛かって、笑えてくる。どうやって切り抜けるかとハラハラドキドキした
  • ミリタリーのおもちゃのシーンは笑った。車が潰されるところはマジビビった。笑いありシリアスアリで、緩急があって面白いとおもいます
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3.既成概念を覆すエイリアン”ホラー”ムービー
『第9地区』

  • 公開:2009年
  • 時間:1時間52分
  • ジャンル:SF / ホラー
  • 脚本家:ニール・ブロムカンプ、テリー・タッチェル
  • 出演:シャールト・コプリー
一言ストーリー

気弱なエイリアン対策職員が、奇妙な薬品によって自らがエイリアン化するが、どうにか人間に戻ろうとして悪戦苦闘する

おすすめポイント
  • 第82回アカデミー賞 脚色賞ノミネート 他
  • 低予算ながらスマッシュヒットのSF映画の良作
  • 第67回ゴールデングローブ賞 ノミネート
  • 星雲賞 メディア部門受賞(2011年)
こんな人に見てほしい!
  • 斬新なアイデアでSF映画が好きな人
  • ホラー要素や社会問題など、観客の興味を刺激するエンタメ作品を観たい人
  • 既成概念を覆すオリジナリティあふれる脚本の映画を探している人
あらすじ

地球へやってきたエイリアンは弱っていて難民となった。

あらすじの続き(開閉) 彼らを抑圧する地球の役人ヴィカスは、特別な液体を体内に取り込んでしまう。次第にエイリアンの姿に変貌していくヴィカスは追われる身となりながら、元の姿に戻ろうと奔走する。
脚本的な見どころ

手持ちカメラでドキュメンタリー風にしたり、人体がエイリアン化する恐怖で煽ったり、SFは一般的にとっつきにくいジャンルだといわれているけれど最高のエンタメ映画にしている。

見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉) また、これまでのSF的常識を覆している点も見事。侵略しに来たと思ったエイリアンは衰弱していて難民化するなんて他では聞いたこともない。低予算でもアイデア次第でここまで作れるという良い見本だ。
予告動画
視聴者の感想
  • エビ(エイリアン)がきもい。そんなやつに少しずつ変身していくのは見ていて怖かったし、きもかった。
  • 宇宙人の武器がかっこいい。木端微塵になるのがビビったけど
  • ドキュメンタリー風がリアル
  • ラスト、人間の心を持ったままエビになっちゃった主人公が切ない
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4.出世のためにテロを生放送したキャスター
『テロ、ライブ』

  • 公開:2013年
  • 時間:1時間38分
  • ジャンル:サスペンス / スリラー
  • 脚本家:キム・ビョンウ
  • 出演:ハ・ジョンウ
一言ストーリー

左遷されたニュースキャスターが、番組中にテロの脅迫電話を受けたが、自身の返り咲きに利用しようと、犯人とのやり取りを生中継する

おすすめポイント
  • 第34回青龍映画賞 新人監督賞
  • 第34回黄金撮影賞 大賞 他
  • 第33回韓国映画評論家協会賞
こんな人に見てほしい!
  • ほぼワンシチュエーションの展開が好きな人
  • 社会問題に鋭く切り込んだ映画が好きな人
  • 息をもつかせぬハイテンポなサスペンスに興味がある人
あらすじ

不祥事でラジオ局に左遷されたニュースキャスター。

あらすじの続き(開閉) 生放送中に爆破テロを起こすと電話がかかってくる。本物だと確信したキャスターは、華やかな表舞台に舞い戻るため、このスクープを生放送することにした。
脚本的な見どころ

舞台のほとんどがラジオブースや局内。

見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉) このような限られたシチュエーションの中では、通常の映画よりも観客を飽きさせないように気を配る必要がある。冒頭6分程度でテロが勃発。その緊張感を切らさずにラストまで走りきらなければならない。人物描写や設定などは後々少しずつ紐解けばいい。映像が変わり映えしなければ、展開を短いスパンでアッチへコッチへ転じさせる。常に予想外の展開へ進むよう頭をひねる。映画が終わるまで脚本家はアイデアを出し続けなければならない。『テロ、ライブ』はその点で良いお手本映画になっている。
予告動画
視聴者の感想
  • 緊張感とテンポの良さにどんどん引き込まれた
  • リアルタイムに進行する事件がスリル満点
  • 主役が存在感ある。最高
  • 最後のオチが予想外すぎる
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5.衝撃の実話を映画化
『リチャード・ジュエル』

  • 公開:2019年
  • 時間:2時間11分
  • ジャンル:人間ドラマ / サスペンス / 実話
  • 脚本家:ビリー・レイ
  • 出演:ポール・ウォルター・ハウザー、サム・ロックウェル
一言ストーリー

正義感が人一倍強い一般市民が、爆破テロを察知して多くの人命を救う。一躍時の人となるが自体は一変、容疑者扱いされる。彼は無実を証明できるか。

おすすめポイント
  • 実話を元にしたクリント・イーストウッド監督による社会派映画
  • ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 受賞
  • AFIアワード 受賞
  • デトロイト映画批評家協会賞 ノミネート
  • ゴールデングローブ賞 ノミネート
  • アカデミー賞 ノミネート
こんな人に見てほしい!
  • 社会派ドラマを観たい人
  • 実話をベースにした映画が好きな人
  • 危なっかしい主人公に魅力を感じる人
あらすじ

1996年に実際に起きたテロ事件を元にした映画。

あらすじの続き(開閉) 警備員のリチャードは爆弾をいち早く発見し多くの人命を救った。ヒーローとしてもてはやされるが、FBIやマスコミは彼を容疑者として糾弾する。やがてアメリカ全体がリチャードを真犯人として非難するなか、母親や旧知の仲である弁護士とともに無実を主張していく。
脚本的な見どころ

この映画は最初から目が離せなかった。

見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉) 主人公に釘付けになったからだ。いわゆるトラブルメーカーの匂いがプンプンして目が離せない。いつかなにかやるだろう、と。しかし、開始から30分頃、彼は大きな功績を成す。この出来事は予想外だったが、その後に起きた彼にとっての悲劇も予想外だった。映画の展開は二転三転して視聴者の興味を離さない。また、最初の事件が起きるまで、多少冗長に感じた。しかし、それは物語全体を形作るために必要なパーツだと分る。この映画では主人公リチャード・ジュエルのキャラクターを描くことが最も大事なのだ。「コイツはいつかなにかやるだろう」と最初から最後まで観客に刷り込むことでサスペンスが生まれる。映画に緊張感を与えているのだ。
予告動画
視聴者の感想
  • 主人公は自ら窮地に足を踏み入れているようにも見える。なぜ口を閉じられないのか
  • FBI怖い。証拠捏造とか雑だし。色々とさすがアメリカって感じ
  • 弁護士の人との友情がいいね。自分のことを信じてくれる人がいるというのは救われる
  • リチャード本人も可愛そうだけど、お母さん可愛そうだったな
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6.宇宙空間での圧倒的孤独を体感
『ゼロ・グラビティ』

  • 公開:2013年
  • 時間:1時間31分
  • ジャンル:サスペンス / 人間ドラマ
  • 脚本家:アルフォンソ・キュアロン、ホナス・キュアロン
  • 出演:サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー
一言ストーリー

生きることに絶望した女性宇宙飛行士が、死と隣り合わせの宇宙でアクシデントに遭遇し、地球への生還を目指す

おすすめポイント
  • 第71回ゴールデングローブ賞 監督賞受賞
  • 第67回英国アカデミー賞 監督賞他受賞
  • 第86回アカデミー賞 各賞受賞
  • 第70回ヴェネツィア国際映画祭のオープニング映画
こんな人に見てほしい!
  • 登場人物が極端に少ない映画に興味がある人
  • 宇宙を舞台にした脚本が好きな人
  • 死と隣り合わせのサスペンスフルな作風を好む人
あらすじ

突発的な事故が発生し、宇宙空間に投げ出されたストーン博士。

あらすじの続き(開閉) 博士はベテラン宇宙飛行士のマットとともに状況を改善して地球へ無事生還するべく奮闘する。
脚本的な見どころ

宇宙空間にその身一つで放り出されたら?

見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉) 地球への生還は誰が考えても絶望的だ。本作では、その目的が達成できるかどうかをテーマに据えたシンプルな映画である。生きるか死ぬか、これは人類の誰もが共感できる究極のテーマ。しかも宇宙空間は、説明不要なほど、誰もが理解できる絶体絶命の状況。どうやって生き残るのか。観客の興味は一点に絞られる。結果、最初から最後まで、目が話せないサスペンスを紡ぐことに成功している。
予告動画
視聴者の感想
  • まさに手に汗握る映画だった
  • 本当に宇宙を感じられたような気がしてすごかった
  • 究極のサバイバル映画ですね
  • もし自分があの状況だったらと考えたら。宇宙には行きたくないですね
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7.声だけが頼りのワンシチュエーションサスペンス
『THE GUILTY/ギルティ』

  • 公開:2018年
  • 時間:1時間25分
  • ジャンル:クライム / サスペンス
  • 脚本家:グスタフ・モーラー、エミール・ニゴー・アルバートセン
  • 出演:ヤコブ・セーダーグレン
一言ストーリー

不祥事から左遷された警察官が、誘拐されている女性からSOS電話を受ける。電話の音だけを頼りにギリギリの交渉を続けるなかで、失いかけた正義感に目覚める。

おすすめポイント
  • 第91回アカデミー賞の外国語映画賞 デンマーク代表
  • サンダンス映画祭 上映(2018年)
こんな人に見てほしい!
  • 一人の男の苦悩や葛藤をメインに描くシンプルな映画が好きな人
  • ワンシチュエーションで手に汗握る展開に興味がそそられる人
  • 緊迫した状況下での究極の選択が連続するサスペンスが好きな人
あらすじ

緊急通報指令室のオペレーターのアスガーは、緊急の通報を受ける。

あらすじの続き(開閉) それは現在進行系で誘拐されているという女性からの電話だった。アスガーは僅かな手がかりを元に事件解決に乗り出すのだが。
脚本的な見どころ

制約の多い脚本には、必然的に緊迫感が生まれる。

見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉) 一つのシチュエーション、音しか頼りがない中での誘拐事件解決などが強い制約として作品を引き締めます。このような一級サスペンスを目指すのなら、とても参考になる映画です。この映画の優れた点は、外見の絶体絶命な状況に加えて、主人公の内面の奥深くにも踏み込んでいる点にあります。タイトル『ギルティ(有罪)』にもある通り、彼にとっての罪とはなんなのか、興味深くラストまで惹きつけられました。
予告動画
視聴者の感想
  • 電話しているだけでこんな緊張感がでるなんて驚きです
  • ずっと意外な展開だったけど、ラストのどんでん返しが衝撃
  • 誰に罪があるのか考えさせられる
  • よくあるワンシチュエーションだけど、人物描写とか、少しずつ明らかになる設定とかが引きになって最後まで楽しめた
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8.命がけの逃走活劇
『アポカリプト』

  • 公開:2006年
  • 時間:2時間19分
  • ジャンル:アクション
  • 脚本家:メル・ギブソン、ファルハド・サフィニア
  • 出演:ルディ・ヤングブラッド
一言ストーリー

ジャングルで暮らす青年が、侵略者に囚われ生贄として殺されそうになるが、からくも逃走の身となり、命からがら逃げ切る。

おすすめポイント
  • 全編マヤ語で撮影されたメル・ギブソンの意欲作
  • 第79回アカデミー賞
  • 第64回ゴールデングローブ賞
  • 第60回英国アカデミー賞
  • 第12回放送映画批評家協会賞
こんな人に見てほしい!
  • 命をかけた逃避行を描きたい人
  • 野性味あふれる人類の根源に興味がある人
  • サバイバルをテーマにした脚本を検討している人
あらすじ

マヤ文明の後期、現代の中央アメリカのジャングルで平和に暮らしていた青年・ジャガー。

あらすじの続き(開閉) ある日突然、マヤ帝国からの襲撃を受け囚われてしまう。帝国に連れて行かれたジャガーたちは、生贄として殺されそうになるが、なんとか逃れることに成功。追ってからの必要な追撃をかわし、逃れることはできるのか。
脚本的な見どころ

国や人種、年代を飛び越えてだれでも共感してもらうためには、根源的なテーマである必要があります。

見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉) いくつかあるなかで特にシンプルで重要なテーマが「命」。捕まればそこで終わり、殺されてしまうという緊張感が、映画全体を貫いている今作は、文字通り老若男女の琴線に触れるでしょう。ただし、その表現はいささか過激になっているので、視聴には年齢制限がかかっています。そのあたりのバランスは考慮する必要があるとしても、ハラハラ・ドキドキする映画を作りたい人には、とても参考になる作品です。
予告動画
視聴者の感想
  • メル・ギブソンは俳優なのに監督としてこんな素晴らしい映画を撮っていることに脱帽します
  • ずっとドキドキしっぱなし。めちゃくちゃテンションの高い映画
  • 悲劇的な演出も多いけど、それが絶望感を作り出して、最終的な開放感につながっている。つまり、グロも必要ということかな
  • なんでこんなにリアルに描けるんだろう。メルはジャングルで暮らしたことがあるのだろうか
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9.信仰の源を揺るがしかねない秘密を暴く
『ダ・ヴィンチ・コード』

  • 公開:2006年
  • 時間:2時間29分
  • ジャンル:ミステリー / サスペンス
  • 脚本家:ダン・ブラウン、アキヴァ・ゴールズマン
  • 出演:トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ
一言ストーリー

学者の男が殺人事件に巻き込まれ殺人犯の汚名を着せられるが、類まれな知力と行動力で真実にたどり着き重大な秘密を暴く。

おすすめポイント
  • ダン・ブラウン大ヒット小説を映画化
  • ゴールデンラズベリー賞 最悪監督賞ノミネート
こんな人に見てほしい!
  • 知的探究心を刺激する脚本が好きな人
  • ハラハラ・ドキドキするサスペンスの王道に身を委ねたい人
  • 難しい話をエンタメ的に演出する映画が好きな人
あらすじ

ルーヴル美術館の館長が射殺され、死体はダ・ヴィンチの絵に似た形になっていた。

あらすじの続き(開閉) 館長と面識のあるロバート・ラングドン教授は事件に巻き込まれ、暗号解読官のソフィー・ヌヴーと共に真相を追求する。ソニエールのメッセージから、ダ・ヴィンチの名と鍵の存在が分かり、彼らは警察の追跡をかわして聖杯の謎を解き明かそうとする。
脚本的な見どころ

多くの人に信じられている一般常識が根底から覆る時、観客の興味は膨らみます。

見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉) フィクションである映画脚本では、発想は自由なので簡単に思えますが、説得力をもたせるという意味では難しい作業です。本作では、世界規模で信じられている宗教の常識を根底から覆す大発見をテーマに据えています。そのフィクションに説得力を持たせるためには、広くて深い知識を有していなければなりません。原作者も脚本に参加していることからも、その点は折り紙付きだと言えるでしょう。
予告動画
視聴者の感想
  • インテリっぽいけどスリリング。見事なエンタメ映画
  • 考古学が好きな人にはハマるよね
  • キリスト教が題材なので欧米人とは感じ方が違うかもしれないけど、普通に面白かった
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10.極限の復讐、生き残るための執念
『レヴェナント: 蘇えりし者』

  • 公開:2015年
  • 時間:2時間36分
  • ジャンル:アドベンチャー
  • 脚本家:
    マーク・L・スミス、
  • アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
  • 出演:
    レオナルド・ディカプリオ、
    トム・ハーディ
一言ストーリー

毛皮猟師のヒュー・グラスは、熊に襲われたことで仲間たちから見捨てられてしまう。しかし、命からがら逃げ延びると、見捨てた張本人を執念で見つけ出し復讐を果たすことで蘇る。

おすすめポイント
  • 実話を基にした過酷なサバイバル映画
  • 第40回日本アカデミー賞
  • 第88回アカデミー賞
  • 第36回ボストン映画批評家協会賞
  • 第69回英国アカデミー賞
  • 第73回ゴールデングローブ賞
  • 第36回ロンドン映画批評家協会賞
こんな人に見てほしい!
  • 壮大な自然におけるサバイバル描写をリアルに感じたい人
  • 主人公の内面の葛藤と執念に興味がある人
  • 非言語的なストーリーテリングと映像美の追求を鑑賞したい人
あらすじ

19世紀のアメリカで、毛皮ハンターのヒュー・グラスは熊に襲われ、重傷を負い、仲間に置き去りにされる。

あらすじの続き(開閉) しかし、彼は復讐の念に燃えて命からがら生き残る。そして、過酷な旅を始める。極限の環境、敵対的な部族、そして自身の過去と向き合いながら、グラスは生き延びるための執念と勇気を持ち続ける。
脚本的な見どころ

この映画は壮大な冒険と復讐の物語です。

見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉) 裏切りによって過酷な環境でのサバイバルを余儀なくされた主人公の描写から目が離せません。脚本の初心者にとって見習うべき点は、キャラクターの内面的な変化や葛藤、執念の描き方です。復讐する相手は人間ですが、劇中で彼が主に対峙するのは過酷な自然です。物言わぬ相手と対峙する様子は参考になります。
予告動画
視聴者の感想
  • 壮大な映像美と迫力あるアクションに圧倒
  • レオナルド・ディカプリオの演技が素晴らしい。感動した
  • 自然の美しさと厳しさが見事に描かれのめり込んだ
  • 生きるか死ぬかのサバイバルの物語が心に響く
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11.予測不可能な心理戦
『ゴーン・ガール』

  • 公開:2014年
  • 時間:2時間29分
  • ジャンル:サスペンス、スリラー
  • 脚本家:ギリアン・フリン
  • 出演:ベン・アフレック、ロザムンド・パイク
一言ストーリー

段落妻に逃げられた夫が、彼女を捜索するうちに、殺害の嫌疑をかけられる。彼女の計画を知った夫は、なんとか反抗するが、結局彼女の思うがままに従うしかなくなる。

おすすめポイント
  • 鬼才デヴィッド・フィンチャーによるサスペンス・ホラー
  • 第18回ハリウッド映画賞 脚本賞受賞
  • ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 (2014年) 受賞
  • 第9回オクラホマ映画批評家協会賞 脚色賞受賞
こんな人に見てほしい!
  • 心理的な駆け引きと予測不可能なプロットに興味がある人
  • 複雑な人間関係が背景にあるストーリーが好きな人
  • サプライズが連続する視聴者を飽きさせないストーリーテリングに没頭したい人
あらすじ

ニックとエイミーは一見して仲の良い夫婦だが、ある日エイミーが突然失踪する。

あらすじの続き(開閉) やがて、エイミーの日記やニックの不審な行動から、彼が妻を殺した疑いが高まる。見に覚えのないニックは真実を追求し、エイミーの失踪の謎に迫る中で、驚くべき真実が明らかになる。
脚本的な見どころ

デヴィッド・フィンチャー監督の映画は一筋縄ではいかないけれど、この『ゴーン・ガール』も同様です。

見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉) 緻密なストーリーテリングと視聴者を驚かせるプロットに特徴があります。そのなかで、登場人物の心理描写にスポットを当てて鮮やかに表現している点が秀逸であり、観客を引き込みます。脚本初心者は、キャラクターの動機の表現方法や、意外性のあるストーリー展開について学べるでしょう。
予告動画
視聴者の感想
  • 予測不可能なプロット。フィンチャーにはいつも驚かされる
  • 奥さん怖いけど実際いたらもっと怖い。いそうだし。
  • 心理的な駆け引きや人間関係の描写が秀逸
  • ストーリーの謎解きに夢中になった。ずっと緊張感がある。
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12.友情と正義の熱きランナー
『ミッドナイト・ランナー』

  • 公開:2017年
  • 時間:1時間48分
  • ジャンル:アクション、コメディ
  • 脚本家:キム・ジュファン
  • 出演:パク・ソジュン、カン・ハヌル
一言ストーリー

警察学校に通う二人(ギジュン、ヒヨル)は、女性の拉致現場に偶然遭遇するが見過ごし罪悪感にさいなまれる。しかし、再び似た境遇にあうと身の安全を顧みず敵地へ飛び込み事件を解決する

おすすめポイント
  • 日本でも連続ドラマでリメイクされた人気映画
  • 第54回大鐘賞
  • 第37回韓国映画評論家協会賞
  • 第9回今年の映画賞
こんな人に見てほしい!
  • コメディとシリアスのバランスが取れたエンタメ映画が好きな人
  • 迫力満点のアクションを繰り広げる展開が好きな人
  • 二人の主人公の友情と成長をみたい人
あらすじ

感情的で行動的なギジュンと、冷静で理論的なヒヨルは、警察大学で同じクラスの仲良し。

あらすじの続き(開閉) ある日の夜、2人はカラオケに行く途中で、暗い路地で女性が男に連れ去られるのを目撃する。すぐに警察に通報するが、その日は別の大きな誘拐事件が起きており、警察は2人の話をあまり信用しない。しかし、2人は学校で学んだ知識や直感から、女性の命が危機に瀕していると確信する。警察に頼れない状況で、2人は自分たちだけで事件の真相を探ることを決意する。
脚本的な見どころ

二人の若者が勢いと情熱で巨悪を挫くストーリー。

見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉) 見た後には爽快感を得られる点が魅力。W主演の場合、それぞれの魅力を表現することが難しいのだけれど、本作では上手に分けている。基本は相反する存在であるけれど、核の部分は共鳴する。そんな関係性が見ていて気持ちがいい。
予告動画
視聴者の感想
  • 主演二人がカッコいい。感情移入もできたし演技も上手
  • アクションシーンが迫力すごい
  • 韓国の闇を見た感じ。重厚なストーリー
  • ラストがスカッとする終わり方でいい感じ
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13.アウトローに落ちた男の成り上がり
『ブラッド・スローン』

  • 公開:2017年
  • 時間:2時間1分
  • ジャンル:クライム、人間ドラマ
  • 脚本家:リック・ローマン・ウォー
  • 出演:ニコライ・コスター=ワルドー
一言ストーリー

エリート人生を歩んできたジェイコブは、飲酒運転で刑務所に入り、ギャングの一員になってしまう。家族と疎遠になりながらもボスを殺しアウトローとして成り上がる

おすすめポイント
  • 本物のギャングや前科者を集めた迫力の暴動シーン
こんな人に見てほしい!
  • リアルの暴力を追求したい人
  • アウトローの世界を題材にした脚本に興味がある人
  • それまでと全く違う人生を歩むことになった人間をみたい人
あらすじ

ジェイコブは飲酒運転で刑務所に入るが、そこは弱肉強食の世界だった。

あらすじの続き(開閉) 生きるためにギャングの一員になり、殺人にも手を染めてしまう。やがて家族とは疎遠になり刑期も延びる。出所後にはギャングのボス、ビーストの命令で銃器の取引に関わるが。
脚本的な見どころ

魔が差したことでその後の人生が大きく変わることをテーマに据えた映画。

見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉) その落差が激しすぎて最初と最後では主人公が同一人物かどうかも怪しく感じられるほど。人物の変化(アーク)が大きいほど視聴者は惹きつけられると言うけれど、これほど変わるのも珍しいのではないでしょうか。物語の魅力は暴力のリアリティにあると思うので、その点でも参考になる映画です。
予告動画
視聴者の感想
  • 画面越しでも怖くて迫力満点
  • 飲酒運転はいかんが、それだけで人生がこうも変わるとは
  • 家族が不憫。ラストの息子の手紙が僅かな希望か
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