自分好みの映画がすぐ見つかる!脚本タイプ別の映画83選
ざっくばらんに83本の映画を紹介しても選ぶのが面倒ですよね。そこで脚本のタイプ別に作品を分類してご紹介します。リストから自分好みの映画を選んでください!
- なぜ自分がこんな目に?トラブル巻き込まれ映画
- これは奇跡か天罰か? ちょっと不思議で現実離れした映画【←いまここ】
- 生きることは、つらくて楽しい。人生の節目を表現した映画
- 切っても切れない二人の絆!恋愛・友情のバディ映画
- 命の危険が迫る!パニック映画
- 人間の心の底をのぞき込む映画
- 超人的な力に憧れる!スーパーヒーロー映画
- 不可能を可能にする!爽快な気分を味わえる映画
- 人間の成長を描く映画
- こんなの初めて!特殊な世界を描いた映画
これは奇跡か天罰か? ちょっと不思議で現実離れした映画
14.殺されるたびにビッチがキュートになっていく
『ハッピー・デス・デイ』
一言ストーリー
自己中心的で意地悪な女子大生が、タイムループにハマり何度も殺される体験から逃れようとする中で、新しい自分を発見する
おすすめポイント
- 続編も作られたスマッシュヒット映画
こんな人に見てほしい!
- 嫌なやつがラストにはいいヤツに変化する映画が好きな人
- タイムループ作品を研究している人
- オチがきれいに決まった脚本の映画を観たい人
あらすじ
誕生日に殺され続けるタイムループにハマった女子大生。
あらすじの続き(開閉)
なんとかして殺人犯の正体を明らかにして、死なずに明日を迎えようとするが、うまくいかない。一方、タイムループを繰り返すうちに自分のこれまでの悪行を悔いるようになったり、気の優しい同級生の男子といい感じの雰囲気になったりする。果たして彼女はループから抜け出せるのか、真犯人を突き止めることはできるのか。脚本的な見どころ
ポイントを抑えてコンパクトにまとまった秀作。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
開始15分で舞台、登場人物、問題点などがすべて明らかになる。あとは、その問題をどうやって解決するか、主人公自身が抱える人間的な問題はどう変化するか、というポイントに絞られる。見どころがシンプルでわかりやすい。中でも主人公の女の子の変化がいとおしい。最初はビッチとして登場したが、やがて自分自身を見直し、周囲との関係性を良好にしようと考えるようになる。ラストにはいい人になってハッピーエンド。ただし、脚本家は最後の最後まで観客を楽しませようとする。その姿勢には見習う部分が多い。映画は今作『ハッピー・デス・デイ』のようにエンターテイメントでなければならない。予告動画
視聴者の感想
- 真犯人がまさかあの人だったとは! 普通にびっくり
- 主人公の女の子、最初は嫌なやつだったけどだんだんいい人になっていくのが面白い。もともといい子だったんだね
- どうせ繰り返すんだから、って裸で歩くのすごい
- タイムループものってなんで飽きないんだろう?
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15.記憶喪失をきっかけにはじまるラブコメディー
『鍵泥棒のメソッド』
一言ストーリー
伝説の殺し屋コンドウは、事故で記憶をなくし売れない役者として希望もなく暮らすが、親身になってくれる女性と恋に落ちることで、人生をやり直そうと奮闘する
おすすめポイント
- キネマ旬報や日本アカデミー賞などの脚本賞受賞
- 第36回日本アカデミー賞 最優秀脚本賞
- 第37回報知映画賞 作品賞
- 第86回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画脚本賞
- 第15回上海国際映画祭 最優秀脚本賞
- 第34回ヨコハマ映画祭 脚本賞
こんな人に見てほしい!
- 一風変わったラブコメディーが好きな人
- 精緻な構成で組み上げる脚本に興味がある人
- セリフが輝く映画が好きな人
あらすじ
人生に行き詰まった桜井は、銭湯で見かけた男(山崎)が風呂場の事故で失神した隙にロッカーの鍵をすり替える。
あらすじの続き(開閉)
山崎は記憶を失い、自分が桜井だと思い込む。一方、結婚を目指す香苗は、ひょんなことから出会った記憶喪失の山崎をそのターゲットにする。三者三様の思惑が絡み合い、やがて物語はヒートアップしていく。脚本的な見どころ
すれ違い、入れ違い、思い違いなど、設定とストーリーが複雑に絡み合う構成の映画であるのに、少しも難しくない。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
それは適度に笑いを含ませているから。特にセリフが洒落ていてセンスが良い。一つ一つのセリフがよく考えられており、際立っている。合コンに参加した香苗がエリート風会社員を切って捨てる一言や、記憶を取り戻したコンドウがトラブルメーカーの小林を助けるかわりに人生を貰うと宣言するセリフなど、見習いたいセリフが散りばめられています。予告動画
視聴者の感想
- 久しぶりに面白い邦画に当たった
- 最後には私の心もときめいた
- なんというか、歯切れの良い映画
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16.前代未聞の大家族は幸せになれるのか
『人生、ブラボー!』
一言ストーリー
気はいいが自堕落な生活を送っていた男が、過去の精子提供から数百人の子供の父親となったと知り困惑する。しかし、欲求を抑えきれず会うことで、父親としての責任感が芽生えて真っ当な人間になる
おすすめポイント
- 2013年に英語版リメイクもされたヒット映画
- トロント国際映画祭2011
- サンタバーバラ国際映画祭2011
こんな人に見てほしい!
- 珍しい設定が好きな人
- ファミリーストーリーをみたい人
- 優しい気持ちになれる映画が好きな人
あらすじ
20年前にスターバックという偽名で693回もの精子提供をしたことが原因で、533人の子供の父親になっていることを知らされたダヴィッド・ウォズニアックは、驚きと困惑に陥る。
あらすじの続き(開閉)
父親の情報開示を求めて裁判を起こした142人の子供たちに対して、どう対応すべきか悩むダヴィッドは、自称弁護士の友人アボカットに相談することにする。一方、ダヴィッドは恋人エマが妊娠したことを告げられ、自分が父親になる資格があるのか不安になる。ダヴィッドはスターバック・チルドレンの一部と接触する機会を得て、彼らの人生に関わろうとする。しかし、それが裁判に影響することになる。脚本的な見どころ
もし533人の父親になったら?という前代未聞の設定が興味を引く。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
しかし、すべての人物を映画のなかでフォローすることはできない。ではどうするか、となったとき、本作品の切り口は優れていた。その中から、実際に父親について知りたいという142人に絞ったのだ。あとは、バラエティに富んだキャラクターを次から次へと登場させることで、観客を飽きさせない。しかも、ラストにはこの数を活かした感動も作り出しているのも見習うべき点だと言える。予告動画
視聴者の感想
- リアルでありファンタジーでもあり、不思議な映画
- 最初はダメダメだったけどラストにちゃんと父親になっているのが感動的
- お父さんが優しいね。見た目は厳しいけど
- 自分があんなに子供ができたらどうなるだろう。想像付かない