自分好みの映画がすぐ見つかる!脚本タイプ別の映画83選
ざっくばらんに83本の映画を紹介しても選ぶのが面倒ですよね。そこで脚本のタイプ別に作品を分類してご紹介します。リストから自分好みの映画を選んでください!
- なぜ自分がこんな目に?トラブル巻き込まれ映画
- これは奇跡か天罰か? ちょっと不思議で現実離れした映画
- 生きることは、つらくて楽しい。人生の節目を表現した映画
- 切っても切れない二人の絆!恋愛・友情のバディ映画
- 命の危険が迫る!パニック映画
- 人間の心の底をのぞき込む映画【←いまここ】
- 超人的な力に憧れる!スーパーヒーロー映画
- 不可能を可能にする!爽快な気分を味わえる映画
- 人間の成長を描く映画
- こんなの初めて!特殊な世界を描いた映画
人間の心の底をのぞき込む映画
47.権力と欲望が渦巻く地獄絵図
『アシュラ』
一言ストーリー
市長の犯罪を隠す悪徳刑事は、妻の治療費のために市長に従うが、検事に脅されて苦悩する。市長と検事の間で揺れるが、血みどろの修羅場からひとり生き残る
おすすめポイント
- 韓国で公開初週成績歴代NO.1の「青少年観覧不可作品」
こんな人に見てほしい!
- まさに修羅場、をみたい人
- 裏社会の人間関係を描いた脚本に興味がある人
- どんでん返しのラストが好きな人
あらすじ
市長のソンベはアンナム市の開発事業に関する不正を繰り返していた。
あらすじの続き(開閉)
しかし、その裏で刑事のドギョンが証拠隠滅や殺人などの汚れ仕事を請け負っていた。ドギョンは末期がんの妻のために市長から多額の報酬を受け取っていたが、そのことを知った検事のキム・チャインに市長の不正を暴く証拠を提供するように脅される。ドギョンは市長と検事の両方に利用されながら、自分の選択に苦しむことになる。脚本的な見どころ
血ノリの使用量が多い特徴がある韓国映画のなかでも、トップクラスに血みどろ映画。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
人間の負の部分にスポットを当てており、耐性のない視聴者は嫌悪感を覚えるかも。しかし、その描き方は迫力満点。脚本家を目指す人はぜひ視聴してみてはいかがでしょうか。個人的にはオノやナタの使い方が恐ろしく、目が離せませんでした。予告動画
視聴者の感想
- まさに血みどろ。汚職と暴力のグチャグチャした世界観に圧倒される
- ラストの修羅場はめちゃめちゃ怖い
- 全員とも関わり合いになりたくない人たち
- 怖いもの見たさでみたらハマった
この映画を視聴する
48.見るだけで痛い復讐劇
『オールド・ボーイ』(米国版)
- 公開:2013年
- 時間:1時間43分
- ジャンル:
サスペンス / アクション / スリラー - 脚本家:マーク・プロトセヴィッチ
- 出演:
ジョシュ・ブローリン、
エリザベス・オルセン、
シャールト・コプリー、
サミュエル・L・ジャクソン
一言ストーリー
20年間も監禁された男が、その謎を解こうと奔走するが、それこそが復讐を企む黒幕の計画の一部だった。
おすすめポイント
- 大ヒットした韓国映画をスパイク・リー監督がリメイク
こんな人に見てほしい!
- 見ているだけで痛い描写のアクション映画が好きな人
- ラストの大落ちで読者をあっといわせる脚本に興味がある人
- 特殊な設定を取り入れたストーリーが好きな人
あらすじ
泥酔したセールスマンが突然誘拐され20年間拉致される。
あらすじの続き(開閉)
やがて解放された男は、なぜこの様な目に合うのか真犯人を突き止めようと独自に捜査をはじめる。復習を誓う彼は真犯人を突き止めるが、その理由に驚愕する。脚本的な見どころ
リメイク元となった韓国映画より控えめな印象だがそれでも見ているだけで痛い映画。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
かなづちで脳天をかち割ったり、ナイフが背中に突き立ったり。また肉体的苦痛とともに精神的苦痛も。20年間監禁されるなかで徐々に精神が崩壊していく様子が痛々しい。唯一の心の支えだったネズミちゃんがあんなことに。。。そうして復讐に燃える主人公だったが、ラストには特大のブーメラン。復讐してやるつもりが、それ以上の憎悪に復讐されてしまう。よく出来た構成は脚本構築の勉強になります。韓国版より今回のハリウッド版のほうがそのあたりシンプルでわかりやすくなっている印象です。予告動画
視聴者の感想
- アクションシーンが痛々しくて壮絶。思わず目を細めて見てしまうほどだが癖になる
- 20年間も監禁されたら自分なら耐えられない。想像に絶する
- 謎の真犯人に迫っていく感じに手に汗握った
- なにげにサミュエル・L・ジャクソンがいい感じ
この映画を視聴する
49.すべての男に復讐を
『プロミシング・ヤング・ウーマン』
一言ストーリー
ゲスな男たちに復習を続ける女性が、やがて悪運が尽きてしまうが、信念を貫き通す
おすすめポイント
- 第93回アカデミー賞の脚本賞を受賞
こんな人に見てほしい!
- 女性が主人公のスカッとする映画を見たい人
- 復讐劇だけどジメジメしていない、ポップな雰囲気が好きな人
- 一発逆転、大どんでん返しがあるストーリーが好きな人
あらすじ
キャシーは夜毎にバーで男をひっかける。
あらすじの続き(開閉)
酔っ払ったふりをして男を拘束してさばきを下すためだ。彼女がそんなことをする理由は大学時代の忌まわしい事件が関係している。そんなある日、大学時代の友人であるライアンと再会。二人は恋愛関係に発展しそうになるが。脚本的な見どころ
男女で感じ方が違う映画ではないだろうか。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
女性であれば痛快に感じ、(一部の)男性であればヒヤッとすると思われる。映画では、女性を欲望のはけ口としてしか見ていない、いわゆるゲスな男(または、彼らに追従する女性)が次々に成敗されていく。ある出来事から恋愛とは一生無縁になったと思っている主人公だったが、同級生と再会することで恋心が揺れ動く。その葛藤する姿がいじらしくて魅力的だ。復讐を淡々とこなすモンスターとして描くのではなく、ひとりの女性を描く点も参考としたい。予告動画
視聴者の感想
- やった方はわすれても、やられた方はずっと覚えている。いじめも同じ。復讐するのにおそすぎることはないんだな、と思った。
- ラストのどんでん返しにはしびれた。まさか、という感じ。
- ナースのコスプレ姿のキャシーが、ハーレクインみたいで可愛い
この映画を視聴する
50.悪のカリスマ爆誕
『ジョーカー』
一言ストーリー
コメディアン志望の青年が、周囲から認められたいと望むがうまくいかず、自己を肯定できるのは自分だけだと悟る
おすすめポイント
- アカデミー賞やヴェネツィア国際映画祭などを席巻した問題作
こんな人に見てほしい!
- ダークヒーロー、悪のカリスマに憧れる人
- 人物の心理描写やその変化を丁寧に描いた作品に興味がある人
- ネガティブなテーマをユーモアを交えて描いた作品を視聴したい人
あらすじ
コメディアンを目指す青年アーサーはピエロとして下積みを積んでいた。
あらすじの続き(開閉)
しかし、環境に恵まれずうまくいかない。そんなある日、地下鉄で絡まれて事件を起こしてまう。それをきっかけに、それまで鬱積していた思いが徐々にあらわになっていく。脚本的な見どころ
誰しも納得できない状況におちいったり、圧力に屈したりした経験はあるはずだ。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
本作の主人公・アーサーも同じ。彼は仕事や仲間に恵まれず、貧困に苦労し、持病も抱えている社会的な弱者である。よく映画のヒーローは逆境にあっても、不屈の闘志やひらめきで切り抜けて浮かび上がる。しかしアーサーはダークサイドに落ちてしまう。その転落する様子は、視聴者である私たちにも決して他人事とは思えない。アーサーは普通の弱い人間であり共感を誘うからだ。「あのような人生ならああなっても仕方がない」「もしかしたら自分もそうなってしまうかもしれない」と思わせる説得力がこの脚本にはある。ダークヒーローを書きたい方にとっては、とても参考になる映画。予告動画
視聴者の感想
- 地下鉄で酔っ払いを銃で撃つシーンはスカッとした。憧れちゃいけないけど、カッコいい
- ゴッサムという架空の街が生む壮大なフィクション。けれど感情はリアル。特に不満は
- かわいそうな男で同情する。自分がもし同じ立場なら?
- デニーロがあこがれの対象と言うのに脚本家の主観を感じる。『キング・オブ・コメディ』や『タクシードライバー』へのオマージュも心憎い
この映画を視聴する
51.世界的パニックを描いた群像劇
『コンテイジョン』
- 公開:2011年
- 時間:1時間45分
- ジャンル:スリラー
- 脚本家:スコット・Z・バーンズ
- 出演:マリオン・コティヤール、
マット・デイモン、
ローレンス・フィッシュバーン、
ジュード・ロウ、
グウィネス・パルトロー、
ケイト・ウィンスレット
一言ストーリー
死に至る感染症が世界中で流行するなか、その原因や解決策を模索する人々の様子を描く
おすすめポイント
- 実在のコロナ流行”以前”に公開された映画
こんな人に見てほしい!
- ある事件を多角的な視点から立体的に見せる社会派ドラマに興味がある人
- 実際に起こり得る事柄を予言した話題作が好きな人
- 複数のメインキャラクターを書き分けた群像劇に興味がある人
あらすじ
海外渡航歴のある女性が突如として亡くなった。
あらすじの続き(開閉)
当初、原因は不明だったが、やがて未知の病原体によるものであると解明される。防ぎようのない脅威に対して、世界中がパニックとなる中、ある者はまことしやかな情報をネットで拡散し、あるものはワクチン開発に命をかける。果たして、人類は未曾有の恐怖に打ち勝つことができるのか。脚本的な見どころ
群像劇には、一般的なストーリーと違い、ひとりの主人公に感情移入することが難しいデメリットがある。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
その代わり、事件や事象そのものに対する興味で、視聴者の興味を引き付けなければならない。『コンテイジョン』では未知のウイルスによるパニックを描いている。このテーマ自体は珍しくないが、特筆すべきはそのディテールにある。初めてウィルスが発見されてから、人類の対応や反応、医療機関の専門知識などを事細かに描いている点だ。なぜ感心するほどリアルだとわかるかと言うと、コロナパニックを経験しているから。そのため、他人事とは思えない。事実、映画が公開された当初より、コロナ後に話題となったほど。これらは結果論に過ぎないけれど、まるでドキュメンタリーのように細部までこだわって作り込んでいる点と、それぞれ異なる主張を持つ登場人物を書き分けている手腕は大いに参考となるはず。予告動画
視聴者の感想
- 落ち着いた作風のなかの群像劇で見応え十分
- コロナを体験したからわかるけど、すごいリアル
- 未来予知の映画。ある意味怖いくらい
この映画を視聴する
52.愛娘を奪われた女性教師が画策した衝撃のラスト
『告白』
一言ストーリー
娘を殺害された女性教師が、疑わしいクラスの生徒全員をおどすことで真犯人を特定し教育者らしい復讐を遂げる
おすすめポイント
- 本屋大賞(2009年)を受賞したミステリー小説の映画化
こんな人に見てほしい!
- テーマは重く、作品はエンタメ的な作風が好きな人
- リズミカルでテンポの良い構成が好みの人人
- 最後にどんでん返しが用意された脚本に興味がある人
あらすじ
中学校の女性教師が、幼い愛娘を学校のプールで亡くしてしまう。
あらすじの続き(開閉)
警察は事故だと断定するが、女性教師は生徒の中に犯人がいると確信していた。終業式の日、女性教師は生徒たちに対して告白する。脚本的な見どころ
一つ一つのシーンが存在感を放ち、よくできたパッチワークのような作品。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
エピソードごとに観客を喜ばせようと振り切った構成はまさにエンターテイメントのお手本と言える。それぞれのエピソードがあるべきところへピタリとハマり、最終的に衝撃のラストへ集約する。よく、「衝撃的な」と形容されることはあるけれど、本作のラストはまさにそれ。絶頂に達した瞬間、スパッと幕引きする姿勢も良い。予告動画
視聴者の感想
- まさに衝撃のラスト。記憶を消してもう一度見たい!
- 歌って踊って楽しそうだけど狂ってる中学生たちがホラー
- よくよく考えると可哀想な主人公の女性教師。復讐する気持ちもわかる
- 邦画では珍しいほどのエンタメ
この映画を視聴する
53.容赦ない悪から逃げられるか
『悪の教典』
一言ストーリー
人知れず殺人を繰り返す異常者が、高校教師を隠れ蓑に犯行を続けるが、偶然の重なりから世間に正体がバレそうになると、皆殺しを計画する
おすすめポイント
- 衝撃のバイオレンス・ホラー映画
こんな人に見てほしい!
- シリアルキラームービーが好きな人
- 残忍であればあるほど興味がそそられる人
- ヴィランを主人公にした脚本に興味がある人
あらすじ
高校教師として信頼を集める男性(蓮実 聖司)は、完璧に見える若者にみえます。
あらすじの続き(開閉)
しかし、実は反社会性人格障害を持ち、他人に対して共感することもなく、冷酷に人を殺害するような人間だったのです。ある日、残忍な行為が明るみに出そうになると彼は衝撃の行動に出る。脚本的な見どころ
映画にタブーは存在しないことを教えてくれる作品。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
殺害シーンは間違いなく本作品の見せ場であり、より無慈悲に、より残酷になるほど観客は物語に没頭していきます。万人受けするテーマでは有りませんが、この方向性の作品を目指す人にとっては、参考とすべき良作だと言えるでしょう。予告動画
視聴者の感想
- ハスミン、マジでヤバイ
- 万人受けしないけど、目が離せない
- 怖いし面白いしで鳥肌立った
- よく上映できたなってくらい残酷だけど好き
この映画を視聴する
54.報道に真実を暴く勇気はあるか
『スポットライト 世紀のスクープ』
一言ストーリー
真実追求の情熱にあふれた記者チームの面々は、教会の司教による児童虐待問題に挑むが、強大な相手に挫折しかける。しかし、決定的証拠を手に入れ大衆の関心を集めることに成功すると、真実を公表する道を選ぶ。
おすすめポイント
- 第88回アカデミー賞脚本賞受賞
こんな人に見てほしい!
- 緻密な調査と報道のプロセスを描いた映画を見たい人
- マスコミの情熱と倫理観の葛藤を絡めた脚本に興味がある人
- 社会的に強い影響力を持つテーマの映画が好きな人
あらすじ
ボストン・グローブ紙の報道チーム「スポットライト」は、カトリック教会の聖職者による児童への性的虐待の疑惑追求に動き出した。
あらすじの続き(開閉)
彼らは慎重な取材を重ね、事件を暴くために奔走する。調査が進むにつれ、驚くべき規模の体制的な隠蔽が明らかになり、彼らは教会との闘いに身を投じることになる。真実を暴くために戦う彼らの様子を描く。脚本的な見どころ
この映画は実際の報道事件を基にしたヒューマンドラマです。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
真実を追求するジャーナリストたちを主人公として描いています。物語は緻密な調査と取材に裏打ちされており説得力を伴っている点が秀逸です。また、キャラクターの情熱や倫理観の描写にも注目すべきでしょう。予告動画
視聴者の感想
- 真実の追求とジャーナリズムの偉大さが伝わった映画でした
- ドキュメンタリー的な描写がリアルで迫真性がある
- みんなそれぞれがプライドを持っている点に共感しました
- 社会問題に光を当てており、意義のある映画だと感じました
この映画を視聴する
55.命をかけた脱出劇
『アルゴ』
一言ストーリー
CIA職員のトニーは、イラン人人質危機に関する情報を入手し、映画製作と偽った奇抜な救出作戦を実行する。
おすすめポイント
- 第85回アカデミー賞作品賞および脚色賞受賞作品
こんな人に見てほしい!
- 緊迫感とユーモアが絶妙に入り混じったエピソードに興味がある人
- 実話に基づくエキサイティングな展開が好きな人
- いきいきとした複数の登場人物を描写した群像劇が好きな人
あらすじ
イラン人質危機の中、CIAのトニー・メンデスは、偽の映画制作をでっちあげて、6人のアメリカ人を救出しようと画策する。
あらすじの続き(開閉)
トニーはハリウッドのプロデューサーと共謀し、偽の映画「アルゴ」を製作し、イランでの撮影として装いながら、人質たちを救出する過酷な作戦を展開する。脚本的な見どころ
この映画は実話に基づくサスペンス映画です。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
そのため、冒頭から緊張感あふれるストーリーテリングに魅力があります。リアルな状況設定とそれに巻き込まれた登場人物たちの反応を魅力的に描いていました。緊張感を保ちつつもユーモアを取り入れるバランス感覚は脚本家によるものでしょう。予告動画
視聴者の感想
- 実話に基づく緊迫感あるストーリーに引き込まれました
- ハイテンポな展開とユーモアのバランスが絶妙
- 登場人物の描写がリアルで魅力的
- 緊急事態に立ち向かうスリル満点
この映画を視聴する
56.得体のしれない恐怖が迫る
『ノーカントリー』
一言ストーリー
ベトナム帰還兵のモスは偶然から大金を得るが、凄腕の殺し屋に命を狙われてしまい、命がけで逃げる。
おすすめポイント
- 第80回アカデミー賞で作品賞、脚色賞、他計4部門受賞
こんな人に見てほしい!
- 圧倒的に強い敵役が出る映画が好きな人
- 追い詰められるヒリヒリした感覚を味わいたい人
- 不思議な雰囲気を醸し出す脚本に興味がある人
あらすじ
殺し屋のシガーは、麻薬取引の現場から大金を持ち逃げしたモスを殺すためにギャングに雇われた。
あらすじの続き(開閉)
彼はコインの裏表で人の命運を決める冷酷な人間である。一方のモスは溶接工でベトナム帰還兵。シガーに対抗しようとするが負傷してしまう。事件を調べていた保安官ベルは、殺し屋シガーの残酷さに絶望しながらも、モスの行方を追う。脚本的な見どころ
得体のしれない圧倒的な存在というものは映画の魅力になり得る。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
本作では、殺し屋シガーがそれに該当する。彼の掴みどころのない、また残酷なキャラクターは視聴者の興味を掴んで離さない。どうやってターゲットを追い詰めるのか、またターゲットとされたモスは逃げ切ることができるのか、がこの映画のメインテーマ。それは最後まで視聴者の興味を惹きつけることに成功している。予告動画
視聴者の感想
- 西部劇の要素を現代に融合させていて面白い
- 空気銃の殺し屋が怖すぎる
- 登場人物たちの心理戦がヒリヒリしていて緊張しっぱなしだった
- 結末が予想外すぎて衝撃的
この映画を視聴する
57.剛腕刑事の豪快さにスカッ!
『犯罪都市 THE ROUNDUP』
一言ストーリー
韓国の剛腕刑事が、韓国人が巻き込まれた誘拐事件の犯人を捉えるためにベトナム赴き、冷酷無比な犯罪者と壮絶な戦いを繰り広げる。
おすすめポイント
- 2017年公開の大ヒット韓国映画の続編
こんな人に見てほしい!
- 豪快で魅力的な主人が好きな人
- 世界を舞台にした娯楽映画を好む人
- 狂気とバイオレンスに満ちた映画が好きな人
あらすじ
韓国・ソウルのクムチョン署強行犯係であるマ・ソクトは型破りな刑事。
あらすじの続き(開閉)
ベトナムで韓国人を誘拐し殺害した容疑者の移送の任務を命じられる。班長のチョン・イルマンとともにベトナムへ向かうマ・ソクト刑事。ところが、冷酷な犯罪者であるカン・ヘサンは思ったより手強い相手だった。脚本的な見どころ
本映画の見所はマ・ドンソクの暴れっぷり。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
腕力では右に出るものが居ない、という設定の剛腕刑事が、悪人をバッタバッタとなぎ倒すところに爽快感を覚えます。この手の主人公を際立てるのは、敵役、ライバルの存在だ。今回のヴィランは、ソン・ソック演じる狂人。彼が十分にその役目を果たしている。韓国映画の魅力の一つが、血、死、痛みをリアルに描く点にある。今回の映画もご多分に漏れず(いい意味で)目を背けたくなるほど丁寧に描かれている。予告動画
視聴者の感想
- リアルなアクションは緊迫感にあふれていて素晴らしい
- マ・ドンソクは強いけど笑えるところもあるいいキャラクターだと思う
- 実際の事件を元にしている映画だって聞いたけど、外国は怖いなあ
- コミカルなやり取りが面白いし、いい息抜きになる映画
この映画を視聴する
58.事故・事件専門のパパラッチは夜を駆ける
『ナイトクローラー』
一言ストーリー
こそ泥だった男が報道系パパラッチの世界に飛び込み、違法だが誰にも撮れないスリリングな映像を撮影する欲望に取り憑かれていく。
おすすめポイント
- 2014年アカデミー賞脚本賞にノミネート
こんな人に見てほしい!
- 特殊な業界の舞台裏を描いた作品が好きな人
- クライムサスペンス映画が好きな人
- サイコパスな主人公のサクセスストーリーに興味がある人
あらすじ
ルイス・ブルームは、金網やマンホールを売って暮らすケチなこそ泥。
あらすじの続き(開閉)
彼は偶然ハイウェイでの交通事故に出くわす。その時、事故や事件専門のパパラッチの存在を知る。この仕事が金になると目をつけたルイスは、見様見真似でカメラや無線機材をそろえはじめる。脚本的な見どころ
主人公のルイスは失業者。金網を売って生計を立てている若者だ。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
そんな彼が人生の起死回生を狙って飛び込んだ業界がナイトクローラー。事故や事件専門のパパラッチである。他人の不幸の上に成り立つ職業だが、ルイスは貪欲にスクープを狙う。普通なら二の足を踏むような犯罪現場や事故現場にいち早く駆けつける。物語後半、彼はパートナーから「他人の気持ちがわからないやつ」だと突きつけられる。確かにほとんどのシーンで彼は無表情だ。いわゆるサイコパスなのかもしれない。そんな彼にも目標がある。それはビジネスで成功すること。そのためには違法スレスレの行為も厭わないし、ビビらない。まさに、感情がないのかと思うほど。すべてがビジネスライクだ。女性を口説く時でさえ。しかし、最終的には自身が望む結果を手に入れる。ある意味でのアメリカンドリーム。一風変わったサクセスストーリーに興味がある人におすすめの映画。予告動画
視聴者の感想
- 若者の就職難、過激な報道問題、共感できない現代人、嫌でも心に残る映画
- ジェイク・ギレンホールの表情がやばい。目玉落ちそう
- より過激で刺激的にしないと価値がないというのは動画配信者にも通じるのかな
- 手段はともかく、裸一貫から会社作るまでした主人公はえらいね
この映画を視聴する
59.言わずとしれた名探偵ポアロ登場の名作古典ミステリー
『オリエント急行殺人事件』
一言ストーリー
名探偵ポアロが、列車内で発生した殺人事件に遭遇し、解決に向け奔走するが、最後には苦渋の決断を下す。
おすすめポイント
- 何度も映画化されたアガサ・クリスティーの小説を豪華俳優陣が熱演
こんな人に見てほしい!
- ミステリー映画の古典にして定番である作品に興味がある人
- 複数の登場人物が登場する脚本が好きな人
- 魅力的な探偵を主人公にした作品を探している人
あらすじ
名探偵ポアロが乗り合わせたオリエント急行列車の中で殺人事件が発生する。
あらすじの続き(開閉)
殺害されたのは前日にポアロにボディーガードを依頼してきたラチェット。事件の捜査に乗り出すことになったポアロだが、容疑者である乗客全員にアリバイが存在していた。脚本的な見どころ
何度も繰り返し映像化されてきたミステリーの女王・アガサ・クリスティの小説が原作の映画です。
見どころの続き ※ネタバレ注意(開閉)
前知識がない人にとっては、ラストのネタバラシはとても衝撃的だと思います。一方、ストーリーを知っている人でも楽しめる映画になっている理由は、登場人物がそれぞれ際立っているから。ケネス・ブラナーやジョニー・デップといった豪華俳優陣が演じていることを差し引いても、人物描写が効果的です。ユーモアもあります。映画を見る前、もしくは後でも良いので原作小説と見比べてみると映画ならではの味付けがわかるでしょう。脚色がどのように行われるかということに興味がある人にもおすすめです。予告動画
視聴者の感想
- 古典ということだけどスタイリッシュな映像で楽しめた
- ケネス・ブラナーは歳を重ねることでポアロを演じる最適な役者になったと思う
- 悪役ジョニーデップもかっこよい
- 昔からあるので多くの人が知っていると思うけど、ラストのネタバレはしない方がいい作品だと思います