10月26日(月)19時からBS10プレミアムで放送される「あぶない刑事」第13話「追跡」は、長谷部安春が監督を担当した回です。
第13話では、信用金庫の強盗事件から過去の拳銃強奪事件へ捜査がつながり、鷹山敏樹が手掛かりを求めて四国・松山へ向かいます。Gガイドとスカパー!の番組情報で、長谷部安春が監督として確認できます。
長谷部は日活で監督になり、映画からテレビドラマまで長く活動した人物です。ここでは「あぶない刑事」での仕事を中心に、経歴と代表作、演出から脚本志望者が学べる点を整理します。
10月26日放送「あぶない刑事」第13話での担当
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月26日(月)19:00〜20:00 |
| 放送局 | BS10プレミアム |
| 番組 | あぶない刑事 第13話「追跡」 |
| 監督 | 長谷部安春 |
| 主な出演 | 舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、中条静夫、木の実ナナ |
第13話「追跡」は、信用金庫に2人組の強盗が入るところから始まります。防犯ビデオを手掛かりに大下勇次は元ガードマンの庄司守をマークしますが、使用された拳銃がコルト32オートマチックだったことから、6年前の拳銃強奪事件へ捜査がつながっていきます。
過去の事件の容疑者として稲垣の名が浮かび、鷹山敏樹は新たな手掛かりを求めて、かつて拳銃を奪われた刑事・沢村の故郷である四国・松山へ向かいます。ひとつの強盗事件を追ううちに、別の未解決の過去が表面化する構成です。
「あぶない刑事」はタカとユージの軽快な掛け合いとアクションが大きな魅力ですが、第13話では捜査の線が過去へ伸びることで、単発事件だけではない奥行きが生まれています。監督としては、会話のテンポと捜査の緊張感を同じ回の中で両立させる必要があります。
長谷部安春はどんな監督?
日本映画監督協会のプロフィールによると、長谷部安春は1932年4月4日生まれ、東京都出身です。1955年に早稲田大学仏文科を卒業し、1958年に日活へ入社しました。
1965年に監督へ昇進し、1966年の「俺にさわると危ないぜ」などを手掛けました。監督協会の記録では、1967年に日活を退社して専属契約となり、1980年にフリーになった経歴が確認できます。
KINENOTEでは、日活撮影所で助監督として鈴木清順、野村孝らの現場を経験し、1960年代後半から映画監督として作品を発表したと紹介されています。その後はテレビドラマの演出にも活動の場を広げました。
映画だけに留まらず、テレビの連続シリーズへ移っていった点は長谷部のキャリアの大きな特徴です。劇場映画では一本の作品を通して世界を作る一方、連続ドラマでは既存のキャラクターやシリーズのテンポを守りながら、各話ごとの事件を成立させる必要があります。
代表作は日活映画から「あぶない刑事」「相棒」へ
KINENOTEは、長谷部の主な仕事として「縄張りはもらった」「女番長 野良猫ロック」シリーズなどの日活作品に加え、『大都会 PARTII〜III』『西部警察』『あぶない刑事』シリーズ、『相棒』などのテレビ作品を挙げています。
この経歴を見ると、アクションや犯罪もの、刑事ドラマとの結び付きが強い監督だとわかります。追跡、対決、捜査といった動きのある物語を、人物の魅力と一緒に見せる作品が多く並びます。
BS日テレの「あぶない刑事」作品紹介でも、シリーズの監督として長谷部安春の名前が掲載されています。現在のBS10プレミアムの40周年企画でも、TVシリーズや劇場版がまとめて放送されており、長谷部がシリーズの映像イメージを作った監督のひとりだったことを改めて確認できます。
さらにBS10プレミアムの「あぶない刑事[劇場版]」公式ページでは、長谷部を「TVシリーズも手掛けた」監督として紹介しています。テレビで培ったタカとユージの空気を、劇場版でも引き継いだ人物です。
「あぶない刑事」での演出の特徴
BS10公式は「あぶない刑事[劇場版]」について、スピーディなストーリーと、浅野温子や仲村トオルとのアドリブを交えたコミカルな掛け合いを見どころとして挙げています。
この説明からわかるのは、長谷部の「あぶない刑事」での仕事が、事件をただ順番に処理するだけではなく、アクションの速度感と人物同士の軽妙さを同時に成立させる演出だったことです。
第13話「追跡」も、信用金庫強盗、防犯ビデオ、拳銃、過去の事件、松山への移動と、情報が次々に更新される回です。脚本上の情報が多いほど、映像では「いま何を追っているのか」が見えにくくなる危険があります。
そこで捜査の目的を場面ごとに絞り、タカとユージの役割を分け、移動や行動で話を前へ進めることが重要になります。人物の個性を保ったまま捜査線を追わせることが、「あぶない刑事」らしさにつながっていると考えられます。
晩年の代表作「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」
長谷部は2009年公開の映画「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」でも監督を務めました。JFDBの作品情報では、監督・長谷部安春、主演・六角精児、共演・萩原聖人、水谷豊、寺脇康文などのスタッフ・キャストが確認できます。
テレビ朝日の公式発表でも、同作の監督として長谷部安春が記載されています。「相棒」の鑑識官・米沢守を主人公にしたスピンオフで、本編とは異なる人物を中心に据えながらシリーズ世界を広げた作品です。
「あぶない刑事」では強いキャラクターを持つ刑事コンビを動かし、「相棒」のスピンオフでは脇役として親しまれてきた人物を主人公へ押し出しています。シリーズものの人物を理解し、その人物に合った事件の見せ方を組み立てる仕事を長く続けた監督だといえます。
共演者・主要キャストとの関係
10月26日放送の第13話には、鷹山敏樹役の舘ひろし、大下勇次役の柴田恭兵、真山薫役の浅野温子、近藤卓造役の中条静夫、松村優子役の木の実ナナらが出演します。
「あぶない刑事」は事件の筋だけでなく、タカとユージのバディ感、薫を交えた掛け合い、港署メンバーとの距離感が作品の魅力です。監督は毎回の事件を進めながら、視聴者が期待する人物同士のリズムも壊さないように場面を組み立てます。
特に長く続くシリーズでは、登場人物の性格を台詞で説明し直すより、行動や掛け合いで「いつもの人物らしさ」を示す方が自然です。長谷部がテレビシリーズと劇場版の双方を手掛けたことは、このシリーズの人物像を映像で維持する役割にもつながっています。
脚本志望者が学べる点
長谷部安春の仕事から脚本志望者が学べる第一の点は、事件の進行とキャラクターの魅力を別々にしないことです。「あぶない刑事」は捜査ドラマですが、タカとユージが誰でもよい刑事だったら同じ作品にはなりません。
第13話では、強盗事件から過去の拳銃強奪事件へ捜査が展開します。脚本を書くときも、手掛かりを増やすだけでなく「その手掛かりを誰が見つけるか」「誰が次の場所へ動くか」を人物の性格に合わせることで、情報説明がそのままドラマになります。
第二の点は、場面の目的をはっきりさせることです。防犯ビデオを調べる場面、拳銃から過去の事件へつなぐ場面、松山へ向かう場面では、それぞれ物語上の目的が違います。
一つの場面に多くの役割を詰め込みすぎず、ひとつ情報が更新されたら次の行動へ移る構成にすると、テンポの速い刑事ドラマでも視聴者が迷いにくくなります。長谷部が手掛けた作品のスピード感は、脚本段階の場面目的を考えるうえでも参考になります。
第三の点は、シリーズの型を守りながら各話の違いを作ることです。「あぶない刑事」には軽妙な会話、横浜の街、アクションという期待される要素があります。その型を残しつつ、第13話では過去の事件と松山への捜査という固有の展開を加えています。
シリーズ脚本では毎回すべてを変える必要はありません。視聴者が待っている定番を残したうえで、その回だけの事件、場所、人物関係をひとつ強く置くことで、新鮮さを作れると考えられます。
参考にした情報
- 日本映画監督協会「長谷部安春」
- BS10「あぶない刑事 第1話」
- Gガイド「あぶない刑事 第13話」
- スカパー!「あぶない刑事 第13話」
- BS日テレ「あぶない刑事」作品紹介
- KINENOTE「長谷部安春」
- JFDB「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」
- テレビ朝日「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」制作発表
- BS10プレミアム「あぶない刑事[劇場版]」
よくある質問
長谷部安春は10月26日の「あぶない刑事」で何を担当していますか?
2026年10月26日(月)19時からBS10プレミアムで放送される「あぶない刑事」第13話「追跡」の監督を担当しています。Gガイドとスカパー!の番組情報で確認できます。
長谷部安春はどんな監督ですか?
1958年に日活へ入り、1965年に監督へ昇進した映画・テレビの監督です。日活作品のほか、『大都会』『西部警察』『あぶない刑事』『相棒』など刑事・犯罪ドラマを数多く手掛けました。
長谷部安春の「あぶない刑事」以外の代表作は?
映画では「俺にさわると危ないぜ」「縄張りはもらった」「女番長 野良猫ロック」シリーズなどがあり、後年には「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」を監督しています。
脚本志望者は長谷部安春の演出から何を学べますか?
事件の手掛かりを人物の行動と結び付けること、場面ごとの目的を明確にしてテンポを作ること、シリーズの定番を守りながら各話固有の事件や場所を加える考え方が参考になります。
まとめ
10月26日放送「あぶない刑事」第13話「追跡」を監督した長谷部安春は、日活映画から『西部警察』『あぶない刑事』『相棒』まで、映画とテレビの両方で刑事・犯罪ドラマを手掛けた監督です。
第13話では、目の前の強盗事件から6年前の拳銃強奪事件へ捜査をつなぎ、さらに松山へ舞台を広げます。情報を次の行動へ結び付けながら、タカとユージらしいテンポを保つ点に注目すると、演出と脚本の関係が見えやすくなります。
シリーズ作品を書くときに、定番の魅力を残しながら一話ごとの個性をどう作るか。その具体例として、長谷部安春が手掛けた「あぶない刑事」を見る価値は大きいです。

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