2026年10月27日(火)5時05分からTOKYO MX1で、「俺たちの旅」第12話「妹はちょっと甘えてみたいのです」が再放送されます。
今回の中心にいるのは、カースケこと津村浩介の妹・みゆきです。故郷から兄を訪ねて上京したものの、仲間との付き合いに忙しいカースケと十分に話せず、みゆきは寂しさを深めていきます。
第12話は、桃井章さんの脚本と斎藤光正さんの演出で、いつもの仲間同士の青春群像に「兄妹」という近い関係を持ち込み、カースケの人柄を別の角度から見せる回です。放送前に押さえておきたいあらすじ、出演者、前回からの流れ、そして脚本づくりの視点をまとめます。
第12話の放送日時と主な出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月27日(火)5:05〜6:00 |
| 放送局 | TOKYO MX1 |
| 話数 | 第12話 |
| サブタイトル | 妹はちょっと甘えてみたいのです |
| 脚本 | 桃井章 |
| 監督 | 斎藤光正 |
TOKYO MX公式のドラマ案内では、「俺たちの旅」は月曜から木曜の朝5時05分から6時まで放送されています。10月27日は第12話が編成されており、Gガイドでも同じ放送時刻が確認できます。
主な出演者は、中村雅俊さんが津村浩介(カースケ)、田中健さんが中谷隆夫(オメダ)、津坂まさあきさん(現・秋野太作さん)が熊沢伸六(グズ六)を演じます。さらに森川正太さん、金沢碧さん、上村香子さん、岡田奈々さん、八千草薫さんらが青春群像を支えます。
第12話では、カースケの妹・みゆきを秋本圭子さんが演じます。VAP公式の第9話〜第12話収録商品でも、第12話のゲストとして秋本圭子さんの名前が確認できます。
第12話「妹はちょっと甘えてみたいのです」のあらすじ
BSテレ東が過去の再放送時に公開した第12話の公式あらすじによると、カースケの妹・みゆきが故郷から上京してきます。ところが兄のカースケは、久しぶりに会った妹と落ち着いて向き合うよりも、いつもの仲間たちとの時間に引き込まれていきます。
一方のグズ六は営業成績が振るわず、上司から叱られる日々を送っていました。そんなグズ六が教材カセット100台、売上金額500万円という大きな契約を取ったと喜び、仲間たちは大造も交えて祝宴を開きます。
仲間にとってはうれしい出来事ですが、みゆきにとっては複雑です。遠くから兄を頼って来たのに、兄は友人の祝い事に夢中で、自分はその輪の外に置かれているように感じます。
Gガイドの当日あらすじでは、兄と十分に話せない寂しさから、みゆきが家を飛び出していく流れが示されています。第12話の題名にある「ちょっと甘えてみたい」という言葉は、単純に妹がわがままを言う話ではなく、兄に自分を見てほしいという切実な気持ちを表していると考えられます。
兄妹のすれ違いが今回の見どころ
「俺たちの旅」は、カースケ、オメダ、グズ六ら若者たちの友情や不器用な生き方を描く作品です。仲間同士で失敗し、ぶつかり、助け合うことが物語の大きな魅力ですが、第12話ではそこに家族の視点が加わります。
カースケは仲間思いで、困っている人を放っておけない人物です。しかし、その長所は家族から見ると別の顔を見せます。仲間のために動くことへ夢中になるほど、せっかく会いに来た妹への気遣いが後回しになってしまうからです。
みゆきの立場から見ると、兄の交友関係は自分の知らない東京での生活そのものです。兄が楽しそうに仲間と過ごしていることはうれしいはずなのに、その輪の中に自分が入れないことで、距離の遠さも感じさせます。
このように、同じ出来事を「仲間の祝い」と見るか、「兄を取られてしまった時間」と見るかで意味が変わる点が、第12話の面白さです。事件や大きな謎ではなく、人と人の気持ちのずれがドラマを動かしています。
脚本・演出から見る第12話
第12話の脚本は桃井章さん、監督は斎藤光正さんです。VAP公式の収録情報と国立国会図書館サーチに残る改訂稿の書誌で、両者の担当が確認できます。
国立国会図書館サーチの書誌では、第12話の改訂稿は1975年の日本テレビ・ユニオン映画制作資料として登録され、放送日は1975年12月21日、脚本は桃井章さん、監督は斎藤光正さんと記録されています。出演者として中村雅俊さん、津坂まさあきさん、田中健さんらの名前も並びます。
斎藤光正監督は第11話に続いて第12話も担当しています。第11話から連続して同じ監督が手がけることで、仲間たちの日常の空気を保ちながら、第12話では家族の感情へ焦点を移す流れが作られていると考えられます。
桃井章さんはシリーズ内で複数話を担当していますが、第12話では「妹が兄に会いに来る」という極めて身近な出来事を入口に、友情と家族の優先順位がぶつかる状況を作っています。大きな事件を起こさなくても、人物同士の期待のずれだけで1話を動かせる構成です。
脚本づくりの視点:同じ長所を別の人から見直す
第12話から脚本づくりで学べるのは、主人公の長所を別の人物の視点から見せ直す方法です。
カースケが仲間思いであることは、普段の物語では魅力として働きます。しかし妹のみゆきが上京した日に同じ行動をすると、その長所が「妹を後回しにする兄」という欠点にも見えてきます。性格そのものを変えなくても、相手との関係を変えるだけで人物の印象を揺らせるわけです。
これはキャラクターを立体的に見せるうえで効果的な作りです。ある人物にとって頼もしい行動が、別の人物にとっては寂しさの原因になる。こうした二面性があると、善人・悪人の単純な区分ではなく、人間らしい矛盾が生まれます。
もう一つ注目したいのは、みゆきの感情を「兄に構ってほしい」と説明するだけでなく、家を飛び出す行動へつなげている点です。感情を台詞だけで伝えず、人物の選択によって見せることで、視聴者は兄妹の距離を具体的に感じ取れます。
グズ六の大型契約と祝宴を同じ回に置いたことも重要です。仲間側では祝う理由が十分にあるため、カースケが一方的に冷たい兄には見えません。みゆきの寂しさにも、カースケが仲間を優先する事情にも、それぞれ納得できる理由がある状態を作ることで、すれ違いが一方的な悪者探しにならない構成だと考えられます。
「俺たちの旅」はどんなドラマ?
「俺たちの旅」は、中村雅俊さん演じるカースケ、田中健さん演じるオメダ、秋野太作さん演じるグズ六を中心に、若者たちの友情や仕事、恋愛、家族との関係を描く青春ドラマです。
VAP公式では、自由で奔放な3人の生き方が共感を呼んだ青春ドラマとして紹介されています。作品は1975年に日本テレビ系で放送され、第12話の初回放送日は1975年12月21日でした。
半世紀近く前の作品ですが、友人と家族のどちらを優先するのか、自立したい気持ちと誰かに甘えたい気持ちをどう両立するのかといった悩みは、現在でも理解しやすいテーマです。
今回の第12話では、普段は仲間同士の関係から見ているカースケを妹の側から見られるため、シリーズの人物像を深く知るうえでも重要な回になっています。
前回・第11話「男はみなロマンチストなのです」の流れ
TOKYO MXでは前日の2026年10月26日(月)5時05分から、第11話「男はみなロマンチストなのです」が放送されます。Gガイドによると、第11話ではカースケが三郎を訪ねた帰りに、どこか影のある女性・秋子と出会い、その美しさに心を奪われる展開です。
VAP公式では、第11話の脚本は畑嶺明さん、監督は斎藤光正さんと確認できます。第11話と第12話は監督が共通していますが、脚本家は畑嶺明さんから桃井章さんへ交代します。
第11話がカースケの恋愛感情や憧れを中心にするのに対し、第12話は妹との家族関係へ視点が移ります。連続して見ると、同じ主人公でも、恋愛、友情、家族という関係ごとに異なる表情を見せる作品であることが分かりやすくなります。
再放送で注目したいポイント
今回の再放送では、まずカースケがみゆきの気持ちにいつ気づくのかに注目したいところです。みゆきの寂しさがどの場面で表面化し、周囲の仲間たちがそれをどう受け止めるかを見ると、兄妹だけでなくグループ全体の関係も見えてきます。
また、グズ六の契約成功という明るい出来事と、みゆきの孤独感が同時に進む対比も見どころです。同じ祝宴の場面でも、人物によって感情が正反対になることで、ドラマに厚みが生まれます。
第12話は、派手な事件よりも「自分を見てほしい」という身近な感情を扱う回です。だからこそ、表情や間、誰が誰の隣にいるのかといった演出にも注目すると、台詞だけでは分からない人物関係を楽しめます。
参考にした情報
- TOKYO MX 公式「映画・ドラマ」
- BSテレ東 公式「俺たちの旅」第12話
- VAP STORE 公式「俺たちの旅 VOL.3」
- Gガイド「俺たちの旅 第12話」
- 国立国会図書館サーチ「妹はちょっと甘えてみたいのです 改訂稿」
よくある質問
「俺たちの旅」第12話はいつ放送されますか?
2026年10月27日(火)5時05分から6時まで、TOKYO MX1で再放送されます。
第12話の脚本と監督は誰ですか?
脚本は桃井章さん、監督は斎藤光正さんです。VAP公式と国立国会図書館サーチの改訂稿書誌で確認できます。
第12話の中心人物は誰ですか?
カースケと、故郷から上京してくる妹・みゆきです。みゆきを秋本圭子さんが演じます。
第12話はどんな内容ですか?
兄を訪ねて上京したみゆきが、仲間との時間に夢中なカースケと十分に話せず寂しさを募らせる回です。グズ六の仕事上の成功と祝宴が、兄妹のすれ違いを浮かび上がらせます。
まとめ
10月27日放送の「俺たちの旅」第12話は、カースケの妹・みゆきが上京し、兄に甘えたい気持ちと、仲間を大切にするカースケの行動がすれ違っていく物語です。
桃井章さんの脚本は、カースケの「仲間思い」という長所を妹の視点から見直すことで、同じ人物に別の表情を与えています。斎藤光正監督の演出とともに、兄妹の距離がどの場面で縮まり、あるいは離れて見えるのかを追うと、この回の面白さがより深く伝わってきます。
脚本を書く側の視点では、人物の性格を無理に変えず、相手との関係を変えることで長所と欠点の両方を見せる構成が参考になります。青春ドラマとして楽しみながら、人物の立体的な見せ方にも注目してみてください。

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