科捜研の女19 #23|土門刑事の過去と1999年の事件を脚本・演出から読む(10月28日再放送)

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2026年10月28日(水)13時55分からテレビ朝日で再放送される「科捜研の女19」第23話は、土門薫の過去が物語の中心に引き出される回です。

事件現場に残された1999年12月31日付けのチケットから、19年前に死亡したはずの元刑事・火浦義正の指紋が検出されます。科学捜査で現在の事件を追いながら、20年前の未解決の記憶へ戻っていく構成が大きな見どころです。

とくに注目したいのは、普段は捜査側に立つ土門自身が「調べられる側」に近づいていく点です。第23話を、あらすじ、キャスト、脚本・演出、そして物語づくりの視点から整理します。

科捜研の女19 #23の放送日時と基本情報

項目内容
放送日時2026年10月28日(水)13:55〜14:53
放送局テレビ朝日
シリーズ科捜研の女 season19
話数第23話
サブタイトル「土門刑事の妻」
主演沢口靖子(榊マリコ役)
主な出演内藤剛志、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、斉藤暁、渡部秀、山本ひかる、石井一彰 ほか
第23話ゲスト升毅、早霧せいな、辻萬長、大河内浩、加藤貴子 ほか

今回の再放送枠は、Gガイドで10月28日13時55分から14時53分と案内されています。番組表上の見出しは「さらば、土門刑事‼マリコvs1999年から来た殺人犯」です。

一方、テレビ朝日のseason19公式ページでは、この回は2019年12月5日に初回放送された第23話として掲載されています。公式ストーリーの見出しでは第23話、配信サービスのTELASAでは「File.23 土門刑事の妻」と整理されています。

第23話のあらすじ|1999年のチケットが現在の殺人事件につながる

第23話は、フリーライターの広辺誠児が絞殺されるところから始まります。現場に臨場した榊マリコは、遺体の下から1999年12月31日付けのチケットを発見します。

そのチケットから検出されたのは、かつて京都府警の刑事だった火浦義正の指紋でした。ところが土門によれば、火浦は19年前に警察を辞め、その年に死亡しているはずの人物です。

ここで事件は、単純な「現場に残された指紋から容疑者を追う」形では終わりません。広辺が生前、1999年の大みそかに起きた「ミレニアム集団自殺」を調べていたことが分かり、現在の殺人事件と20年前の事件が一本の線で結ばれていきます。

さらに被害者が着ていた、その年に発売されたシャツからも火浦の指紋が検出されます。つまり「昔の遺留品に古い指紋が残っていた」のではなく、火浦が現在も生きている可能性が科学的な証拠から浮上するわけです。

マリコは、火浦と同期で刑事になった土門の様子に違和感を覚えます。土門は火浦について多くを語ろうとせず、やがて自ら捜査を外れます。この行動によって、事件の謎だけでなく「土門は何を知っているのか」という人物ドラマが前面に出てきます。

土門刑事の過去と元妻がなぜ重要なのか

この回で重要なのは、火浦という人物が単なる容疑者候補ではなく、土門の人生の過去を開く鍵として置かれていることです。

テレビ朝日公式の第23話紹介では、火浦は土門と同期で、刑事に任命された時期も同じだったと説明されています。土門が火浦の存在に強く反応しながらも事情を話さないため、視聴者は事件の真相と同時に土門の記憶を追うことになります。

マリコが滋賀県まで火浦の足取りを追うと、2000年9月に河川敷のテント小屋で焼死した人物が火浦と判断されていたことが分かります。しかし顔写真の照合から、火浦は別人の戸籍を使い、別名義で生活していた可能性が浮かびます。

この「死亡したはずの人物が別人として生きている」という事実は、ミステリーの仕掛けとして強いだけではありません。土門が長年抱えてきた過去そのものを、現在へ強制的に戻す役割を果たしています。

また公式紹介では、土門の元妻の存在が明らかになることも予告されています。普段の土門は、マリコと事件を追う捜査一課の刑事として描かれますが、第23話では仕事人としての顔だけでは説明できない感情が事件と結びつきます。

キャストとゲスト|火浦義正を升毅、土門の過去に関わる人物も登場

主人公の榊マリコを演じるのは沢口靖子さん、土門薫を演じるのは内藤剛志さんです。科捜研のメンバーとして、宇佐見裕也役の風間トオルさん、日野和正役の斉藤暁さん、橋口呂太役の渡部秀さん、涌田亜美役の山本ひかるさんらが出演します。

第23話の中心人物となる火浦義正を演じるのは升毅さんです。テレビ朝日の公式ページでは、ゲストとして升毅さん、早霧せいなさん、辻萬長さん、大河内浩さん、加藤貴子さんが掲載されています。

火浦が土門の同期という設定なので、升毅さんと内藤剛志さんの場面は、単に容疑者と刑事が対峙するだけではありません。過去を共有する二人として、言葉にされない事情がどのように表情や間で示されるかも見どころになります。

TELASAの第23話ページでも、沢口靖子さん、内藤剛志さん、若村麻由美さん、風間トオルさん、金田明夫さん、斉藤暁さん、渡部秀さん、山本ひかるさん、石井一彰さんらseason19の主要キャストを確認できます。

脚本・演出から見る第23話

テレビ朝日のseason19公式スタッフページでは、脚本に戸田山雅司さん、櫻井武晴さんほか、監督に森本浩史さん、田﨑竜太さんほかが掲載されています。

第23話単独の担当については、外部の各話データで脚本・戸田山雅司さん、監督・森本浩史さんと整理されています。公式スタッフ一覧はシリーズ全体の担当者を示す形式なので、この記事では「第23話担当」の確認について外部データも併記しています。

戸田山雅司さんの脚本として見ると、この回は情報の出し方が段階的です。最初に「1999年のチケット」という目に見える物証を置き、その後に火浦の指紋、20年前の集団自殺、別人名義で生きていた可能性、土門との関係へと謎を広げています。

森本浩史監督の演出として注目したいのは、科学的な検証の場面と土門の沈黙をどう並べるかです。証拠が増えるほど事件は明確になる一方で、土門の態度は説明不足のまま残ります。この対照によって「科学では分かること」と「本人が話さなければ分からないこと」が同時に進行します。

脚本づくりの視点|物証を「人物の過去を開く鍵」にする

第23話から脚本づくりの面で学べるのは、物証が事件解決だけでなく人物ドラマも動かしている点です。

1999年12月31日付けのチケットは、単なる手掛かりではありません。その日付自体が過去を示し、火浦の指紋が検出されることで「死んだはずの人間がなぜここにいるのか」という問いを生みます。さらに、その火浦が土門の同期だったため、物証ひとつから主人公側の人物史まで開いていきます。

この構成では、手掛かりを一つ発見するたびに謎が小さくなるのではなく、逆に新しい疑問が増えます。チケットから指紋が出た時点では火浦の関与が疑われ、火浦が死亡していると分かると今度は「では誰の指紋なのか」という謎に変わります。

さらに新しいシャツから同じ指紋が出ることで、「過去の証拠」だと思っていたものが「現在に生きる人物」の証拠へ反転します。こうして一つの情報の意味を途中で変化させると、視聴者は同じ手掛かりを別の角度から見直すことになります。

もう一つのポイントは、土門を情報不足の中心に置くことです。視聴者が知りたい火浦の過去を、最も知っているはずの土門が語らないため、物語には自然な緊張が生まれます。

マリコは科学捜査によって事実を積み上げますが、土門の感情までは鑑定できません。だからこそ、鑑定結果が出るたびに人間ドラマが深くなる構成になっていると考えられます。

脚本を考えるときにも、「証拠を犯人探しだけに使わず、登場人物の過去や関係を露出させる装置にできないか」と考えると、事件と人物ドラマを一本化しやすくなります。

第23話は第24話へ続く前後編の入口としても重要

第23話は一話の中で多くの事実が明らかになりますが、土門と火浦をめぐる物語は次の第24話「土門刑事の選択」へつながります。

そのため第23話では、事件を完全に閉じることよりも、火浦がなぜ姿を消したのか、20年前に何があったのか、土門はなぜ捜査から外れたのかという複数の問いを残すことが重要になっています。

前後編型の物語では、前編の終盤に「犯人は誰か」だけを残すと単純になりがちです。この回では、事件の真相、火浦の過去、土門の元妻、土門自身の判断という複数の線を並べ、後編に進む理由を作っています。

再放送で見る場合も、第23話だけでなく第24話まで続けて見ると、土門の人物像と事件の構造をより理解しやすい回です。

見逃し・配信情報

「科捜研の女 season19」第23話は、TELASAに作品ページがあります。TELASAでは「File.23 土門刑事の妻」として掲載され、2019年作品、約42分のエピソードとして案内されています。

配信状況は時期によって変わるため、視聴時点でTELASAなど各サービスの作品ページを確認してください。今回の記事では、配信作品としての存在をTELASA公式ページで確認しています。

参考にした情報

よくある質問

科捜研の女19 #23はいつ再放送されますか?

2026年10月28日(水)13時55分から14時53分まで、テレビ朝日で再放送予定です。Gガイドの番組情報で確認できます。

第23話で土門刑事の過去に関わる人物は誰ですか?

土門薫と同期の元刑事・火浦義正です。火浦を升毅さんが演じ、さらに土門の元妻の存在も物語の重要な要素として明らかになります。

第23話の脚本と監督は誰ですか?

シリーズ公式スタッフには戸田山雅司さん、櫻井武晴さんらが脚本、森本浩史さん、田﨑竜太さんらが監督として掲載されています。第23話単独の各話データでは、脚本は戸田山雅司さん、監督は森本浩史さんと確認できます。

第23話だけで事件は完結しますか?

土門と火浦をめぐる物語は第24話「土門刑事の選択」へ続きます。第23話は、20年前の事件と土門の過去を開く前編として見ると構造が分かりやすいです。

まとめ

「科捜研の女19」第23話は、1999年のチケットと死んだはずの元刑事・火浦の指紋をきっかけに、現在の殺人事件と土門薫の20年前の過去を結びつける回です。

科学的な証拠が増えるほど、土門が語らない事情の重さも増していきます。事件の手掛かりを人物の過去へ接続する脚本構成と、マリコの鑑定と土門の沈黙を対比させる見せ方に注目すると、第23話をより深く楽しめます。

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