ドラマ10「会社員」第3回あらすじと脚本・演出の見どころ|10月30日再放送

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10月30日(金)午前0時35分から、NHK総合でドラマ10「会社員」第3回が再放送されます。本放送は10月27日(火)午後10時で、今回は見逃した方が地上波で追いつける再放送です。

第3回の中心になるのは、宮木英理子(吉田羊)と斉藤るり(南沙良)が山岸光(小久保寿人)のスマートフォンから見つけた決定的なデータと、復帰予定だった寺田一輝(加藤清史郎)の不在です。第2回で積み上げられたハラスメントをめぐる緊張が、英理子自身の判断と責任を問う段階へ進みます。

ここでは第3回の公式発表範囲のあらすじ、出演者、脚本スタッフを整理しながら、物語の構成と人物の選択がどう見どころになるのかを考えます。

「会社員」第3回の放送日時と基本情報

項目内容
再放送2026年10月30日(金)0:35〜1:20
本放送2026年10月27日(火)22:00〜22:45
放送局NHK総合
話数全8回
主演吉田羊(宮木英理子役)
主な共演南沙良、加藤清史郎、小久保寿人、前川泰之、田中直樹、尾美としのり
音楽yuma yamaguchi

「会社員」は、男性中心の組織を努力と実力で駆け上がってきた50歳の会社員・宮木英理子を主人公にしたオフィス・サスペンスです。英理子は大手企業KZGCで重要プロジェクトを率い、その成功によって取締役昇進に近づこうとしています。

ところが、プロジェクトのリリース直前に匿名の脅迫文が届きます。英理子が相手を探る過程で、会社の中で見過ごされてきたゆがみや痛みが次々に表面化し、組織にとっての正しさと一人の人間としての良心がぶつかっていきます。

第3回のあらすじ|決定的なデータと寺田の不在

第3回では、英理子とるりが山岸のスマートフォンからある決定的なデータを発見します。第2回では、るりが山岸による寺田へのハラスメントの証拠を集めようと動き、パーティー当日に山岸のスマートフォンをすり替えるところまで進みました。

公開されている第3回のあらすじでは、そのデータを受けて英理子が寺田の訴えを軽んじた自分の判断を悔いることが示されています。英理子は上司の安西善之(尾美としのり)に、山岸をプロジェクトから外すと宣言します。

ただし、山岸を外せば問題が解決するわけではありません。英理子が率いるプロジェクトは重要な局面にあり、山岸を欠いたまま成功させるために後任を探さなければならず、組織を守る責任と被害を受けた人を守る責任が同時に迫ります。

もう一つの大きな動きが寺田の不在です。休暇を終えて復帰するはずだった寺田は会社に姿を見せず、るりは身を案じてマンションへ向かいます。第3回は「証拠が見つかった後」を描く回であり、証拠によって事実関係が前進しても、傷ついた本人の状態や職場の構造が簡単には元に戻らないことが物語の緊張につながります。

第3回の出演者と登場人物

第3回の中心人物は、英理子、るり、寺田、山岸です。そこに英理子の上司・安西や、コンプライアンス室で働く英理子の夫・東海林正則(田中直樹)らが関わり、会社の中の立場の違いが物語に複数の角度を与えています。

宮木英理子役の吉田羊さんは、努力と実力で幹部候補まで上がった人物を演じます。英理子は合理性と成果を重視してきた人物だからこそ、第3回で自分の判断の誤りを認めることは、仕事上の修正以上に大きな意味を持ちます。

斉藤るり役の南沙良さんは、KZGCのメールセンターで働く派遣社員です。会社という組織にすべてをささげてきた英理子とは対照的な立場におり、見過ごされている問題を見過ごさない視線を持っています。

寺田一輝役の加藤清史郎さんは、英理子の部下として働く若手社員を演じます。第3回では本人が会社に現れないため、姿が少ない場面でも「寺田がいない」という事実そのものが強い存在感を持つ構成になっています。

山岸光役の小久保寿人さんは、寺田をめぐる問題の中心にいる先輩社員です。英理子が山岸をプロジェクトから外すと決めることで、個人の問題がチーム全体の人員配置や責任問題へ広がっていきます。

脚本・演出・音楽のスタッフ

「会社員」は、NHKが進めるWDR(Writers’ Development Room)プロジェクトから生まれた作品です。名嘉友美さん、松井周さん、あさか友恵さん、縦谷宗さんの4人がチームで企画と物語を練り、各話の脚本を担当しています。

第3回の番組情報では脚本はあさか友恵さんと確認できます。Real Soundの脚本家4人へのインタビューでは、異なる経歴を持つ書き手が議論しながら一つのシリーズを作っていることが紹介されており、一人の視点だけで会社を断罪するのではなく、複数の立場から組織の問題を見る作品設計につながっていると考えられます。

シリーズ全体の演出は保坂慶太さん、大嶋慧介さん、西尾友希さんが担当し、制作統括は上田明子さん、石村将太さんです。今回確認できた公開情報だけでは第3回単独の演出担当者までは特定できなかったため、ここではシリーズの演出陣として紹介します。

音楽はyuma yamaguchiさんです。職場という日常的な空間で進むサスペンスでは、大事件を見せ続けるよりも、会議室や廊下、メール、スマートフォンといった身近なものに不穏さを宿らせることが重要になります。音楽も、その日常と緊張の落差を支える要素として注目したいところです。

脚本づくりの視点|「証拠の発見」を終点にしない構成

第3回で脚本づくりの参考になるのは、決定的な証拠が見つかることを解決ではなく、新しい問題の始まりにしている点です。サスペンスでは証拠の発見を山場に置きがちですが、「会社員」はその直後に英理子の後悔、山岸を外す決断、後任探し、寺田の不在を重ねています。

この構成によって、物語の問いが「山岸が何をしたのか」だけに閉じません。英理子はなぜ寺田の訴えを軽く扱ってしまったのか、管理職として何を優先してきたのか、問題が発覚した後に組織は何を変えるべきなのかという、より大きな問いへ移ります。

脚本を書くとき、秘密や証拠を見つけた瞬間だけを強くしても、その後の人物が受け身になると勢いが落ちます。第3回は、証拠を見た英理子に「山岸を外す」という能動的な選択をさせ、その選択によってプロジェクトの人員不足という次の障害を生み出していると考えられます。

「いない人物」を物語の中心に置く

寺田が会社に来ないという設定も重要です。本人を画面に出し続けなくても、周囲の人物が「なぜ来ないのか」「大丈夫なのか」と動くことで、寺田の状態が物語の中心に残ります。

るりがマンションを訪れる行動は、寺田を心配する気持ちを説明台詞だけで済ませず、具体的な行動に変えるものです。人物の感情を行動で見せるという基本を、サスペンスの前進にもつなげている点が見どころになると考えられます。

英理子の変化を「判断」で見せる

英理子は、これまで成果や合理性を優先してきた人物です。その英理子が、自分の判断を悔い、山岸を外すと宣言することで、内面の変化が仕事上の決断として表れます。

人物の成長を「反省した」「考えが変わった」と言わせるだけでなく、以前なら選ばなかった判断をさせると、変化が伝わりやすくなります。第3回は、英理子の価値観が揺らぎ始める節目として見ると、脚本の組み立てをより深く味わえます。

前回・第2回までの流れ

10月20日放送の第2回では、プロジェクトのリリースパーティーを控えた英理子に対し、るりが山岸のパソコンとスマートフォンを持ってくるよう求めます。るりは寺田へのハラスメントの証拠をつかもうとしており、英理子は夫の正則も巻き込みながら事態を収めようと動きました。

パーティー当日、るりは山岸のスマートフォンをすり替えることに成功します。公開された放送後記事では、そこに寺田の姿を写した大量のデータが残されていたことが報じられており、この出来事が第3回の「決定的なデータ」へ直接つながっています。

第2回までの英理子は、プロジェクトを守るために問題を小さく扱おうとする側面がありました。しかし、第3回では自分の判断を悔いると明示されているため、ここから英理子が「会社のため」と「人のため」をどう両立させようとするのかが大きな見どころです。

「会社員」はどんな作品?WDR作品としての特徴

本作は2024年放送の「3000万」に続く、WDRプロジェクトの第2弾です。WDRは複数の脚本家が一緒に議論しながらオリジナルの連続ドラマを開発する取り組みで、「会社員」では9人のメンバーによる開発を経て、4人が脚本を担当しています。

主人公を単純な正義の人にせず、これまで組織の論理の中で成功してきた人物に置いたことが作品の特徴です。英理子が会社のゆがみに直面するとき、それは外から会社を批判する話ではなく、自分が支えてきた仕組みと向き合う話になります。

るりは英理子と異なる世代、雇用形態、価値観を持つ人物です。この二人を対立させることで、「どちらが正しいか」をすぐに決めるのではなく、それぞれが何を見てきたかを比較できる構造になっています。

第3回では、るりが見つけた問題を英理子が受け止め、自分の権限を使って行動する段階に入ります。対立していた二人の視線が同じ問題に向くことで、関係性の変化もドラマを動かす力になりそうです。

再放送と見逃し配信

第3回の地上波再放送は、10月30日(金)午前0時35分から1時20分まで、NHK総合で予定されています。木曜深夜に当たる時間帯なので、日付を間違えないよう注意してください。

シリーズはNHK ONEで同時・見逃し配信が案内されています。配信期間は番組ページ側で確認するのが確実で、再放送と合わせれば第3回を追いかける選択肢があります。

参考にした情報

よくある質問

ドラマ10「会社員」第3回の再放送はいつですか?

2026年10月30日(金)午前0時35分から1時20分まで、NHK総合で再放送予定です。本放送は10月27日(火)午後10時でした。

第3回の脚本は誰ですか?

第3回の脚本はあさか友恵さんです。「会社員」全体では名嘉友美さん、松井周さん、あさか友恵さん、縦谷宗さんが脚本を担当しています。

第3回はどんな話ですか?

英理子とるりが山岸のスマートフォンから決定的なデータを見つけ、英理子が山岸をプロジェクトから外す決断をします。一方、復帰予定だった寺田が出社せず、るりが自宅を訪ねます。

「会社員」はどこで見逃し配信されますか?

NHK ONEで同時・見逃し配信が案内されています。配信期間は視聴時点のNHK ONE番組ページで確認してください。

まとめ

10月30日午前0時35分から再放送される「会社員」第3回は、山岸のスマートフォンから見つかったデータをきっかけに、英理子がこれまでの判断を見直し、行動を変える回です。寺田が会社に戻らないことで、証拠が見つかっても傷や組織の問題がすぐ解消されないことが示されます。

脚本の視点では、証拠の発見をゴールにせず、新しい選択と障害へつなげる構成が特に参考になります。英理子の変化が台詞ではなく「誰を外し、何を守るか」という判断に現れる点にも注目すると、第3回をより立体的に楽しめます。

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