2026年11月6日(金)12時から、WOWOWプラスで中国宮廷時代劇「如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜」の第85話から最終第87話までが続けて放送されます。
放送されるのは、第85話「口封じ」、第86話「暴かれた真実」、第87話「緑梅の記憶」です。全87話の物語がここで完結し、衛嬿婉の長年の悪事が明るみに出る一方、如懿と乾隆帝の関係には取り返せない結末が訪れます。
ここでは公式の各話あらすじをもとに、最終3話の流れとキャスト、原作・脚本・監督、そして脚本づくりの視点から見た終盤の構成を整理します。最終話までの内容に触れるため、結末を知りたくない方はご注意ください。
如懿伝#85〜87の放送日時と基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月6日(金)12:00〜14:45 |
| 放送局 | WOWOWプラス |
| 放送回 | 第85話〜第87話(最終話) |
| 第85話 | 「口封じ」 |
| 第86話 | 「暴かれた真実」 |
| 第87話 | 「緑梅の記憶」 |
| 主演 | ジョウ・シュン、ウォレス・フォ |
| 全話数 | 全87話 |
WOWOWプラス公式では、11月6日に第85話から第87話までをまとめて放送すると案内しています。第87話「緑梅の記憶」が最終話で、長く続いた如懿の人生と乾隆帝との関係が終着点を迎えます。
本作は、清の乾隆帝の時代を舞台に、幼い頃から乾隆帝と愛を育んできた如懿が、後宮の権力争いと皇帝の寵愛の変化の中で生きる姿を描いた全87話の宮廷劇です。
第85話「口封じ」あらすじ|衛嬿婉の疑心が自滅の入口になる
第85話では、皇貴妃・衛嬿婉の侍女である春嬋が行方不明になり、夜遅く戻ってきます。春嬋は容珮たちに連れ去られ、如懿の前で問い詰められていました。
春嬋は主人への忠誠を誓いますが、衛嬿婉は「裏切ったのではないか」という疑いを持ち始めます。これまで多くの陰謀を重ね、自分の周囲を利用してきた衛嬿婉にとって、最も危険なのは敵だけではなく、自分の悪事を知る身近な者です。
その後、衛嬿婉の不用意な発言が乾隆帝の耳に入り、彼女のもとで育てられていた皇子や公主たちが、勅命によって実母のもとへ戻されることになります。衛嬿婉はこの出来事も春嬋のせいではないかと考え、不信をさらに強めます。
一方で乾隆帝は過労により倒れ、意識不明になります。後宮の権力関係を最終的に裁く皇帝が倒れることで、衛嬿婉にとっては一時的に行動の余地が生まれますが、それは同時に野心を露出させる危険な状況でもあります。
第85話は、敵に追い詰められた衛嬿婉が慎重になるのではなく、疑心暗鬼によって自分から味方を失っていく回です。長年積み上げてきた悪事が、外から壊される前に内側から崩れ始めます。
第86話「暴かれた真実」あらすじ|証言が連鎖して悪事が一本につながる
第86話では、乾隆帝が昏睡状態にあると思った衛嬿婉が、自分の息子・永琰の名を書いた紙を太子密建の小箱へ入れようとします。しかし乾隆帝は突然目を覚まし、その現場を押さえます。
衛嬿婉の野心が決定的な形で露見したところへ、愉妃が現れます。愉妃は、衛嬿婉が永琪を死に至らせたと告発し、春嬋、佐禄、王蟾らも次々に悪事を証言します。
さらに皇太后からは、衛嬿婉が如懿の息子・永璂の食事に細工をしていたことが報告されます。長い物語の中で別々の事件として起きていた出来事が、ここで衛嬿婉の行動として一本につながっていきます。
重要なのは、衛嬿婉が突然失敗するのではないことです。第85話で疑われた春嬋が証人となり、これまで使ってきた人物や隠してきた行為が、終盤で逆に彼女を追い詰める材料になります。
如懿が直接力で倒すのではなく、衛嬿婉自身の邪心と過去の行動が罠として返ってくる構図になっています。皇太后は、衛嬿婉が如懿の仕掛けた罠に自ら落ちたのだと糾弾します。
第86話は、長編ドラマで散らばっていた伏線を一気に回収する回として見ることができます。証言者が一人ずつ増えるたびに、視聴者が知っていた悪事と宮中の人物たちが知る真実が一致していきます。
第87話「緑梅の記憶」あらすじ|如懿の最期と乾隆帝の後悔
最終第87話では、乾隆帝が秋狩りへ出かける一方、如懿は紫禁城に残ります。如懿は思い出の城楼へ上り、自分が歩んできた時間に思いを巡らせます。
その夜、如懿は容珮とお茶を飲みながら、眠るように亡くなります。如懿の病を知らなかった乾隆帝は死を知って激しく動揺し、深い後悔に苦しみます。
乾隆帝は如懿の思いを汲み、皇后としての葬儀を行わず、如懿に関する記述や肖像を記録から消します。表面的には皇后としての痕跡が消えていきますが、物語では「消されたこと」そのものが、如懿と乾隆帝の関係の大きさを示す形になります。
さらに9年後、乾隆帝は第十五皇子・永琰を皇太子にすると決め、生き長らえていた衛嬿婉に死を賜ります。権力を求め続けた衛嬿婉の人生も、ここで終わります。
最終話の題名「緑梅の記憶」は、如懿と乾隆帝がまだ若く、互いを信じていた頃の記憶へ視線を戻す題です。物語の終盤では二人の関係は壊れていますが、最後に提示されるのは憎しみだけではなく、「かつて愛があった」という記憶です。
乾隆帝は絶大な権力を持つ皇帝ですが、失われた関係を元に戻すことはできません。如懿が亡くなって初めて、彼女の存在と自分の選択の重さに向き合うことになります。
如懿・乾隆帝・衛嬿婉の三者関係が最終盤を動かす
如懿を演じるのはジョウ・シュン、乾隆帝を演じるのはウォレス・フォです。作品は若い頃から思いを通わせてきた二人が、後宮という権力の場で少しずつすれ違い、やがて修復できないところまで離れていく過程を長い話数で描いてきました。
衛嬿婉はリー・チュンが演じています。女官から皇貴妃へと上り詰めた人物で、終盤では如懿を追い落とし、自分の息子を皇位継承者にしようとする野心が前面に出ます。
第85話から第87話では、衛嬿婉の物語と如懿の物語が対照的に閉じます。衛嬿婉は権力を得るために他者を利用し続け、その証言によって崩れていきます。一方の如懿は、皇后としての地位や記録より、自分の尊厳を守る方向へ進みます。
二人の結末を並べることで、「後宮で何を得たか」ではなく、「最後まで何を手放さなかったか」が強く残る構成です。
原作・脚本・監督のスタッフ
| 役割 | 担当 |
|---|---|
| 原作・脚本 | リュウ・リエンズー(流瀲紫) |
| 監督 | ワン・ジュン(汪俊) |
BS11公式と作品公式では、原作・脚本をリュウ・リエンズーさん、監督をワン・ジュンさんが担当したと紹介されています。リュウ・リエンズーさんは「宮廷の諍い女」の原作者でもあり、自身の小説をもとに本作の脚本を手がけています。
作品公式では、長い時間をかけて脚本化されたことや、歴史劇としての映像美を追求した制作背景も紹介されています。全87話という長編だからこそ、人物の関係を短期間で変えるのではなく、信頼が積み上がり、疑いが生まれ、決裂へ進む過程を段階的に描ける作品です。
脚本づくりの視点|最終回直前で「敵を倒す話」と「主人公の結末」を分ける
第85話から第87話の構成で特徴的なのは、衛嬿婉の悪事が暴かれる山場と、如懿自身の最期が別の段階として置かれていることです。
第86話で衛嬿婉の悪事が次々に暴かれるため、物語上の大きな対立はここで決着へ向かいます。しかしシリーズはそのまま「悪役が罰を受けて終わり」にはなりません。最終第87話では、視点を如懿と乾隆帝の関係へ戻し、この作品が本当に描いてきた中心テーマを締めくくります。
長編作品の終盤では、事件の解決と主人公の感情的な結末が同じ場面に集中すると、どちらも急いだ印象になりやすくなります。本作は第86話で陰謀の決着を進め、第87話で如懿の人生と乾隆帝の後悔を描くことで、二つの終わりにそれぞれ時間を与えていると考えられます。
過去の人物を「証言者」に変えて伏線を回収する
第86話では、春嬋、佐禄、王蟾、愉妃、皇太后など、複数の人物が衛嬿婉の悪事を明らかにします。これは単に説明役を増やしているのではなく、衛嬿婉が過去に築いた関係が逆流する構成です。
悪事を働く人物が長編の途中で何度も逃げ切る場合、その都度「証拠が残っていない」とすると終盤の決着が唐突になることがあります。そこで過去の協力者や被害者を残し、終盤で証言できる位置に置いておくと、それまでの出来事を利用して決着を作れます。
第85話で衛嬿婉が春嬋を疑う流れは、第86話の証言へ直接つながります。直前回の出来事が次回の決着装置になるため、最終盤でも因果関係が切れません。
「記録から消す」という行為で逆に存在を強く残す
最終話では、乾隆帝が如懿に関する記録や絵を消します。普通なら、記録から消されることは人物の存在を弱める行為です。しかし物語では、乾隆帝がそこまでしなければならないほど、如懿との関係が深く、傷が大きかったことを示します。
脚本上、人物の不在を描くときは、本人を出さずに周囲の反応で存在感を示す方法があります。如懿が亡くなったあと、乾隆帝の動揺や後悔、記録を消す行動を見せることで、如懿がいなくなった後のほうが彼女の存在が強く感じられる構造になっていると考えられます。
題名で物語の出発点へ戻す
最終話「緑梅の記憶」は、長い権力闘争の最後に、二人の若い頃の記憶を呼び戻す題名です。物語が大きく複雑になったあと、最後に最初の感情へ戻ると、視聴者は「何を失ったのか」を理解しやすくなります。
シリーズの結末を考えるとき、最後に新しい情報を増やすだけでなく、序盤で提示した約束、象徴、小道具、記憶へ戻す方法があります。本作の最終話は、如懿と乾隆帝が歩んだ長い時間を、過去の記憶との落差で締めくくっていると考えられます。
前回#83・#84の流れ|如懿の反撃はすでに始まっている
第83話「格格の告発」では、永琪の死をきっかけに如懿が告発され、乾隆帝から皇后の金冊と印璽を取り上げられます。如懿と乾隆帝の関係は、すでに決定的に冷え込んでいます。
第84話「残された時間」では、如懿が告発の裏に別の人物がいると考え、胡蕓角の遺品を調べます。その結果、胡蕓角が不治の病だったことが分かり、如懿は皇貴妃が余命の短い彼女を利用したと推測します。
つまり第85話から突然、衛嬿婉への追及が始まるわけではありません。第84話の時点で如懿は相手の手口を読み、次の被害を警戒しています。この前段が、第85話の春嬋への詰問、第86話の証言へつながります。
「如懿伝」はどんな作品?
「如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜」は、1735年に乾隆帝が即位する時代から始まる中国宮廷時代劇です。如懿は幼い頃から乾隆帝と愛を育んできましたが、後宮では皇后や妃嬪たちの権力争いに巻き込まれます。
如懿は知恵と忍耐で多くの危機を乗り越え、やがて皇后の地位に上ります。しかし物語の後半では、乾隆帝との間に疑いと価値観のずれが積み重なり、二人の愛そのものが崩れていきます。
全87話の長さを使い、敵との戦いだけでなく、愛情が信頼に変わり、信頼が疑いに変わり、最後には別々の道へ向かう過程を描く点が大きな特徴です。
参考にした情報
- WOWOWプラス公式「如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜」
- NBCユニバーサル・エンターテイメント公式「如懿伝」
- BS11公式「如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜」
- テレQ公式「如懿伝 各話あらすじ」
- BS11プラス「如懿伝」
よくある質問
如懿伝#85〜87はいつ放送されますか?
2026年11月6日(金)12時から14時45分まで、WOWOWプラスで第85話から最終第87話まで放送されます。
如懿伝の最終話は第何話ですか?
第87話「緑梅の記憶」が最終話です。全87話の物語がここで完結します。
如懿伝の原作・脚本は誰ですか?
原作・脚本はリュウ・リエンズー(流瀲紫)さんです。監督はワン・ジュン(汪俊)さんです。
第86話で衛嬿婉の悪事はどう明らかになりますか?
愉妃の告発に加え、春嬋、佐禄、王蟾らの証言、皇太后からの報告によって、永琪や永璂をめぐる悪事が次々に明らかになります。
まとめ
11月6日放送の「如懿伝」第85話〜第87話は、衛嬿婉の疑心が自滅へつながり、悪事が暴かれ、最後に如懿と乾隆帝の物語そのものが終わる最終3話です。
脚本の視点では、第86話で「陰謀の決着」を描き、第87話で「主人公の人生と愛の結末」を描く二段構えが見どころです。さらに、過去の協力者を証言者として使い、長い物語の出来事を一つの結論へ集めています。
最終話では、如懿がいなくなった後の乾隆帝の行動によって、彼女の存在がより強く残ります。長編ドラマをどう終わらせ、序盤から積み重ねた関係をどの象徴へ戻すかを考えるうえでも、最終3話は学びの多い構成です。

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