「三日葬/サミルチャン」医師の父と神父が3日間で対立するオカルトホラー|11月8日WOWOWシネマ放送

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2026年11月8日(日)3時40分から、WOWOWシネマで韓国映画「三日葬/サミルチャン(字幕版)」が放送されます。

最愛の娘を亡くした心臓外科医の父と、娘に悪魔が取り憑いていたと考える神父。二人が、韓国の伝統的な葬儀「三日葬」の3日間で対立しながら、娘の死をめぐる異変に向き合うオカルトホラーです。

監督・脚本はヒョン・ムンソプ。単なる悪魔祓いの恐怖にせず、「娘は本当に死んだのか」と信じる父と、「体に残る邪悪な存在を止めなければならない」と考える神父の二つの見方をぶつけることで、恐怖と家族ドラマを同時に進めています。

三日葬/サミルチャンの放送日時と基本情報

項目内容
放送日時2026年11月8日(日)3:40〜5:20
放送局WOWOWシネマ
原題Devils Stay/사흘
制作年2024年
制作国韓国
ジャンルホラー・ミステリー
監督・脚本ヒョン・ムンソプ
主な出演パク・シニャン、イ・ミンギ、イ・レ

WOWOW公式作品ページでは、心臓外科医チャ・スンドをパク・シニャン、悪魔祓いを行うパン神父をイ・ミンギ、娘チャ・ソミをイ・レが演じると紹介されています。監督と脚本はともにヒョン・ムンソプです。

Korean Film Councilの作品情報によると、韓国では2024年11月14日に公開され、上映時間は約94〜95分。日本ではクロックワークス配給で公開され、同社の公式ページでは日本語字幕版のDVD情報も確認できます。

今回の放送は深夜帯ですが、95分前後の作品なので一気に見やすい長さです。物語自体が「3日」という限られた時間の中で進むため、時計が進む感覚と登場人物の焦りを意識すると、構成の狙いが分かりやすくなります。

WOWOW公式作品ページでは本作がアーカイブ配信中であることも案内されています。放送時間に視聴できない場合は、WOWOW側の最新の配信状況を作品ページで確認すると選択肢を把握できます。

三日葬/サミルチャンはどんな映画?

主人公のチャ・スンドは高名な心臓外科医です。心臓疾患を抱える娘ソミを救うため、自ら執刀して心臓移植手術を行い、手術はいったん成功します。

ところが、その後のソミは別人のような異常行動を見せ始めます。家族はパン神父に悪魔祓いを頼み、激しい儀式の末にソミは一時的に正気を取り戻しますが、そのまま命を落とします。

ここから作品の本当の物語が始まります。葬儀が始まった後、スンドは娘の体に異変を感じ、「まだ生きているのではないか」と疑い始めます。一方、パン神父は、それこそが娘に潜んでいた邪悪な存在によるものだと考えます。

同じ現象を見ても、父は医学と愛情から「生」を見ようとし、神父は信仰と過去の経験から「悪魔」を見ようとする。この認識のずれが、観客に「どちらが正しいのか」を簡単に決めさせない仕掛けになっています。

さらに、舞台が病院から葬儀の場へ移ることで、物語は「治療できる時間」から「別れを受け入れる時間」へ変わります。父親にとっては、娘を救えなかった医師としての敗北と、娘の死を認めたくない親としての感情が重なるため、怪異への反応にも説得力が生まれます。

キャストと人物関係の見どころ

パク・シニャン演じるチャ・スンドは、医学を信じる心臓外科医であると同時に、娘を失った父親です。この二つの立場が矛盾することが、人物の中心にあります。

医師なら死亡という事実を冷静に受け入れるべきですが、父としては「まだ助けられるかもしれない」という可能性を捨てられません。職業的な理性と親としての感情が同じ人物の中で衝突するため、スンドは単純な「怪異を信じない科学者」では終わりません。

イ・ミンギ演じるパン神父も、単純に超自然現象を説明する役ではありません。悪魔祓いを行った結果としてソミが亡くなっているため、自分の判断が正しかったのかという重さを背負っています。

その二人の間にいるのがイ・レ演じるソミです。物語上では死者となった後も、彼女の体と心臓をめぐって父と神父の解釈が争われます。そのため、ソミは画面上で動いている時間だけでなく、亡くなった後も物語を動かす中心人物になっています。

監督・脚本ヒョン・ムンソプの狙い

ヒョン・ムンソプ監督は本作で長編映画デビューを果たしました。Korean Film Councilの作品紹介では、監督はヒョン・ムンソプ、主演はパク・シニャン、イ・ミンギ、イ・レと記録されています。

聯合ニュースの作品評では、本作が従来型の悪魔祓い映画の形式を使いながら、韓国の三日葬という文化的な舞台を組み合わせた点が特徴として挙げられています。単に「悪魔を追い出せるか」だけでなく、「葬儀が終わるまでに真相を見極められるか」という時間制限が加わることで、物語に明確な期限が生まれます。

韓国での記者会見でも、監督は韓国の3日間の葬儀の情緒と西洋のカトリック・オカルト、そして家族ドラマが一つの作品の中で共存することを特徴として説明しています。

この組み合わせによって、恐怖の正体が外から突然やって来るのではなく、すでに悲しみで満たされた葬儀の場に入り込みます。観客は怪異だけでなく、父が娘の死を受け入れられるのかという感情の行方も追うことになります。

脚本づくりの視点

「3日間」という制限時間を物語のエンジンにする

本作のタイトルでもある「三日葬」は、設定の珍しさだけでなく、脚本上のタイムリミットとして働いています。葬儀が終われば、父は娘の死を現実として受け入れなければなりません。一方、神父にとっては邪悪な存在を止める猶予がなくなります。

同じ3日間でも、二人にとって意味が違うのが重要です。スンドには「娘を生きていると証明するための時間」、パン神父には「悪魔を止めるための時間」として作用します。

脚本で期限を置くときは、単に「あと3日」と表示するだけでは緊張は生まれません。期限が過ぎることで登場人物が何を失うのかを明確にすると、場面ごとの選択に重みが出ます。本作では葬儀そのものが期限なので、物語の文化的な設定とサスペンスの仕組みが一体になっています。

対立する二人に「どちらも譲れない理由」を持たせる

スンドとパン神父は、娘の体に起きる異変について真逆の判断をします。ただし、片方を無知、もう片方を正解として最初から整理してしまうと、対立は単純になります。

本作では、スンドには心臓外科医としての知識と父としての愛情があり、パン神父には悪魔祓いを行った当事者としての経験と責任があります。どちらも自分の立場からは簡単に引けません。

この構造では、観客は「誰が正しいか」だけでなく、「なぜこの人物はそう信じるのか」を追うことになります。脚本で対立を作るとき、意見だけを逆にするのではなく、双方に失いたくないものを持たせることで、会話や行動に必然性が出ると考えられます。

ホラーと家族ドラマを同じ問いでつなぐ

本作で怖いのは悪魔の存在だけではありません。父親が娘の死を受け入れられず、目の前の異変を希望として見てしまうこと自体が危うさを生みます。

「娘は本当に死んでいるのか」という問いは、ホラーの謎であると同時に、父親の喪失を描く家族ドラマの問いでもあります。ジャンルの違う二つの要素を一つの問いで結ぶことで、オカルト場面と感情場面が別々の作品にならない構成です。

演出で注目したいところ

舞台の中心が葬儀場であることから、明るい日常空間ではなく、死者と生者が同じ建物にいる閉ざされた環境が続きます。安置室、祭壇、廊下など、静けさが求められる場所に異変を置くことで、小さな音や動きでも恐怖を作りやすくなっています。

また、スンドは娘の体を医師の目で確認し、パン神父は霊的な兆候として観察します。同じ対象を別の視点から見る二人を交互に映すことで、観客の解釈も揺らされます。

タイトルの「三日葬」が示す通り、時間経過も重要です。日が進むほど葬儀は終わりに近づき、父親が選べる行動も減っていきます。怖い場面だけでなく、どの時点で人物の判断が変わるのかを追うと、演出と脚本の連携が見えやすくなります。

参考にした情報

よくある質問

三日葬/サミルチャンはいつ放送されますか?

2026年11月8日(日)3時40分からWOWOWシネマで放送予定です。現行のGガイド番組表では5時20分までの放送枠になっています。

三日葬/サミルチャンの監督と脚本は誰ですか?

監督・脚本ともにヒョン・ムンソプです。WOWOW公式作品ページとKorean Film Councilの作品情報で確認できます。

三日葬/サミルチャンの主演は誰ですか?

心臓外科医チャ・スンドをパク・シニャン、パン神父をイ・ミンギ、娘ソミをイ・レが演じています。

三日葬とは何ですか?

本作では、死者を3日間かけて弔う韓国の葬儀を物語の舞台にしています。その3日間が、父と神父が娘をめぐる真相にたどり着くための制限時間として使われています。

まとめ

「三日葬/サミルチャン」は、韓国の3日間の葬儀とカトリックの悪魔祓いを組み合わせ、父親の喪失とオカルトの恐怖を一つの物語にした作品です。

脚本づくりの視点では、3日間という期限を物語のエンジンにし、医学を信じる父と悪魔の存在を確信する神父に、それぞれ譲れない理由を与えて対立させている点が参考になります。2026年11月8日3時40分からのWOWOWシネマ放送では、怪異の正体だけでなく、「同じ現象を二人がどう違って見るのか」と、残り時間が減るにつれて判断がどう変わるのかにも注目してみてください。

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