2026年11月8日(日)12時から、BSフジ・181で「銭形平次」第6話「おとぎ話の殺人」が放送されます。
今回の事件は、金貸しの綱田屋源兵衛が、爆発、槍、そして臼という不可解な襲撃に相次いで見舞われるところから動きます。注目したいのは、平次の女房・お静が、その流れをおとぎ草紙の「猿蟹合戦」と重ねて見ることです。
事件の手口を昔話の順序に重ねることで、視聴者にも「次に何が起きるのか」「誰が猿にあたるのか」という推理の軸が与えられます。あらすじだけでなく、脚本がどう情報を並べ、誰に気づかせることで平次の推理を前へ進めているのかを見ると、第6話をさらに楽しめます。
銭形平次 第6話「おとぎ話の殺人」の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月8日(日)12:00〜13:00 |
| 放送局 | BSフジ・181 |
| 話数・副題 | 第6話「おとぎ話の殺人」 |
| 銭形平次 | 北大路欣也 |
| お静 | 真野あずさ |
| 三の輪の万七 | 伊東四朗 |
| 八五郎 | 三波豊和 |
| 綱田屋源兵衛 | 菅貫太郎 |
BSフジ公式ページでは、第6話の放送日時と副題に加え、銭形平次役の北大路欣也さん、お静役の真野あずささん、三の輪の万七役の伊東四朗さん、八五郎役の三波豊和さんらが紹介されています。
番組表の詳細には、保科源次郎役の三浦浩一さん、並木藤兵衛役の中村梅之助さん、宇古木兵馬役の左右田一平さん、事件の中心人物である綱田屋源兵衛役の菅貫太郎さんらも記載されています。第6話は、平次たちのいつもの顔ぶれと、事件に関わる人物たちの関係を追いながら見る回です。
第6話の放送枠は毎週日曜12時からの「日曜時代劇」です。BSフジの公式時代劇一覧にも、11月8日(日)12時から13時まで第6話「おとぎ話の殺人」を放送する予定が掲載されています。放送時間を確認してから視聴したい方は、この1時間枠を目安にしてください。
第6話「おとぎ話の殺人」のあらすじ
BSフジ公式によると、綱田屋源兵衛は武家相手の金貸しで財産を築いた浪人です。ところが、源兵衛の茶室の炉端で爆発が起き、大火傷を負います。
平次が調べを進める中、次に源兵衛を襲うのは鋭い槍です。槍は首筋をかすめ、さらにその後、蔵の中二階から落ちてきた大きな臼の下敷きとなって源兵衛は命を落とします。
爆発、槍、臼と、偶然では片づけにくい攻撃が段階的に続くため、事件の焦点は「誰が源兵衛を狙っているのか」だけではありません。なぜこの順序なのか、なぜこれほど芝居がかった手口なのかという点が、推理の鍵になります。
そこで物語を動かすのがお静です。お静はおとぎ草紙の「猿蟹合戦」を平次に見せ、事件の流れが昔話とよく似ていることに気づかせます。平次はそこから、猿にあたる源兵衛に恨みを持つ「蟹」は誰なのかと推理を進めます。
第6話は、単に証拠を一つずつ集める捕物ではなく、事件全体の形に気づくことで真相へ近づく構成です。昔話を知っている視聴者なら、平次と一緒に「この人物がどの役に当たるのか」を考えながら見られる仕掛けになっています。
原作・脚本・監督のスタッフ
| 役割 | 担当 |
|---|---|
| 原作 | 野村胡堂 |
| 脚本 | 保利吉紀、中村勝行 |
| 監督 | 斎藤光正 |
| 音楽 | 津島利章 |
| 企画 | 能村庸一、加藤貢 |
| 制作 | フジテレビ、東映 |
Gガイドの番組詳細では、第6話の原作は野村胡堂、脚本は保利吉紀さんと中村勝行さん、監督は斎藤光正さんと記載されています。音楽は津島利章さん、制作はフジテレビと東映です。
ただし、番組表では脚本に二人の名前が並んでいるものの、第6話のどの部分をどちらが担当したのかという分担までは確認できません。そのため、ここでは番組表に記載された役割だけを扱います。
北大路欣也版「銭形平次」は、野村胡堂の原作を土台にしながら、一話ごとに異なる事件の仕掛けを見せるシリーズです。今回の「おとぎ話の殺人」では、猿蟹合戦という誰もが筋を思い出しやすい物語を事件の設計図として持ち込む点が大きな特徴です。
脚本づくりの視点:昔話を事件の「型」にする構成
第6話の面白さは、猿蟹合戦を単なる題材として出すのではなく、事件の順序を理解するための型として使っているところにあります。
最初に爆発が起き、次に槍が襲い、最後に臼が落ちる。視聴者は最初の段階では、それぞれを別々の襲撃として受け取ります。しかし、お静が猿蟹合戦との共通点を示した瞬間、それまでの出来事が一本の線につながります。
脚本の構成として見ると、前半で不可解な出来事を複数提示し、中盤でその共通ルールを明かす形だと考えられます。共通ルールが見えたことで、視聴者は過去の場面を頭の中で並べ直し、同時に次の推理へ参加できます。
お静に「気づき」を与える意味
この回では、事件の型に最初に気づくのが平次ではなく、お静である点も重要です。主人公が最初からすべてを見抜くのではなく、身近な人物のひと言によって視点が切り替わることで、推理の流れに変化が生まれます。
お静は捕物の現場を仕切る人物ではありませんが、生活の中で触れるおとぎ草紙から事件との共通点を見つけます。これは、専門的な捜査能力だけではなく、日常の知識や感覚が謎解きに役立つ場面として機能していると考えられます。
また、平次とお静の関係を示す場面にもなります。平次が一人で答えを出すのではなく、お静の視点を受け取って考えを進めることで、夫婦の会話そのものが事件解決の一部になります。
「誰が蟹か」という問いで後半を引っ張る
猿蟹合戦との対応が見えた後、物語の中心は「何が起きたのか」から「誰が蟹なのか」へ移ります。つまり、事件の仕掛けを理解する問いから、動機を持つ人物を探す問いへ切り替わります。
この切り替えによって、後半は登場人物たちの過去や源兵衛との関係に注目しやすくなります。脚本上、道具のトリックだけで終わらせず、人間関係の謎へ視線を移す役割を、昔話の対応関係が果たしていると考えられます。
北大路欣也版「銭形平次」はどんなシリーズ?
BSフジの番組概要では、北大路欣也版「銭形平次」は、1966年から1984年まで放送された大川橋蔵主演版の後、1991年から始まったシリーズとして紹介されています。今回BSフジで放送されているのは、その第1シリーズです。
主人公の銭形平次は神田明神下の岡っ引きで、投げ銭を使う場面でも知られる人物です。平次の周囲には、下っ引きの八五郎、女房のお静、三の輪の万七らがいて、事件ごとのゲスト人物と関わりながら物語が進みます。
シリーズの魅力は、捕物の謎だけでなく、平次の人柄や周囲とのやり取りが事件解決に結びつく点です。第6話でも、お静の気づきが推理を進めるため、レギュラー人物の関係が事件の外側に置かれているのではなく、謎解きの中へ組み込まれています。
前回・第5話「二匹の牝狐」の振り返り
2026年11月1日にBSフジで放送された第5話「二匹の牝狐」では、裕福な薬問屋・上総屋惣兵衛が頭を割られて殺される事件が描かれました。
BSフジ公式によると、発見者は大工見習いの庄太と恋仲のお玉です。上総屋の家では、惣兵衛の後妻・まつと娘・八重が対立し、互いを陥れようとしている状況がありました。
さらに、遺体の近くには、まつの愛人・伊太八の家があることが分かり、平次と八五郎がその家へ向かうと、いきなりあいくちで襲われます。第5話は、家の中の対立と男女関係が疑いを複雑にする事件でした。
それに対して第6話は、複数の人物関係を先に見せるより、連続する襲撃の「形」に視聴者の注意を向けています。前回とは異なる入口から推理を組み立てるため、シリーズの一話完結ものとしても変化を感じられる回になりそうです。
第6話を見るときに注目したいポイント
一つ目は、爆発・槍・臼という出来事が、どのタイミングで一つの意味を持ち始めるかです。お静が昔話との共通点を示す前と後で、同じ場面の見え方が変わるはずです。
二つ目は、源兵衛に恨みを持つ人物がどのように配置されているかです。「猿に恨みを持つ蟹は誰か」という問いが提示されるため、各人物の言動や源兵衛との関係が、単なる背景説明ではなく容疑を考える材料になります。
三つ目は、平次とお静の会話です。事件の核心につながる発想をお静が持ち込むため、夫婦のやり取りがどのように推理の方向を変えるのかを見ると、脚本上の役割が分かりやすくなります。
参考にした情報
- BSフジ公式「<日曜時代劇>『銭形平次』第6話『おとぎ話の殺人』」
- Gガイド番組表「<日曜時代劇>銭形平次 6話『おとぎ話の殺人』」
- DiMORA「<日曜時代劇>銭形平次 6話『おとぎ話の殺人』」
- BSフジ公式「<日曜時代劇>『銭形平次』第5話『二匹の牝狐』」
よくある質問
「銭形平次」第6話「おとぎ話の殺人」はいつ放送されますか?
2026年11月8日(日)12時から13時まで、BSフジ・181で放送されます。
第6話「おとぎ話の殺人」の中心になる事件は何ですか?
綱田屋源兵衛が爆発、槍、臼による襲撃を受ける事件です。お静が一連の出来事と「猿蟹合戦」の共通点に気づき、平次が犯人像を推理していきます。
第6話の脚本と監督は誰ですか?
番組表では、脚本は保利吉紀さんと中村勝行さん、監督は斎藤光正さんと記載されています。
北大路欣也版「銭形平次」の第6話で注目したい点は?
猿蟹合戦を事件の型として使う構成と、お静の気づきによって平次の推理が進むところです。事件の手口と人物関係がどう結びつくかに注目すると楽しめます。
まとめ
2026年11月8日放送の「銭形平次」第6話「おとぎ話の殺人」は、綱田屋源兵衛を狙う連続した襲撃と、その手口が「猿蟹合戦」に似ていることから真相へ迫る一話です。
脚本の視点では、複数の出来事を先に見せ、中盤で共通ルールを明かす構成と、主人公以外のお静に発見役を与える点が見どころです。平次の捕物だけでなく、夫婦の会話がどう推理を前へ進めるのかにも注目してみてください。

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