2026年11月8日(日)19時45分から、WOWOWプライムで映画「レッド・ワン(吹替版)」が放送されます。サンタクロースが誘拐されるという大胆な発端から、護衛隊長カラムと賞金稼ぎジャックが世界を飛び回るファンタジーアクションです。
見どころは派手なアクションだけではありません。監督は「ジュマンジ」シリーズのジェイク・カスダン、脚本は「ワイルド・スピード」シリーズでも知られるクリス・モーガン。現代化されたクリスマス伝承を使いながら、性格も価値観も違う二人を組ませて物語を前へ進める作りに注目すると、脚本の構造が見えやすくなります。
レッド・ワン(吹替版)の放送日時と基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月8日(日)19:45〜 |
| 放送局 | WOWOWプライム |
| 作品 | レッド・ワン |
| 原題 | Red One |
| 制作年 | 2024年 |
| 制作国 | アメリカ |
| 内容時間 | 123分 |
| ジャンル | アクション/冒険・SF/ファンタジー |
WOWOW公式では、字幕版と吹替版の両方が案内されています。今回指定されているのは吹替版です。2時間を超える作品ですが、物語の中心は「クリスマスまでにサンタを救えるか」という明快な目標に置かれています。
世界観は大きくても、観客が追いかける目的が一つに定まっているため、登場する伝承や施設、敵側の仕掛けが増えても物語の向かう方向を見失いにくい構成です。
レッド・ワンはどんな映画?
WOWOW公式によると、クリスマス・イヴの前夜、コードネーム「レッド・ワン」ことサンタクロースが誘拐されます。サンタの護衛隊長カラム・ドリフトは引退を考えていましたが、クリスマスを守るために救出へ向かいます。
そこで組むことになるのが、世界一の追跡能力を持つ賞金稼ぎジャック・オマリーです。ただしジャックは、結果的に誘拐者へサンタの居場所を知らせることにつながった人物でもあります。頼るしかない相手が、事件のきっかけにも関わっている。このねじれが、単純な救出劇に緊張と衝突を加えています。
ワーナー・ブラザースの公式サイトでも、カラムとジャックが手を組み、サンタ救出のため世界中を飛び回る物語であることが示されています。サンタという誰もが知る存在を中心に据えながら、北極の基地や妖精、さらに欧州伝承のクランプスやグリラまで取り込み、昔話のイメージを現代のアクション映画へ接続した作品です。
キャストと登場人物の関係
カラム・ドリフトを演じるのはドウェイン・ジョンソン、ジャック・オマリーを演じるのはクリス・エヴァンスです。サンタクロース役はJ・K・シモンズ、ゾーイ・ハーロウ役はルーシー・リューが担当します。
| 役名 | 俳優 |
|---|---|
| カラム・ドリフト | ドウェイン・ジョンソン |
| ジャック・オマリー | クリス・エヴァンス |
| サンタクロース | J・K・シモンズ |
| ゾーイ・ハーロウ | ルーシー・リュー |
| グリラ | キーナン・シプカ |
| ミセス・クロース | ボニー・ハント |
| クランプス | クリストファー・ヒヴュ |
カラムは「サンタを守る側」、ジャックは外部から引き込まれる追跡者です。最初から同じ使命感を共有する二人ではないため、行動をともにするだけで価値観の違いが表に出ます。
脚本では、目的が同じ人物だけを並べると会話が説明になりやすくなります。それに対して本作は、サンタを守ることを当然と考える側と、そもそもその世界の常識を共有していない側を組ませています。そのため、世界観の説明そのものを二人の衝突や驚きの中に入れやすい設計だと考えられます。
脚本・演出・音楽のスタッフ
WOWOW公式では、監督がジェイク・カスダン、脚本がクリス・モーガン、撮影がダニエル・ミンデル、音楽がヘンリー・ジャックマンと案内されています。映画.comでは原案をハイラム・ガルシア、脚本をクリス・モーガンとしています。
| 役割 | 担当 |
|---|---|
| 監督 | ジェイク・カスダン |
| 脚本 | クリス・モーガン |
| 原案 | ハイラム・ガルシア |
| 撮影 | ダニエル・ミンデル |
| 音楽 | ヘンリー・ジャックマン |
ジェイク・カスダン監督は、ドウェイン・ジョンソンと「ジュマンジ」新シリーズでも組んでいます。WOWOW公式もその再タッグを紹介しており、冒険、笑い、チームものを大規模な映像でまとめる方向性は、本作を見るうえで分かりやすい手がかりです。
一方、クリス・モーガンの脚本は、サンタ救出という期限のある任務と、相性のよくない二人のバディ関係を同時に走らせています。事件の進行だけでなく、カラムとジャックが相手をどう見るかが変わっていく過程も、物語を支える軸として読むことができます。
脚本づくりの視点:大きな世界観を「二人の目的」に絞る
「レッド・ワン」は、サンタ、北極の基地、妖精、クランプス、グリラなど、扱う設定が非常に多い作品です。こうした世界観は魅力になる一方、説明が増えすぎると観客が物語の中心を見失う危険もあります。
本作では最初に「サンタが誘拐された」という非常に分かりやすい事件を置きます。そして主人公側の行動を「サンタを見つけ、クリスマスまでに救出する」に絞っています。世界観を理解すること自体が目的ではなく、救出の過程で必要な設定だけが次々に現れるため、情報量の多さを行動の連続に変えていると考えられます。
主人公と相棒に別の価値観を持たせる
カラムはサンタ護衛隊長として、クリスマスの仕組みを内側から知る人物です。対するジャックは追跡能力こそ高いものの、その世界に対する立ち位置が違います。この差があることで、カラムが当然だと思っていることをジャックが疑い、ジャックの現実的な判断にカラムが反発する場面を作りやすくなります。
脚本を書くとき、観客に設定を説明するためだけの人物を置くと、会話が不自然になることがあります。本作のように「世界を知る人物」と「知らない人物」を、互いに必要な能力を持つバディとして結びつければ、説明と対立を同時に進められます。
さらに、ジャックが事件のきっかけに関わっている点も重要です。単なる有能な助っ人ではなく、カラムが簡単には信用できない理由を最初から持っています。協力しなければ進めないのに、信用はできない。この状態が二人の場面に緊張を残し、関係の変化そのものをドラマにしていると考えられます。
「期限」を置いてアクションに意味を持たせる
舞台がクリスマス・イヴ直前であることも、脚本上の大きな仕掛けです。サンタを救うだけなら、事件解決までの時間は自由です。しかし「クリスマスまでに」という期限が加わることで、移動や追跡、戦闘の一つ一つが時間との勝負になります。
期限は観客に緊張を伝えるだけでなく、登場人物が慎重に考える余裕を減らします。その結果、性格の違いが行動に表れやすくなります。カラムが使命を優先するのか、ジャックが効率を優先するのかといった差も、時間がない場面ほど鮮明になります。
演出の見どころ:伝承とハイテクを同じ画面に置く
WOWOW公式は、北極のサンタの家や妖精のおもちゃ工場といった伝説的な要素を現代的にアップデートし、ハイテクシティのような北極基地として描いている点を紹介しています。古い伝承をそのまま再現するのではなく、巨大組織や特殊任務もののような見せ方に変換しているのが特徴です。
ここでは「サンタは昔話の存在」という観客の先入観を利用しつつ、実際の画面では別のジャンルに見えるほど現代化することで驚きを作っています。設定を文章で説明する前に、美術や小道具、移動手段、組織の働き方で世界のルールを見せられるのが映像作品の強みです。
また、クランプスやグリラといった別系統のクリスマス伝承を入れることで、「サンタだけの物語」から「複数の伝承が共存する世界」へ広げています。世界観を広げる際に、完全な創作だけで増やすのではなく、既存の伝承を再解釈して統一感を出している点も見どころです。
吹替版で注目したいポイント
今回の放送は吹替版です。今回確認したWOWOW公式本文では日本語吹替声優の個別配役までは特定できなかったため、この記事では声優名を断定しません。
吹替で見る場合も、注目したいのはカラムとジャックの会話のテンポです。二人は能力も立場も異なり、同じ出来事への反応がずれます。そのずれが笑いになったり、衝突になったり、少しずつ信頼へ変わったりするため、台詞の内容だけでなく返答の速さや間にも注目すると関係性を追いやすくなります。
参考にした情報
よくある質問
レッド・ワン(吹替版)はいつ放送されますか?
2026年11月8日(日)19時45分からWOWOWプライムで放送予定です。作品の内容時間はWOWOW公式で123分と案内されています。
レッド・ワンの脚本は誰ですか?
脚本はクリス・モーガンです。監督はジェイク・カスダン、原案はハイラム・ガルシアです。
レッド・ワンはどんな話ですか?
サンタクロースが誘拐され、護衛隊長カラムと賞金稼ぎジャックがサンタ救出のため世界中を追跡するファンタジーアクションです。
レッド・ワンの脚本で注目したい点は?
「サンタ救出」という単純で強い目的に、多数の伝承や大規模な世界観を結びつけている点です。また、価値観の違うカラムとジャックを組ませ、説明・対立・関係変化を同じバディ構造で進めている点にも注目できます。
まとめ
「レッド・ワン(吹替版)」は、2026年11月8日(日)19時45分からWOWOWプライムで放送されます。サンタ誘拐という一文で理解できる事件を中心に、北極のハイテク基地やクリスマス伝承を大きく広げたファンタジーアクションです。
脚本づくりの視点では、設定を増やしても目的を一つに絞ること、価値観の違う二人を組ませて説明と対立を同時に進めること、そしてクリスマスまでという期限で物語を加速させる構成が参考になります。派手なアクションの裏で、カラムとジャックの関係がどう変化していくかにも注目してみてください。

コメント