2026年11月1日(日)16時から、BS12トゥエルビで「ありがとう 第4シリーズ」第4話が放送されます。東京・神田の学生街を舞台に、カレーライス屋「春」、パン屋、下宿屋という近所同士の暮らしから、人情と家族の関係を描くホームドラマです。
第4話の中心になるのは、吉が欲しがっている三味線と、その願いをかなえようとする金太郎です。弟の金次郎に金を借りようとして断られ、自分の月給で買おうと決めた金太郎ですが、三味線はすでに別の人物に買われていました。
大事件ではなく、一つの品物と一つの約束をきっかけに、兄弟、幼なじみ、隣人の気持ちが見えてくる回です。脚本づくりの視点では、日常の小さな目的を人物関係のドラマへ広げる方法に注目できます。
「ありがとう 第4シリーズ」第4話の放送日時と基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月1日(日)16:00〜16:55 |
| 放送局 | BS12トゥエルビ |
| 話数 | 第4話 |
| 全話数 | 全52話 |
| 主な出演 | 京塚昌子、佐良直美、金田龍之介、井上順、尾藤イサオ、佐野浅夫、山岡久乃、大和田伸也、岡本信人 ほか |
Gガイドの放送情報では、第4話は11月1日16時から16時55分まで放送予定です。BS12を運営するワールド・ハイビジョン・チャンネルの公式発表では、第4シリーズは東京・神田の学生街を舞台に、カレーライス屋、パン屋、下宿を営む三軒の家庭を中心として、学生との交流や隣人との生活、親子の愛を描く作品と紹介されています。
京塚昌子さんが春木治香、佐良直美さんが娘の吉を演じ、近隣の三友家や下宿人たちも交えて物語が進みます。全52話という長いシリーズだけに、毎回の出来事が単独で終わるのではなく、少しずつ人間関係を積み重ねていく構成です。
第4話のあらすじ:吉の三味線を巡って金太郎が動く
第4話では、吉が三味線を欲しがっていることを知った「仲よしパン」の長男・金太郎が、なんとか願いをかなえてやろうとします。金太郎は、家庭教師で貯めた金を持っている弟の金次郎に助けを求めます。
ところが、三味線に興味のない金次郎は兄の願いをあっさり断ります。金太郎は吉との約束を守りたいという思いから、自分の月給で分割して買おうと決め、持ち主のもとへ向かいます。
しかし、そこで新たな問題が起きます。目当ての三味線はすでに、下宿屋「山下」にいる留学生のビッグストーンに買われた後でした。
この展開の面白さは、金太郎が「欲しい物を買ってあげる」という単純な目的を持ったところから、弟との価値観の違い、金銭的な現実、そして先を越されるという障害が次々に重なる点です。吉本人が大きく動かなくても、吉の願いが周囲の人物を動かしていきます。
第4話で注目したい登場人物
吉は、カレーライス屋「春」の女主人・春木治香の娘です。前回の第3話では、神田ばやしをシンフォニーにアレンジし、カーネギー・ホールで演奏したいという夢のために三味線を欲しがっていました。
しかし「春」の苦しい家計を考え、母の治香には言い出せず、あきらめようとします。この「欲しい」と「迷惑をかけたくない」が同時にあることで、吉の希望は単なるわがままではなくなっています。
金太郎は、吉の気持ちを知って行動する人物です。前回では弟の金次郎に相談し、第4話では実際に金策へ動きます。約束を守ろうとして自分の月給を使う決断まで進むため、金太郎の性格が行動として見える回です。
金次郎は、兄の気持ちに同意するとは限りません。自分で貯めた金を、興味のない三味線のために出すことを断ることで、兄弟の考え方の違いがはっきりします。どちらかを一方的な悪役にするのではなく、金を出す側にも事情と判断があるため、家庭内の会話が生きます。
脚本・演出・主題歌のスタッフ
BS12運営会社の公式発表では、脚本は平岩弓枝、ディレクターは川俣公明、プロデューサーは石井ふく子と紹介されています。主題歌は佐良直美さんの「ありがとう」です。
放送ライブラリー公式でも、第4シリーズ第1回のスタッフとして、作・平岩弓枝、音楽・小川寛興、主題歌・佐良直美、プロデューサー・石井ふく子、演出・川俣公明が記録されています。
| 役割 | 担当 |
|---|---|
| 脚本 | 平岩弓枝 |
| 演出 | 川俣公明 |
| プロデューサー | 石井ふく子 |
| 音楽 | 小川寛興 |
| 主題歌 | 佐良直美「ありがとう」 |
第4話単独のスタッフクレジットまでは今回確認できていないため、ここではシリーズ主要スタッフとして整理しています。作品全体の作り手を知ったうえで、人物同士の会話や日常の出来事がどう膨らむかを見ると、ホームドラマの構造がつかみやすくなります。
脚本づくりの視点:小さな「欲しい物」をドラマの中心に置く
第4話で脚本上の軸になるのは、三味線という具体的な物です。登場人物の欲求を抽象的な言葉ではなく、手に入るか入らないかが分かる物に置き換えているため、視聴者も状況を追いやすくなっています。
吉は三味線が欲しい。金太郎はそれを手に入れてやりたい。金次郎は自分の金を出したくない。ビッグストーンは先に三味線を買っている。同じ一つの物に対して、それぞれ違う立場が生まれます。
このように小道具を中心に人物の目的を交差させると、大きな事件を起こさなくても場面に動きができます。ホームドラマでは特に、日常にある物やお金、約束を使って人間関係を見せる方法が有効だと考えられます。
「善意」がすぐ成功しないから人物が見える
金太郎は吉のために動きますが、弟に頼めば簡単に金が出てくるわけではありません。さらに、自分で買うと決めても間に合いません。
もし最初の頼みですぐ三味線が手に入れば、金太郎の気持ちは説明だけで終わります。断られた後に自分の月給を使う決断をさせることで、金太郎がどこまで約束を大事にしているかを行動で示せます。
脚本では、人物の長所を台詞で褒めるより、その長所のために何を犠牲にするかを見せると伝わりやすくなります。第4話では「吉のために一肌ぬぐ」という気持ちが、金銭的な負担を引き受ける選択へ変わっています。
障害を一段ずつ強くする
第4話の障害は一つではありません。まず弟の拒否があり、次に自分で買う決断があり、その後に「すでに売れていた」という新しい壁が置かれます。
人物が一つの障害を越えようとした瞬間に次の障害を出すと、短い時間でも物語が前へ進み続けます。しかも障害の種類を、会話上の対立、金銭の問題、タイミングの問題と変えているため、同じやり取りの繰り返しになりません。
前回(第3話・10月31日放送)の流れ
第3話では、吉が神田ばやしをシンフォニーにアレンジし、カーネギー・ホールで演奏したいと考え、そのために三味線を欲しがります。由緒ある三味線が見つかりますが、吉は「春」の家計を知っているため、治香に頼めずあきらめようとしていました。
そんな吉を見た金太郎が、夢をかなえてやろうと考えます。そこで、家庭教師をいくつも受け持ち、金を貯めている弟の金次郎に話を持ちかけたところで、第4話へつながります。
第3話で「欲しいのに言えない吉」を描き、第4話で「代わりに動く金太郎」を前面に出す流れです。同じ三味線をめぐる話でも、話数をまたいで中心人物をずらすことで、吉だけでなく三友家の兄弟関係まで描けます。
「ありがとう 第4シリーズ」はどんな作品?
放送ライブラリー公式によると、第4シリーズは1974年5月2日から1975年4月24日までTBSで放送されました。東京・神田のカレー屋の母娘を中心に、地域の人々のつながりを細やかに描く作品です。
BS12の公式発表では、治香と隣のパン屋の女主人・文は過去の事情から犬猿の仲である一方、吉と文の長男・金太郎は幼なじみで仲がよいと紹介されています。この大人同士の対立と若い世代の親しさが、隣家同士の場面に独特の温度差を作ります。
第4話も、この土台があるからこそ金太郎が吉のために動くことが自然に見えます。視聴するときは、第4話だけの出来事だけでなく、親世代と子世代で異なる関係の持ち方にも注目すると、作品全体の面白さが見えやすくなります。
配信・再放送について
2026年11月1日の第4話はBS12トゥエルビで放送予定です。今回確認した範囲では、現在の動画配信サービスについて公式に確定できる情報は確認できませんでした。
配信状況は変わることがあるため、放送後に視聴方法を探す場合は、BS12の番組案内や各配信サービスの公式検索で確認するのが確実です。
参考にした情報
- BS12公式発表「ありがとう 第4シリーズ」放送開始
- 放送ライブラリー公式「ありがとう(第4シリーズ)〔1〕」
- 番組表.Gガイド「ありがとう 第4シリーズ 第4話」
- DiMORA「ありがとう 第4シリーズ 第4話」
- 番組表.Gガイド「ありがとう 第4シリーズ 第3話」
よくある質問
「ありがとう 第4シリーズ」第4話はいつ放送されますか?
2026年11月1日(日)16時から16時55分まで、BS12トゥエルビで放送予定です。
第4話はどんな話ですか?
吉が欲しがる三味線を手に入れようと金太郎が動きます。弟の金次郎に資金を頼んで断られ、自分の月給で買おうとしますが、三味線はすでにビッグストーンに買われています。
「ありがとう 第4シリーズ」の脚本は誰ですか?
シリーズの脚本は平岩弓枝さんです。BS12の公式発表と放送ライブラリー公式のスタッフ情報で確認できます。
「ありがとう 第4シリーズ」は全何話ですか?
BS12の放送情報では全52話です。神田の三つの家庭と周囲の人々の交流を長期的に描きます。
まとめ
「ありがとう 第4シリーズ」第4話は、吉のために三味線を手に入れようとする金太郎が、弟の拒否や金銭の問題、そして売約済みという障害にぶつかる回です。一つの三味線をめぐって、吉の遠慮、金太郎の善意、金次郎の判断がそれぞれ見えてきます。
脚本づくりの視点では、具体的な小道具を人物の目的の中心に置くこと、善意をすぐ成功させず行動で人物像を示すこと、障害を段階的に強めることが参考になります。派手な事件がなくても、人と人との関係だけで物語を前へ進めるホームドラマの作りを味わえる一話です。

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