2026年11月5日(木)7時15分から、WOWOWプラスで「連続ドラマW 水晶の鼓動 殺人分析班 #1〜5」が一挙放送されます。
木村文乃さん演じる如月塔子が、深紅に染められた猟奇殺人事件と連続爆破事件に挑む全5話のクライムサスペンスです。前作「石の繭 殺人分析班」の続編で、事件そのものだけでなく、前作の経験を引きずる塔子の心理も大きな軸になります。
ここではWOWOW、WOWOWプラス、WOWOWオンデマンドの公式情報をもとに、全5話の流れと主要キャスト、脚本・演出、脚本づくりの視点から見た注目点をまとめます。
水晶の鼓動 殺人分析班 #1〜5の放送日時
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月5日(木)7:15〜12:00 |
| 放送局 | WOWOWプラス |
| 話数 | 全5話一挙放送 |
| 主演 | 木村文乃 |
| 原作 | 麻見和史『水晶の鼓動 警視庁殺人分析班』 |
| 監督 | 内片輝 |
| 脚本 | 八津弘幸 |
WOWOWプラス公式では、11月5日7時15分から12時まで全5話をまとめて放送すると案内しています。放送時間は287分で、朝から昼にかけて作品全体を一気に追える編成です。
WOWOW公式では本作を「石の繭 殺人分析班」の続編であり、「殺人分析班」シリーズ第2弾と位置づけています。前作を知っていると塔子の心理状態を理解しやすいですが、第1話から新たな事件が始まるため、本作からでも事件の流れは追えます。
「水晶の鼓動 殺人分析班」はどんな作品?
主人公の如月塔子は、警視庁捜査一課の刑事です。前作「石の繭」で連続殺人事件に向き合い、事件解決に大きく関わりましたが、本作ではその経験が心に残った状態から物語が始まります。
WOWOW公式は、本作の中心を「紅い部屋猟奇殺人事件」と「連続爆破事件」の二つとして紹介しています。一つの殺人事件だけを追うのではなく、別々に見える事件が同時進行することが、全5話の緊張感を生みます。
麻見和史さんの原作は「警視庁殺人分析班」シリーズの一作です。講談社の著者コメントでは、如月塔子を中心としたシリーズが一冊の作品から広がっていった経緯が語られています。
映像版では、塔子の捜査だけでなく、彼女を支える警部補・鷹野秀昭との関係も重要です。塔子が感情に揺れながら事件を追う一方、鷹野は経験のある刑事として彼女を支えます。
この二人の距離感が、事件の情報整理と人物ドラマの両方を担っています。
全5話のあらすじ|猟奇殺人と爆破事件が同時に進む
第1話|赤く染められた殺人現場
第1話では、部屋全体が赤く染められた猟奇殺人事件が発生します。現場には、血に染まった遺体と、赤いスプレーで書かれた記号が残されています。
塔子と鷹野たちは現場の手掛かりを追いますが、塔子は見知らぬ男に尾行されていることに気付きます。さらに、その男を捕らえようとした直後、近くの建物で爆発が起こります。
殺人事件の異様な視覚情報、正体不明の尾行者、突然の爆発という三つの要素が早い段階で重なります。第1話は「何が同じ事件につながっているのか」が分からない状態を意図的に作り、視聴者にも塔子たちと同じ混乱を与える導入です。
第2話|“オックス”と新たな同時爆発
第2話では、二つの猟奇殺人事件の犯人が“オックス”と推測されます。塔子は犯人を取り逃がしたことを自分の責任だと感じ、精神的にも追い詰められていきます。
その最中、都内の2カ所で再び同時爆発が発生します。殺人事件だけでも捜査の負荷が高い中で、爆破事件が繰り返されることで、警察組織の中でも優先順位や情報共有が難しくなります。
塔子の個人的な焦りと、都市規模の危機が同時に大きくなるのが第2話の特徴です。主人公の内面と事件の規模を同時に拡張することで、物語が一段深くなります。
第3話|公安の影と“N”の存在
第3話では、塔子は自分を尾行していた人物が公安関係者ではないかと推測します。公安が何らかの情報を持っていると考えますが、簡単には口を割りません。
塔子と鷹野は捜査の中で、第2の被害者に関係する手帳から“N”という人物へたどり着きます。ところが接触しようとした先では、その人物がすでに負傷しており、事件はさらに切迫した状況へ進みます。
ここで物語は、単なる連続殺人から「警察内部の別組織も何かを追っている」という層を加えます。視聴者に与えられる情報が増える一方、誰が何を知っているのかはむしろ分かりにくくなり、サスペンスが深まります。
第4話|爆破された建物の共通点
第4話では、塔子が連続爆破された建物の共通点を見つけます。WOWOWオンデマンドの公式紹介では、爆破された5つの建物すべてに同じ設計事務所が関わっていることが判明します。
しかし、その設計事務所はすでに倒産しています。せっかく見つかった共通項が、そのまま答えにはつながらないため、捜査はさらに過去へさかのぼる必要が出てきます。
全5話の中で第4話は、散らばっていた手掛かりを一つの方向へ寄せる役割を担います。視聴者に「事件は偶然ではない」と実感させながら、最終話へ向けて原因と目的の解明に焦点を絞る回です。
最終話|最後の爆弾を止められるか
最終話では、鷹野が犯人に最後の爆弾の場所を問いただします。しかし、犯人は喉を傷つけており、声を出せない状態です。
つまり、犯人を確保しても即座に答えが得られません。事件解決に必要な情報が目の前にあるのに、通常の会話では取り出せないという状況が作られています。
塔子も説得に加わり、最後の爆弾を止めるために犯人と向き合います。ここでは捜査技術だけでなく、塔子が相手の反応をどう読み、どう言葉を届けるかが重要になります。
全5話を通して積み上げた猟奇殺人、連続爆破、公安の存在、設計事務所という手掛かりが最終話で収束します。一挙放送では、各話に散らされた情報を忘れずに追えるため、伏線のつながりを確認しやすいのも利点です。
如月塔子と鷹野秀昭の関係が物語を支える
如月塔子を演じるのは木村文乃さん、鷹野秀昭を演じるのは青木崇高さんです。二人は前作「石の繭」から続く捜査コンビで、本作でも事件の中心を担います。
塔子は前作の事件による精神的な傷を抱えています。その状態で犯人を取り逃がしたと感じれば、自分の判断を必要以上に責めてしまうこともあります。
一方の鷹野は、塔子より経験のある刑事として状況を整理し、彼女を支える立場です。ただし、単に保護するだけではなく、捜査員として塔子に判断を求める場面もあるため、二人の関係には緊張感があります。
ほかにも、早瀬泰之役の渡辺いっけいさん、徳重英次役の北見敏之さん、石倉毅役の藤本隆宏さん、尾留川圭介役の小柳友さんらが捜査班を構成します。古川雄輝さん、神野三鈴さん、勝村政信さん、仲村トオルさんも出演し、前作からつながる人物関係が物語に厚みを加えます。
脚本・演出・原作スタッフ
TVガイドWebとカルチュア・パブリッシャーズの作品情報では、原作が麻見和史さん、脚本が八津弘幸さん、監督が内片輝さん、音楽が諸橋邦行さんと確認できます。
| 役割 | 担当 |
|---|---|
| 原作 | 麻見和史 |
| 脚本 | 八津弘幸 |
| 監督 | 内片輝 |
| 音楽 | 諸橋邦行 |
| 主演 | 木村文乃 |
監督の内片輝さんは前作「石の繭」からシリーズの映像世界を担っています。赤く染められた部屋、爆発、尾行者といった強い視覚情報を、単なる刺激ではなく捜査の手掛かりとして見せる演出が本作の重要な要素です。
脚本の八津弘幸さんは、複数の事件を並行させながら、塔子の心理も同時に進める必要があります。事件の説明だけに偏ると人物が薄くなり、心理描写に寄り過ぎるとサスペンスの速度が落ちるため、両者の配分が全5話の見どころになります。
脚本づくりの視点|二つの事件を並行させる構成
「水晶の鼓動」の脚本で注目したいのは、猟奇殺人事件と連続爆破事件を同時に走らせる構成です。視聴者は最初から両者の関係を知らされるわけではなく、それぞれの手掛かりを別々に受け取ります。
この方法では、情報を増やすだけでは混乱につながります。そこで各話ごとに「今どこまで分かったか」を更新し、第1話では異常な殺人現場、第2話では“オックス”と爆発、第3話では公安、第4話では設計事務所というように、焦点を少しずつ移しています。
主人公の弱さを事件の進行に組み込む
塔子は有能な刑事としてだけ描かれていません。前作の経験による傷や、自分が犯人を取り逃がしたという罪悪感を抱えながら捜査を続けます。
この弱さが単なる設定で終わらず、事件への向き合い方に影響する点が重要です。主人公が完璧ではないからこそ、判断に迷い、鷹野とのやり取りが必要になり、視聴者も事件の危険を身近に感じられます。
サスペンスで主人公にトラウマを持たせる場合、その過去を説明するだけでは物語に働きません。本作のように「失敗を自分の責任だと感じる」「尾行に敏感になる」といった現在の行動へ結びつけることで、設定がドラマの進行そのものになります。
手掛かりは「答え」ではなく次の疑問を生む
第4話で爆破された建物に共通する設計事務所が見つかっても、その会社はすでに倒産しています。つまり、手掛かりを得た瞬間に事件が解けるのではなく、その手掛かりが次の疑問を生みます。
この作りは連続ドラマのサスペンスで有効です。一つの答えを出しながら、新しい謎を残すことで次の話を見る理由が生まれます。
最終話でも、犯人を確保すれば終わりではありません。最後の爆弾の場所を聞き出さなければならないのに、犯人は声を出せない。
ここでも「犯人にたどり着く」という答えが、「どう情報を得るか」という次の問題へ変わっています。
視覚的な異常さを物語上の意味に変える
赤く染められた部屋は、一目で強い印象を残します。しかし脚本上は、ただ怖い画を作るだけではなく、犯人がなぜ赤くしたのか、残された記号にどんな意味があるのかという捜査の問いに接続しています。
映像作品では、色、音、場所などの視覚・聴覚情報がそのまま伏線になり得ます。本作は、赤い部屋や爆破された建物を「印象的な画面」と「事件を解く情報」の両方に使っている点が参考になります。
前作「石の繭」と続けて見ると分かりやすい
WOWOWプラスでは、11月4日に「石の繭 殺人分析班」全5話を放送し、翌11月5日に「水晶の鼓動」全5話を編成しています。シリーズの流れを続けて見られる日程です。
「石の繭」は、如月塔子が殺人分析班の刑事として大きな事件に向き合う第1弾です。本作では、その事件から時間がたっても塔子が心理的な傷を抱えていることが物語の前提になります。
前作を見ておくと、塔子がなぜ過剰に自分を責めるのか、周囲がなぜ彼女を気にかけるのかがより分かりやすくなります。一方で「水晶の鼓動」自体の事件は第1話から始まるため、今回の一挙放送だけでも主筋は追えます。
見逃し配信・配信情報
WOWOWオンデマンドでは、「水晶の鼓動 殺人分析班」の全5エピソードが掲載されています。公式ページ上では、各話のあらすじと本編時間を確認できます。
放送で一挙に見る場合は約5時間の長丁場になります。事件の手掛かりが細かく積み上がる作品なので、第1話の赤い部屋、第2話の“オックス”、第3話の公安、第4話の設計事務所という節目を意識しておくと、最終話で情報を整理しやすくなります。
参考にした情報
- WOWOWプラス公式「連続ドラマW 水晶の鼓動 殺人分析班 #1〜5」
- WOWOW公式「連続ドラマW 水晶の鼓動 殺人分析班」
- WOWOWオンデマンド「水晶の鼓動 殺人分析班」
- TVガイドWeb「水晶の鼓動 殺人分析班」
- カルチュア・パブリッシャーズ「連続ドラマW 水晶の鼓動 殺人分析班」
- 講談社「人気小説 警視庁殺人分析班、ここだけの話」
よくある質問
水晶の鼓動 殺人分析班 #1〜5はいつ放送されますか?
2026年11月5日(木)7時15分から12時まで、WOWOWプラスで全5話が一挙放送されます。
「水晶の鼓動」は「石の繭」の続編ですか?
はい。WOWOW公式では、「石の繭 殺人分析班」に続く「殺人分析班」シリーズ第2弾と案内しています。
主人公の如月塔子と鷹野秀昭ら主要人物も引き続き登場します。
「水晶の鼓動」の脚本と監督は誰ですか?
脚本は八津弘幸さん、監督は内片輝さんです。原作は麻見和史さんの『水晶の鼓動 警視庁殺人分析班』です。
全5話の大きな見どころは何ですか?
深紅に染められた猟奇殺人事件と連続爆破事件が並行し、別々に見える手掛かりが徐々につながっていく点です。事件を追う塔子自身が前作の経験による傷を抱えていることも、物語の緊張感につながっています。
まとめ
「連続ドラマW 水晶の鼓動 殺人分析班」は、赤く染められた猟奇殺人事件と連続爆破事件を同時に追いながら、如月塔子の心理的な傷も描く全5話のクライムサスペンスです。
脚本づくりの視点では、二つの事件を並走させながら各話ごとに新しい手掛かりを置き、その手掛かり自体が次の疑問を生む構成が大きなポイントです。さらに、主人公の弱さを事件の進行に結びつけることで、捜査の情報量が多い作品でも人物ドラマが埋もれません。
11月5日の一挙放送では、第1話から最終話まで手掛かりを途切れずに追えます。赤い部屋、尾行者、爆破、公安、設計事務所という要素がどのように一本の線へ収束していくかに注目すると、脚本と演出の組み立てをより深く楽しめます。

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