10月26日(月)19時からBS10プレミアムで「あぶない刑事」第13話が放送されます。今回のサブタイトルは「追跡」。信用金庫を襲った二人組を追う捜査が、横浜から四国・松山へと広がっていく回です。
原放送は1986年12月28日。脚本は田部俊行さん、監督は長谷部安春さんです。タカとユージが同じ事件を別々の手掛かりから追い、やがて一本の線へ近づいていく構成は、バディ物の脚本を考えるうえでも見どころがあります。
ここでは、公式で確認できるシリーズの位置づけと、第13話のあらすじ・スタッフ情報をもとに、放送前に押さえておきたいポイントを整理します。
あぶない刑事 第13話「追跡」の放送情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月26日(月)19:00〜 |
| 放送局 | BS10プレミアム |
| 話数 | 第13話 |
| サブタイトル | 追跡 |
| 原放送日 | 1986年12月28日 |
| 脚本 | 田部俊行 |
| 監督 | 長谷部安春 |
| 主な出演 | 舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、木の実ナナ、仲村トオル、中条静夫ほか |
BS10プレミアムでは、横浜港警察署捜査課の鷹山敏樹ことタカと、大下勇次ことユージのコンビを「最強バディ」と紹介しています。シリーズ公式の「ABUDEKA HISTORY」では、テレビ第1シリーズが1986年10月5日から1987年9月27日まで日本テレビ系で放送され、全51話にわたったことが確認できます。
公式史が強調しているのは、型破りなキャラクター、スタイリッシュさ、コミカルな演出によって新しい刑事ドラマ像を作った点です。事件そのものを追うだけでなく、タカとユージがどう動き、どう掛け合うかが作品の大きな魅力になっています。
第13話「追跡」のあらすじ
Apple TVとGoogle Playの第13話紹介によると、物語は二人組による信用金庫強盗から始まります。防犯映像を手掛かりに、ユージは元ガードマンの庄司守をマークします。
一方、捜査線上には、犯行に使われた拳銃と過去の事件を結ぶ手掛かりも浮かびます。6年前、港署の刑事だった沢村が拳銃を奪われた事件があり、その容疑者として稲垣という人物の名が挙がっていました。
近藤課長から稲垣を追うよう指示を受けたタカは、手掛かりを求めて沢村の故郷である四国・松山へ向かいます。横浜で庄司を追うユージと、松山で稲垣につながる過去を追うタカ。二人が離れた場所で同じ事件へ迫ることが、この回の大きな特徴です。
第13話は「追跡」という題名ですが、単純な犯人追跡だけではありません。現在起きた信用金庫強盗と、6年前に起きた拳銃強奪事件を結び直す捜査そのものが「追跡」になっています。いま目の前にいる容疑者だけでなく、過去の因縁をたどることで事件の輪郭が見えてくる作りです。
脚本・演出・出演者から見る第13話
第13話の脚本は田部俊行さん、監督は長谷部安春さんです。WEBザテレビジョンでも、この回のスタッフとして田部俊行さんと長谷部安春さんが掲載されています。
長谷部安春監督は「あぶない刑事」初期の複数話を担当し、のちに劇場版第1作も監督しています。BS10プレミアムの劇場版紹介では、スピーディーな展開と、アクションの合間に入るコミカルな掛け合いがシリーズの見どころとして紹介されています。
第13話でも、犯罪捜査の緊張感だけを一直線に積み上げるのではなく、タカとユージという対照的な二人の動きがドラマを前へ進めます。二人を同じ場所に置き続けず、あえて別方向へ走らせることで、事件の広がりとバディの機能を同時に見せていると考えられます。
出演は、タカ役の舘ひろしさん、ユージ役の柴田恭兵さんを中心に、浅野温子さん、木の実ナナさん、仲村トオルさん、中条静夫さんらおなじみのメンバーです。第13話では、宍戸錠さん、一柳みるさん、片桐竜次さん、灰地順さんらの出演も番組データで確認できます。
脚本づくりの視点:バディを一度離して事件を立体化する
第13話で特に注目したいのは、タカとユージを別々の捜査線に置く構成です。バディ物というと、二人が常に一緒に行動し、会話のテンポで魅せる形を想像しがちです。しかし二人を分けると、それぞれに別の情報を持たせることができます。
ユージは防犯映像から庄司を追い、タカは銃と過去の事件から稲垣を追います。視聴者は二つの捜査を並行して見るため、どこで情報がつながるのかを考えながら物語を追うことになります。これは一つの事件を単線ではなく、複数の入口から見せる方法だと考えられます。
現在の事件と過去の事件を結ぶ
もう一つのポイントは、今回の信用金庫強盗だけで終わらず、6年前の拳銃強奪事件を物語へ入れていることです。過去の出来事を現在の事件へ接続すると、捜査に時間の奥行きが生まれます。
脚本上は、過去の事件が単なる説明にならないことが重要です。第13話では、使用された拳銃という具体的な物証が橋渡しになり、過去を調べる必然性が生まれています。人物が昔話を始めるから過去が出てくるのではなく、現在の捜査を進めた結果として過去へ向かわざるを得ない流れになっています。
この形なら、視聴者に「なぜ今その過去を知る必要があるのか」が伝わりやすくなります。自分で刑事物やサスペンスを書くときも、過去の因縁を入れるなら、現在の事件からたどれる物証や人物関係を用意すると、物語の流れを止めにくくなります。
場所を変えて物語のスケールを広げる
タカが横浜を離れ、松山へ向かう点も見逃せません。「あぶない刑事」は横浜の街並みと強く結びついたシリーズですが、その日常的な舞台から一人を外へ出すことで、特別感が生まれます。
場所が変わることは、単に映像が変わるだけではありません。主人公がいつもの仲間や慣れた土地から離れるため、その人物単独の判断や行動を見せやすくなります。バディの片方を出張させる展開は、二人の違いをはっきりさせる方法としても使えます。
第13話では、横浜に残るユージと松山へ向かうタカが並行して動きます。二人を物理的に離すことで、いつもの掛け合いに頼らず、それぞれの刑事としての能力を見せる回になっていると考えられます。
「あぶない刑事」という作品の見どころ
シリーズ公式は、「あぶない刑事」がそれまでの刑事ドラマの常識を覆し、型破りなキャラクター、スタイリッシュさ、コミカルな演出によって新しい刑事ドラマを確立した作品だと紹介しています。当初は半年の予定だった放送が、人気を受けて1年間へ延長されました。
また、各話のサブタイトルが漢字2文字で統一されているのも特徴です。公式史では、これらの題名は事件内容そのものより、タカとユージの行動原理を表すものとされています。第13話の「追跡」も、犯人を追う動作だけでなく、現在と過去の手掛かりを追い続ける二人の姿勢を重ねて見ると、題名の印象が変わります。
このシリーズは、捜査の正確さだけでなく、キャラクターが何を選び、どんな姿勢で事件へ向かうかを前面に出します。そのため脚本志望者が見る場合は、事件の答えだけでなく「この場面をタカに担当させた理由」「ここでユージを別行動にした効果」を追うと、バディ物の設計が見えやすくなります。
前回(第12話「衝動」)からの流れ
第12話「衝動」は1986年12月21日に原放送されました。Google Playの紹介では、歌手志望の少女・橋爪道子が、自分へ匿名で送金している人物を探してほしいと港署を訪れ、その後、港で絞殺死体となって発見される事件が描かれています。
第12話が一人の少女をめぐる事件に焦点を当てていたのに対し、第13話は信用金庫強盗から過去の拳銃強奪事件へ捜査が広がります。連続ドラマでありながら、各話ごとに事件の入口と捜査の形を変えることで、タカとユージのキャラクターを別の角度から見せています。
前回との違いを意識して見ると、第13話では二人がどの時点で別々の手掛かりを持ち、どこで事件の全体像へ近づくのかがより分かりやすくなります。
原放送から約40年を経た再放送でも、各話完結型の事件と、シリーズを通して積み重なるタカとユージの関係を同時に味わえるのが本作の強みです。第13話は、その二人をあえて離して動かすことで、普段とは違うバディの見せ方を確認できる回でもあります。
参考にした情報
- BS10プレミアム 番組表
- 映画「帰ってきた あぶない刑事」公式 ABUDEKA HISTORY
- Apple TV「あぶない刑事」第13話「追跡」
- WEBザテレビジョン「あぶない刑事」第13話
- Google Play「あぶない刑事」シーズン1
よくある質問
あぶない刑事 第13話「追跡」はいつ放送されますか?
2026年10月26日(月)19時から、BS10プレミアムで放送されます。原放送は1986年12月28日です。
第13話「追跡」の脚本と監督は誰ですか?
脚本は田部俊行さん、監督は長谷部安春さんです。
第13話はどんな事件を描きますか?
二人組の信用金庫強盗を発端に、ユージが元ガードマンの庄司を追い、タカが過去の拳銃強奪事件に関係する稲垣を追って松山へ向かう物語です。
第13話で脚本上注目したいところはどこですか?
タカとユージを別々の捜査線に置き、現在の強盗事件と6年前の事件を並行して追わせる構成です。二人を離すことで、それぞれの役割と事件の広がりが見えやすくなっています。
まとめ
「あぶない刑事」第13話「追跡」は、信用金庫強盗を入口に、過去の拳銃強奪事件までさかのぼる捜査を描く回です。脚本は田部俊行さん、監督は長谷部安春さん。ユージが横浜で庄司を追い、タカが松山へ向かうことで、二本の捜査線が同時に進みます。
脚本づくりの視点では、バディを一度離して別々の情報を持たせること、現在の事件と過去の事件を具体的な手掛かりで結ぶことが参考になります。タカとユージの軽快な魅力だけでなく、「二人をどう配置すれば事件が立体的に見えるか」に注目すると、第13話をさらに深く楽しめます。

コメント