10月26日(月)22時からJ:COM BSで、「三男三女婿一匹」第1シリーズ第18話が放送されます。今回の中心になるのは、桂家の次女・弓子に持ち込まれる見合い話です。
大五郎院長が苦手とする冬子理事長が桂家へ現れ、政江にうな重を注文して悠々と食事。そのあとに切り出すのが、以前いったん断られた弓子の見合い話です。大五郎が渋ると、冬子は本人へ直接話すと言い出し、病院の薬局から弓子を院長室へ呼び出します。
大事件ではなく「見合い」という家族の身近な問題を使いながら、誰が誰にものを言えるのか、家族と病院の力関係がどう重なるのかを見せる回です。脚本を書く人にとっては、会話劇だけで人物関係を動かす方法を考える材料になります。
三男三女婿一匹 第18話の放送情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年10月26日(月)22:00〜23:00 |
| 放送局 | J:COM BS |
| シリーズ | 第1シリーズ |
| 話数 | 第18話(全29話) |
| 主演 | 森繁久彌 |
| 主な出演 | 山岡久乃、井上順、あべ静江、杉村春子ほか |
| シリーズ脚本 | 高橋玄洋、福田陽一郎、市川森一 |
| シリーズ監督 | 脇田時三、本多勝也、橋本信也ほか |
J:COMの番組ページでは、本作を大病院を舞台に患者、病院スタッフ、家族の一喜一憂を描くドラマとして紹介しています。第1シリーズは全29話で、森繁久彌さん、山岡久乃さん、井上順さんらが出演します。
制作会社テレパックの公式ページによると、第1シリーズは1976年10月5日から1977年4月19日まで、TBSで毎週火曜21時から放送されました。病院一家を中心にしたホームドラマでありながら、家族構成そのものがかなり複雑で、それが毎回の会話や衝突の源になっています。
第18話のあらすじ:冬子が弓子の見合い話を持ち込む
第18話では、大五郎院長の苦手な冬子理事長が桂家を訪れます。冬子は杉村春子さん、大五郎は森繁久彌さんが演じています。
冬子は来るなり政江にうな重を注文し、しっかり食べてから本題を切り出します。その内容は、以前大五郎が断った弓子の見合い話でした。冬子は一度断られたくらいでは引かず、大五郎が難色を示すと、今度は弓子本人へ直接話すと言い出します。
弓子は桂家の次女で、病院では薬剤師として働いています。冬子は病院の薬局から弓子を呼び出し、院長室へ連れていきます。家族の結婚話が、そのまま病院内の出来事へ移っていくのがこの回の面白いところです。
「家で始まった話が病院へ持ち込まれる」というだけで、家族と職場が完全には分けられない桂家の特徴が見えてきます。病院の院長である父、大五郎。病院で働く娘、弓子。そして病院の理事長、冬子。家族関係と組織上の立場が一つの見合い話の中で重なります。
桂家はどんな家族なのか
テレパック公式によると、桂大五郎は上野・不忍池のほとりにある桂病院の二代目院長です。口は悪く、素直ではない気難しい人物ですが、医師としては腕の立つ存在として描かれています。
妻の政江は元婦長。長男の啓介は外科医、次男の健太郎は小児科医、長女すみれは栄養士、次女の弓子は薬剤師、三女の君子は大学浪人生です。すみれの夫・和之は病院の庶務主任で、三男の英世は病院一家の中では異色の風景カメラマンです。
さらに、長女すみれは養女、弓子と君子は政江の連れ子という設定があり、単純な「父母と実子」だけではない家族関係になっています。この複雑さが、誰が誰に遠慮し、誰が強く言えるのかという会話の力関係につながります。
第18話で弓子の見合いをめぐって大五郎と冬子がぶつかるのも、単純に父親が娘の結婚を心配するだけではありません。冬子は理事長として病院でも強い立場を持ち、大五郎にとっては家庭の外から入ってくる厄介な相手です。その冬子が家庭の問題に踏み込むことで、家族劇と病院劇が一つになります。
脚本・演出スタッフについて
J:COMの番組ページでは、第1シリーズの脚本家として高橋玄洋、福田陽一郎、市川森一の各氏が掲載されています。監督は脇田時三、本多勝也、橋本信也ほかとされています。
ただし、今回確認できた公開ページでは、第18話だけを担当した脚本家と監督の組み合わせまでは特定できませんでした。そのため、ここでは第18話の担当者を断定せず、シリーズ全体のスタッフとして紹介します。
この点は、古いドラマを扱うときに大切です。シリーズのスタッフ一覧と、各話の担当は同じ情報ではありません。複数の脚本家や監督が参加している作品では、個別話のクレジットが確認できない限り「第18話は誰が担当した」とは書かないほうが正確です。
脚本づくりの視点:見合い話だけで人物関係を動かす
第18話は、信用金庫強盗や殺人事件のような大きな事件が起こるドラマではありません。中心にあるのは、弓子の見合いという家庭内の話題です。それでも一時間のドラマを動かせるのは、見合いそのものより「誰が話を持ってきたか」「誰が反対するか」「本人へどう伝えるか」に力点が置かれているからだと考えられます。
最初に冬子を桂家へ登場させ、いきなり本題へ入らず、まずうな重を注文して食べる。この一手間によって、冬子の遠慮のなさや大物感が行動で伝わります。人物紹介を台詞で説明する代わりに、食事の振る舞いを使って性格を見せていると考えられます。
「反対する父」と「押し切る理事長」で対立を作る
見合い話だけでは、話題を聞いて終わってしまう可能性があります。そこで大五郎が渋り、冬子が引かないという対立を置くことで、場面に進行方向が生まれます。
さらに冬子は「弓子本人に直接話す」という次の行動へ進みます。反対されたら諦めるのではなく、別の相手へ働きかけるため、会話が次の場面を生みます。この「一つの要求が拒否されたら、人物が別の方法で目的を達成しようとする」流れは、会話劇を停滞させない基本的な仕掛けとして参考になります。
大五郎は父親であり院長、冬子は理事長、弓子は娘であり薬剤師です。家族の立場と職場の立場が重なっているため、同じ台詞でも私的な発言なのか、病院内の上下関係を背景にした発言なのかで響きが変わります。
家から病院へ場所を移して圧力を強める
冬子が弓子を薬局から院長室へ連れていく流れも、脚本上のポイントです。家で始まった話題を家だけで終わらせず、病院へ場所を移すことで、見合い話が桂家全体の問題として広がります。
場所が変わると、そこにいる人物も変えられます。家庭の居間では政江や大五郎との関係が中心になりますが、病院へ移れば弓子は薬剤師としての顔を持っています。ひとりの人物に「娘」と「職業人」の二つの立場を持たせられるため、同じ見合い話でも見え方を変えられます。
ホームドラマを書くときは、家族の会話をずっと居間だけで続けると単調になりがちです。第18話のように、同じ問題を別の場所へ持ち込み、人物の別の立場を見せると、会話中心の話でも場面転換に意味を持たせられると考えられます。
弓子と冬子に注目したい理由
弓子は桂家の次女で、病院の薬剤師です。第18話では、見合いの当事者として物語の中心へ引き出されます。周囲の大人たちが先に話を進め、あとから本人が呼ばれる順序になっているため、弓子がどう受け止めるかが自然に気になります。
一方の冬子は、大五郎が苦手にしている人物として登場します。大五郎のような一家の中心人物にも遠慮せず、食事を取り、断られた話を再び持ち込み、本人へ直接迫る。その行動の連続だけで、人物の強さが伝わります。
脚本では「強い人物」と説明するより、周囲が断りにくい行動をさせたほうが印象に残ります。冬子が何を言うかだけでなく、誰の家でどう振る舞い、誰をどこから呼び出すかを見ると、台詞以外の人物造形が見えてきます。
前回(第17話)からの流れ
前回の第17話では、三女の君子が受験勉強の最中に自信を失い、自暴自棄になる姿が描かれました。政江、すみれ、和之、弓子ら家族が心配し、弓子は上原の意見を聞きながら君子を支えようとします。
第17話が「受験」という子どもの進路を家族全員で心配する回だったのに対し、第18話では「見合い」という結婚の問題が持ち込まれます。進学、就職、結婚といった人生の節目を、病院一家の日常へ落とし込んでいくのがこの作品の特徴です。
前回では弓子が君子を気遣う側にいましたが、第18話では弓子自身が周囲から働きかけられる側になります。同じ人物でも回によって立場を変えることで、家族の中での関係を一方向に固定しない作りになっています。
参考にした情報
よくある質問
三男三女婿一匹 第18話はいつ放送されますか?
2026年10月26日(月)22時から23時まで、J:COM BSで放送されます。
第18話はどんな話ですか?
大五郎が苦手とする冬子理事長が桂家を訪れ、次女・弓子の見合い話を再び持ち込みます。大五郎が渋ると、冬子は弓子本人へ直接話すため、病院の薬局から院長室へ呼び出します。
第18話の脚本家と監督は誰ですか?
公式の公開ページでは、シリーズ脚本として高橋玄洋さん、福田陽一郎さん、市川森一さん、監督として脇田時三さん、本多勝也さん、橋本信也さんほかが確認できます。第18話単独の担当者は今回確認できた公開情報では特定できませんでした。
脚本づくりで注目したい点は?
見合いという身近な話題に、大五郎と冬子の対立、弓子本人への直談判、家から病院への場所移動を重ねて、会話だけで物語を前へ進める点です。
まとめ
「三男三女婿一匹」第1シリーズ第18話は、冬子理事長が弓子の見合い話を持ち込むことで、桂家と桂病院の人間関係が動く回です。大五郎が反対しても冬子は引かず、弓子本人へ直接話を持っていくため、身近な話題が次々と場面を生みます。
脚本づくりの視点では、大事件を用意しなくても、目的の強い人物を一人入れ、反対する人物を置き、家から病院へ場所を変えるだけでドラマを動かせることが参考になります。弓子の見合いそのものに加え、冬子と大五郎の力関係、弓子が家族の中でどんな立場に置かれるかに注目すると、このホームドラマの面白さがより見えやすくなります。

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