ヘチ 王座への道(15)|脚本・演出から読み解く見どころ(11月6日 23:45)

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2026年11月6日(金)23時45分から、NHK BSで韓国時代劇「ヘチ 王座への道」第15回が放送されます。

第15回は、謀反の疑いをかけられたイ・グムが王・景宗の尋問を受ける緊迫した局面から始まります。さらに、パク・ムンスはウィ・ビョンジュの罪を追い、タルムンはイ・タンに協力するふりをしながら動きを探るため、複数の人物が別々の場所から同じ陰謀へ迫っていく回です。

ここでは放送情報と公式ページで確認できた作品・スタッフ情報、第15回のあらすじをもとに、キム・イヨンさんの脚本とイ・ヨンソクさんの演出という視点から見どころを整理します。

第15回の放送日時と基本情報

項目内容
番組名ヘチ 王座への道(15)
放送日時2026年11月6日(金)23:45〜翌0:45
放送局NHK BS
主演チョン・イル(イ・グム役)
脚本キム・イヨン
演出イ・ヨンソク
制作キムジョンハク・プロダクション

11月6日の第15回から、NHK BSの金曜放送は23時45分開始へ変更されます。これまでの時間と異なるため、録画予約をしている方は開始時刻を確認しておきたい回です。

番組表では第15回を23時45分から翌0時45分までの1時間枠で案内しています。日曜のBSP4K放送とは日時が異なるため、NHK BSで視聴する場合は金曜夜の放送時間が基準になります。

「ヘチ 王座への道」はどんな物語?

「ヘチ 王座への道」は、朝鮮王朝第21代王・英祖となるイ・グムの若き日を描く韓国時代劇です。BS-TBS公式では、王になるはずではなかった王子イ・グムが、正義を追う仲間たちに支えられながら、不正のない平等な世を目指す物語として紹介されています。

題名の「ヘチ」は、善と悪を裁くとされる伝説上の生き物に由来します。作中では法と正義を守る司憲府の存在と重なり、権力を握ることそのものよりも、何を正しいと判断し、誰のために権力を使うのかが物語の軸になっています。

イ・グムは王族でありながら、母の身分が低かったことから王位継承の中心に置かれてこなかった人物です。だからこそ、身分や派閥に縛られず、公平な世を求める姿勢が主人公の個性になっています。

第15回では、そのイ・グム自身が「謀反を企てた側」と疑われます。正義を求めてきた主人公が、制度によって裁かれる側へ回ることで、作品の主題がより強く試される局面です。

第15回のあらすじ:イ・グムへの尋問とイ・タン追及

第15回は、王・景宗がイ・グムを自ら尋問している場面から展開します。イ・グムには謀反の疑いがかけられていますが、老論派の重臣ミン・ジノンが現れ、明確な証拠もないまま尋問を続けるべきではないと訴えます。

TBSチャンネル公式の第15話紹介では、ミン・ジノンの意見によってイ・グムへの尋問はいったん中断され、イ・グム自身が騒動の解決へ動き出すことが示されています。

イ・グムは、今回の謀反騒動を仕組んだ黒幕がイ・タンだと見ています。相手をただ告発するだけではなく、イ・タン本人の行動や証言から真相へ迫ろうとするため、政治劇でありながら捜査劇のような緊張感も生まれます。

一方、パク・ムンスは、かつて慕っていた監察ハン・ジョンソクを殺害し、その事実を隠したのがウィ・ビョンジュだと確信します。ムンスにとっては政治的な争いだけでなく、尊敬する人物の死に決着をつける個人的な戦いでもあります。

さらにタルムンは、表向きにはイ・タンへ協力しながら、その内側で動きを探っています。第15回では、主人公だけが真相を追うのではなく、複数の人物が異なる立場から陰謀の核心へ近づく構成になっています。

前回・第14回から続く謀反騒動

前回の第14回では、イ・タンの陰謀によって「王・景宗を害し、イ・グムを王にしようとする企てがある」という告発状が王宮へ届きました。その結果、逆賊の疑いがある者を取り調べる特別な裁判機関が設けられ、イ・グム自身も連行されます。

しかも、イ・グムを敵視するウィ・ビョンジュが裁判に関わる立場を得ます。公正さが求められる場に、主人公へ敵意を持つ人物が入ることで、第14回の時点から「制度そのものが公平に働くのか」という不安が作られていました。

タルムンがイ・タン側へついたように見える動きも、第14回の大きな引きでした。町にはイ・グムを中傷する貼り紙が広がり、政治の中枢だけでなく民衆の印象まで操作しようとする陰謀が進みます。

第15回は、その追い詰められた状態から反撃へ移る回です。イ・グムの疑いを晴らすだけではなく、誰が何のために騒動を作ったのかを突き止めることが必要になります。

第15回のキャストと人物関係

主人公イ・グムを演じるのはチョン・イルさんです。日本語吹き替えでは金本涼輔さんが担当します。

パク・ムンス役はクォン・ユルさん、ヨジ役はコ・アラさん、タルムン役はパク・フンさん、イ・タン役はチョン・ムンソンさんです。第15回では、イ・グムとイ・タンの対立だけでなく、ムンス対ウィ・ビョンジュ、タルムンとイ・タンの駆け引きが並行します。

ミン・ジノンは老論派の重臣で、これまでイ・グムと常に同じ立場だった人物ではありません。しかし第15回では、証拠がない状態で尋問を進めることに異議を唱えます。

この場面は、単純な味方と敵の区分ではなく、人物が自分の政治的立場や原則に基づいて動く作品の面白さが表れるところです。イ・グムに有利な行動をする人物が、必ずしも「仲間」だから動くわけではない点に注目すると、政治劇としての層が見えやすくなります。

脚本・演出のスタッフ

役割担当
脚本キム・イヨン
演出イ・ヨンソク
制作キムジョンハク・プロダクション

脚本はキム・イヨンさんが担当しています。BS-TBS公式では、キム・イヨンさんの代表作として「イ・サン」「トンイ」「馬医」が挙げられています。

演出はイ・ヨンソクさんです。BS-TBS公式では「イルジメ〔一枝梅〕」「大風水」などを手がけた監督として紹介されています。

歴史上の人物や政治制度を扱う作品では、説明が増えすぎると物語の勢いが落ちます。「ヘチ 王座への道」では、権力争いを人物同士の対立や選択に置き換えることで、制度の説明と人間ドラマを結びつけていると考えられます。

脚本づくりの視点:ひとつの陰謀を複数の線から追わせる

第15回の構成で注目したいのは、同じ謀反騒動を複数の人物が別々の方法で追っていることです。

イ・グムは、自分にかけられた疑いを晴らしながら黒幕へ迫ります。ムンスはハン・ジョンソク殺害の真相からウィ・ビョンジュを追い、タルムンは敵の懐へ入ってイ・タンの情報を探ります。

主人公だけに解決させない構成

主人公がすべての証拠を見つけ、すべての敵を倒す形にすると、周囲の人物は補助役になりやすくなります。第15回では、ムンスとタルムンにもそれぞれ独立した行動目的があるため、仲間たちが物語を前へ動かします。

この構成によって、視聴者は「イ・グムの尋問はどうなるか」「ムンスはビョンジュを追い詰められるか」「タルムンの潜入は見破られないか」という複数の緊張を同時に追うことになります。

ひとつの大事件に対して、登場人物ごとに違う入口を用意すると、場面を切り替えても物語の軸がぶれません。むしろ、それぞれの線が同じ真相へ集まることで、終盤に向けた推進力が強くなると考えられます。

ミン・ジノンの行動で単純な敵味方を崩す

もうひとつの注目点は、ミン・ジノンの立ち位置です。彼はイ・グムの側近ではありませんが、証拠のない尋問には異議を唱えます。

脚本では、敵対してきた人物にも「ここだけは譲れない原則」を持たせると、人物像が立体的になります。立場は違っても法や手続きの正当性を重視する行動が入ることで、政治家としてのミン・ジノンに一貫性が生まれると考えられます。

演出で注目したい尋問と潜入の緊張感

第15回は、王が弟であるイ・グムを尋問する場面から始まるため、政治的な危機と兄弟の感情が同じ空間に置かれます。王座をめぐる疑念が、制度上の尋問であると同時に家族同士の対話にもなる点が見どころです。

演出では、景宗とイ・グムの距離、周囲の重臣の配置、誰の表情をどのタイミングで見せるかによって、言葉にされない疑念や迷いが伝わります。

一方、タルムンの場面では、敵に協力するふりをしていることを視聴者が知っているため、「正体がばれるのではないか」という別の緊張が生まれます。尋問のように公の場で圧力を受ける場面と、潜入のように内面を隠す場面を交互に置くことで、同じ陰謀を違う種類のサスペンスとして見せられると考えられます。

第15回は物語後半の転換点

番組案内では、第15回以降が物語後半の山場に入ることが示されています。イ・グムが疑われる側から真相を追う側へ戻れるかどうかは、王位への道だけでなく、景宗との信頼関係にも関わります。

また、ムンスがウィ・ビョンジュを追い、タルムンがイ・タンの内情を探ることで、これまで積み重ねてきた因縁が同時に動き始めます。

第15回を見るときは、誰が「証拠」を持っているのかだけでなく、誰が「誰を信じるか」にも注目すると、政治劇と人間ドラマの両方を追いやすくなります。

参考にした情報

よくある質問

「ヘチ 王座への道」第15回はNHK BSで何時からですか?

2026年11月6日(金)23時45分から翌0時45分まで放送されます。第15回から金曜のNHK BS放送時間が23時45分開始へ変わります。

第15回ではイ・グムの尋問はどうなりますか?

ミン・ジノンが、明確な証拠がないまま尋問すべきではないと訴え、イ・グムへの尋問はいったん中断されます。その後、イ・グムは謀反騒動の真相を追うために動きます。

「ヘチ 王座への道」の脚本は誰ですか?

脚本はキム・イヨンさんです。BS-TBS公式では「イ・サン」「トンイ」「馬医」などの脚本家として紹介されています。

第15回の演出は誰ですか?

作品の演出はイ・ヨンソクさんです。第15回では尋問、追及、潜入という異なる緊張をどう切り替えて見せるかが注目点です。

まとめ

「ヘチ 王座への道」第15回は、謀反の疑いをかけられたイ・グムへの尋問が中断され、イ・グム自身が黒幕イ・タンへ迫っていく重要な回です。同時に、ムンスはウィ・ビョンジュを追い、タルムンは敵の内側から情報を探ります。

脚本の視点では、ひとつの謀反騒動を主人公だけに解決させず、複数の人物の行動線を同じ真相へ集める構成が見どころです。演出では、公開の場で行われる尋問と、正体を隠して進む潜入の緊張感を見比べると、物語後半へ向かう第15回の密度をより深く味わえます。

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