2026年11月5日(木)19時から、BS12トゥエルビで時代劇「斬り捨て御免!」の第23話と第24話が続けて放送されます。中村吉右衛門さん演じる花房出雲が、武家番所「三十六番所」の頭取として事件の裏側に潜む悪を追う作品です。
この日の2話は、第23話が「仕組まれた心中の疑い」、第24話が「殺された芸者が残した手掛かり」を入口に進みます。事件の始まり方は違いますが、表面の出来事をそのまま信じず、証言や遺された品から真相へ近づく点が共通しています。
脚本づくりの面では、視聴者に最初から答えを見せるのではなく、主人公と一緒に違和感を積み上げていく構成に注目したい2話です。
斬り捨て御免!第23話・第24話の放送日時と出演者
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日 | 2026年11月5日(木) |
| 放送時間 | 19:00〜21:00 |
| 放送局 | BS12トゥエルビ |
| 放送話 | 第23話「目の前から消えた女」/第24話「女の敵は地獄へ送れ」 |
| 主演 | 中村吉右衛門(花房出雲) |
| 主な共演 | 長門勇、伊吹剛、岩井友見ほか |
Gガイドの2026年11月5日放送情報では、19時から21時までの2時間枠で第23話と第24話が編成されています。花房出雲を中心に、関大助ら三十六番所の面々が事件を追います。
現在の番組表では第24話の題名を「女の敵は地獄へ送れ」と表記しています。一方、BSテレ東の過去の公式放送ページでは「女の敵は地獄に送れ」と表記されており、放送媒体によって助詞の表記に違いがあります。この記事では2026年11月5日の番組表表記を見出しに採用します。
「斬り捨て御免!」はどんな時代劇?
「斬り捨て御免!」は、島田一男さんの作品を原作とする時代劇で、1980年に制作された第1シリーズは全26話です。主人公は武家番所「三十六番所」の二代目頭取・花房出雲。中村吉右衛門さんが、慎重に事件を調べながら、悪事の証拠をつかんだ後は自ら剣を振るう出雲を演じています。
時代劇専門チャンネルの公式作品紹介では、出雲は「疑わしきは斬らず」を信条とし、事件の真相を慎重に突き止める人物として紹介されています。派手な殺陣だけで進むのではなく、誰が何を隠しているのかを探り、十分な確信を得たうえで悪を討つことが、この作品の大きな特徴です。
そのため、脚本を学ぶ視点では「主人公が強いから勝つ」だけではなく、主人公が判断を下すまでにどんな情報を得るのか、その情報がどの順番で提示されるのかを見ると面白さがよく分かります。第23話と第24話は、まさにその違いを比較しやすい組み合わせです。
第23話「目の前から消えた女」のあらすじと見どころ
BSテレ東公式の第23話ページによると、花房出雲は材木問屋・武蔵屋の若旦那との心中に失敗し、晒されていた女性・おちよをひそかに救い出します。出雲がこの出来事を単純な心中として処理しないのは、現場を見た船頭・仁平の話から、心中そのものが誰かに仕組まれた可能性を感じ取ったためです。
ところが、その仁平が何者かに殺されてしまいます。事件を知る人物が一人ずつ消えていくなかで、おちよは唯一の生き証人になります。ここで物語の焦点は「心中した男女に何が起きたのか」だけではなく、「なぜ証言できる人物を消す必要があるのか」へ移ります。
第23話のゲストとして、BSテレ東公式ページでは、おちよ役の千野弘美さん、永田役の北村総一郎さん、信州屋役の近藤宏さんらが記載されています。主人公側だけでなく、事件に関わる人物の立場を整理しながら見ると、誰が真実を知っているのか、誰が情報を隠したいのかが見えやすくなります。
この回の見どころは、冒頭に置かれた「心中」という分かりやすい出来事が、出雲の疑いによって別の事件へ見え方を変える点です。視聴者は最初に一つの説明を与えられますが、その説明だけでは納得しない主人公がいることで、物語に次の疑問が生まれます。
第24話「女の敵は地獄へ送れ」のあらすじと見どころ
第24話では、美人芸者の駒勇が殺され、出雲が下手人を探し始めます。BSテレ東公式ページによると、出雲が調べに向かう先では筆頭与力の西崎が先回りしており、手掛かりをつかめない状態が続きます。
それでも事件は止まりません。駒勇は親しかった料亭のおかみに、本人が大切にしていた珍しい「さかとんぼ」を預けていました。さらに妹芸者の歌吉には、三年間願っていたことがかなったため、もうすぐ芸者を辞めるという趣旨の話をしていたことが分かります。
つまり第24話では、被害者本人が生前に残した「物」と「言葉」が、死後に事件を動かす鍵になります。本人が登場して説明できない状態でも、周囲の人が持つ断片的な情報を組み合わせることで人物像が立ち上がっていく構成です。
BSテレ東公式ページでは、歌吉役に北林早苗さん、駒勇役に美川れい子さん、西崎源四郎役に金井進二さんが記載されています。西崎がなぜ出雲より先に動いているのか、駒勇が何を成し遂げようとしていたのかという二つの疑問を軸に見ると、情報のつながりが追いやすくなります。
脚本・演出・原作のスタッフ
| 話数 | 脚本 | 監督 | 原作 |
|---|---|---|---|
| 第23話 | 東條正年 | 鹿島章弘 | 島田一男「斬り捨て御免」 |
| 第24話 | 津田幸於 | 南野梅雄 | 島田一男「斬り捨て御免」 |
第23話と第24話は、同じシリーズの連続したエピソードですが、脚本と監督の組み合わせが異なります。第23話は東條正年さんの脚本、鹿島章弘さんの監督。第24話は津田幸於さんの脚本、南野梅雄さんの監督です。いずれもBSテレ東の公式アーカイブで確認できます。
同じ主人公と世界観を保ちながら、事件の入口や手掛かりの見せ方に違いがあるため、連続して見ることで各話の組み立てを比較しやすくなっています。シリーズものを書く場合、主人公の基本姿勢を変えずに、毎回の事件の見せ方をどう変えるかという点でも参考になります。
脚本づくりの視点:二つの事件で「謎の入口」を変える
第23話と第24話を並べて見ると、どちらも出雲が真相に近づく話でありながら、視聴者に渡される最初の疑問が違います。第23話は「心中に見える出来事は本当に心中なのか」、第24話は「被害者が残した品と将来の話は何を意味するのか」という入口です。
第23話では、最初にもっともらしい説明を置いてから、それを主人公が疑うことで物語が始まっています。表面的には事件が片づいたように見えるのに、証言者の存在によって別の可能性が浮上し、その証言者まで殺される。疑問が一段深くなるたびに危険も増す構成だと考えられます。
一方の第24話では、調査する主人公が先回りされることで、通常の捜査の道を塞いでいます。その代わりに浮かぶのが「さかとんぼ」と、駒勇が歌吉に残した言葉です。正面から調べても進まないため、被害者の周辺に残された情報を読み直す必要が生まれます。
主人公の信条を事件構造に結びつける
時代劇専門チャンネル公式では、花房出雲の信条を「疑わしきは斬らず」と説明しています。この人物設定は単なる性格紹介ではなく、物語の進め方そのものに関わっていると考えられます。
出雲は怪しい人物を見つけた時点で斬るのではなく、証言や品物、周囲の行動を確かめてから判断します。そのため、視聴者にも「まだ断定できない」という時間が与えられます。主人公の性格と捜査の手順が一致していることで、調査場面にも人物らしさが出ています。
小道具と証言を別々の役割にする
第23話では生き証人のおちよ、第24話では遺された「さかとんぼ」と歌吉への言葉が重要です。どちらも情報ですが、機能は同じではありません。人の証言は揺らぐ可能性があり、小道具はそれ自体では意味を説明してくれません。
脚本で手掛かりを置くとき、同じ種類の情報だけを並べるより、人の証言、行動、物といった異なる形に分けると、主人公が考える過程を作りやすくなります。この2話は、その違いを見比べられる構成だと考えられます。
前回・第22話「男に惚れたはぐれ花」の内容
BSテレ東公式の第22話ページでは、出雲が武州・青梅から江戸へ戻る途中、博徒に絡まれていた女性・おもんを助けるところから物語が始まります。おもんは巾着切りでしたが、出雲は根は善良だと見て江戸まで同行します。
しかし、そのおもんが三十六番所から金を持ち逃げする展開が示されています。第22話でも、最初の印象だけで人物を決めつけず、出雲が相手の事情を見極めようとする点が重要でした。第23話以降でも、表面に見えている事実と本当の事情のずれを追う主人公像が続きます。
見逃し配信・再放送について
2026年11月5日のBS12放送について、この記事の調査時点では、番組公式の個別ページで見逃し配信サービスを確認できませんでした。配信の有無を未確認のまま断定せず、視聴する場合はBS12の放送予定や各サービスの公式情報を確認するのが確実です。
時代劇専門チャンネルでは「斬り捨て御免!」4Kデジタルリマスター版の作品情報が公開されており、第23話・第24話の作品ページも確認できます。ただし、BS12での放送と時代劇専門チャンネルでの放送は別編成なので、放送日時はそれぞれの公式情報で確認してください。
参考にした情報
- BSテレ東公式「斬り捨て御免! 第23話 目の前から消えた女」
- BSテレ東公式「斬り捨て御免! 第24話 女の敵は地獄に送れ」
- Gガイド「斬り捨て御免! 第23話、第24話」
- 時代劇専門チャンネル公式「斬り捨て御免! 第23話」
- 時代劇専門チャンネル公式「斬り捨て御免! 第24話」
- BSテレ東公式「斬り捨て御免! 第22話 男に惚れたはぐれ花」
よくある質問
「斬り捨て御免!」第23話・第24話はいつ放送されますか?
2026年11月5日(木)19時から21時まで、BS12トゥエルビで第23話と第24話が続けて放送されます。
第23話の脚本と監督は誰ですか?
第23話「目の前から消えた女」は東條正年さんが脚本、鹿島章弘さんが監督を担当しています。原作は島田一男さんです。
第24話の脚本と監督は誰ですか?
第24話は津田幸於さんが脚本、南野梅雄さんが監督を担当しています。BSテレ東公式の過去放送ページでは題名を「女の敵は地獄に送れ」と表記しています。
2話を続けて見るときの注目点は?
第23話は「仕組まれた心中への疑い」、第24話は「被害者が残した品と言葉」が事件の入口です。花房出雲が、最初に見えた事実をすぐ断定せず、複数の手掛かりを確かめていく過程を見比べると、2話の構成の違いが分かりやすくなります。
まとめ
11月5日放送の「斬り捨て御免!」第23話・第24話は、どちらも花房出雲が事件の表面にある説明をそのまま受け入れず、証言や遺された品から真相を探る回です。
第23話は「心中」という一見分かりやすい事件を疑うところから始まり、第24話は被害者が残した小道具と言葉を手掛かりに進みます。同じ主人公でも、謎への入口を変えることで各話に違う緊張感が生まれていると考えられます。
脚本を学ぶ方は、花房出雲の「疑わしきは斬らず」という人物設定が、事件を調べる手順や情報の出し方とどう結びついているかにも注目してみてください。

コメント