漫画家の西香はちさんは、『波うららかに、めおと日和』の作者です。講談社の「コミックDAYS」で2022年10月に連載が始まり、昭和初期の夫婦が少しずつ心を通わせていく日々を描いています。
この作品は2025年にフジテレビで実写ドラマ化され、2026年には続編が放送されています。宝塚歌劇による舞台化も実現し、同じ原作が映像と舞台でどのように表現されるのかにも注目が集まっています。
西香はちはどんな漫画家?
西香はちさんは、講談社の漫画レーベルで作品を発表している漫画家です。代表作として知られる『波うららかに、めおと日和』は、昭和11年の春に始まる新婚夫婦の暮らしを描いた作品です。
フジテレビの原作紹介では、帝国海軍に勤める瀧昌との縁談が舞い込んだ20歳のなつ美を主人公に、突然始まった結婚生活が紹介されています。家のことにも男女のことにも不慣れな二人が、春夏秋冬の日常を重ねながら関係を育てていく物語です。
2025年のWalkerplusの作者インタビューでは、西香さんは会社員として働きながら漫画を描く兼業漫画家として紹介されています。同じインタビューでは、戦時中を舞台にした短編『切なに刹那く』について、時代背景を重く感じる読者にも物語を届けられるよう工夫したと語っています。
西香はちの経歴と代表作
初期の代表作に、『花と紺青』があります。
講談社の別冊フレンド公式告知では、西香さんが同誌で初めて作品を発表した作家として紹介され、同作の新連載開始が告知されています。
防衛大学校に通う男子学生と、彼に惹かれる女子高校生の恋を描き、単行本は全4巻で刊行されました。
その後、2022年10月14日に『波うららかに、めおと日和』がコミックDAYSで連載開始となりました。講談社の公式告知では、昭和11年の春、20歳のなつ美に帝国海軍の瀧昌との縁談が舞い込み、二人の結婚生活が始まる作品として紹介されています。
| 作品 | 発表・掲載情報 | 内容 |
|---|---|---|
| 『花と紺青 防大男子に恋しました。』 | 2019年12月号から連載開始 | 防衛大学校の男子学生と女子高校生の初恋を描く |
| 『波うららかに、めおと日和』 | 2022年10月14日、コミックDAYSで連載開始 | 昭和初期の新婚夫婦の日常と心の変化を描く |
| 『切なに刹那く』 | 2025年、Walkerplusで作品紹介・作者インタビュー | 戦時下で出会った男女の恋を描く短編 |
『花と紺青』では、防衛大学校という独特の環境や制服、学生生活が恋愛の障壁やきっかけになります。『波うららかに、めおと日和』では、海軍軍人の生活と、夫婦としての距離が縮まっていく過程が物語の中心です。
作品ごとに舞台は異なりますが、登場人物が相手を理解していくまでの時間や、恋愛に慣れていない人物の戸惑いが物語を動かす要素になっています。
『波うららかに、めおと日和』の原作と物語の魅力
『波うららかに、めおと日和』は、昭和11年の春、20歳の関谷なつ美のもとに帝国海軍に勤める瀧昌との縁談が舞い込むところから始まります。顔を合わせることなく結婚することになった二人は、結婚式当日も瀧昌が仕事で不在になるなど、思い描いていた新婚生活とは違う形で夫婦としての一歩を踏み出します。
原作の魅力は、大きな事件だけで関係を変えるのではなく、手紙や会話、食事、旅行といった日常の出来事を積み重ねていくところです。瀧昌は海軍の任務で長く家を空けることがあり、なつ美は会えない時間を手紙や身近な人との交流で過ごします。
携帯電話のない時代だからこそ、連絡がすぐに届かないことや、相手の気持ちを確かめられない時間が物語の障害になります。なつ美と瀧昌は、相手を思いながらも、言葉にすることや気持ちを伝えることに戸惑います。
講談社の公式作品情報では、2026年10月に第12巻が発売され、シリーズ累計発行部数は270万部を突破したと案内されています。物語は昭和11年から昭和12年へと進み、二人の暮らしや周囲の人間関係も変化しています。
西香はちが語る人物描写と創作の特徴
2026年3月のインタビューで、西香さんは『波うららかに、めおと日和』の見どころとして、瀧昌となつ美のやり取りや、二人の関係性がどう変わっていくかに注目してほしいと語っています。関係が変化することで、人物の心情や成長も変わっていくという考え方です。
同じインタビューでは、昭和11年という時代にも関心を持ってほしいと話しています。戦争の影が近づく時代を舞台にすることで、二人が過ごす穏やかな日常が、単なる懐かしい風景ではなく、時代の変化と隣り合わせにある時間として描かれます。
瀧昌の口癖として知られる「問題ありません」についても、作者は最初から決めていたわけではないと明かしています。漫画を描くうちに同じ言葉を何度も使っていることに気づき、人物の口癖として定着させたというエピソードです。
また、短編『切なに刹那く』のインタビューでは、戦時中の恋愛を重苦しいだけの物語にせず、読みやすく届ける工夫をしたと語っています。時代の厳しさを消すのではなく、その中で生まれる小さな恋や感情を描くことが、西香さんの作品を読むうえでの手がかりになります。
脚本志望者が学べる点
西香さんの作品から学べるのは、人物同士の関係を少しずつ変化させ、その変化を日常の場面に表す方法です。作者自身が、瀧昌となつ美のやり取りと、関係性の変化に注目してほしいと語っています。
二人の気持ちを一度の告白や大きな事件で決着させるのではなく、手紙を送る、相手を待つ、旅行先ですれ違うといった小さな出来事を積み重ねることで、距離が縮まる様子を描けます。登場人物の感情を台詞で説明しきらず、行動や反応の変化で伝える構成です。
もう一つは、時代設定を物語の障害として活用する点です。『波うららかに、めおと日和』では、携帯電話のない昭和初期という環境が、連絡の遅れや会えない時間を生みます。
時代背景を飾りとして置くだけでなく、人物が何をできて、何ができないのかを決める条件として使っていると考えられます。
「問題ありません」という口癖のエピソードも参考になります。最初に人物の特徴を説明するのではなく、実際に台詞を書き重ねる中で、自然に繰り返される言葉を人物の個性として育てる方法が見えてきます。
最新の出演情報(2026年11月時点)
西香はちさんの原作漫画『波うららかに、めおと日和』は、2026年秋にフジテレビの続編ドラマとして放送されています。2026年11月5日(木)22時からは、第4話が放送される予定です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月5日(木)22:00〜22:54 |
| 放送局 | フジテレビ |
| 番組名 | <木曜劇場>波うららかに、めおと日和 |
| 話数 | 第4話 |
| 原作 | 西香はち『波うららかに、めおと日和』 |
| 主演 | 芳根京子、本田響矢 |
フジテレビ公式トップの第4話案内では、なつ美と瀧昌が栃木県の日光へ旅行し、華厳の滝周辺で離れてしまう展開が紹介されています。互いを思って懸命に探すものの、あと一歩のところですれ違ってしまう二人が描かれる予定です。
続編の舞台は、前作の昭和11年から1年後の昭和12年です。フジテレビの続編発表では、なつ美と瀧昌が夫婦として歩み始めた後の生活や、新しい出会い、環境の変化が描かれると説明されています。
原作漫画は講談社の公式情報で第12巻まで刊行されています。第12巻は2026年10月14日発売で、瀧昌の異動に伴い、なつ美と瀧昌が広島・呉へ向かう展開が紹介されています。
ドラマ・舞台化で変わった表現
2025年のフジテレビ公式制作記事によると、ドラマ版は原作の世界観を生かしながら、オリジナルストーリーも交えて実写ならではの作品に仕上げられました。脚本を担当した泉澤陽子さんは、なつ美と瀧昌の人物像や世界観を壊さないことを大切にし、監督やキャストが脚本に肉付けしていったと説明しています。
つまり、漫画の出来事をそのまま映像に置き換えるだけではなく、実写の俳優が演じる時間や表情、ドラマ独自のエピソードを加えながら、原作の中心にある夫婦の関係を伝える方法が選ばれています。
2026年には宝塚歌劇の雪組公演としてミュージカル化されました。宝塚歌劇の公式作品紹介では、原作を西香はちさん、脚本・演出を小柳奈穂子さん、演出を雑賀ヒカルさんが担当すると記載されています。
舞台版について、原作者と主演者のインタビューでは、漫画の長い物語を約3時間の舞台にまとめる必要があることや、舞台ならではの音楽・世界観への期待が語られています。実写ドラマと舞台では表現手段が異なりますが、瀧昌となつ美の関係性や心情の変化を軸にしている点は共通しています。
共演者と映像化スタッフ
2026年のドラマ続編では、芳根京子さんが江端なつ美、本田響矢さんが江端瀧昌を演じています。二人を取り巻く人物として、生田絵梨花さん、小関裕太さん、咲妃みゆさん、戸塚純貴さん、小川彩さん、小宮璃央さん、森カンナさん、高橋努さん、紺野まひるさん、生瀬勝久さん、和久井映見さんらが出演しています。
| 役割 | 担当 |
|---|---|
| 原作 | 西香はち |
| 脚本 | 泉澤陽子 |
| 音楽 | 植田能平 |
| 演出 | 平野眞、森脇智延、國武俊文 |
| 主演 | 芳根京子、本田響矢 |
原作を担当する西香さんと、脚本・演出を担当するスタッフは役割が異なります。漫画で描かれた人物や時代背景を、連続ドラマの各話の流れに組み直し、俳優の演技や映像で伝えるのがドラマ制作側の仕事です。
参考にした情報
- フジテレビ公式「波うららかに、めおと日和」原作紹介
- フジテレビ公式「波うららかに、めおと日和」キャスト・スタッフ
- フジテレビ公式「2026年秋の続編放送決定」
- フジテレビ公式「現場日和」最終回・制作スタッフと脚本家のコメント
- 講談社・コミックDAYS公式「新連載予告」
- 講談社公式『波うららかに、めおと日和』第1巻
- 講談社公式『波うららかに、めおと日和』第12巻・既刊情報
- 講談社公式『花と紺青 防大男子に恋しました。』第1巻
- 講談社コミックプラス・別冊フレンド公式『花と紺青 防大男子に恋しました。』新連載告知
- Walkerplus「西香はち『切なに刹那く』作者インタビュー」
- ローチケ演劇宣言「西香はち×朝美絢 インタビュー」
- 宝塚歌劇公式「雪組公演『波うららかに、めおと日和』作品紹介」
- フジテレビ公式番組トップ・第4話あらすじ
よくある質問
西香はちさんの代表作は何ですか?
『波うららかに、めおと日和』や『花と紺青 防大男子に恋しました。』などです。
『波うららかに、めおと日和』は2022年にコミックDAYSで連載が始まり、テレビドラマや宝塚歌劇の舞台作品にもなりました。
『波うららかに、めおと日和』の原作漫画はどこで読めますか?
講談社の漫画サービス「コミックDAYS」で連載されています。単行本は講談社から刊行され、第12巻は2026年10月14日に発売されました。
西香はちさんの漫画はどのような作風ですか?
恋愛に不慣れな人物同士が、日常のやり取りを重ねながら少しずつ関係を深めていく描写が特徴の一つです。作者はインタビューで、人物同士の関係や心情の変化に注目してほしいと語っています。
2026年11月5日のドラマでは何が描かれますか?
フジテレビ公式の第4話案内では、日光へ旅行に出かけたなつ美と瀧昌が、華厳の滝周辺ではぐれてしまう展開が紹介されています。放送は22時からです。
まとめ
西香はちさんは、『花と紺青 防大男子に恋しました。』や『波うららかに、めおと日和』を手がける漫画家です。
『波うららかに、めおと日和』では、昭和初期の時代背景と、なつ美・瀧昌の不器用なやり取りを重ね、夫婦の心情や関係の変化を描いています。
2026年11月5日放送のドラマ第4話では、日光旅行中の二人のすれ違いが描かれます。原作漫画、実写ドラマ、宝塚歌劇の舞台を見比べると、同じ人物関係を媒体ごとにどう表現するかを学ぶことができます。

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