2026年11月1日(日)あさ8時30分から、NHK BSP4Kで「帰ってきたウルトラマン4Kリマスター版(14)二大怪獣の恐怖 東京大龍巻」が放送されます。
第14話は、第13話「津波怪獣の恐怖 東京大ピンチ!」から直接続く二部構成の後編です。シーモンスとシーゴラスが起こした大津波をウルトラマンがバリヤーではじき返したものの、力を大きく消耗し、MATは二大怪獣を前に自分たちの手で対策を進めることになります。
脚本は上原正三、監督は冨田義治、特殊技術は佐川和夫。怪獣をただ倒すのではなく、自然災害のような圧倒的な脅威と人間側の判断を重ねて描くエピソードとして、脚本と特撮の両方に見どころがあります。
第14話の放送日時と基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月1日(日)8:30〜8:56 |
| 放送局 | NHK BSP4K |
| 作品 | 帰ってきたウルトラマン 4Kリマスター版 |
| 話数 | 第14話 |
| サブタイトル | 二大怪獣の恐怖 東京大龍巻 |
| 脚本 | 上原正三 |
| 監督 | 冨田義治 |
| 特殊技術 | 佐川和夫 |
| 主な怪獣 | シーモンス、シーゴラス |
Gガイドに掲載されているNHK公式番組情報では、2026年11月1日8時30分から8時56分までの放送と、第14話のあらすじ、出演者が案内されています。
円谷プロ公式によると、今回の4Kリマスター版はオリジナルの16mmネガフィルムから制作されました。1971年の撮影にキャメラマンとして参加した鈴木清さんが、全話のグレーディング作業に立ち会い、監修しています。
第14話「二大怪獣の恐怖 東京大龍巻」のあらすじ
第13話の終盤、シーモンスとシーゴラスが発生させた大津波が東京へ迫りました。ウルトラマンはバリヤーで津波をはじき返しますが、そのためにエネルギーを大きく消耗し、いったん後退を余儀なくされます。
第14話では、その危機がまだ終わっていません。NHK公式番組情報を使うGガイドによると、MATは東京に居座るシーモンスとシーゴラスを撃退するため、新兵器の開発を急ぎます。
同時に、第13話から続いていた高村船長の問題にも動きがあります。「シーモンスの唄」の解析によって船長の身の潔白は証明されますが、社会復帰は絶望的だと診断される状況が示されます。
怪獣への対処と、一人の船乗りの人生が並行して描かれる点が、この前後編の特徴です。巨大怪獣が街を襲う場面だけでなく、その災害に巻き込まれた人が何を失い、周囲がどう受け止めるのかまで物語に残されています。
第14話の題名には「東京大龍巻」とあります。第13話では大津波が脅威として前面に出ましたが、後編ではシーモンスとシーゴラスが起こす竜巻が新たな危機として東京を襲います。二体の怪獣を一度に相手にしなければならないMATにとって、単純な火力だけでは解決できない局面になります。
前回・第13話「津波怪獣の恐怖 東京大ピンチ!」の流れ
BS11の過去の作品紹介では、第13話でマグロ漁船・海神丸がシーモンスの襲撃を受けて沈没し、高村船長が責任を問われる流れが紹介されています。しかし船長は記憶を失っており、自分の無実を説明できません。
MATは事故直前に録音された「シーモンスの唄」を解析します。その一方でシーモンスが日本へ上陸し、さらにシーゴラスも現れます。
二体は夫婦怪獣として描かれ、力を合わせて大津波を起こします。第13話が危機を最大まで高めたところで終わるため、第14話は「危機が起きるまで」を繰り返すのではなく、すでに最悪の状況から始められる構成です。
この前後編を続けて見ると、第13話が原因と拡大、第14話が対処と決着へ向かう役割を担っていることが分かります。26分のテレビドラマでありながら、二話を使って一つの大きな事件を描くことで、怪獣の脅威だけでなく高村船長やMATの判断にも時間を割ける作りになっています。
出演者とMATの役割
Gガイドの番組情報では、出演者として団次郎、塚本信夫、池田駿介、西田健、三井恒、桂木美加、榊原るみ、川口英樹、岸田森が掲載されています。
郷秀樹を演じるのは団次郎です。郷はMATの隊員であると同時に、ウルトラマンへ変身する人物です。第14話ではウルトラマンが大津波を防いだ代償としてエネルギーを消耗しているため、ヒーローの力だけに頼れない状況から物語が始まります。
そのため、MATが新兵器の開発を急ぐ展開が重要になります。ウルトラマンがいるから人間側は待っていればよいのではなく、防衛チームも自分たちの技術と判断で怪獣に向き合わなければなりません。
また、高村船長の身の潔白が「シーモンスの唄」の解析によって証明される展開は、MATが戦闘だけを行う組織ではないことも示します。怪獣事件の原因や証拠を調べ、人間社会に起きた問題にもつながる役割を担っています。
脚本・監督・特殊技術のスタッフ
講談社TELEMAGA.netの第14話紹介では、1971年7月2日に放送された第14話のスタッフとして、脚本・上原正三、監督・冨田義治、特殊技術・佐川和夫が記載されています。BS11の作品紹介でも、監督は冨田義治、特殊技術は佐川和夫と確認できます。
上原正三は「帰ってきたウルトラマン」で多数のエピソードを手がけた脚本家です。第13話と第14話を連続させ、夫婦怪獣の脅威と高村船長の物語を二話にまたがって進めています。
冨田義治は第13話と第14話を続けて監督しています。同じ監督が前後編を担当することで、大津波から大竜巻へ移る災害描写や、人物の感情の流れを一続きの作品としてまとめやすい構成になっています。
特殊技術の佐川和夫は、怪獣と都市災害を組み合わせた特撮を担当しました。第13話の津波、第14話の竜巻という異なる現象を使い、怪獣そのものの大きさだけでなく「街全体が危険にさらされる」感覚を作っています。
脚本づくりの視点:前後編で危機を深くする
第14話から脚本づくりのヒントを考えると、まず注目したいのが前編で危機を作り、後編を危機の真っただ中から始める構成です。
一話完結型の作品では、毎回「怪獣出現→調査→対決→解決」という流れを最初から組み直すことが多くなります。しかし第13話と第14話は、一つの事件を二話に分けることで、後編の冒頭からすでにウルトラマンが消耗し、MATも追い込まれた状態にできます。
この方法には、後編の時間を「新しい脅威の説明」に使わず、登場人物がどう対処するかに使える利点があります。第14話では、ウルトラマンが簡単には戦えない状態、二大怪獣が東京に残っている状態、MATが新兵器を急ぐ状態が最初からそろっています。
つまり、物語の問いは「怪獣は現れるのか」ではなく、「すでに起きている危機をどう止めるのか」に変わります。視聴者も前回の緊張を持ち越したまま後編へ入れるため、短い放送時間でも密度の高い展開を作りやすくなります。
もう一つ重要なのは、怪獣事件と人間ドラマを同じ原因でつないでいることです。高村船長はシーモンスに関わる海難事故によって人生を大きく変えられました。そのため、怪獣を倒す場面だけでなく、事件によって傷ついた人の問題が残ります。
巨大な出来事を描くとき、街が壊れる映像だけでは被害が抽象的になりがちです。そこで高村船長のような具体的な人物を置くと、「怪獣災害が一人の人生に何を残すのか」を視聴者が受け止めやすくなります。
さらに、二体の怪獣を夫婦として設定していることも特徴です。単に強い怪獣を二体出すだけでなく、二体の関係性が行動の理由に結びつくため、人間側の登場人物と同じように「なぜそう動くのか」を考えられる存在になります。
脚本で敵側に関係性や事情を持たせると、対決は単純な善悪だけではなくなります。第14話を見るときは、MATが怪獣をどう判断するのか、郷がどのように状況を見るのかにも注目すると、上原正三の脚本が持つ複数の視点を感じやすくなると考えられます。
4Kリマスター版で注目したい映像
円谷プロ公式では、4Kリマスター版について、16mmネガフィルムが持つ情報量を引き出しながら、明暗、色彩、ドラマ部分と特撮部分の撮影現場の空気感を改めて検証したと説明しています。
特に第14話は、巨大怪獣だけでなく、東京を襲う竜巻やMATの戦闘、新兵器など特撮の見せ場が多い回です。オリジナル放送時の演出意図を尊重しながら、どこまで質感が鮮明になっているかは4K版ならではの楽しみになります。
円谷プロ公式は、1971年当時の撮影技術や制作上の制約で追求しきれなかった部分を、現在の技術で改めて検証したとしています。単純に解像度を上げただけではなく、「本来見せたかった色彩」や現場の空気感まで含めて整えた点が、この放送の大きな価値です。
参考にした情報
- 円谷プロ公式「帰ってきたウルトラマン 4Kリマスター版」放送告知
- Gガイド「帰ってきたウルトラマン 4Kリマスター版」NHK公式番組情報
- BS11「帰ってきたウルトラマン」第13話・第14話紹介
- 講談社TELEMAGA.net「7月2日 帰ってきたウルトラマン」
よくある質問
帰ってきたウルトラマン4Kリマスター版の第14話はいつ放送されますか?
2026年11月1日(日)あさ8時30分から8時56分まで、NHK BSP4Kで放送されます。
第14話「二大怪獣の恐怖 東京大龍巻」の脚本は誰ですか?
脚本は上原正三です。監督は冨田義治、特殊技術は佐川和夫が担当しています。
第14話は第13話から続く話ですか?
はい。第13話「津波怪獣の恐怖 東京大ピンチ!」から直接続く後編で、シーモンスとシーゴラスが起こした大津波をウルトラマンが防いだ後から物語が続きます。
4Kリマスター版は何が違いますか?
円谷プロ公式によると、オリジナルの16mmネガフィルムから4K化し、明暗や色彩、ドラマ・特撮部分の撮影現場の空気感を再検証しています。撮影に参加した鈴木清さんが全話のグレーディングに立ち会い、監修しています。
まとめ
「帰ってきたウルトラマン4Kリマスター版」第14話「二大怪獣の恐怖 東京大龍巻」は、第13話で生まれた危機をそのまま引き継ぎ、ウルトラマンが消耗した状態でMATが二大怪獣への対策を急ぐ後編です。
脚本の上原正三は、怪獣との戦いだけでなく、高村船長の人生や夫婦怪獣の関係まで一つの事件の中に重ねています。前後編で危機を深める構成と、冨田義治監督・佐川和夫による災害特撮が4Kでどうよみがえるのかに注目すると、物語と映像の両面から楽しめます。

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