2026年11月5日(木)20時から、WOWOWプライムで「唐朝詭事録<とうちょうきじろく> 外伝 -長安奇譚-」第19話「打毬図の謎」が放送されます。
第19話では、古楼子や馬銭子をめぐる連続事件が、かつて東宮に仕えた人々の記憶と一枚の打毬図へつながっていきます。蘇無名と盧凌風が、目の前の犯行だけでなく、何十年も前の人間関係までさかのぼって真相に近づく回です。
ここでは、公式に確認できた第19話の内容とキャスト・スタッフを整理しながら、短い尺の中で複数の手掛かりを一本につなぐ脚本の作り方にも注目します。
第19話「打毬図の謎」の放送日時と基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月5日(木)20:00〜20:20 |
| 放送局 | WOWOWプライム |
| 話数 | 第19話 |
| サブタイトル | 打毬図の謎 |
| 全話数 | 全21話 |
| 主な出演 | ヤン・シューウェン、ヤン・チーガン、ガオ・スーウェン、チェン・チュアン、スン・シュエニンほか |
WOWOW公式では、本作を唐を舞台にしたサスペンス時代劇の第4作として紹介しています。若き武官と老練な検視人という対照的な二人が、仲間とともに奇怪な事件を追うシリーズです。
今回の第19話は20分枠で、第20話「描かれた7人」、第21話「歪められた真実」と続けて放送されます。そのため第19話は、単独で事件を完結させるよりも、終盤の真相解明へ向けて手掛かりの意味を大きく変える役割を担う回と見てよさそうです。
「唐朝詭事録 外伝」はどんな作品?
中国での原題は「唐詭奇譚」。iQIYI公式では、2025年制作・全21話の懸疑古装ドラマとして配信され、ヤン・シューウェンが盧凌風、ヤン・チーガンが蘇無名を演じています。
本作の特徴は、怪異の雰囲気をまとった事件を扱いながら、最終的には人間の動機や過去の因縁をたどって謎をほどいていく点です。蘇無名は観察と推理で事件の構造を読み、盧凌風は武官として現場を動きながら犯人や危険に迫ります。
第19話が属する後半の事件では、古楼子という食べ物、馬銭子という毒物、宮中で使われるような食盒、そして打毬に関わる過去が少しずつ結びついていきます。ひとつひとつは別の小道具や証拠に見えますが、人物たちの過去を掘り起こすことで同じ事件線上に並んでいく構成です。
脚本家の魏風華は新京報のインタビューで、「唐詭」シリーズでは事件そのものの面白さと、歴史・人文的な要素を重視している趣旨を語っています。怪事件の見た目だけではなく、その背景にある時代や人物の履歴が真相に関わることが、シリーズを長く支える特徴になっています。
第19話「打毬図の謎」のあらすじ
iQIYI公式の第19話紹介では、盧凌風と蘇無名が事件について話し合う場面から展開が進みます。盧凌風は馬蒙を犯人だと決めつけることに慎重ですが、蘇無名は古楼子、馬銭子、宮中で使われる高級な食盒が事件現場に現れていることから、馬蒙を完全には外せないと考えます。
その後、太僕寺少卿の鄭重のもとに馬蒙が現れます。馬蒙は古楼子を持参し、それを目にした鄭重は強く拒みますが、屋敷の使用人たちはすでに拘束されていました。やがて鄭重は腹痛に襲われて命を落とし、事件はさらに深刻になります。
鄭重の死を調べるため蘇無名たちが動くと、魏焔から重要な過去が語られます。魏焔、朱齢、鄭重は昔からの知り合いで、かつて東宮に仕え、李弘皇太子とともに打毬の練習をしていたというのです。
ここで蘇無名の中に、別々に見えていた記憶が結びつきます。以前に馬蒙の勤め先で目にした打毬図「眚宮歌」を思い出し、絵に描かれた人物と現在起きている事件との関係を疑い始めます。
さらに事件は、昔の東宮関係者へ広がります。和平坊では老女の遺体が見つかり、その人物がかつて東宮にいた侍女だと判明します。被害者たちの左のこめかみに共通する傷があることも分かり、単なる毒殺事件とは異なる手口が浮かび上がってきます。
盧凌風は、その傷が打毬で使う杖に似たものによる可能性を考えます。ただし通常の競技用の道具では同じ傷を作りにくいという指摘もあり、事件には儀礼用など別種の道具が関わっている可能性が出てきます。
この第19話で重要なのは、「誰が殺したか」だけを追うのではなく、「なぜ東宮に関わった人々が狙われるのか」という問いが前面に出ることです。目の前の犯行から、四十年ほど前の記憶へ視点が移り、事件の時間軸が一気に広がります。
キャストと脚本・演出スタッフ
WOWOWの番組情報では、主要キャストとしてヤン・シューウェン、ヤン・チーガン、ガオ・スーウェン、チェン・チュアン、スン・シュエニンらが案内されています。
| 役割 | 担当 |
|---|---|
| 盧凌風 | ヤン・シューウェン |
| 蘇無名 | ヤン・チーガン |
| 裴喜君 | ガオ・スーウェン |
| 費鶏師 | チェン・チュアン |
| 褚櫻桃 | スン・シュエニン |
| 監督 | グオ・シーミン(郭世民) |
| 脚本 | ウェイ・フォンファ(魏風華)ほか |
iQIYI公式でも、ヤン・シューウェン、ヤン・チーガン、ガオ・スーウェン、チェン・チュアン、スン・シュエニンらの出演を確認できます。日本での表記と中国語圏の表記には違いがありますが、蘇無名と盧凌風を中心とした探案チームが引き続き事件を追います。
第19話では、とくに蘇無名の「過去の情報を現在の証拠と結びつける力」が物語を前へ押します。一方の盧凌風は、犯人を決めつけず、現場で確認できる事実を積み上げようとする役割を担います。二人の推理の仕方が少し違うからこそ、視聴者は複数の角度から同じ事件を見ることができます。
脚本づくりの視点:手掛かりを「点」から「図」に変える
第19話で脚本的に注目したいのは、古楼子、馬銭子、食盒、東宮旧臣、打毬という複数の手掛かりが、ばらばらの情報として置かれたあと、一枚の打毬図を中心に結び直されていく構成です。
ミステリーでは、手掛かりを出すだけでは物語は前に進みません。大切なのは、同じ手掛かりの意味が途中で変わることです。第19話では、古楼子は最初は不気味な食べ物として、馬銭子は毒物として、打毬は昔の思い出として提示されます。
しかし魏焔の証言によって、東宮に仕えた人物たちが過去に同じ時間を共有していたことが分かると、打毬は単なる思い出ではなく「被害者たちを結ぶ共通項」に変わります。さらに蘇無名が打毬図を思い出すことで、絵そのものが人物関係を可視化する道具になります。
この流れは、脚本を書く側から見ると、情報を後出しで増やすのではなく、すでに見せていたものを再解釈させる方法として参考になります。視聴者が「それなら前の場面の意味も変わる」と感じられると、短い尺でも物語に厚みが出ます。
過去の証言を「説明」で終わらせない
魏焔が東宮時代のことを話す場面は、過去を説明するだけの会話になりやすい場面です。ところが第19話では、その証言が蘇無名の記憶を刺激し、打毬図へつながるため、会話そのものが次の行動を生みます。
脚本で過去の事情を語らせる場合、説明を聞いた主人公が何を思い出し、何を疑い、次にどこへ向かうのかまでつなげると、場面が止まりにくくなります。第19話は、証言から「眚宮歌」という具体物へ移ることで、観客の視線も次の謎へ自然に移動する作りになっていると考えられます。
小道具を人物関係の地図にする
打毬図は、美術的な小道具であると同時に、過去に誰が同じ場にいたのかを示す人物関係の地図として働きます。文字だけで関係者を並べるより、絵に描かれた人物へ注目させたほうが、視聴者は「この中に次の被害者や犯人につながる人物がいるのでは」と考えやすくなります。
小道具が単なる飾りではなく、登場人物の過去や関係性を運ぶ役割を持つと、画面で見せるドラマらしい情報提示になります。第19話は、その小道具を終盤の謎解きへつなぐ「橋」にしている点が見どころです。
前回までの流れと第19話へのつながり
第18話までに、古楼子や馬銭子といった特徴的な要素が事件の周囲に現れ、馬蒙への疑いも強まっていました。ただし盧凌風は、最初から一人の人物を犯人だと決めつけることに慎重です。
第19話では、その疑いをそのまま答えにせず、鄭重の死と東宮時代の証言を加えることで、事件の範囲を広げます。つまり前回までの「馬蒙は怪しい」という一本の線から、「東宮旧臣がなぜ狙われるのか」という別の大きな問いへ移る回です。
この段階で視聴者に必要なのは犯人の確定ではなく、何を軸に考え直せばよいかという新しい視点です。第19話のサブタイトル「打毬図の謎」は、その新しい視点を端的に示しています。
見逃し・配信情報
WOWOW公式では本作を「アーカイブ配信中」と案内しています。放送を見逃した場合は、WOWOWオンデマンドの作品ページで配信状況を確認できます。
中国ではiQIYIで「唐詭奇譚」全21話が案内され、第19話の作品ページも公開されています。日本で視聴する場合は、地域や契約条件によって利用できるサービスが異なるため、WOWOWの公式案内を基準に確認するのが確実です。
参考にした情報
- WOWOW公式「唐朝詭事録<とうちょうきじろく> 外伝 -長安奇譚-」
- iQIYI公式「唐詭奇譚 第19集」
- iQIYI公式「唐詭奇譚」作品ページ
- 新京報「『唐詭』シリーズ脚本家魏風華:事件が面白いかどうかがIPの長さを決める」
- Gガイド「唐朝詭事録 外伝 #19」
よくある質問
「唐朝詭事録 外伝」第19話はいつ放送されますか?
2026年11月5日(木)20時から、WOWOWプライムで放送されます。放送枠は20:00〜20:20です。
第19話「打毬図の謎」はどんな内容ですか?
鄭重の死をきっかけに、かつて東宮に仕えた人々と打毬の記憶が事件につながります。蘇無名が以前に見た打毬図を思い出し、連続事件の背景にある人物関係へ近づいていく回です。
第19話の脚本と監督は誰ですか?
WOWOWの番組情報では、監督はグオ・シーミン(郭世民)、脚本はウェイ・フォンファ(魏風華)と案内されています。中国側の作品情報では魏風華、郭靖宇が脚本に名を連ねています。
全何話ですか?
WOWOW公式では全21話です。11月5日は第19話のあと、第20話、第21話まで続けて放送されます。
まとめ
11月5日放送の「唐朝詭事録 外伝」第19話「打毬図の謎」は、古楼子や馬銭子をめぐる連続事件が、東宮旧臣と一枚の打毬図へ結びついていく重要回です。
脚本の視点では、前から出していた手掛かりの意味を変え、過去の証言から一枚の絵へ視線を移す構成が見どころです。犯人だけを追うのではなく、「なぜこの人たちが狙われるのか」という問いが立ち上がる瞬間に注目すると、終盤の謎解きをより深く楽しめます。

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