2026年11月7日(土)11時30分から、BSテレ東で「土曜お昼のミステリー『十津川警部の事件簿 危険な賞金』」が放送されます。放送時間は13時30分までの2時間です。
主演は船越英一郎さん。十津川省三を演じ、相棒の亀井定男には角野卓造さんが配されています。
事件の入口は、下町で「赤髭先生」と呼ばれて慕われていた病院長の殺害と、犯人につながる情報に1000万円を支払うという異例の申し出です。
単なる「誰が犯人か」だけでなく、被害者の評判が聞き込みによって反転していく点と、巨額の賞金が人々の証言や行動にどう作用するかが大きな見どころです。ここでは公式発表の内容をもとに、キャスト、原作・脚本・監督、そして脚本づくりの視点から注目点を整理します。
11月7日の放送日時と基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月7日(土)11:30〜13:30 |
| 放送局 | BSテレ東 |
| 番組枠 | 土曜お昼のミステリー |
| 作品名 | 十津川警部の事件簿 危険な賞金 |
| 主演 | 船越英一郎(十津川省三役) |
| 相棒 | 角野卓造(亀井定男役) |
| 原作 | 西村京太郎「十津川警部の事件簿『危険な賞金』」 |
| 脚本 | 田子明弘 |
| 監督 | 伊藤寿浩 |
BSテレ東の公式ページでは、2026年11月7日(土)11時30分からの放送として案内されています。今回の作品は、西村京太郎さんの人気シリーズを原作にした2時間ミステリーです。
テレビ東京の作品ページでは、2020年5月25日に「月曜プレミア8」で放送された作品として紹介されており、今回の放送でも主要キャストとスタッフは同じ内容で掲載されています。船越英一郎さんの十津川と角野卓造さんの亀井という組み合わせが、この作品の大きな特徴です。
「危険な賞金」はどんな事件を描く?
物語は、玉守病院の院長・佐藤幸太郎が胸を刺されて殺害されるところから始まります。佐藤は下町で「赤髭先生」と呼ばれ、住民から慕われていた人物として紹介されています。
ところが、十津川省三と亀井定男が捜査を始めると、警察に奇妙な申し出が届きます。玉守商店街の「平和を守る会会長」を名乗る人物から1000万円分の札束と手紙が送られ、犯人につながる情報を寄せた人に賞金として渡してほしいという内容でした。
この設定によって、事件は通常の聞き込みとは違う方向へ動きます。情報提供に大金が絡めば、善意の証言だけでなく、金目当ての話や誰かを陥れる情報が混ざる可能性も生まれます。
公式のあらすじだけでも、捜査の難しさを一段上げる仕掛けになっていることが分かります。
さらに商店街で聞き込みを進めると、佐藤幸太郎について「赤髭先生」という評判とは大きく異なる、冷たい人物像が浮かび上がると紹介されています。冒頭で示された人物評価が捜査によって崩れていくため、被害者の本当の顔を探ることが、そのまま犯人への道筋につながる構成と考えられます。
1000万円が事件を複雑にする
この作品で強い印象を残すのは、タイトルにもつながる1000万円の賞金です。殺人事件の情報提供に巨額の報酬を付けることで、登場人物それぞれの欲や事情が表面に出やすくなります。
十津川たちは「証言があるか」だけでなく、「なぜその人物がその話をするのか」まで見なければなりません。事実の確認と、人間の動機の確認が同時に必要になるところが、この事件の面白さです。
船越英一郎と角野卓造が演じる十津川・亀井コンビ
十津川省三を演じるのは船越英一郎さん、亀井定男を演じるのは角野卓造さんです。公式ページでは、この作品を「新コンビ誕生」として打ち出しています。
十津川警部ものは、十津川と亀井の連携が捜査の中心になります。そのため、事件そのものだけでなく、二人の会話のテンポ、聞き込みでの役割分担、疑問を共有して推理を進める場面も注目したいところです。
主要メンバーとしては、西本明役の笠松将さん、羽村凛々子役の大野いとさん、六条勝幸役の大場泰正さん、本間良介役の西沢仁太さん、根来薫役の山村紅葉さん、根来竜二役の山口竜央さんが出演します。
ゲストには、中山忍さん、山田純大さん、美山加恋さん、山下リオさん、大石吾朗さん、山下容莉枝さん、加藤理恵さん、坂田聡さん、奥野瑛太さん、岩井拳士朗さん、伊藤正之さん、増田修一朗さんらが名を連ねています。被害者の周囲に多くの人物が配置されることで、誰が何を知っているのかを追う群像型のミステリーとして楽しめます。
原作・脚本・監督のスタッフ
| 役割 | 担当 |
|---|---|
| 原作 | 西村京太郎 |
| 原作作品 | 「十津川警部の事件簿『危険な賞金』」(徳間文庫) |
| 脚本 | 田子明弘 |
| 監督 | 伊藤寿浩 |
原作は西村京太郎さんの「十津川警部の事件簿『危険な賞金』」。脚本は田子明弘さん、監督は伊藤寿浩さんです。
2026年11月7日のBSテレ東公式ページにも、この3者が役割つきで明記されています。
テレビ東京の2020年放送時の作品ページでは、チーフプロデューサーに中川順平さん、プロデューサーに濱谷晃一さん、清家優輝さん、庄島智之さんが記載され、テレビ東京とファインエンターテイメントの製作であることも確認できます。
原作付きのミステリーでは、多数の人物と情報を2時間枠に整理しながら、視聴者が推理できる手がかりを提示する必要があります。この作品では「善人とされた被害者」「1000万円の賞金」「聞き込みで変化する人物像」という三つの要素が、事件の入口からはっきり置かれています。
脚本づくりの視点:評判を反転させて人物を立体化する
脚本の視点で注目したいのは、被害者の第一印象を途中で反転させる構成です。佐藤幸太郎は最初、「赤髭先生」と呼ばれる善良な医師として提示されます。
ところが捜査が始まると、商店街の人々の話から「冷たい人物」という別の顔が見えてきます。同じ人物について正反対の評価を並べることで、視聴者には「どちらが本当なのか」「なぜ評価が食い違うのか」という新しい疑問が生まれると考えられます。
この方法は、殺人事件の被害者を単なる事件のきっかけで終わらせず、過去の人間関係を掘り下げる中心人物に変える効果があります。本人がすでに亡くなっていても、周囲の証言によって人物像を更新できるため、回想や説明だけに頼らずドラマを進められます。
「賞金」を小道具ではなく行動の理由にする
もう一つの注目点は、1000万円が単なる派手な数字ではなく、証言者の行動を変える装置になっていることです。金額が大きいほど、情報を持つ人だけでなく、持っていない人まで動く可能性が生まれます。
その結果、刑事側は「話の内容」と「話す理由」の両方を疑わなければなりません。ミステリーで情報を増やすときに、ただ新証言を追加するのではなく、証言が生まれる理由そのものを事件に組み込む構成になっていると考えられます。
さらに、被害者への評価の反転と賞金の存在が重なることで、「善意に見えるものの裏側」を確かめる物語にもなります。人の評判、証言、報酬という異なる要素が同じ主題に向かって働く点は、2時間ドラマの構成を見るうえで参考になります。
2020年の初回放送から続く作品の位置づけ
テレビ東京の公式作品ページでは、「十津川警部の事件簿 危険な賞金」は2020年5月25日(月)20時から「月曜プレミア8」で放送された作品として残っています。当時の紹介でも、船越英一郎さんの十津川と角野卓造さんの亀井を「新コンビ」として紹介していました。
今回の2026年11月7日放送は、BSテレ東の「土曜お昼のミステリー」枠での放送です。公式ページに掲載されたあらすじ、出演者、原作・脚本・監督は、初回放送時の公式情報と一致しています。
そのため、初めて見る方は「船越版十津川シリーズの出発点の一作」として、以前に見た方は十津川と亀井の関係や事件の組み立てを改めて見直す機会になります。特に冒頭で示される被害者の評判が、捜査の進行に合わせてどう変わるかを追うと、構成の仕掛けが見えやすくなります。
見どころを3点に整理
まず注目したいのは、船越英一郎さんと角野卓造さんの十津川・亀井コンビです。刑事ドラマとしての安定した捜査のやり取りと、それぞれがどの場面で前に出るのかを見ると、二人一組のキャラクター設計を楽しめます。
次に、1000万円の賞金が証言を揺らす構造です。事件の真相とは別に「金を目的に動く人」が生まれるため、視聴者も提示された情報をそのまま信じずに見ることになります。
そして三つ目が、「赤髭先生」という評判の反転です。善人と思われた被害者の別の顔が見えることで、犯人探しと同時に「この人物は何をしてきたのか」という過去の掘り起こしが始まります。
この二重の謎が、作品を最後まで引っ張る力になると考えられます。
参考にした情報
- BSテレ東公式「土曜お昼のミステリー」
- テレビ東京・BSテレ東公式「十津川警部の事件簿 危険な賞金」2026年11月7日放送ページ
- テレビ東京公式「月曜プレミア8 十津川警部の事件簿 危険な賞金」
- テレビ東京公式「月曜プレミア8」2020年5月25日放送作品ページ
- BSテレ東公式 2024年5月9日放送ページ
よくある質問
「十津川警部の事件簿 危険な賞金」はいつ放送されますか?
2026年11月7日(土)11時30分から13時30分まで、BSテレ東の「土曜お昼のミステリー」枠で放送されます。
十津川警部と亀井刑事を演じるのは誰ですか?
十津川省三を船越英一郎さん、亀井定男を角野卓造さんが演じます。公式では、この二人を新コンビとして紹介している作品です。
「危険な賞金」の脚本と監督は誰ですか?
脚本は田子明弘さん、監督は伊藤寿浩さんです。原作は西村京太郎さんの「十津川警部の事件簿『危険な賞金』」です。
1000万円の賞金は物語でどんな意味がありますか?
犯人につながる情報提供者に1000万円を渡すという申し出が、捜査に大量の情報と疑念を呼び込む重要な仕掛けです。証言の内容だけでなく、証言する人の動機にも注意が向く構成になっています。
まとめ
2026年11月7日放送の「十津川警部の事件簿 危険な賞金」は、船越英一郎さん演じる十津川省三と、角野卓造さん演じる亀井定男のコンビが、下町の病院長殺害事件を追うミステリーです。
1000万円の賞金によって証言の信頼性が揺らぎ、さらに「赤髭先生」と呼ばれた被害者の意外な人物像が浮かび上がります。脚本づくりの面では、人物の評判を反転させる構成と、賞金を登場人物の行動理由に変える仕掛けに注目すると、事件ものの組み立てをより深く味わえます。
原作・西村京太郎さん、脚本・田子明弘さん、監督・伊藤寿浩さんというスタッフのもとで、刑事の推理だけでなく、証言する人々の心理まで事件に組み込んだ一作です。二時間の中で情報がどう整理され、十津川と亀井が真相へ近づいていくのかを追ってみてください。

コメント