韓国ドラマ「イ・サン」第19話「大いなる野心」あらすじ|摂政をめぐる攻防と脚本の見どころ

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。商品を紹介し、収益を得ることがあります。

2026年10月29日(木)14時54分から、BS朝日1で韓国ドラマ「イ・サン」第19話「大いなる野心」が放送されます。

今回の中心になるのは、病床の英祖がサンに王の権限を任せようとする一方で、その流れを止めたい王妃やファワンが動く政治的な攻防です。物語の表面では英祖の病状が緊迫し、同時に「誰が国を動かすのか」という権力の問題が一気に前へ出てきます。

第19話は、サンが将来の王として試される転換点の一つです。あらすじだけでなく、宣旨という一枚の命令書をめぐって人物の思惑を衝突させる構成にも注目すると、脚本の面白さが見えやすくなります。

「イ・サン」第19話の放送日時と基本情報

項目内容
放送日時2026年10月29日(木)14:54〜15:56
放送局BS朝日1
話数第19話/全77話
サブタイトル大いなる野心
放送形態日本語字幕版
韓国での放送MBC、2007年

BS朝日公式では、「イ・サン」を月曜から金曜の午後2時54分から放送するドラマとして案内しています。全77話の長編で、朝鮮王朝第22代王・正祖となるイ・サンの半生を描く歴史ドラマです。

主人公サンは、幼いころに父・思悼世子を失い、その父から託された思いを胸に王位継承者として成長してきました。しかし宮中には、サンの即位を阻もうとする勢力が残っています。第19話では、その対立が英祖の病をきっかけに「次に誰が国政を担うのか」という切迫した問題へ変わります。

第19話「大いなる野心」のあらすじと見どころ

テレビ大阪とテレビ愛知の公式あらすじによると、病床に伏した英祖は、自分が国政を取り仕切れないため、サンを摂政として王の権限を任せることを決意します。そこでサンに権限を託す宣旨を出しますが、その動きを偶然知った王妃が、宣旨がサンへ届く前に握り潰してしまいます。

ここで重要なのは、英祖の意思そのものよりも、その意思がサンへ届くかどうかが物語の焦点になっていることです。王が命令していても、命令書が届かなければ政治は動きません。第19話は、権力が「誰の意思にあるか」だけでなく、「その意思を誰が伝達し、誰が遮断できるか」によって左右される状況を描きます。

さらに、ファワンが用意した薬を飲んだ英祖の容態が急変します。高熱を出して意識を失った英祖を前に、サンは薬の処方を止めようとします。しかしファワンは、これは薬が効き始めて回復へ向かう兆しだとしてサンを制止します。

この場面では、医学的な判断だけでなく、宮中の主導権争いも重なります。英祖が回復するのか、それとも国政を担えない状態が続くのかによって、サンを摂政にする問題の重みが変わるからです。誰が正しいのかをすぐに決められない状況が、サンの判断を難しくしています。

一方、図画署では仕事が立て込み、恵嬪から依頼された屏風の制作が遅れています。宮中の大きな政治劇と、ソンヨンが関わる絵の仕事が並行して描かれる点も「イ・サン」らしいところです。

権力をめぐる緊迫した出来事だけを続けるのではなく、図画署という別の場所で働く人々の問題を挟むことで、物語の視点が広がります。サンの周囲で政治が揺れる一方、ソンヨンは自分の仕事や夢と向き合っているため、二つの物語が異なる速度で進んでいきます。

キャストと第19話での立場

第19話の中心にいるイ・サン役はイ・ソジンさんです。BS朝日公式では、サンは王位継承者であり、父の遺志を継いで王になることを決意した人物として紹介されています。英祖から後継者として多くを学ぶ一方、即位を阻もうとする敵対勢力から命を狙われています。

英祖役はイ・スンジェさんです。英祖はサンの祖父で、第21代王。厳格でありながら民を大切にする王として描かれていますが、息子・思悼世子を死に至らせたことが心のしこりとして残っています。第19話では病床からサンへ権限を移そうとするため、英祖の決断が物語全体を動かします。

ソン・ソンヨン役はハン・ジミンさんです。図画署の茶母として働き、画員になることを夢見る人物です。第19話では宮中の権力争いとは別に、恵嬪から依頼された屏風制作の遅れに関わる流れが描かれます。

パク・テス役はイ・ジョンスさんです。幼いころにサン、ソンヨンと友情を結び、サンを守るために武官を目指してきました。第16話までに武官試験に合格し、サンの護衛官となっています。政治的に緊張が高まる時期だからこそ、サンの身近に信頼できる人物がいることの意味も大きくなっています。

また、第19話の対立側では、貞純王妃やファワンの動きが重要です。王妃はサンへの権限移譲を示す宣旨を握り潰し、ファワンは英祖に薬を飲ませた側としてサンと衝突します。サンが単独で判断するのではなく、周囲の人物の思惑に囲まれながら決断を迫られる構図です。

脚本・演出スタッフ

BS朝日公式によると、「イ・サン」の脚本はキム・イヨンさん、演出はイ・ビョンフンさんとキム・グノンさんです。BS日テレの作品紹介でも同じスタッフ構成が確認できます。

イ・ビョンフン監督は、BS朝日の番組紹介で「韓国時代劇の巨匠」と紹介されています。本作では、王宮の政治、身分の違い、友情や恋、仕事の世界を長い話数の中で並行させながら、サンが王へ近づいていく過程を積み重ねています。

ただし、第19話単独でどちらの演出担当だったかは、今回確認できた公式ページでは特定できませんでした。そのため、この記事ではシリーズ全体の公式スタッフとして紹介しています。

脚本づくりの視点:宣旨を「届かない情報」に変える

第19話で特に学びやすいのは、重要な情報を登場人物にすぐ届けない構成です。英祖はサンに権限を任せる意思を固め、宣旨まで出します。通常なら、この命令がサンへ届いた瞬間に状況は大きく動きます。

ところが王妃がその宣旨を握り潰すことで、「決定されたのに実行されない」という状態が生まれます。視聴者は英祖の意思を知っていますが、サンは正式な形でそれを受け取れません。この情報差が緊張を生む仕掛けになっていると考えられます。

物語では、秘密そのものを作る方法だけでなく、「本来届くはずの情報を途中で止める」方法でもサスペンスを作れます。手紙、命令書、電話、証拠、録音など、情報を運ぶものが途中で遮断されると、登場人物同士が別々の前提で行動するようになります。

第19話では、宣旨がその役割を担っています。英祖の決断は視聴者に見えているため、王妃が宣旨を握り潰した瞬間から「サンはいつ知るのか」「英祖の意思は実現するのか」という新しい関心が生まれます。

病状の変化を政治的なタイムリミットにする

もう一つのポイントは、英祖の病状が単なる健康問題ではなく、政治の時間制限として機能していることです。英祖が回復すれば本人が国政を続けられますが、回復しなければサンへの権限移譲が現実味を増します。

しかも、ファワンの薬を飲んだあとに英祖が高熱を出して意識を失います。サンは処方を止めたい一方、ファワンは回復の兆しだと主張します。ここでは、同じ症状を見ても人物ごとに解釈が違います。

脚本では、事実を一つ置いたうえで、その事実に対する解釈を人物ごとに変えると対立を作れます。第19話では「英祖の容態」という一つの出来事に対して、サンとファワンの判断が分かれるため、会話そのものに緊張が生まれると考えられます。

大きな政治劇と小さな仕事を並べる

図画署の屏風制作が並行して描かれる点も興味深いところです。宮中では王の権限を誰が担うかという大問題が進む一方、図画署では納期に追われる仕事の問題が続いています。

スケールの異なる二つの出来事を並べると、作品世界に厚みが出ます。サンの側では国の将来が揺れ、ソンヨンの側では一枚の絵を仕上げることが切実な課題です。どちらも本人にとっては重大であり、視点を切り替えることで長編ドラマのリズムも変わります。

第19話を見るときは、政治的な出来事だけでなく、どの場面で図画署へ切り替わるのかにも注目すると、緊張を持続させながら息継ぎを作る構成が見えやすくなります。

前回・第18話「握りつぶされた王命」の流れ

前回の第18話では、行幸先で疫病にかかった英祖に代わり、サンが宮中を取り仕切ることになりました。王から宮中を任されたサンは、自分の判断を王命として受け止めるよう求め、貞純王妃にも強い態度を示します。

しかし、サンが朝廷を掌握することを恐れる側は、そのまま見ているわけではありません。王妃やファワンはサンへの反発を強め、チェ・ソクチュやチョン・フギョムも英祖を宮殿へ戻そうと動きます。

第18話から第19話にかけて重要なのは、サンが一時的に国政を代行する立場から、正式に摂政として権限を任される可能性へ進むことです。つまり前回は「王が不在の間にサンが代行する話」でしたが、今回は「王自身がサンへ権限を渡そうとする話」へ段階が上がっています。

その変化を阻止するために宣旨が握り潰されるので、第19話の対立は前回から自然につながっています。第18話を思い出しておくと、王妃側がなぜこれほど強くサンの権限拡大を恐れるのかが分かりやすくなります。

見逃し配信について

BS朝日公式は「イ・サン」について、放送終了後に期間限定で無料配信を行うと案内しています。ただし、都合により視聴できない放送回もあると明記されています。

第19話を放送時間に見られない場合は、放送後にBS朝日の公式ページで配信対象になっているか確認するのが確実です。

参考にした情報

よくある質問

「イ・サン」第19話はいつ放送されますか?

2026年10月29日(木)14時54分から15時56分まで、BS朝日1で放送予定です。

第19話「大いなる野心」はどんな話ですか?

病床の英祖がサンを摂政にして王の権限を任せようとしますが、王妃がその宣旨を握り潰します。さらにファワンの用意した薬を飲んだ英祖の容態が急変し、サンは難しい判断を迫られます。

「イ・サン」の脚本と演出は誰ですか?

シリーズの脚本はキム・イヨンさん、演出はイ・ビョンフンさんとキム・グノンさんです。第19話単独の演出担当は、今回確認できた公式資料では特定できませんでした。

第19話は見逃し配信されますか?

BS朝日は放送終了後の期間限定無料配信を案内していますが、放送回によっては配信されない場合があります。第19話の配信有無は放送後に公式ページで確認する必要があります。

まとめ

「イ・サン」第19話「大いなる野心」は、英祖がサンへ王の権限を任せようとする一方、その意思を伝える宣旨が王妃によって握り潰される回です。さらに英祖の容態が急変し、サンとファワンの判断も対立します。

脚本の面では、宣旨を「届かない情報」に変えて緊張を作る構成と、英祖の病状を政治的なタイムリミットとして使う点が見どころです。サンが将来の王としてどのように判断するのか、そして宮中の大きな政治劇とソンヨンの図画署での物語がどう切り替わるのかに注目して見ると、長編ドラマの組み立て方をより深く味わえます。

コメント