2026年11月1日(日)21時から、NHK BSP4Kで韓国時代劇「ヘチ 王座への道」第15話「決戦Ⅱ」が放送されます。王位継承者となったイ・グムに謀反の疑いがかけられ、王・景宗による尋問が行われる緊迫した回です。
第15話は、イ・グムが自分の潔白を訴えるだけではなく、陰謀を仕掛けたイ・タンへ反撃を始める回でもあります。同時に、パク・ムンスはハン・ジョンソク殺害の真相へ、タルムンはイ・タンの懐へと入り込み、それぞれ別の場所から敵を追い詰めます。
ここでは、第15話の放送情報とあらすじ、主要人物の動き、キム・イヨンさんの脚本とイ・ヨンソクさんの演出、そして脚本づくりの視点から見た「決戦Ⅱ」の面白さを整理します。
ヘチ 王座への道(15)の放送日時と基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月1日(日)21:00〜22:00 |
| 放送局 | NHK BSP4K |
| 話数 | 第15話「決戦Ⅱ」 |
| 脚本 | キム・イヨン |
| 演出 | イ・ヨンソク |
| 主演 | チョン・イル(イ・グム役) |
| 制作 | キムジョンハク・プロダクション |
Gガイドの放送局公式情報では、第15話は11月1日21時からNHK BSP4Kで放送予定です。出演はチョン・イルさん、クォン・ユルさん、コ・アラさん、パク・フンさん、チョン・ムンソンさん、イ・ギョンヨンさんらです。
日本語吹き替えでは、イ・グムを金本涼輔さん、パク・ムンスを森山智寛さん、ヨジを平井祥恵さん、タルムンを浜田賢二さん、イ・タンを内田岳志さん、ミン・ジノンを菅生隆之さんが担当します。
「ヘチ 王座への道」はどんな作品?
「ヘチ 王座への道」は、後に朝鮮王朝第21代王・英祖となるイ・グムの若き日を描く歴史ドラマです。原制作局SBSの公式人物紹介では、イ・グムは第19代王・粛宗の息子でありながら、母の身分が低いために王子として十分に認められず、「半賤半貴」の立場に置かれた人物として紹介されています。
物語は、そんなイ・グムが王族イ・タンの事件に関わったことをきっかけに、権力争いへ巻き込まれながら公正な世を目指していく流れです。パク・ムンス、ヨジ、タルムンという立場の異なる仲間たちが加わり、宮廷政治だけでなく、司憲府の捜査や市井の情報網も物語を動かします。
TBSチャンネルの作品紹介では、全24話の2019年作品で、脚本はキム・イヨンさん、監督はイ・ヨンソクさんとされています。王位争いを描きながら、友情、政治改革、捜査、アクションを組み合わせた構成が特徴です。
第15話「決戦Ⅱ」のあらすじ
第15話では、王・景宗が、謀反の疑いをかけられたイ・グムを自ら尋問します。前回までに、景宗を毒殺してイ・グムを王にしようとする企てがあるという告発状が王宮へ届き、イ・グムは逆賊の疑いをかけられていました。
その尋問の場に、老論派の重臣ミン・ジノンが現れます。ミン・ジノンは、イ・グムを疑う明確な証拠がないのに尋問を続けるべきではないと訴えます。サンテレビとTBSチャンネルの第15話紹介でも、この主張によって尋問が中断され、イ・グムが騒動を解決するため動き始める流れが確認できます。
一方、パク・ムンスは、尊敬していた監察ハン・ジョンソクを殺し、その事実を隠したのはウィ・ビョンジュだと確信します。第14話までに積み重ねられた司憲府内部の不正が、ここで個人的な怒りと公的な摘発の両方につながっていきます。
タルムンは、イ・タンに協力しているように見せながら、実際にはその動きを探っています。イ・グムを陥れた謀反騒動の黒幕がイ・タンであることを示すため、敵の近くに残る役割です。
配信サービスなどの第15話紹介では、イ・グムがイ・タンに対し、今回の騒動の黒幕を示す証拠を持っているとほのめかし、焦りを誘う展開も説明されています。つまり第15話は、主人公が受け身で尋問される場面から始まりながら、後半では相手の心理を揺さぶる側へ回る構成になっています。
第15話で動く主要人物と三つの反撃
主人公のイ・グムは、王位継承者という立場そのものを利用され、謀反の首謀者に仕立て上げられます。王に近づくほど権力が増す一方、その地位が最大の弱点にもなるという状況です。
景宗は兄として、そして王としてイ・グムを尋問します。弟を信じたい気持ちだけで判断できない立場にいるため、二人の関係は単純な兄弟愛では処理できません。明確な証拠がないというミン・ジノンの指摘が入ることで、景宗自身も王として判断を迫られます。
ミン・ジノンは、これまでイ・グムと常に同じ側にいた人物ではありません。それでも、証拠のない尋問に異議を唱えるため、この場面では政治的な利害と法の筋道が交差します。味方か敵かだけで整理できない人物がいることが、宮廷劇に厚みを与えています。
パク・ムンスは、ハン・ジョンソクの死とウィ・ビョンジュの隠蔽を追います。イ・グムの謀反疑惑とは別件に見えながら、司憲府内部の腐敗を暴く行動が、イ・タン側の力を削る方向へつながっていきます。
そしてタルムンは、もっとも危険な位置で動きます。表面上はイ・タンに協力しながら、内側から情報を得る役目です。イ・グム、ムンス、タルムンが同じ場所に集まらず、それぞれ違う手段で一つの陰謀へ迫る点が、第15話の大きな見どころです。
脚本・演出のスタッフ
脚本を担当するキム・イヨンさんは、「イ・サン」「トンイ」「馬医」などの歴史ドラマで知られる脚本家です。Soompiの作品紹介でも、「ヘチ」がキム・イヨンさんの脚本、イ・ヨンソクさんの演出で制作されたことが紹介されています。
演出のイ・ヨンソクさんは、「イルジメ〜一枝梅〜」「アチアラの秘密」などを手がけた演出家です。TBSチャンネルの番組データでも、監督・演出としてイ・ヨンソクさん、脚本としてキム・イヨンさんが記載されています。
第15話では、宮廷の尋問という静かな緊張、司憲府の摘発、タルムンの潜入という異なる種類の場面が並行します。演出を見るときは、それぞれの場面で「誰が情報を握っているか」がどのように見せ分けられているかに注目です。
脚本づくりの視点:主人公を追い詰めてから主導権を返す
第15話の構成で学びやすいのは、主人公イ・グムの立場を一度大きく下げてから、反撃へ転じさせる流れです。冒頭では、イ・グムは王に尋問される側であり、自分から場を動かす権限をほとんど持ちません。
この状態で、ミン・ジノンが「明確な証拠がない」と論理を持ち込むことで、物語に最初の転換が起きます。主人公自身が都合よく危機を脱するのではなく、別の人物が制度や理屈を使って流れを変えるため、政治劇として説得力が生まれます。
その後、イ・グムは騒動の黒幕へ近づくため、自分から動き始めます。疑われる側から調べる側へ、守られる側から相手を揺さぶる側へと役割が反転するため、一話の中に明確な上昇感が生まれます。
三本の行動線を同じ目的へ集める
第15話では、イ・グム、パク・ムンス、タルムンが別々に動きます。イ・グムは謀反騒動そのものの黒幕へ、ムンスはハン・ジョンソク殺害の隠蔽へ、タルムンはイ・タンの内部情報へ迫ります。
三人の行動は表面上の目的が違いますが、最終的にはイ・タン側の陰謀を崩す方向へ集まります。群像劇で複数の人物を同時に動かすと話が散らばりやすくなりますが、「それぞれの行動が同じ敵の弱点を削る」という共通目的を置くことで、一つの決戦としてまとまっていると考えられます。
脚本を書く際にも、仲間全員を主人公のそばに置く必要はありません。むしろ、それぞれが得意な場所で動き、別の情報を持ち帰る形にすると、登場人物の役割が明確になります。タルムンは潜入、ムンスは摘発、イ・グムは政治的な対決というように、手段を分けることで人物の個性も保たれます。
「味方ではない人物」が危機を止める面白さ
ミン・ジノンの介入も重要です。物語で主人公を救う役をいつも親しい仲間に任せると、人物関係が単純になりがちです。しかし第15話では、政治的に複雑な立場にいるミン・ジノンが、証拠の不足を理由に尋問へ異議を唱えます。
この配置によって、ミン・ジノンは単なる敵役にも味方役にも固定されません。自分の立場や原則に従った結果として主人公を助ける人物は、その後の場面でも「次はどちらに動くのか」が読みにくくなります。
政治劇やサスペンスで人物を立体的に見せたいとき、好悪だけではなく、各人物が守ろうとしている制度、派閥、信念を持たせる方法が参考になります。第15話は、その人物の原則が一時的に主人公の利益と重なる場面として見ると面白い回です。
前回・第14話「決戦」の振り返り
第14話では、イ・タンの陰謀によって、景宗を毒殺しイ・グムを王にしようとする謀反計画があるという告発状が王宮へ届きました。王命で特別な裁判機関が設けられ、逆賊の疑いをかけられた者たちが取り調べられることになり、イ・グムも連行されます。
さらに、イ・グムを憎むウィ・ビョンジュが裁判官の立場を得るため、主人公にとって制度そのものが敵側に利用される形になります。一方、司憲府ではハン・ジョンソクの死の記録に改ざんの疑いが浮上し、ムンスたちが真相へ近づいていました。
第15話は、この二つの流れが本格的に反撃へ向かう回です。前回が「罠にはめられる決戦」なら、今回はその罠の構造を逆に利用して黒幕を追い詰める「決戦Ⅱ」と見ると、連続する二話の違いが分かりやすくなります。
参考にした情報
- SBS「ヘチ」公式・登場人物
- Gガイド「ヘチ 王座への道」
- サンテレビ「ヘチ 王座への道」
- TBSチャンネル「ヘチ 王座への道」
- AsianWiki「Haechi」
- Soompi「Haechi Reveals Main Posters And Intriguing Character Relationship Chart」
よくある質問
ヘチ 王座への道の第15話はいつ放送されますか?
2026年11月1日(日)21時から22時まで、NHK BSP4Kで放送予定です。第15話の副題は「決戦Ⅱ」です。
第15話でイ・グムはなぜ尋問されるのですか?
景宗を毒殺し、イ・グムを王にしようとする謀反計画があるという告発状が出たためです。イ・タン側の陰謀によって、イ・グム自身が逆賊の疑いをかけられています。
「ヘチ 王座への道」の脚本と演出は誰ですか?
脚本はキム・イヨンさん、演出はイ・ヨンソクさんです。TBSチャンネルやGガイドの作品情報で確認できます。
第15話の見どころは何ですか?
尋問される立場だったイ・グムが反撃へ転じることに加え、パク・ムンスとタルムンも別々の場所からイ・タン側の陰謀を追う点です。三つの行動線が一つの敵へ集まる構成に注目できます。
まとめ
2026年11月1日21時からNHK BSP4Kで放送される「ヘチ 王座への道」第15話「決戦Ⅱ」は、謀反の疑いをかけられたイ・グムが、追い詰められる側から黒幕へ迫る側へ転じる重要な回です。
脚本はキム・イヨンさん、演出はイ・ヨンソクさん。イ・グム、パク・ムンス、タルムンが別々の方法で敵の弱点へ迫り、さらにミン・ジノンのような単純な味方ではない人物が局面を変えることで、政治劇としての緊張が高まります。
「決戦Ⅱ」を見るときは、誰が勝つかだけでなく、各人物がどの情報を持ち、どの瞬間に主導権が移るのかを追うと、脚本の構造まで楽しめます。

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