2026年11月5日(木)11時58分から、BSフジで「<お昼のサスペンス>夏樹静子サスペンス 検事・霞夕子1〜森を歩く死体〜」が放送されます。沢口靖子さんが演じる検事・霞夕子が、歯科医師の殺害事件と、そこから広がるもう一つの死を追うサスペンスです。
事件の発端は、歯科医師の宗田郁夫が自宅で刺殺されたことです。現場に残された指紋はひとつだけ。
誰もが過去の交通事故をめぐる復讐を疑うなか、霞夕子はその証拠に違和感を覚え、独自に真相を探ります。
放送日時・放送局・基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番組名 | <お昼のサスペンス>夏樹静子サスペンス 検事・霞夕子1〜森を歩く死体〜 |
| 放送日時 | 2026年11月5日(木)11:58~14:00 |
| 放送局 | BSフジ(181ch) |
| 主演 | 沢口靖子 |
| 原作 | 夏樹静子「青い指」より |
| 脚本 | 吉本昌弘 |
| 監督 | 赤羽博 |
| 制作 | フジテレビ/制作著作:ユニオン映画 |
BSフジの番組ページでは、11月5日(木)11時58分から14時までの放送として案内されています。約2時間の枠で、事件の発生から捜査の進展までを描く作品です。
「森を歩く死体」はどんな作品?
「森を歩く死体」は、夏樹静子さんの原作「青い指」をもとにした「検事・霞夕子」シリーズの第1作です。東京地検の検事・霞夕子が、検察事務官の桜木洋一とともに事件現場へ足を運び、警察の捜査と並行して真相に迫ります。
霞夕子は、検事でありながら現場に出向くことを好む人物として描かれています。警視庁捜査一課の占部明日香警部は、その姿勢を快く思っていません。
事件の捜査だけでなく、検察と警察の間に生まれる緊張感も物語の一部になっています。
フジテレビONE/TWO/NEXTのシリーズ紹介でも、本作は「森を歩く死体」として第1作に位置づけられています。作品の中心にあるのは、目の前の証拠をそのまま受け取らず、そこに潜む不自然さを見逃さない夕子の観察力です。
「森を歩く死体」のあらすじ
閑静な住宅地にある宗田デンタルクリニックの歯科医師・宗田郁夫が、心臓付近を鋭利な刃物で刺されて死亡しているのが見つかります。第一発見者は妻の恵美です。
警視庁捜査一課の警部・占部明日香が捜査を進めるなか、東京地検の検事・霞夕子が検察事務官の桜木洋一を伴って現場に姿を現します。現場に出向く夕子を、占部は疎ましげに扱います。
そこへ宗田の従兄弟である長沢章がやって来ます。長沢は偶然にも、夕子の夫の主治医でした。
現場は荒らされている一方、郁夫の体には鋭利な刃物による一撃が残り、抵抗した傷は見当たりません。夕子は、顔見知りによる犯行ではないかと考えます。
恵美は、郁夫が事件のちょうど1年前に交通事故を起こし、突然飛び出してきた少女を死亡させてしまった過去を語ります。殺害現場からは男性の指紋がひとつだけ見つかり、少女の父・臼井孝一による復讐ではないかと周囲は考えます。
しかし、夕子は指紋がひとつしか見つからなかった点に不自然さを感じます。長沢も、臼井は殺人を起こすような人物ではないと否定します。
さらに、臼井の行方を捜していたところ、臼井自身も遺体で発見されます。二つの死が重なり、事件は一段と複雑になっていきます。
事件の鍵を握る人物と関係
物語の中心となるのは、被害者の宗田郁夫と妻の恵美、過去の交通事故で娘を失った臼井孝一、そして宗田の従兄弟である長沢章です。それぞれが事件の前後に接点を持ち、証言や行動が捜査の手がかりになります。
| 人物 | 役割・事件との関係 |
|---|---|
| 霞夕子(沢口靖子) | 東京地検の検事。現場に出向き、証拠の不自然さを追う |
| 桜木洋一(西村和彦) | 霞夕子と行動する検察事務官 |
| 占部明日香(神保悟志) | 警視庁捜査一課の警部。夕子の現場捜査を快く思わない |
| 宗田恵美(櫻井淳子) | 殺害された宗田郁夫の妻で、第一発見者 |
| 宗田郁夫(天宮良) | 宗田デンタルクリニックの歯科医師。事件の被害者 |
| 長沢章(植草克秀) | 郁夫の従兄弟。夕子の夫の主治医でもある |
| 臼井孝一(池上リョヲマ) | 交通事故で娘を失った父。事件の疑いが向けられる人物 |
このほか、BSフジの出演者欄には品川徹さん、石丸謙二郎さん、清水伸さん、阿南健治さんの名前も掲載されています。公式紹介で役名まで確認できない出演者については、役どころを推測せず、出演者として紹介するにとどめます。
一周忌と長沢の証言が捜査を動かす
事件の背景を整理すると、宗田郁夫の殺害は、1年前の交通事故と結びつけて考えられています。事故で亡くなった少女の父・臼井孝一に、復讐の動機があるように見えるためです。
一方で、長沢章の証言は、臼井に対する見方を単純にはさせません。長沢は、事故から1年を迎えた一周忌の日に、郁夫の代わりに臼井の家へ線香をあげに行ったものの、臼井は留守だったと話します。
その後も臼井は不在のままで、行方を捜していたところ遺体で発見されます。臼井が事件の犯人だとすれば、なぜ彼自身が命を落としたのかという疑問が生まれますが、公式の事前紹介はその答えを明かしていません。
この証言と第二の遺体の発見によって、視聴者は「事故への復讐」という一つの説明だけでは事件を整理できなくなります。長沢が夕子の夫の主治医でもあるという個人的なつながりも、事件関係者の距離を近づける要素です。
沢口靖子が演じる霞夕子の捜査スタイル
霞夕子の特徴は、検事という立場にとどまらず、事件現場へ自ら出向いて状況を確かめることです。警察の捜査を外側から評価するだけではなく、現場にある物や関係者の言葉を自分の目で確認しようとします。
本作では、殺害現場に残された指紋がひとつだけだったことが、夕子の疑問を生みます。過去の事故を知れば、遺族による復讐という筋書きは理解しやすく見えます。
しかし、わかりやすい動機があることと、証拠がその人物を示していることは同じではありません。
夕子は、周囲が納得しかけている説明に立ち止まり、証拠の状態をもう一度見直します。ここに、シリーズを通じて描かれる彼女の明晰な推理と、人間の事情を見ようとする捜査の姿勢が表れています。
原作・脚本・監督と作品の見どころ
本作の原作は、夏樹静子さんの「青い指」です。BSフジの番組ページでは、原作・脚本・監督がそれぞれ明記されています。
| 役割 | 担当 |
|---|---|
| 原作 | 夏樹静子「青い指」より |
| 脚本 | 吉本昌弘 |
| 監督 | 赤羽博 |
| プロデューサー | 岩﨑文(ユニオン映画) |
| 制作著作 | ユニオン映画 |
| 制作 | フジテレビ |
夏樹静子さんは、繊細な心理描写と社会性のある題材を扱った作品で知られる作家です。新潮社の著者プロフィールでは、江戸川乱歩賞への応募作「天使が消えていく」をきっかけに執筆を再開したことや、「蒸発」で日本推理作家協会賞を受賞したことなどが紹介されています。
本作の見どころは、事件の動機に見える過去の事故と、現場に残された指紋の不自然さが並べられている点です。過去の出来事を知った登場人物たちが、同じ人物に疑いを向ける一方で、夕子だけは証拠の細部に目を向けます。
また、歯科医師の殺害に続いて、関係者である臼井の遺体が発見されることで、最初の事件だけでは説明できない状況が生まれます。誰か一人の動機だけを追うのではなく、二つの死を結びつける事実を探る展開に注目したいところです。
脚本づくりの視点:証拠の違和感から謎を広げる
脚本づくりの観点では、本作の導入にある「一つだけ見つかった指紋」が重要な働きをしていると考えられます。事件の背景には、被害者が過去に起こした交通事故という、疑いを向ける理由がすでに用意されています。
そのため、視聴者は少女の父親に疑いが向く流れを自然に受け止めやすくなります。ところが、指紋がひとつだけという具体的な証拠が、その説明に小さなひっかかりを作ります。
物語の中で、登場人物たちが納得する理由と、主人公が見逃さない事実をずらすことで、謎が生まれていると考えられます。
もう一つ注目したいのは、二つ目の遺体が発見されるタイミングです。最初の殺人事件の容疑者が絞られそうになったところで、疑われていた人物自身が亡くなります。
これにより、最初の事件の見え方が変わり、視聴者は捜査の前提を組み直すことになります。
このように、事件の情報を一度にすべて説明するのではなく、最初の仮説を揺さぶる証拠や出来事を段階的に置く構成は、ミステリー脚本の参考になると考えられます。脚本を書く際には、手がかりを増やすだけでなく、既に示した情報の意味が変わる瞬間を設計することも大切です。
参考にした情報
- BSフジ「<お昼のサスペンス>夏樹静子サスペンス 検事・霞夕子1〜森を歩く死体〜」
- BSフジ「週間番組表」
- フジテレビONE/TWO/NEXT「夏樹静子サスペンス 検事霞夕子シリーズ」
- テレビ大阪「午後のサスペンス 夏樹静子サスペンス 検事・霞夕子〜森を歩く死体〜」
- 新潮社「夏樹静子 著者プロフィール」
よくある質問
「検事・霞夕子1〜森を歩く死体〜」はいつ放送されますか?
2026年11月5日(木)11時58分から14時まで、BSフジで放送されます。
主演と主な出演者は誰ですか?
沢口靖子さんが検事・霞夕子を演じます。西村和彦さん、神保悟志さん、櫻井淳子さん、天宮良さん、植草克秀さん、池上リョヲマさんらが出演します。
原作・脚本・監督は誰ですか?
原作は夏樹静子さんの「青い指」、脚本は吉本昌弘さん、監督は赤羽博さんです。
事件のあらすじは?
歯科医師の宗田郁夫が自宅で殺害され、現場に残されたひとつだけの指紋と、1年前の交通事故が捜査の焦点になります。その後、事故で娘を失った臼井も遺体で発見され、霞夕子が二つの死の関係を追います。
まとめ
「検事・霞夕子1〜森を歩く死体〜」は、歯科医師の殺害事件をきっかけに、過去の交通事故と第二の死が絡み合っていくサスペンスです。沢口靖子さん演じる霞夕子が、ひとつだけ残された指紋の違和感を手がかりに、周囲の見立てに流されず真相へ近づいていきます。
2026年11月5日(木)11時58分からBSフジで放送される本作では、事件の動機だけでなく、証拠の細部がどのように物語を動かすのかにも注目してみてください。

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