2026年11月5日(木)5時30分から、BS12トゥエルビで中国ドラマ「墨雨雲間〜美しき復讐〜」第11話が日本語字幕で放送されます。
第11話は、夫・沈玉容に殺されかけた際の傷に苦しむ薛芳菲が、神医・司徒九月の治療を受けるため危険な賭けに挑む回です。さらに、その賭けに蕭蘅の命まで持ち出すことで、二人の関係も新しい段階へ進みます。
この作品は、復讐劇の強さだけでなく、主人公を万能にしすぎず、危険と弱さを抱えたまま前へ進ませる作りが特徴です。第11話では、その設計が「治療」「賭け」「昏睡」という出来事に集約されているため、脚本や演出を学ぶ人にも見どころの多い一話です。
第11話の放送日時とキャスト
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送日時 | 2026年11月5日(木)5:30〜6:30 |
| 放送局 | BS12トゥエルビ |
| 話数 | 第11話 |
| 音声 | 中国語・日本語字幕 |
| 薛芳菲/姜梨 | ウー・ジンイエン |
| 蕭蘅 | ワン・シンユエ |
| 日本放送版 | 全43話 |
Gガイドに掲載されたBS12提供情報では、第11話は11月5日5時30分から6時30分までの放送予定です。中心となるのは、薛芳菲を演じるウー・ジンイエンさんと、蕭蘅を演じるワン・シンユエさんです。
BS12での日本放送版は全43話として編成されています。中国のYouku公式では「The Double」の題名で作品ページが公開されており、2024年に配信された中国ドラマとして多数のエピソードが並んでいます。
「墨雨雲間〜美しき復讐〜」はどんな作品?
物語の主人公・薛芳菲は、幸せな結婚生活を送っていたはずが、突然身に覚えのない不貞の罪を着せられ、夫・沈玉容によって生き埋めにされます。何とか地中から脱出した彼女を救うのが、中書令の娘・姜梨です。
姜梨もまた継母によって濡れ衣を着せられ、長く貞女堂で暮らしていました。自分を救ってくれた姜梨が命を落とした後、薛芳菲は恩人の無念と自分自身の無念を晴らすため、姜梨として生きる道を選びます。
BS12の放送開始情報では、主演のウー・ジンイエンさんは「瓔珞<エイラク>〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜」などで知られ、蕭蘅役のワン・シンユエさんと共演しています。総監督はルー・ハオジジ、原作は千山茶客の「嫡嫁千金」、プロデューサーはユー・ジョンと紹介されています。
復讐ものではありますが、薛芳菲が力だけで敵を倒していく作品ではありません。正体を隠したまま姜家へ入り、人間関係や権力関係を読みながら一つずつ道を開いていくため、毎回の会話や選択が次の危機につながります。
第11話のあらすじ:傷の治療が危険な賭けに変わる
第11話では、薛芳菲の手首に残る傷が再び痛み始めます。これは、かつて夫・沈玉容に殺されかけたときに負った傷です。過去の裏切りが身体の痛みとして現在に残っているため、復讐の物語と治療の物語が重なります。
薛芳菲は治療のため、神医・司徒九月のもとを訪れます。しかし、ただ診てもらえるわけではありません。Gガイドの第11話紹介によると、司徒九月の治療を受けるには賭けに勝つ必要があり、負ければ命を失うという非常に危険な条件が置かれます。
ここで薛芳菲は、自分の命を賭けるのではなく、司徒九月が思いを寄せる蕭蘅の命を賭けます。普通なら避けたいほど大胆な選択ですが、相手が何を望み、何を失いたくないのかを見抜いて勝負の材料に変えるところに、薛芳菲の知略が表れています。
薛芳菲は賭けに勝ち、治療を受けることになります。ところが、その治療は毒を用いる危険な方法で、彼女は昏睡状態に陥ります。勝負に勝った直後に身体的な危機を置くことで、成功がそのまま安心につながらない構成になっています。
目覚めた薛芳菲は、自分の具合を尋ねる蕭蘅に感謝を伝え、受けた恩を必ず返すと話します。第11話は治療の回であると同時に、薛芳菲と蕭蘅の関係を「互いに利用価値を見極める相手」から、恩義や気遣いが入り込む関係へ少しずつ変える回でもあります。
放送前に整理しておきたいのは、薛芳菲がまだ復讐の途中にいることです。身体の傷は過去の事件の証拠であり、彼女が沈玉容の裏切りを忘れていないことを視覚的にも示します。その傷を治す場面を入れることで、物語は過去を振り返りながら次へ進みます。
薛芳菲と蕭蘅の距離が変わる第11話
薛芳菲と蕭蘅は、最初から単純な恋愛関係として描かれているわけではありません。蕭蘅は彼女の言動を観察し、薛芳菲もまた蕭蘅の立場や力を見極めながら行動しています。
第9話では、蕭蘅が姜梨として生きる薛芳菲に対し、周囲の権力関係を警戒するよう忠告していました。第10話では蕭蘅自身の父母にまつわる過去も描かれ、彼がただ余裕のある観察者ではなく、深い喪失を抱える人物であることが示されています。
その流れを受けた第11話では、薛芳菲の身体的な弱さが前面に出ます。二人とも過去に傷を持つ人物として描かれた後で、蕭蘅が薛芳菲の体調を気遣う場面が置かれるため、関係に感情の層が増えていきます。
薛芳菲が蕭蘅の命を賭けの材料にするのは大胆ですが、完全に無関心な相手なら成立しにくい場面でもあります。命を賭けに持ち出す緊張と、目覚めた後に感謝を伝える静かなやり取りを同じ回に置くことで、二人の距離の変化を強く印象づけていると考えられます。
脚本・演出・原作のスタッフ
BS12の放送開始時の情報では、総監督はルー・ハオジジ、原作は千山茶客「嫡嫁千金」、プロデューサーはユー・ジョンです。第11話単独の脚本担当や演出担当は、今回確認できた日本向け公式情報では明記されていません。
一方、China Dailyは2024年の制作特集で、マー・シーグーを脚本家・監督として紹介し、ルー・ハオジジ、バイ・ユンモと共同でシリーズを監督したと伝えています。マー・シーグーは、ユー・ジョンに招かれて脚本の初期稿作りにも参加したと話しています。
同記事でマー・シーグーは、視聴者の心を動かすには主人公に現実味を持たせる必要があるという趣旨を語っています。薛芳菲は賢く強い一方、すべてを思い通りにできる万能の人物ではなく、弱さや無力感も抱えるよう設計されています。
第11話で傷の痛みや昏睡が描かれるのは、まさにその考え方と重なる部分です。主人公が頭脳で勝負に勝っても、身体まで無敵にはしないことで、次の場面にも危機が残ります。
脚本づくりの視点:勝った直後に新しい危機を置く
第11話で参考になるのは、一つの勝利を物語の終了地点にせず、直後に別種類の危機へ切り替える構成です。薛芳菲は司徒九月との賭けに勝ちますが、それで安心できるわけではありません。
普通なら「賭けに勝つこと」が場面の山場になり、その後は治療成功へ進みそうです。しかし実際には、毒を使う治療によって昏睡状態に入り、危険の種類が心理戦から身体的危機へ変わります。視聴者が一度緊張を解いた直後に新しい不安を置くため、次の場面への関心が続きます。
この作り方では、同じ障害を繰り返さないことが大切です。賭けの場面は知恵と度胸の勝負、治療の場面は身体が耐えられるかという勝負で、主人公に求められるものが違います。障害の性質を変えることで、一話の中でも展開に段差が生まれます。
主人公の強さと弱さを同時に見せる
薛芳菲は、相手の気持ちを読んで蕭蘅の命を賭けるという大胆な策に出ます。この場面だけなら、非常に強く計算高い主人公に見えます。
ところが直後には、過去の傷に苦しみ、治療の毒で意識を失います。知略の強さと身体の弱さを同じ回で描くことで、一面的な人物になりません。China Dailyの制作インタビューで語られた「主人公を万能にしない」という考え方が、具体的なドラマの形になっていると考えられます。
キャラクターを魅力的にするには、長所だけでなく、その長所では解決できない弱点を用意することも重要です。人物設定を場面へ結びつける考え方は、印象的なキャラクターの作り方【4つの秘訣】でも整理しています。
恋愛の進展を「告白」以外で見せる
第11話では、薛芳菲と蕭蘅の関係を進めるために、すぐ恋愛の言葉を使うのではなく、「命を賭ける」「具合を尋ねる」「恩を返すと伝える」といった行動で距離を変えています。
復讐が主軸の作品で恋愛だけを前面に出すと、主人公の目的がぼやけることがあります。この回では復讐の傷を治すという本筋の中に蕭蘅との関係を組み込んでいるため、二つの線が別々に進まず、一つの出来事で同時に動きます。
脚本を書くときも、二人の関係を進めたいからといって必ず告白や恋愛場面を独立させる必要はありません。本筋の危機に相手を関わらせることで、物語を止めずに感情の変化を描けることが第11話から読み取れます。
前回・第10話の流れ
第10話では、蕭蘅が父・蕭暝寒を戦場で失い、母も後を追うように亡くなった過去を思い返します。母の形見である簪を見ながら苦しむ姿が描かれ、彼自身の痛みが明かされました。
一方の薛芳菲は、姜梨として歳試に参加するための計画を進めます。首席をめぐって李廉と賭けをしたことを父・姜元柏に知られ、李廉から受けた侮辱を訴えるなど、姜家の中で自分の立場を守りながら前へ進んでいました。
第10話で蕭蘅の過去を見せた直後に、第11話では薛芳菲の古傷を扱います。二人の「過去の痛み」を連続して配置することで、その後の関係変化に説得力を持たせていると考えられます。
見逃し配信・関連情報
BS12の番組情報では、本作は中国語音声・日本語字幕で放送されています。Gガイドには一部放送回についてTVer視聴への案内も表示されているため、放送後の見逃し配信を探す場合はTVerとBS12の案内を確認するのがわかりやすいでしょう。
また、原版「The Double」はYouku公式で作品ページが公開されています。日本向けの配信話数や字幕条件はサービスごとに異なるため、視聴時点の各公式ページで確認してください。
参考にした情報
- Youku公式「The Double」
- BS12「墨雨雲間〜美しき復讐〜」番組ページ
- 番組表.Gガイド「墨雨雲間〜美しき復讐〜 第11話」
- anemo「ウー・ジンイエン&ワン・シンユエ『墨雨雲間〜美しき復讐〜』BS12で放送開始」
- China Daily「Series is a fashion treat for viewers」
- 番組表.Gガイド「墨雨雲間〜美しき復讐〜 第10話」
よくある質問
「墨雨雲間〜美しき復讐〜」第11話はいつ放送されますか?
2026年11月5日(木)5時30分から6時30分まで、BS12トゥエルビで日本語字幕版が放送される予定です。
第11話はどんな内容ですか?
薛芳菲が手首の古傷を治すため、神医・司徒九月の危険な賭けに挑みます。勝利後も毒を使った治療で昏睡し、蕭蘅との関係にも変化が生まれる回です。
「墨雨雲間〜美しき復讐〜」の総監督と原作は?
BS12の放送開始情報では、総監督はルー・ハオジジ、原作は千山茶客の「嫡嫁千金」です。プロデューサーはユー・ジョンです。
薛芳菲と蕭蘅を演じるのは誰ですか?
薛芳菲役はウー・ジンイエンさん、蕭蘅役はワン・シンユエさんです。
まとめ
「墨雨雲間〜美しき復讐〜」第11話は、薛芳菲が過去の傷を治すため命懸けの賭けに挑み、勝った後も毒による治療で新たな危機に陥る回です。知略で勝つ強さと、傷に苦しむ弱さの両方が描かれることで、主人公の人物像に厚みが出ています。
脚本づくりの視点では、一つの勝利の直後に性質の違う危機を置く構成と、本筋の出来事の中で薛芳菲と蕭蘅の距離を近づける方法が参考になります。復讐と関係性の変化を別々に描かず、一つの出来事で同時に進めている点に注目してみてください。

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