【BS時代劇・選】おいち不思議がたり(2)「鬼」|脚本・演出から読み解く見どころ(11月8日 18:45)

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2026年11月8日(日)18時45分からNHK BSで、「BS時代劇・選 おいち不思議がたり」第2話「鬼」が放送されます。2024年9月に初回放送された回の再放送で、第1話から続く生薬屋「鵜野屋」をめぐる不審死と毒殺未遂の謎が大きく動く回です。

第2話では、おいちが亡くなった人の声や姿を感じ取る力だけに頼るのではなく、仙五朗とともに生きている人の証言へ踏み込んでいきます。物語の焦点が「霊が何を訴えているのか」から「誰が何を隠しているのか」へ移るため、時代ミステリーとしての面白さが一段深まります。

放送日時と第2話「鬼」の基本情報

項目内容
放送日時2026年11月8日(日)18:45〜19:30
放送局NHK BS
話数第2話「鬼」
主演葵わかな(おいち役)
原作あさのあつこ「おいち不思議がたり」シリーズ
脚本宮村優子
演出岡田健
音楽遠藤浩二

番組表.Gガイドでは、2026年11月8日のNHK BS放送を18時45分から19時30分までと案内しています。NHKオンデマンドでは本編43分の第2話として公開されており、物語そのものは2024年9月8日に初回放送された内容です。

同じ日にBSP4Kでも同時間帯に放送予定が案内されていますが、この記事ではユーザー指定のNHK BSでの放送を基準にまとめます。

「おいち不思議がたり」はどんな作品?

「おいち不思議がたり」は、あさのあつこさんの同名シリーズを原作にした時代推理ドラマです。主人公のおいち(葵わかな)は江戸・深川で町医者の父・松庵(玉木宏)を手伝いながら、自分も医者になることを望んでいます。

おいちには、無念を抱えて亡くなった人の声を聞いたり、姿を見たりする特別な力があります。その力が事件の入口になりますが、ドラマは怪異そのものを見せるだけではなく、死者が残した思いと、生きている人々が抱えた秘密を結びつけながら謎を解いていきます。

NHKオンデマンドの作品紹介では、事件の意外性を楽しむ推理時代劇であると同時に、おいちが悩みながら自分の道を切り開く青春成長物語として位置づけられています。つまり、事件解決だけでなく、おいちが「見えてしまうもの」とどう向き合うかもシリーズを通した柱です。

第2話「鬼」のあらすじと見どころ

第1話で、おいちは縁談相手として紹介された生薬屋「鵜野屋」の若旦那・直助(阿部進之介)に女性の霊がまとわりついていることに気づきました。さらに、直助の先妻と女中のお梅(松本妃代)が不審な死を遂げていることを知り、鵜野屋に隠された事情へ近づいていきます。

NHKオンデマンドの第2話紹介によると、おいちはお梅の霊に頼まれ、毒をあおった直助の命を救います。ここで第1話の「過去の死を調べる」流れに、現在進行形の毒殺未遂が重なります。

直助を毒殺しようとしたのは、お梅の母・お絹(黒沢あすか)です。ただし、お絹をそそのかしていた人物として、鵜野屋の番頭・佐助(六角慎司)の存在が明らかになります。ひとつの行為の背後に別の人物の意思があることで、事件は単純な復讐だけでは説明できない形になります。

さらにおいちは、岡っ引きの仙五朗親分(髙嶋政宏)とともに、直助の父で鵜野屋の大旦那・直右衛門(榎木孝明)のもとへ向かいます。聞こうとしているのは、お梅と、直助の先妻・お加世(中村映里子)が亡くなった時の詳細です。

ここが第2話の重要な転換点です。第1話では、おいちが「死者の影を見る」という不思議な力によって事件の存在に気づきました。第2話では、その感覚を手がかりにしながら、仙五朗と一緒に証言を集め、家の中にある秘密を確かめていきます。

タイトルの「鬼」は、誰か一人を単純に指す言葉として受け取るより、追い詰められた人間がどのような選択をするのかという問いとして見ると面白くなります。放送前の段階で結末を決めつけることはできませんが、毒を飲ませた人物、そそのかした人物、過去を知る人物が分かれている構造そのものが、視聴者に「本当に恐ろしいのは誰なのか」を考えさせる形になっていると考えられます。

第2話のキャストと人物関係

主人公のおいちを演じるのは葵わかなさんです。おいちは医者を志す若い女性で、亡くなった人の気配を感じ取る力を持っています。その力は便利な謎解き装置ではなく、他人の痛みや無念を否応なく受け止める負担にもなっています。

仙五朗親分役は髙嶋政宏さんです。仙五朗は岡っ引きとして現実の証拠や人間関係を追い、おいちの不思議な感覚を事件の捜査につなげる役割を担います。第2話では、二人が一緒に直右衛門へ話を聞きに行くことで、コンビとしての動きがはっきりします。

鵜野屋の大旦那・直右衛門を榎木孝明さん、若旦那・直助を阿部進之介さん、お梅の母・お絹を黒沢あすかさん、お梅を松本妃代さん、番頭の佐助を六角慎司さん、先妻のお加世を中村映里子さんが演じます。

第2話は、鵜野屋というひとつの家の中に、亡くなった人、狙われた人、復讐しようとした人、そそのかした人、過去を知る人が集まっているのが特徴です。登場人物の立場を整理しながら見ると、証言の意味や隠された感情が追いやすくなります。

脚本・演出・原作のスタッフ

脚本は宮村優子さん、原作はあさのあつこさんの「おいち不思議がたり」シリーズです。音楽は遠藤浩二さんが担当しています。

TVガイドみんなドラマのスタッフ情報では、第1話・第2話・第7話・最終話の演出を岡田健さんが担当したと記載されています。第1話から第2話までを同じ演出家が続けて担当しているため、鵜野屋をめぐる前後編に近い流れを、一貫した映像のトーンで追える構成になっています。

また、Rambling RECORDSの作品情報でも、脚本・宮村優子さん、音楽・遠藤浩二さん、演出陣として岡田健さん、西谷真一さん、船谷純矢さんが確認できます。事件の緊張と、おいちの成長や家族との日常を同じ作品の中でどう切り替えるかも、このドラマを見るポイントです。

脚本づくりの視点:第2話は「問い」を一段深くする

第2話「鬼」から脚本づくりの参考になるのは、第1話で生まれた疑問に答えながら、さらに大きな疑問を作る構成です。第1話では「直助にまとわりつく女性の霊は誰なのか」「お梅と先妻はなぜ亡くなったのか」という問いが置かれました。

第2話では、直助への毒殺未遂、お絹の行動、佐助の関与という新しい事実が加わります。これによって視聴者は一部の答えを得ますが、同時に「佐助はなぜお絹をそそのかしたのか」「直右衛門は何を知っているのか」という次の疑問へ進みます。

連続ドラマでは、ひとつの謎を引っ張るだけでは停滞感が出やすくなります。そこで、途中で小さな答えを示し、その答え自体が次の疑問を生む形にすると、物語が前進している感覚を保てます。第2話は、その作りを観察しやすい回だと考えられます。

主人公の特殊能力だけで解決させない

もうひとつ注目したいのは、おいちの特殊な力を「答えそのもの」にしていない点です。おいちは死者の声や姿を感じ取れますが、それだけで犯人や事情がすべて分かるわけではありません。

第2話では、仙五朗とともに直右衛門へ話を聞きに行くという行動が必要になります。特殊能力が事件の入口を開き、捜査と対話が真相へ近づく役割を担うため、主人公が受け身になりません。

脚本で特別な能力を持つ人物を描くとき、能力だけで問題が解決すると葛藤が弱くなりがちです。この作品では、おいちが感じたものをどう理解し、誰に話し、どこまで踏み込むかという選択を残すことで、キャラクター自身の成長と事件解決を結びつけていると考えられます。

「同じ家の中の秘密」で人物をぶつける

鵜野屋には、直助、直右衛門、お絹、佐助、お梅、お加世という複数の人物の事情が集中しています。場所と人間関係を絞ることで、誰が誰を守り、誰を恨み、誰が事実を隠しているのかという感情の線が見えやすくなります。

ミステリーでは登場人物を増やすほど複雑にできますが、視聴者が人物関係を追えなくなる危険もあります。第2話のように「鵜野屋」という共通の場を軸に関係者を集めると、情報量が多くても物語の中心を失いにくいと考えられます。

前回・第1話「医者見習い」の振り返り

NHKオンデマンドの第1話紹介では、おいちは父・松庵の診療所を手伝いながら医者を目指していました。おいちは、人の心に背負われたものや亡くなった人の影が見えることがあり、その力に戸惑いながら暮らしています。

叔母のおうたから持ち込まれた縁談の相手が、鵜野屋の若旦那・直助でした。ところが、おいちは直助に女性の霊がまとわりついていることに気づき、その無念を晴らそうと動きます。

調べるうちに、直助の先妻と女中のお梅の二人が不審な死を遂げていたことが分かりました。第2話「鬼」は、この二つの死と直助への毒殺未遂をつなげ、鵜野屋の奥にある事情へ踏み込む続きの回です。

見逃し配信・作品を続けて見る方法

NHKオンデマンドでは「おいち不思議がたり」の各話が作品ページに掲載されています。第2話「鬼」も単話ページがあり、第1話から続けて内容を確認できます。

配信条件や購入期限は変更される場合があるため、実際に視聴するときはNHKオンデマンドの各話ページに表示される最新情報を確認してください。

参考にした情報

よくある質問

「おいち不思議がたり」第2話「鬼」はいつ放送されますか?

2026年11月8日(日)18時45分からNHK BSで放送予定です。番組表では19時30分までの放送が案内されています。

第2話「鬼」の脚本と演出は誰ですか?

脚本は宮村優子さんです。第1話と第2話の演出は岡田健さんが担当しています。

第2話では何の事件を追いますか?

直助への毒殺未遂と、女中のお梅、直助の先妻・お加世の死をめぐる事情を追います。おいちと仙五朗は、鵜野屋の大旦那・直右衛門から当時の話を聞こうとします。

「おいち不思議がたり」はどんなドラマですか?

亡くなった人の声や姿を感じ取る力を持つおいちが、岡っ引きの仙五朗らと事件の謎に迫りながら、医者を目指して成長していく時代推理ドラマです。

まとめ

2026年11月8日放送の「おいち不思議がたり」第2話「鬼」は、第1話で見つかった二つの不審死に直助の毒殺未遂が重なり、鵜野屋の秘密へ本格的に踏み込む回です。おいち、仙五朗、直右衛門、佐助、お絹らの立場を整理して見ると、事件の構造がより分かりやすくなります。

脚本づくりの視点では、第1話の疑問に一部答えながら次の疑問を生む構成と、主人公の特殊能力だけでは事件を終わらせず、聞き込みや選択を通して主人公を動かす作りが見どころです。再放送で見る方も、事件の答えだけでなく、情報がどの順番で明かされるかに注目すると作品をより深く楽しめます。

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