2026年11月4日(水)20時から、WOWOWプライムで中国歴史ドラマ「太平年〜乱世の夜明け〜」第1話が字幕版で放送されます。
物語の始まりは、唐が滅びた907年。第1話では、後晋に仕える趙匡胤と、呉越国の王族・銭弘俶という二つの人物の動きを通じて、五代十国の混乱が描かれます。
呉越国では王家の財産をめぐる不正が疑われ、銭弘俶が自ら調べ始めます。一方、中原では武官の趙弘殷と息子の趙匡胤が、皇帝の判断に疑問を抱く出来事に直面します。
第1話のあらすじ、登場人物、脚本・演出の見どころを整理します。
放送日時・番組情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 番組名 | 太平年〜乱世の夜明け〜 |
| 放送回 | 第1話「乱世迷局」 |
| 放送日時 | 2026年11月4日(水)20:00〜20:50 |
| 放送局 | WOWOWプライム |
| 放送形態 | 字幕版 |
| 制作国 | 中国 |
| 話数 | 全48話 |
WOWOW公式の作品ページでは、全48話のシリーズとして紹介され、第1話は11月4日(水)20時から放送予定です。第2話も同日20時50分から続けて放送されます。
「太平年〜乱世の夜明け〜」はどんなドラマ?
「太平年」は、五代十国時代から北宋初期にかけての中国を舞台に、呉越国の君主となる銭弘俶の成長と、国の行く末を描く歴史ドラマです。制作会社の華策影視は、呉越国の銭弘俶が天下を担う立場へ成長し、北宋の太平興国三年に「納土帰宋」を選ぶまでの歴史を作品の大きな軸として紹介しています。
「納土帰宋」とは、呉越国が領土を宋に差し出して帰順した歴史上の出来事です。作品は、戦乱の中で領土や権力を守ることだけでなく、人々の暮らしと天下の安定をどう考えるかという問題を扱います。
国家広播電視総局の作品紹介でも、五代末から北宋初期の分裂と動乱を背景に、銭弘俶が内外の困難に向き合い、最終的に納土帰宋へ進む物語として説明されています。全48話を通じて、武力による争いだけではなく、政治的な判断と民の安寧が大きなテーマになる作品です。
第1話「乱世迷局」のあらすじ
第1話のエピソード紹介は、907年に朱温が唐に代わって梁を建て、五代十国の時代が始まったことを示したうえで、941年の出来事へ進みます。複数の政権が並び立つ時代の中で、各地の権力者がどのように振る舞うのかが、二つの地域の物語を通じて描かれます。
趙匡胤が目にする中原の理不尽
中原の後晋では、武官の趙弘殷と息子の趙匡胤が、節度使の暴虐を証言するために張式を都へ連れ戻します。しかし、皇帝の石敬瑭は、節度使を陥れたとして張式を再びその側へ引き渡す判断をします。
この出来事に、若い趙匡胤は怒りと疑問を抱きます。正しいことを証言しようとした者が守られず、権力を持つ側の都合が優先される状況は、彼にとって乱世の理不尽さを突きつけるものになります。
呉越国で起きた王家の財産をめぐる不正
一方、東南の呉越国は、表向きには安定した国として描かれています。しかし、将軍の周平が褒賞を求めた場で権臣の胡進思に処刑されると、国の内側にある緊張が表面化します。
王の銭元瓘は、周平の遺族を慰め、軍中への褒賞を補うため、王家の内庫を開くことを決めます。ところが、内庫にはすでに不正が入り込んでいました。
指揮使の何承訓は、盗みが明るみに出るのを避けるため、別の絹織物を箱に詰めて帳尻を合わせようとします。
異変に気づいたのが、九郎君の銭弘俶です。出庫した木箱が宮中で使われるものとは違うと見抜き、町の山越社に関係する品ではないかと疑います。
銭弘俶が商船へ潜入する
銭弘俶は、事情を確かめるために漁師の小僧に姿を変え、山越社の動きを探ります。そこで山越社の程昭悦と、南唐の秦淮社を率いる李元清が会っている場面に行き当たります。
李元清の正体に関心を持った銭弘俶は、従者の薛温とともに秦淮社の商船へ忍び込みます。しかし、李元清は小僧の様子に不自然さを感じており、船内に隠れていた銭弘俶たちを見つけて捕らえます。
李元清が事情を問いただそうとしたところで、商船が襲撃されます。銭弘俶は海へ飛び込んで逃げようとしますが、最後には大きな網に捕らえられます。
第1話は、彼が王族としての立場を隠して調査に乗り出し、思いがけない危機に巻き込まれるところまでを描きます。
第1話の登場人物と出演者
作品の公式情報と配信元の出演者紹介では、白宇、周雨彤、朱亚文らを中心に、複数の時代を生きる人物が配置されています。第1話の中核となる人物と、シリーズの主な出演者を整理します。
| 俳優 | 役名 | 物語での立場 |
|---|---|---|
| バイ・ユー | 銭弘俶 | 呉越国の九郎君。王家の内庫をめぐる不正を調べる |
| ジュー・ヤーウェン | 趙匡胤 | 後晋に仕える武官・趙弘殷の息子 |
| チョウ・ユートン | 孫太真 | 銭弘俶と関わる人物 |
| ユー・ハオミン | 郭栄 | 五代の動乱を生きる人物 |
| ハオ・ピン | 趙弘殷 | 趙匡胤の父で、後晋に仕える武官 |
| ニー・ダーホン | 胡進思 | 呉越国の権臣 |
| ドン・ヨン | 馮道 | 中原の政局に関わる人物 |
| ユー・ヨンジー | 銭元瓘 | 呉越国の王 |
第1話では、銭弘俶と趙匡胤の二人が、それぞれ異なる土地で権力のゆがみに直面します。呉越国の内庫をめぐる問題と、後晋の皇帝の判断は別々の出来事ですが、どちらも「力を持つ者が何を正しいとするのか」という問いにつながっています。
脚本・演出・原作スタッフ
制作会社の華策影視が掲載する作品情報では、董哲が脚本、楊磊と陸貝珂が監督として記載されています。中国中央電視台の紹介では、楊磊が総監督を務めることも案内されています。
| 役割 | 担当 |
|---|---|
| 脚本 | 董哲 |
| 総監督 | 楊磊 |
| 監督 | 楊磊、陸貝珂 |
| 原作 | 公式作品ページに特定の小説・漫画の記載なし。歴史上の「納土帰宋」を題材とする作品 |
歴史上の出来事を題材にした作品では、実在した人物や政治の流れを土台にしながら、場面の順序や人物同士の会話を組み立てます。本作も、銭弘俶と趙匡胤の歩みを並行して描くことで、同じ時代を異なる立場から見せる構成になっています。
脚本づくりの視点:二つの地域から乱世を描く構成
第1話で注目したいのは、後晋と呉越国という二つの地域を行き来しながら、時代の混乱を見せている点です。趙匡胤の物語では、皇帝の判断と軍人の証言を通じて、中原の政治的な不安定さが描かれます。
一方、銭弘俶の物語では、王家の内庫から品物が失われた疑いを入口に、呉越国の内部にある不正や権力関係が明らかになります。どちらの場面も、主人公が自分の目で見た出来事に疑問を持ち、行動を起こすところから展開していきます。
二つの物語を交互に置くことで、視聴者は一つの国だけを見ているのではなく、同じ時代に別の場所でも問題が起きていることを理解できます。歴史の大きな流れを説明するだけでなく、個人が直面する具体的な出来事を積み重ねる構成だと考えられます。
また、銭弘俶の行動には、王族としての立場と、真相を知りたい若者としての好奇心が同居しています。身分を隠して調査に入る選択は、彼が宮中の外へ出て、商人や船乗りの世界に触れるきっかけになります。
脚本を書く際には、登場人物の立場を設定するだけでなく、その人物が何を見て、何を疑い、どのような行動を選ぶのかを場面に落とし込むことが大切です。銭弘俶が木箱の違和感に気づき、変装して調査し、船に潜入する流れは、観察から行動へと人物を動かす一連の構成になっていると考えられます。
人物の目的や行動を組み立てる方法は、印象的なキャラクターの作り方【4つの秘訣】でも紹介しています。歴史ドラマのように多くの人物が登場する作品を考えるときにも、主人公が何を望み、どんな障害に向き合うのかを整理する参考になります。
第1話で注目したい見どころ
まず注目したいのは、銭弘俶が内庫から出された木箱の違和感を見抜く場面です。大きな戦いや政変ではなく、物の形や用途の違いから不正に気づくことで、彼の観察力と行動力が伝わります。
次に、趙匡胤が父とともに経験する出来事です。正しい証言をしようとした人物が権力者の判断によって危険な立場へ戻されることで、趙匡胤が抱く怒りの理由が明確になります。
さらに、同じ時代を生きる二人が、異なる地域でそれぞれの問題に向き合う構成にも注目です。第1話は、銭弘俶の商船での危機という続きが気になる場面で終わるため、次の話で彼がどのような状況に置かれるのかも見どころになります。
参考にした情報
- WOWOW公式「太平年〜乱世の夜明け〜」作品・放送情報
- 華策影視公式「太平年」作品紹介
- 愛奇芸(iQIYI)公式「太平年」全48話・第1話あらすじ・出演者
- 国家広播電視総局「重大历史题材电视剧《太平年》看片会召开」
- 中国中央電視台「以匠心话太平!《太平年》CCTV-1黄金档今晚开播」
- 番組表.Gガイド「太平年〜乱世の夜明け〜 第1話」
- スカパー!番組情報「太平年〜乱世の夜明け〜 第1話」
よくある質問
「太平年〜乱世の夜明け〜」第1話はいつ放送されますか?
2026年11月4日(水)20時から20時50分まで、WOWOWプライムで字幕版が放送されます。
第1話ではどのような出来事が描かれますか?
907年の唐の滅亡を背景に、941年の後晋で趙匡胤が政治の理不尽に直面する一方、呉越国では銭弘俶が王家の内庫をめぐる不正を調べます。銭弘俶は商船に潜入しますが、船上で捕らえられる展開になります。
「太平年」は全何話ですか?
制作会社の華策影視と配信元のiQIYIの作品情報では、全48話として紹介されています。
「太平年」の脚本家と監督は誰ですか?
脚本は董哲、総監督は楊磊です。華策影視の作品情報では、監督として楊磊と陸貝珂が記載されています。
まとめ
「太平年〜乱世の夜明け〜」第1話は、五代十国の混乱を背景に、呉越国の銭弘俶と後晋の趙匡胤が、それぞれの場所で権力のゆがみに向き合う物語です。
銭弘俶は王家の内庫をめぐる不正を追って商船に潜入し、趙匡胤は父とともに皇帝の判断に疑問を抱きます。二つの地域の出来事を並行して描くことで、乱世を生きる人物たちの立場や価値観が見えてきます。
脚本の視点では、複数の地域の物語を交互に見せる構成と、人物の小さな気づきから行動を生み出す描写に注目すると、歴史ドラマの組み立て方をより深く味わえるでしょう。

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