シナリオスクールの選び方とおすすめの教室4選
この記事は 2023年10月24日 に更新されました。
シナリオライターになる夢を持つ人は少なくありません。しかし、シナリオライターになるためには、シナリオの書き方をしっかりと学ぶ必要があります。
シナリオの書き方は、小説やエッセイとは異なり、独自のルールやコツがあります。シナリオの書き方を学ぶ方法はいくつかありますが、一番効果的なのはシナリオスクールに通うことです。シナリオスクールに通うことで、専門的な知識や技術を身につけることができます。
しかし、シナリオスクールはどのように選ぶべきでしょうか?また、どのシナリオスクールがおすすめなのでしょうか? このブログでは、シナリオスクールの選び方とおすすめの教室4選をご紹介します。
シナリオスクールのメリットや注意点、教室の特徴や評判などを比較して、あなたに最適なシナリオスクールを見つけるお手伝いをします。
目次
シナリオスクールとは何か?
シナリオスクールとは、映画やドラマ、アニメなどの脚本の書き方を学ぶための教室です。シナリオスクールでは、プロの脚本家や演出家から直接指導を受けることができます。シナリオスクールの特徴は、一般的に以下のようなものがあります。
- シナリオの基礎から応用までを体系的に学ぶことができる
- 自分の作品に対するフィードバックやアドバイスを得ることができる
- 仲間や先生との交流を通じて刺激やモチベーションを高めることができる
- 業界の最新情報や動向を知ることができる
- 作品発表の機会やプロデビューのチャンスを得ることができる
シナリオスクールにはさまざまな種類やコースがあります。自分の目的やレベル、予算や時間に合わせて選ぶことが大切です。
シナリオスクールに通うメリットと注意点
シナリオスクールに通うメリットは、プロの講師から直接指導を受けられること、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できること、作品の添削やフィードバックをもらえることなどが挙げられます。
シナリオスクールは、シナリオの基礎から応用までを学べる場所であり、自分の作品を磨くために必要な知識や技術を身につけられるでしょう。
また、シナリオスクールでは、業界の最新情報や動向も教えてもらえるため、市場に合わせた作品作りができるようになります。
一方、シナリオスクールに通う注意点は、費用や時間の負担が大きいこと、自分のペースやスタイルに合わない場合があること、卒業後の就職やデビューの保証がないことなどがあります。
シナリオスクールは、一般的に月謝制やコース制であり、数万円から数十万円かかる場合が多いです。また、授業や課題の時間も決まっているため、自分の都合やライフスタイルに合わせて学ぶことが難しい場合があります。
さらに、シナリオスクールを卒業しても、すぐに仕事やデビューができるとは限りません。シナリオスクールはあくまで学びの場であり、実際の仕事を得るには、自分でアピールしたり、コネクションを作ったりする努力が必要です。
シナリオスクールの選び方
シナリオスクールには、初心者向けからプロ志向まで、さまざまなコースやカリキュラムがあります。シナリオスクールを選ぶときには、自分の目的やレベルに合った教室を探すことが大切です。
また、講師の経歴や実績、教材の質や量、授業のスタイルや雰囲気なども、シナリオスクールの特徴となります。自分が何を学びたいか、どんな作品を書きたいかを明確にして、自分に合ったシナリオスクールを選びましょう。
シナリオスクールの選び方のポイントは、以下のようにまとめることができます。
- 自分の目的やレベルに応じてコースやカリキュラムを選ぶ
- 講師の経歴や実績、教材の質や量を確認する
- 授業のスタイルや雰囲気に合うかどうか体験する
これらのポイントを参考にして、シナリオスクールを比較検討する方法は、以下の通りです。
- シナリオスクールの公式サイトや口コミサイトなどで情報収集する
- 自分が興味のあるジャンルやテーマの作品を書いている講師を探す
- 体験レッスンや無料相談などで直接教室の雰囲気を感じる
これらの方法で、自分に合ったシナリオスクールを見つけることができます。次に、おすすめのシナリオスクールを紹介します。
おすすめのシナリオスクール教室4選
以下で紹介するおすすめのシナリオスクールは、それぞれ特徴やメリットがあります。自分が学びたい内容や目指すジャンルに合わせて、最適なシナリオスクールを選んでください。
おすすめのシナリオスクール1
映画美学校
参考リンク:映画美学校(公式)
映画美学校は、実践的な映像作りを学べる学校です。1997年に発足後、今は第一線で活躍する多くの映像監督、脚本家、技術スタッフを輩出しています。
映画美学校の脚本コースは、多数の映画監督を育てたフィクション・コースに併設された形で、2011年からアクターズ・コースという俳優養成コースと共に始まりました。
監督を目指す者や俳優を志す者が共に学んでいる学校なので、彼らと触れ合いながら映画作りの現場で脚本を勉強することができます。ここが他のシナリオスクールにない魅力です。
まずは初等科に通います。クラスは2つあり、平日夜クラスと日曜クラスです。受講者の都合に合わせてクラスを選ぶことができます。その後高等科へ進みます。初等科から高等科まで2年間です。月2回土曜日に行われる初等科と高等科共通の講義もあります。
実際に映像作家として活躍中のプロをゲスト講師として招き、講師が手がけた作品の企画開発について質疑応答などを行います。
おすすめのシナリオスクール2
日本脚本家連盟スクール
参考リンク:日本脚本家連盟スクール(公式)
日本脚本家連盟スクールは、多くのプロ作家が在籍している、国内最大の脚本家団体である日本脚本家連盟が運営する学校です。
営利目的の学校ではなく、若手の脚本家を育てるために開かれています。そのため、1回あたりの受講料が安いです。講師陣は全員が様々なジャンルで活躍する現役のプロです。長年の現場経験の中で培われた知識やノウハウを教えてくれます。
クラスは、脚本家クラスと放送作家クラスに分かれています。脚本家クラスは50年に及ぶ歴史のある、脚本家やシナリオライター養成講座です。
初歩的な原稿の書き方から物語の構成の仕方、セリフの書き方など、脚本やシナリオの基本的な知識と方法を丁寧に指導してくれます。
また通常の講義とは別に、少人数のクラスに分かれて作品指導も行われます。各クラスに現役脚本家や放送作家が担当講師として付き添い、ストーリー作りから脚本、シナリオの執筆までを丁寧に個別で指導してくれます。
半年の間に、1時間ドラマを1本または2本完成させることを目指します。全くの初心者でも参加できます。
放送作家クラスは、バラエティ番組の作家になりたい人たちのための教室です。企画発表というカリキュラムがあり、選ばれた企画書は実際に放送局で数多くの番組を作っている制作プロダクションのプロデューサーに持ち込まれます。
そこで制作プロ側のニーズに合ったものがあれば、さらに番組の成立に向かって進められます。企画が通らなかったとしても、考え方や切り口に魅力があると制作プロ側に見込まれた人は、作家グループの一員として採用されることもあります。
また、本科修了生のみ受講できる研修科もあります。これはプロの講師による個人指導の講座です。期間は6カ月で、ドラマやアニメなどなど希望のジャンルを選びます。
講師を交えての懇親会や合宿などの楽しい企画も沢山あります。 研修科卒業生には各テレビ局の新人賞ドラマコンクールを受賞した人も多く、今はプロとして活躍しています。
おすすめのシナリオスクール3
日本シナリオ作家協会シナリオ講座
参考リンク:日本シナリオ作家協会シナリオ講座(公式)
シナリオ作家協会は、1957年に開設されたシナリオ研究所が母体です。今も語り継がれるような映像作品を生み出した、著名な脚本家を多数輩出しました。ここでのシナリオ習得方法を受け継ぎ、門戸を広く開放したのがシナリオ講座です。シナリオ講座開講後も、多くの実力のあるシナリオライターを育ててきました。
この学校では自分が書いた作品を、講師だけではなくクラス全員で読み、批評します。褒められるだけではなく、弱点を指摘されたり否定的な意見も上げられたりする厳しい場所になります。しかし、受講生同士が互いに刺激し合うことで成長できるのです。
基礎科は16歳以上であれば誰でも受講できます。シナリオを書いたことがない初心者でも通えます。ここでは1時間もののシナリオを書き上げます。基礎科を終了、もしくは習作経験者は、研修科を受講できます。2時間もののシナリオ制作に取り組みます。その他、単発の授業として創作論講義があります。
様々なジャンルの映像作家が招かれ、講義形式だけではなく、名作映画の分析や対談、ワークショップといった多様な形式で授業を行います。脚本家からはリアルな創作のコツや表現方法を学べますし、映画監督やプロデューサーからは話題作の制作秘話といった貴重な話を聞けたり、ショービジネスの現状なども知ることができます。
おすすめのシナリオスクール4
シナリオセンター
参考リンク:シナリオセンター(公式)
シナリオセンターは1970年、優秀なシナリオライターや脚本家、プロデューサー、ディレクターを養成するために創立されました。シナリオコースでは、目的や年齢に関わらず数多くの受講生が学んでいます。
実際、シナリオコンクールの9割をシナリオセンターの受講生が占めています。今では3000人以上がデビューし、600人以上が第一線でプロとして活躍しているのです。長く活躍できる実力あるプロを育てています。
シナリオコースは、受講者の目的に合わせて3種類に分かれており、講義数も違います。じっくり学びたい人はシナリオ作家養成講座を受講します。短期で集中して学びたい場合は8週間講座も設定されています。マイペースに通信講座に通うこともできます。
まとめ
この記事では、シナリオスクールの選び方とおすすめの教室4選について紹介しました。シナリオスクールは、自分の目的やレベルに合わせて選ぶことが大切です。また、教室の雰囲気やカリキュラム、講師陣などもチェックしておきましょう。
シナリオスクールに通うことで、あなたの創作力や表現力が高まり、夢のシナリオライターに近づくことができます。ぜひ、この記事で紹介したおすすめの教室を参考にして、あなたにぴったりのシナリオスクールを見つけてください。
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