脚本とは何か?小学生でも簡単に理解できる4つのポイント

この記事は 2023年10月24日 に更新されました。

脚本とは映画制作になくてはならないものです。しかし具体的にどのような役割を果たすのか、どうやって書くのか、詳しく知っている人は少ないかもしれません。

なぜなら、脚本は映画制作の縁の下の力持ちで、表舞台にはめったに出てこないからです。そんな脚本にスポットを当てて解説します。

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脚本を理解するポイント1_
脚本とは?

エータくん
エータくん

昨日見た映画のエンドロールに俳優や監督と並んで脚本ってあったけどなんのこと?

脚本は映画を作るときに必要な本のことだよ。シナリオと呼ぶこともあるけど意味は同じだね。書く人を脚本家やシナリオライターと呼ぶんだ

シナリもん
シナリもん
エータくん
エータくん

脚本にはどんな役割があるの?

たとえば、エータくんのママが料理をするときにレシピ本を見ることがあるでしょ?

シナリもん
シナリもん
エータくん
エータくん

うん。見ないと失敗しちゃうね

脚本もレシピ本と同じさ。俳優や監督たちは、脚本を見ながら映画を作るんだよ

シナリもん
シナリもん

映画を作るには、監督や俳優はもちろん、衣装を用意する人、小道具を作る人、カメラで撮影する人など、たくさんのスタッフが必要です。映画はみんなで力を合わせて作ります。

しかし、「自分は何をすればいいんだろう?」と迷うスタッフがいたら映画は完成しません。

俳優は台詞を覚えなければいけないし、監督はどうやって演出するか頭をひねります。衣装係は服装やかつらを用意して、カメラマンはどこから撮影するべきかを研究するのです。

脚本には、みんなの役割が書いてあります。だからスタッフは全員、同じ脚本を持っているのです。

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脚本を理解するポイント2_
脚本の書き方は?

エータくん
エータくん

脚本は小説や読書感想文とどこが違うの?

まず書き方が違うよ。脚本の書き方にはルールがあるんだ

シナリもん
シナリもん
エータくん
エータくん

なんでルールがあるの?

俳優やスタッフなど映画を作る人にとっては、その方が便利だからだよ

シナリもん
シナリもん

脚本は小説などと違います。台詞がカギカッコで囲まれていたり、文章が箇条書きになっていたりするのが特徴です。そのため、初心者だと脚本は読みにくいかもしれません。

興味がある人は試しに読んでみましょう。下記から無料で今すぐ読めます。

脚本は独特な書き方をしますが、俳優や監督、スタッフたちにとっては都合が良いのです。

たとえば、カギカッコがあればすぐにセリフだとわかるし、映像がパッとイメージできるように、描写を短い箇条書き(ト書き)で書いています。

つまり、脚本は映画を作るときに役立つ本なのです。

また、小説は読者によって解釈が自由です。しかし、脚本は誰が読んでも同じように解釈できなければいけません。そのため、脚本の書き方にはルールがあります。

脚本を理解するポイント3_
脚本家の仕事は?

エータくん
エータくん

脚本はだれが書くの?

もちろん脚本家だよ

シナリもん
シナリもん
エータくん
エータくん

どうやって書くんだろう?

まずは事前準備から始めることが多いね

シナリもん
シナリもん

脚本家は、自分で思いついたアイデアを元にして脚本を書き出します。また「このアイデアで書いてほしい」と他の人(プロデューサーなど)からお願いされて脚本を書くこともあるでしょう

映画は多くの人が関わって作るものなので、みんなが「おもしろい!」と納得できるアイデアでなければいけません。自分だけがオモシロイと思ってもダメです。

また、脚本を書いていない時でも仕事はあります。その一つが取材です。本を読んだり、人から話を聞いたり、自分で体験したりして、脚本に使えそうな情報をあつめます。

取材であつめた情報を元に企画書やプロットを作ります。これらは脚本を書く前の下書きのようなものと思ってください。物語の魅力を短くまとめた資料と言ってもいいでしょう。

企画書やプロットができたらプロデューサーなどに読んでもらいます。「おもしろい!」と認められたら、やっと脚本を書き始められるのです。

このように、脚本を書くまでには多くの準備をしなければなりません。

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脚本を理解するポイント4_
脚本家になるには?

エータくん
エータくん

脚本家になるにはどうすればいいの?

脚本を書き続けることが大切だよ

シナリもん
シナリもん
エータくん
エータくん

書いた脚本はどうするの?

まずはコンクールに応募してみよう!

シナリもん
シナリもん

脚本家になるには、シナリオコンクールに応募するのが近道です。受賞者はもちろん、たとえ受賞できなくても「一緒に仕事をしてみたい」と評価されれば、プロ脚本家への道が開けます。

しかし実際は、すべての方が脚本家になれるわけではありません。

10年以上書き続けあと一歩で夢が叶うとしても、書くことをやめた瞬間に脚本家への道は途絶えます。

つまり、脚本家になるには書き続けることが大事です。

脚本家志望の方の多くは、学校に通いながら、仕事をしながら、時間を作って脚本を書いています。完成した脚本はぜひコンクールに応募してください。脚本家になるには地道な努力が必要です。

まとめ

脚本は、映画の出来を左右する大切な本です。脚本家になるには、コツコツと脚本を書き続けることはもちろん、取材やプロットなどの事前準備も怠ってはいけません。コツコツと地道に頑張れる方に向いている職業です。

また、はじめて脚本を書く方に向けて、勉強法を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

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