脚本の練習にオススメな6つの勉強法

脚本に関するコラム

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脚本家への道は一日にしてならず。脚本を書く力を上げるには、日々の練習が必要です。プロの脚本家は日常的な練習の中で自分だけのスタイルを確立します。脚本家を目指すために効果的な練習方法を6つ厳選しました。いずれもライティングスキルの向上が期待できる練習方法なので、ぜひ参考にしてください。

脚本家として振り返ると、才能よりも「どれだけ書く習慣を続けられるか」が成長を左右します。この記事では、短編を書く練習や自由筆記、読書メモ、駄作の編集、文章を読んでもらう経験、人物観察という6つの練習法を紹介します。どれも特別な準備が不要で、今日からすぐに始められる練習法ばかりです。

脚本の練習法1_
短編脚本を書く

脚本の書き方を練習するには、実際に脚本を書くことが効果的です。しかしいきなり長編を書こうとしても力が入りすぎてしまいます。そのような時は短編脚本を書くと良いでしょう。

200字詰め原稿用紙を20枚用意して脚本を書く「20枚シナリオ」は、さまざまな脚本スクールで取り入れられている勉強方法です。枚数はあくまで目安であるため、400文字×10枚と計算しても問題ありません。

また、アイデアがわかない場合は、既存の脚本から一文を拝借しても結構です。気に入っている台詞やト書きを書き始めとして、そこからオリジナルのストーリー展開を考えます。

他者の言葉からイメージを働かす練習は、自分自身のオリジナリティを育成することにもつながるでしょう。

NG例は、最初から「面白い話」を書こうと意気込みすぎて、なかなか書き始められないことです。完璧な構成を考えてから書こうとすると、手が止まってしまいます。良い例は、テーマや出来事をひとつだけ決めて、とにかく最後まで書き切ることを優先することです。20枚シナリオのような短い枚数であれば、多少粗くても最後まで書き上げる経験そのものが練習になります。

脚本の練習法2_
自由筆記

あなたが思うまま自由に文章を書いてください。どんなものを書こうかと、事前に計画を立てるのではなく、直感に従って書きます。タイマーをセットして、思いつくままに書き始めてください。

文章の意味を考えたり、理路整然を書こうとしたりする必要はありません。この自由筆記で書く文章は、基本的にあなた以外は読まないからです。

脚本力は、日常的に書いて練習しなければ、すぐに錆びついてしまいます。発想力が衰えてしまうのです。自由筆記は、脚本家としてのイメージ脳を刺激します。ブレインストーミング的な役割が期待できるオススメの練習法です。

脚本の練習法3_
読み、メモをとる

脚本を読むことは、脚本家になるための重要な練習方法のひとつです。プロの脚本の多くは市販されており、書店やECサイトで購入できます。ぜひ一冊でも多く読むように心がけてください。

その際、気になる一文があればメモを取ります。読書の流れを途切れさせたくない場合は、線を引いておき、後でさかのぼってメモを取ってください。

なぜその一文を気に入ったのか、自分が感動した理由を分析して、メモとして添えておくことも重要です。プロの脚本家が使う執筆テクニックを盗むつもりでメモしましょう。有意義な脚本の練習になるはずです。

脚本の練習法4_
駄作を編集する

他者の脚本を読む重要性についてはすでに伝えました。数多くの脚本を読む中で、駄作だと感じる脚本に出会うこともあるでしょう。そのような場合、どうすれば改善できるか考えることも脚本の練習法として有効です。

プロデューサーやプロの編集者になったつもりで、つまらない脚本に修正を加えます。どこが悪いのか、無駄は存在していないか、台詞を魅力的にするにはどうするか、修正案を考えて実際に編集してください。

他者の作品であれば冷静な視点を保てます。また、脚本を理論的に分析する能力も身につくはずです。この経験は自分の脚本を執筆する際に役立つでしょう。

脚本の練習法5_
文章を読んでもらう

脚本に限らず、文章力を向上させるには第三者に読んでもらうことが大切です。その点、アマチュアの脚本家は、自分の作品を他者に読んで貰う機会が少ないでしょう。そこで、すぐに世間へ公開できるブログを書くことをおすすめします。

いわゆる日記ブログではなく、ハウツー的な内容のブログが良いでしょう。なぜなら文章構造の組み立てから考えて書く必要があるからです。この練習では、執筆プロセスを身につけられます。

また、ウェブライターとして活動しても良いです。責任感を持って文章を書くという感覚が身につきます。

脚本の練習法6_
実在の人物をスケッチする

喫茶店に座り、隣の席の客に集中します。着ている服装や言葉遣いなどを観察して文章に起こしてください。もし、会話が聞こえてきたら素知らぬ顔をして聞き耳を立てるのです。そして、絵画の練習であるスケッチのように、忠実に文字に起こします。

脚本ではリアリティあふれる人物を描かなければなりません。実際の人物をスケッチする練習は、大きな実りをもたらすはずです。

公園、電車、職場、学校など、他者と触れ合うタイミングはさまざま存在します。想像力を掻き立てる対象物に出会えたら、遠慮することなく観察して書く習慣を身につけましょう。

脚本の練習方法に関するよくある質問

Q. 練習はどのくらいの頻度で行えばいいですか?

毎日少しずつでも書く習慣をつけることが理想です。1日に1時間など大きな時間を確保するのが難しい場合は、自由筆記のように10〜15分でできる練習を日課にするのもおすすめです。継続することで、書くことへの抵抗感が徐々に減っていきます。

Q. 6つの練習法はすべて行う必要がありますか?

必ずしもすべてを行う必要はありません。自分の弱点や目的に合わせて、優先順位をつけて取り入れるのがよいでしょう。例えばセリフが書けないと感じる人は「読み、メモをとる」や「実在の人物をスケッチする」から始めると効果的です。

Q. 練習で書いたものは誰かに見せるべきですか?

できれば見せることをおすすめします。自由筆記のように自分のためだけに書くものは見せる必要はありませんが、短編脚本やブログ記事など、人に伝えることを意識した文章は、第三者からの反応を得ることで気づきが増えます。「文章を読んでもらう」という練習法は、特に成長を後押ししてくれます。

まとめ

脚本家として上達するには、日常的な練習が効果的です。インスピレーションに任せて書いたり、日常の風景をスケッチするように書いたり、既存の脚本を元にして書いたり、さまざまな練習方法を紹介しました。共通して言えることは、とにかく書くことが脚本の練習として最適だということです。記事で紹介した練習方法の中から自分にあう方法を見つけて実践してください。

脚本家として駆け出しの頃を振り返ると、特別なきっかけよりも、毎日の小さな積み重ねが力になったと感じます。今回紹介した6つの練習法は、どれも単独で完結するものではなく、組み合わせることでより効果を発揮します。まずは1つだけでも、今日から取り入れてみてください。

脚本の書き方をさらに学べる本

日々の練習に取り入れたい考え方をさらに学びたい方には、以下の書籍もおすすめです。


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