印象的なキャラクターの作り方【4つの秘訣】

脚本を面白くするには、印象的なキャラクターが必須。事実、素晴らしい映画や小説にはそんなキャラクターが存在したはずです。では、脚本家はどうやって作るべきか。記事では、キャラクターの作り方の秘訣を紹介します。

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印象的なキャラクターが出る脚本は面白い!

面白い脚本の条件はさまざま。良いセリフ、予測不能なストーリー展開、そして素晴らしいキャラクターです。良いキャラクターはいつまでも読者の心に残ります。

「あの映画おもしろかった!ストーリーは覚えていないけどキャラが良かったのは覚えている」という人も多いでしょう。

しかし、残念なことに印象的なキャラクターの作り方にフォーマットはありません。キャラクターとは唯一無二な存在。二人と同じキャラクターは存在しないからです。

たとえば「正義感の強いキャラクター」を作ろうとしても、脚本家によって書き上がる人物像は全く異なります。ただし、魅力的なキャラクターの作り方にはコツがあります。

印象的なキャラクターの作り方のコツ1_
知り合いをネタにする

良い脚本を書くコツは、知っていることを書くことです。知らない世界を背伸びして書いても見透かされてしまいます。

キャラクターを作る時も同様です。そのため、身近な人物をネタにすると良いでしょう。実在する知り合いを元にキャラクターを作ると深く理解できている分、魅力的です。

もちろんキャラクターはフィクションです。外見や考え方、癖や特技など、一部分だけでも付け加えることでリアリティーが増します。

印象的なキャラクターの作り方のコツ2_
語らず見せる

映画やドラマは、映像で伝えるコンテンツです。百聞は一見にしかずという格言にもあるように、言葉よりも映像で伝えたほうが効果的なケースが多々あります。

例えば「動物が好き」というキャラクターの性格を伝える時、セリフで伝えるより、野良猫に優しく接する姿を見せるだけのほうが伝わります。このように間接的なエピソードを積み上げることが、魅力的なキャラクターの作り方のコツです。

また、脚本家の思い入れが強いキャラクターであるほど、しつこいくらいにキャラクターの内面を伝えようとします。しかしあまりしつこく説明しすぎると、読者や観客は辟易してしまうので気をつけましょう。

印象的なキャラクターの作り方のコツ3_
変化させる

脚本の中心である主人公は、ストーリーが進行するほど変化します。考え方や性格、身体的な変化も起こりえます。読者や観客は、この変化を目の当たりにすることで感動するのです。

脇役は最初から最後まで変化しないかもしれません。しかし、主人公は劇的に変化させてください。この変化をキャラクターアークと呼びます。

変化を遂げた後のキャラクターの方が、変化前のキャラクターより読者の記憶に残ります。例えば『ロミオとジュリエット』では、知り合う前の男女より、ラストの純愛に命を捧げる二人の方が印象深いです。

印象的なキャラクターの作り方のコツ4_
主役を目立たせる

脚本を書いていると主人公より脇役が魅力的に思えることがあります。しかし脚本のストーリーは主人公を中心に進むものです。物語全体を盛り上げるためには、主人公を魅力的にする必要があります。

魅力的な脇役を作るなというのではありません。もし素晴らしいアイデアで脇役が魅力的になっても、主人公を意識させてください。そして、できるだけ絡ませるのです。そうすることで主人公が引き立ちます。

また、オリジナリティあふれるセリフや素晴らしいエピソードといったアイデアを思いついたら、主人公に転換して利用できないかを考えます。気軽に脇役に使ってしまうのはもったいないでしょう。

まとめ

脚本を面白くするには印象的なキャラクターを作るべきです。なかでも主人公は、脇役よりも魅力的に見えるよう工夫してください。またキャラクターは大きく成長するほど印象深い存在になりえます。その変化をセリフで語るのではなく、映像で伝えるようにしましょう。