キャラクターの作り方のコツは「変人」を描くこと

キャラクターの作り方

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キャラクターは物語の要です。良いキャラクターを作れば、ストーリーは自然と生き生きします。反面、キャラクターの作り方を間違えると、創作物自体がつまらなくなってしまうでしょう。魅力的なキャラクターには突飛な性格付けや設定が不可欠です。記事では、そんなキャラクターの作り方について解説します。

脚本家として作品を作るとき、「こんなヤツはいない」という感想をもらうと、むしろ手応えを感じます。この記事では、なぜ現実離れしたキャラクターが物語を面白くするのか、そして現実離れしたキャラクターを作るための3つのコツと、そうしたキャラクターをどのように行動させればストーリーが構築されるのかを紹介します。




「こんなヤツはいない」は褒め言葉

執筆した脚本を知人に読んでもらうと「こんなヤツはいない」や「キャラクターが非現実的すぎる」、「現実にはありえない設定だ」という感想をもらうことがあります。これを非難と受け取る人もいるでしょう。しかし早合点して、普通のつまらないキャラクターに作り変えないでください。

あなたは、常識人がありふれた日常を過ごす映画に、チケット代1,800円を支払いますか? 映画の観客は、物語に非現実を求めます。現実離れした設定の中で、普通とは違う感性を備えたキャラクターが活躍する物語を望むのです。そのため上記のような批判は、むしろ褒め言葉と受け取っても構いません。

しかし、作者の意図が正しく伝わっていない可能性は捨てきれません。非現実的なキャラクターやありえない設定は、脚本上の嘘です。嘘の作り方が未熟であれば読者は不満に感じます。満足させるには上手に嘘をつかなければなりません。

現実離れしたキャラクターの作り方

テレビドラマではある特定の職業や業界がピックアップされることがあります。なかでも人気の職業は、刑事、医者、教師などです。人気の職業を扱うと視聴率が高まる傾向にあります。

このような人気ジャンルは過去幾度となく作られてきました。刑事モノを例にすると、『太陽にほえろ』『警部補古畑任三郎』『沙粧妙子最後の事件』『ケイゾク』などなど。これら人気ドラマの登場人物は、それこそ「こんなヤツはいない」と言われるようなキャラクターばかりです。

フィクションという嘘を上手に構築することで、違和感なく現実離れしたキャラクターを作ることができます。以下では、魅力的なキャラクターの作り方のコツを解説します。

キャラクター作り方のコツ1_現実離れしたエピソード

映画やドラマの場合、現実離れしたキャラクターであることを映像として伝えなければなりません。心でいつも変なことを考えている人物というだけでは、視聴者に伝わらないからです。

そこでインパクトのあるエピソードを考えます。それを冒頭で披露すれば、視聴者の興味を引きつけることが出来るはずです。

キャラクター作り方のコツ2_独特なしゃべり言葉

しゃべり方に普通とは違う特徴をつけるだけで、特別なキャラクターだと表現できます。例えば現代劇なのに時代劇風にしゃべるキャラクターは目を引くでしょう。

脚本の読者に「そんな風にしゃべるヤツはいない」と思わせるような仕掛けが有効です。

例えば、「彼はちょっと変わった性格だ」と地の文やセリフで説明するだけで終わらせてしまうのはNG例です。良い例は、時代劇風のしゃべり方や、独特の言い回し・口癖といった具体的な表現で「変わっている」ことを見せることです。説明ではなく表現で伝えることで、キャラクターの個性が読者の印象に強く残ります。

キャラクター作り方のコツ3_隣人からヒントを得る

「事実は小説より奇なり」という言葉にもある通り、実在の身近な人物が普通ではないことがあります。隣人がいわゆる変人である場合、注意深く観察して創作に生かすことも有効です。

また、極端に常識はずれな人がいなくとも、独特の癖やこだわりを持つ人は少なくありません。そのような人物の一面を参考にしてイメージを膨らましても良いでしょう。




変な登場人物の行動に思いを巡らせる

このようにキャラクターを作った後は、どのような行動を起こすか思いを巡らします。何気ない出来事に対しても際立った行動を起こすはずです。

その際、奇抜な行動を創作する一方で、その人物なら絶対に行わないであろう事柄にも思いを巡らしてください。このようなキャラクターの行動がストーリーを構築します。

キャラクターが自然と動き出すようになり、物語を紡ぐことができれば、破綻のないオリジナリティあふれる作品に仕上がるはずです。

変人キャラクターの作り方に関するよくある質問

Q. 変人キャラクターを作ると、物語が散漫になりませんか?

変人らしさが行動や言動の表面だけにとどまり、その人物の目的や信念と結びついていない場合、散漫な印象を与えることがあります。変わった言動の裏に、その人物なりの理由や一貫した価値観があることを意識すると、個性とストーリーが噛み合います。

Q. 主人公以外のキャラクターも「変人」にすべきですか?

必ずしも全員を変人にする必要はありません。むしろ、ごく普通のキャラクターが一人いることで、変人キャラクターの個性が対比によって際立つこともあります。バランスを見ながら配置すると良いでしょう。

Q. 変人キャラクターのアイデアが思いつかない時はどうすればいいですか?

身近な人の独特な癖やこだわりを観察してみましょう。極端に常識はずれな人でなくても、誰にでも一つくらい変わった一面があるものです。その一面を大きく膨らませるだけで、印象的なキャラクターのヒントになります。




まとめ

キャラクターの作り方のコツは、性格や設定を現実離れさせることです。キャラクターが変人であるほど、物語は面白くなります。

事実、多くの人気作品に登場するキャラクターは「こんなヤツいない」と言われるような設定ばかりです。そのようなキャラクターを作るときは、エピソードや台詞で印象づけると良いでしょう。

現実の人間の一側面を参考にして膨らませても良いです。特異なキャラクターは独自の行動を取ります。それが積み重なれば魅力的なストーリーを作れるはずです。

脚本家としてキャラクターを作るときは、「こんなヤツはいない」と言われることを恐れず、むしろ積極的に個性を膨らませるようにしています。現実離れしたキャラクターでも、その人物なりの一貫した行動原理があれば、読者は自然に受け入れてくれるものです。ぜひ、あなたの作品にも「変人」を一人加えてみてください。

脚本の書き方をさらに学べる本

キャラクター作りについてさらに深く学びたい方には、以下の書籍もおすすめです。


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