キャラクターの作り方のコツは「変人」を描くこと

キャラクターは物語の要です。良いキャラクターを作れば、ストーリーは自然と生き生きします。反面、キャラクターの作り方を間違えると、創作物自体がつまらなくなってしまうでしょう。魅力的なキャラクターには突飛な性格付けや設定が不可欠です。記事では、そんなキャラクターの作り方について解説します。

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「こんなヤツはいない」は褒め言葉

執筆した脚本を知人に読んでもらうと「こんなヤツはいない」や「キャラクターが非現実的すぎる」、「現実にはありえない設定だ」という感想をもらうことがあります。これを非難と受け取る人もいるでしょう。しかし早合点して、普通のつまらないキャラクターに作り変えないでください。

あなたは、常識人がありふれた日常を過ごす映画に、チケット代1,800円を支払いますか? 映画の観客は、物語に非現実を求めます。現実離れした設定の中で、普通とは違う感性を備えたキャラクターが活躍する物語を望むのです。そのため上記のような批判は、むしろ褒め言葉と受け取っても構いません。

しかし、作者の意図が正しく伝わっていない可能性は捨てきれません。非現実的なキャラクターやありえない設定は、脚本上の嘘です。嘘の作り方が未熟であれば読者は不満に感じます。満足させるには上手に嘘をつかなければなりません。

現実離れしたキャラクターの作り方

テレビドラマではある特定の職業や業界がピックアップされることがあります。なかでも人気の職業は、刑事、医者、教師などです。人気の職業を扱うと視聴率が高まる傾向にあります。

このような人気ジャンルは過去幾度となく作られてきました。刑事モノを例にすると、『太陽にほえろ』『警部補古畑任三郎』『沙粧妙子最後の事件』『ケイゾク』などなど。これら人気ドラマの登場人物は、それこそ「こんなヤツはいない」と言われるようなキャラクターばかりです。

フィクションという嘘を上手に構築することで、違和感なく現実離れしたキャラクターを作ることができます。以下では、魅力的なキャラクターの作り方のコツを解説します。

キャラクター作り方のコツ1_現実離れしたエピソード

映画やドラマの場合、現実離れしたキャラクターであることを映像として伝えなければなりません。心でいつも変なことを考えている人物というだけでは、視聴者に伝わらないからです。

そこでインパクトのあるエピソードを考えます。それを冒頭で披露すれば、視聴者の興味を引きつけることが出来るはずです。

キャラクター作り方のコツ2_独特なしゃべり言葉

しゃべり方に普通とは違う特徴をつけるだけで、特別なキャラクターだと表現できます。例えば現代劇なのに時代劇風にしゃべるキャラクターは目を引くでしょう。

脚本の読者に「そんな風にしゃべるヤツはいない」と思わせるような仕掛けが有効です。

キャラクター作り方のコツ3_隣人からヒントを得る

「事実は小説より奇なり」という言葉にもある通り、実在の身近な人物が普通ではないことがあります。隣人がいわゆる変人である場合、注意深く観察して創作に生かすことも有効です。

また、極端に常識はずれな人がいなくとも、独特の癖やこだわりを持つ人は少なくありません。そのような人物の一面を参考にしてイメージを膨らましても良いでしょう。

変な登場人物の行動に思いを巡らせる

このようにキャラクターを作った後は、どのような行動を起こすか思いを巡らします。何気ない出来事に対しても際立った行動を起こすはずです。

その際、奇抜な行動を創作する一方で、その人物なら絶対に行わないであろう事柄にも思いを巡らしてください。このようなキャラクターの行動がストーリーを構築します。

キャラクターが自然と動き出すようになり、物語を紡ぐことができれば、破綻のないオリジナリティあふれる作品に仕上がるはずです。

まとめ

キャラクターの作り方のコツは、性格や設定を現実離れさせることです。キャラクターが変人であるほど、物語は面白くなります。

事実、多くの人気作品に登場するキャラクターは「こんなヤツいない」と言われるような設定ばかりです。そのようなキャラクターを作るときは、エピソードや台詞で印象づけると良いでしょう。

現実の人間の一側面を参考にして膨らませても良いです。特異なキャラクターは独自の行動を取ります。それが積み重なれば魅力的なストーリーを作れるはずです。